陸上自衛隊の独立特科大隊等一覧
陸上自衛隊の独立特科大隊等一覧(りくじょうじえいたいのどくりつとっかだいたいとういちらん)では、陸上自衛隊においてこれまでに編成された独立特科大隊(師(旅)団に属さない、百の位が1もしくは3で始まる野戦特科・高射特科部隊)及びその他の特科部隊等について列挙する。
独立特科大隊の任務については「砲兵#野戦特科部隊の運用」を参照。また、野戦特科職種の独立部隊の一つである地対艦ミサイル中隊については「独立地対艦ミサイル中隊の一覧」を参照。
独立特科大隊
編集独立特科大隊(どくりつとっかだいたい)は、師団・旅団の装備する火砲よりも重火力の多連装ロケットシステムをもって方面全般の火力支援を担う射撃大隊であり、必要に応じ、師団旅団の特科(連)隊、戦闘団を増強する予備戦力として運用する[1]。独立特科大隊は203mm自走りゅう弾砲等の重砲や高射火器を装備する大隊を含めて33個大隊が日本各地で編成されたが、上級部隊の組織改編、新装備品の導入による改編等により逐次に廃止、新編が行われ、第1特科団第1特科群隷下の2個大隊および、第2特科団の1個中隊のみとなっている。
地対空誘導弾等を装備した独立特科大隊等については「陸上自衛隊の独立高射大隊等一覧」を参照。
独立特科大隊等の一覧
編集- 第129特科大隊(北千歳駐屯地)第1特科群:多連装ロケットシステム装備。
- 第131特科大隊(上富良野駐屯地)第1特科群:多連装ロケットシステム装備。
- 第301多連装ロケット中隊(湯布院駐屯地)第2特科団:多連装ロケットシステム装備。
独立特科大隊等の配置
廃止された独立特科大隊の一覧
編集野戦特科大隊
編集- 第101特科大隊(美幌駐屯地)第1特科群:203mm自走りゅう弾砲装備。2023年(令和5年)3月15日廃止[2]。
- 第102特科大隊(北千歳駐屯地)第1特科群:203mm自走りゅう弾砲装備。2023年(令和[2]。 5年)3月15日廃止
- 第103特科大隊(北千歳駐屯地)第1特科群:203mm自走りゅう弾砲装備。2011年(平成23年)4月22日廃止。
- 第104特科大隊(上富良野駐屯地)第4特科群:203mm自走りゅう弾砲装備。2024年(令和 6年)3月20日廃止。
- 第105特科大隊(美幌駐屯地)第4特科群:1969年(昭和44年)3月25日廃止。
- 第108特科大隊(富士駐屯地):1961年(昭和36年)8月16日廃止。特科教導隊に改編。
- 第109特科大隊(仙台駐屯地)第2特科群:155mm加農砲装備。1998年(平成10年)3月26日廃止。
- 第110特科大隊(仙台駐屯地)第2特科群:203mm自走榴弾砲装備。2007年(平成19年)3月29日廃止。
- 第111特科大隊(湯布院駐屯地)第3特科群:203mm榴弾砲M2装備。1996年(平成8年)3月28日廃止。第128特科大隊に改編。
- 第112特科大隊(湯布院駐屯地)西部方面特科隊:203mm自走榴弾砲装備。2018年(平成30年)3月27日廃止。水陸機動団特科大隊に改編。
- 第113特科大隊(真駒内駐屯地)第4特科群:1961年(昭和36年)2月28日廃止。
- 第114特科大隊(飯塚駐屯地)第3特科群:M2 107mm迫撃砲装備。1971年(昭和46年)3月25日廃止。
- 第117特科大隊(上富良野駐屯地)第4特科群:74式自走105mmりゅう弾砲装備。2000年(平成12年)3月28日廃止。第131特科大隊に改編。
- 第120特科大隊(上富良野駐屯地)第4特科群:203mm自走榴弾砲装備。2017年(平成29年)3月26日廃止。
- 第125特科大隊(北千歳駐屯地)第1特科団:67式30型ロケット弾発射機装備。1992年(平成4年)3月26日廃止。
- 第126特科大隊(美唄駐屯地)第1特科団:67式30型ロケット弾発射機装備。1993年(平成5年)3月29日廃止。
- 第127特科大隊(北千歳駐屯地)第1特科群:75式130mm自走多連装ロケット弾発射機装備。1996年(平成8年)3月28日廃止。
- 第128特科大隊(湯布院駐屯地)第3特科群:75式130mm自走多連装ロケット弾発射機装備。2002年(平成14年)3月26日廃止。
- 第130特科大隊(仙台駐屯地)東北方面特科隊:多連装ロケットシステム装備。2019年(平成31年)3月26日廃止。
- 第132特科大隊(湯布院駐屯地)西部方面特科隊:多連装ロケットシステム装備。2023年(令和5年)3月16日廃止。第301多連装ロケット中隊(二代目)に縮小改編[3][4]。
- 第133特科大隊(真駒内駐屯地)第1特科群:多連装ロケットシステム装備。2019年(平成31年)3月26日廃止。
高射特科大隊
編集- 第106特科大隊(真駒内駐屯地)第1高射特科群:40mm高射機関砲装備。1959年(昭和34年)3月11日廃止。
- 第107特科大隊(朝霞駐屯地)第1管区隊:90mm高射砲装備。廃止日不明。
- 第115特科大隊(下志津駐屯地)第2高射特科群:40mm高射機関砲装備。1959年(昭和34年)3月21日廃止。
- 第116特科大隊(飯塚駐屯地)第1高射特科群:M2 90mm高射砲装備。1971年(昭和46年)3月25日廃止。第3高射特科群に改編。
- 第118特科大隊(東千歳駐屯地)第1高射特科群:M1 90mm高射砲装備。1972年(昭和47年)3月23日廃止。
- 第119特科大隊(下志津駐屯地)陸上自衛隊高射学校:M1 90mm高射砲装備。1969年(昭和44年)2月28日廃止。
- 第121特科大隊(東千歳駐屯地)第1高射特科群:M51 75mm高射砲装備。1965年(昭和40年)1月20日廃止。
- 第122特科大隊(八戸駐屯地):M51 75mm高射砲装備。1973年(昭和48年)3月26日廃止。第5高射特科群に改編。
- 第123特科大隊(下志津駐屯地)陸上自衛隊高射学校:M51 75mm高射砲装備。1970年(昭和45年)8月5日廃止。
- 第124特科大隊(朝霞駐屯地)東部方面隊:M51 75mm高射砲装備。1972年(昭和47年)7月31日廃止。第6高射特科群に改編。
独立特科大隊の沿革
編集保安隊
陸上自衛隊
- 1954年(昭和29年)
- 7月1日:
- 北部方面特科団を第1特科団に改編。
- 独立第1特科群が第1特科群に称号変更。
- 独立第31特科大隊が第101特科大隊に千歳駐屯地で改編。
- 独立第16特科大隊が第102特科大隊に千歳駐屯地で改編。
- 独立第46特科大隊が第103特科大隊に千歳駐屯地で改編。
- 独立第71特科大隊が第104特科大隊に千歳駐屯地で改編。
- 独立第61特科大隊が第105特科大隊に札幌駐屯地で改編。
- 独立第47特科大隊が第106特科大隊に函館駐屯地で改編。
- 第113特科大隊が札幌駐屯地で新編。
- 8月20日:陸上自衛隊高射学校に第107特科大隊(習志野駐屯地)及び第115特科大隊を編合。
- 8月25日:千歳駐屯地が北千歳駐屯地に改称。
- 9月15日:第1特科連隊第3大隊第9中隊が習志野駐屯地から富士駐屯地に移駐。
- 9月20日:第105特科大隊が札幌駐屯地から東千歳駐屯地に移駐。
- 9月25日:
- 第2特科群本部が富士駐屯地で新編。
- 第3特科群本部が久留米駐屯地で新編
- 第106特科大隊(函館駐屯地:40mm高射機関砲 )を第1高射特科群に編合。
- 第108特科大隊が第1特科連隊第3大隊を改編し、富士駐屯地で新編。
- 第110特科大隊が姫路駐屯地で新編され、第2特科群に編合。
- 第111特科大隊が久留米駐屯地で新編され、第3特科群に編合。
- 第112特科大隊が久留米駐屯地で新編され、第3特科群に編合。
- 第116特科大隊が浜松駐屯地で新編され、第1高射特科群に編合。
- 独立第32特科大隊を母体に第6特科連隊が郡山駐屯地で新編(連隊本部、第3大隊、第4大隊)。
- 10月20日:第116特科大隊が浜松駐屯地から東千歳駐屯地へ移駐。
- 12月15日:第106特科大隊が函館駐屯地から東千歳駐屯地へ移駐。
- 1955年(昭和30年)11月10日:第106特科大隊が東千歳駐屯地から真駒内駐屯地へ移駐。
- 1956年(昭和31年)
- 1月15日:
- 第4特科群本部が東千歳駐屯地で新編し、第1特科団に編合。
- 第105特科大隊(札幌駐屯地)が第4特科群に編合。
- 1月15日(10日):第107特科大隊が習志野駐屯地から横浜駐屯地に移駐し、第1管区隊隷下に編合。本部中隊が北軽井沢に、90mm高射砲を装備した第1中隊(子安台分屯地)、第2中隊(岸根町分屯地)、第3中隊(岡村町分屯地)、第4中隊(花見台分屯地)が各分屯地に配置。
- 第113特科大隊を第4特科群に編合。
- 第117特科大隊が東千歳駐屯地で新編。
- 1月25日:
- 1957年(昭和32年)
- 1958年(昭和33年)
- 3月25日:
- 6月17日:第120特科大隊が東千歳駐屯地に編成。
- 1959年(昭和34年)
- 3月11日:第106特科大隊(真駒内駐屯地)が廃止。
- 3月12日:
- 第121特科大隊(M51 75mm高射砲(Skysweeper)装備)が真駒内駐屯地で編成完結。
- 第122特科大隊(M51 75mm高射砲(Skysweeper)装備)が真駒内駐屯地で編成完結。
- 3月30日:第122特科大隊が八戸駐屯地へ移駐し、第9混成団に編合。
- 3月21日:第115特科大隊(下志津駐屯地:40mm高射機関砲)がM51 75mm高射砲(Skysweeper)を装備する第123特科大隊、第124特科大隊に改編。
- 8月20日:
- 1960年 (昭和35年)
- 1961年(昭和36年)
- 1962年(昭和37年)
- 3月31日:
- 第117特科大隊が東千歳駐屯地から上富良野駐屯地に移駐。
- 第120特科大隊が東千歳駐屯地から上富良野駐屯地に移駐。
- 7月10日:第105特科大隊が東千歳駐屯地から美幌駐屯地に移駐。
- 8月25日:第101特科大隊が北千歳駐屯地から滝川駐屯地に移駐。
- 1964年(昭和39年)3月24日:第118特科大隊第4射撃中隊が静内分屯地へ移駐。
- 1965年(昭和40年)1月20日:第121特科大隊(東千歳駐屯地)が廃止。
- 1966年(昭和41年)
- 1969年(昭和44年)
- 2月28日:第119特科大隊(下志津駐屯地)を廃止。
- 3月1日:廃止した第119特科大隊及び第123特科大隊の一部を改編して高射教導隊(2個大隊基幹)に改編。。
- 3月22日:第101特科大隊が滝川駐屯地から美幌駐屯地に移駐。
- 3月25日:
- 第105特科大隊(美幌駐屯地)が廃止。
- 第125特科大隊が北千歳駐屯地で編成完結。(67式30型ロケット弾発射機を装備)
- 8月5日:第116特科大隊が東千歳駐屯地から飯塚駐屯地へ移駐。
- 1970年(昭和45年)8月5日:第123特科大隊(下志津駐屯地)を廃止し、地対空誘導弾ホーク支援部隊として第309高射中隊、第310高射中隊を新編、高射教導隊第2大隊に編合。
- 1971年(昭和46年)3月25日:
- 第114特科大隊(飯塚駐屯地)が廃止(人員等は第1特科団第126特科大隊へ移管)。
- 第116特科大隊(飯塚駐屯地)を廃止・改編し第3高射特科群が飯塚駐屯地で新編。
- 第118特科大隊(東千歳駐屯地)が第1特科団直轄部隊として編合。
- 第124特科大隊(朝霞駐屯地)を第2高射特科群隷下から東部方面隊に直轄部隊として編合。
- 第126特科大隊(67式30型ロケット弾発射機装備)が東千歳駐屯地で編成完結。
- 1978年(昭和53年)3月25日:第126特科大隊が東千歳駐屯地から美唄駐屯地に移駐。
- 1979年(昭和54年)3月26日:第117大隊の装備を74式自走105mmりゅう弾砲に更新。
- 1985年(昭和60年)3月20日:
- 第101特科大隊の装備を203mm自走榴弾砲に更新。
- 第120特科大隊の装備が203mm自走榴弾砲に換装。
- 1987年(昭和62年)3月26日:第103特科大隊の装備を203mm自走榴弾砲に更新。
- 1988年(昭和63年)3月25日:第104特科大隊の装備を203mm自走榴弾砲に更新。
- 1989年(平成元年)3月24日:第102特科大隊の装備を203mm自走榴弾砲に更新。
- 1992年(平成4年)
- 3月26日:第125特科大隊(北千歳駐屯地)を廃止(第1地対艦ミサイル連隊に改編)。
- 3月27日~29日:第112特科大隊の装備を203mm自走榴弾砲に更新。
- 1993年(平成5年)3月29日:第126特科大隊(美唄駐屯地)を廃止(第2地対艦ミサイル連隊に改編)。
- 1995年(平成7年)3月28日:2個独立多連装ロケット中隊が1個大隊に統合され、第127特科大隊(75式130mm自走多連装ロケット弾発射機装備)が北千歳駐屯地で新編。
- 1996年(平成8年)
- 3月27日:第127特科大隊(北千歳駐屯地)を廃止し、第129特科大隊に改編。
- 3月28日:第111特科大隊(湯布院駐屯地)を廃止し、第128特科大隊に改編。
- 3月29日:
- 第128特科大隊(75式130mm自走多連装ロケット弾発射機装備)が湯布院駐屯地で新編。
- 第129特科大隊(多連装ロケットシステム装備)を北千歳駐屯地で新編。
- 1998年(平成10年)
- 3月25日:第109特科大隊(仙台駐屯地:155mm榴弾砲)を廃止し、第130特科大隊に改編。
- 3月26日:第130特科大隊(多連装ロケットシステム装備)が仙台駐屯地で新編。
- 2000年(平成12年)
- 3月27日:第117特科大隊(上富良野駐屯地)を廃止し、第131特科大隊に改編。
- 3月28日:第131特科大隊(多連装ロケットシステム装備)を上富良野駐屯地で新編。
- 2002年(平成14年)
- 3月26日:第128特科大隊(湯布院駐屯地)を廃止し、第132特科大隊に改編。
- 3月27日:第132特科大隊(多連装ロケットシステム装備)を湯布院駐屯地で新編。
- 2003年(平成15年)3月27日:第3特科群(湯布院駐屯地)を廃止・改編し、西部方面特科隊が湯布院駐屯地で新編。
- 2004年(平成16年)3月29日:第133特科大隊(多連装ロケットシステム装備)を真駒内駐屯地で新編。
- 2007年(平成19年)3月29日:第110特科大隊(仙台駐屯地)を廃止。
- 2010年(平成22年)3月26日:第2特科群(仙台駐屯地)を廃止・改組し、東北方面特科隊が仙台駐屯地で新編。
- 2011年(平成23年)4月22日:第103特科大隊(北千歳駐屯地)を廃止し、装備する203mm自走榴弾砲を用途廃止[5]。
- 2017年(平成29年)3月26日:
- 第120特科大隊(上富良野駐屯地)を廃止し、装備する203mm自走榴弾砲を用途廃止。
- 第112特科大隊(湯布院駐屯地)に120mm迫撃砲 RTを配備。
- 2018年(平成30年)3月27日:第112特科大隊(湯布院駐屯地)を廃止し、装備する203mm自走榴弾砲を用途廃止(水陸機動団特科大隊として改編し、水陸機動団に編合)。
- 2019年(平成31年)3月26日:
- 第130特科大隊(仙台駐屯地)を廃止し、装備する多連装ロケットシステムを用途廃止。
- 第133特科大隊(真駒内駐屯地)を廃止し、装備する多連装ロケットシステムを用途廃止。
- 2023年(令和5年)3月16日:
- 第101特科大隊(美幌駐屯地)を廃止し、装備する203mm自走榴弾砲を用途廃止。
- 第102特科大隊(北千歳駐屯地)を廃止し、装備する203mm自走榴弾砲を用途廃止。
- 第132特科大隊(湯布院駐屯地)を廃止し、第301多連装ロケット中隊に縮小改編[4]。
- 2024年(令和6年)
- 3月20日:
- 第4特科群(上富良野駐屯地)を廃止。
- 第104特科大隊(上富良野駐屯地)を廃止し、装備する203mm自走榴弾砲を用途廃止。
- 東北方面特科隊(仙台駐屯地)を廃止。
- 3月21日:
- 第131特科大隊(上富良野駐屯地)を第1特科群に編合。
- 西部方面特科隊(湯布院駐屯地)を廃止・改組し、第2特科団が湯布院駐屯地で新編。
独立特科大隊の詳細
編集第101特科大隊~第110特科大隊
編集第101特科大隊(廃)
- 改編部隊:独立第31特科大隊
- 創設 :1954年(昭和29年)7月1日
- 編成地 :千歳駐屯地
- 主要装備:203mm自走榴弾砲(1985年(昭和60年)3月20日から2023年(令和5年)3月15日の間。)/87式砲側弾薬車
- 駐屯地 :
- 上級部隊:第1特科群(1954年(昭和29年)7月1日編合)
- 廃止 :2023年(令和5年)3月15日
- 廃止地 :美幌駐屯地
- 後継部隊:第6即応機動連隊の火力支援中隊等
- 編成
- 第101特科大隊本部
- 本部管理中隊「101特-本」
- 第1射撃中隊「101特-1」
- 第2射撃中隊「101特-2」
- 第3射撃中隊「101特-3」
- 備考:頭号部隊。
第102特科大隊(廃)
- 改編部隊:独立第16特科大隊
- 創設 :1954年(昭和29年)7月1日
- 編成地 :千歳駐屯地
- 編成
- 第102特科大隊本部
- 本部管理中隊「102特-本」
- 第1射撃中隊「102特-1」
- 第2射撃中隊「102特-2」
- 第3射撃中隊「102特-3」
- 主要装備:203mm自走榴弾砲(1989年(平成元年)3月24日から2023年(令和5年)3月15日の間。)/87式砲側弾薬車
- 駐屯地 :
- 千歳駐屯地:1954年(昭和29年)7月1日(新編)から1954年(昭和29年)8月24日(駐屯地名の改称)の間。
- 北千歳駐屯地:1954年(昭和29年)8月25日(駐屯地名の改称)から2023年(令和5年)3月15日の間。
第103特科大隊(廃)
- 改編部隊:独立第46特科大隊
- 創設 :1954年(昭和29年)7月1日
- 編成地 :千歳駐屯地
- 編成
- 第103特科大隊本部
- 本部管理中隊「103特-本」
- 第1射撃中隊「103特-1」
- 第2射撃中隊「103特-2」
- 第3射撃中隊「103特-3」
- 千歳駐屯地:1954年(昭和29年)7月1日(新編)から1954年(昭和29年)8月24日(駐屯地名の改称)の間。
- 北千歳駐屯地:1954年(昭和29年)8月25日から2011年(平成23年)4月22日(廃止)の間。
第104特科大隊(廃)
- 改編部隊:独立第71特科大隊
- 創設 :1954年(昭和29年)7月1日
- 編成地 :千歳駐屯地
- 警備隊区:北海道富良野市[6]
- 編成 :
- 第104特科大隊本部
- 本部管理中隊「104特-本」
- 第1射撃中隊「104特-1」
- 第2射撃中隊「104特-2」
- 第3射撃中隊「104特-3」
- 主要装備:
- 203mmりゅう弾砲/73式牽引車
- 203mm自走榴弾砲/87式砲側弾薬車(1988年(昭和63年)3月25日から2024年(令和 6年)3月20日の間)
- 駐屯地 :
- 上級部隊:
第105特科大隊(廃)
- 改編部隊:独立第61特科大隊
- 創設 :1954年(昭和29年)7月1日
- 編成地 :札幌駐屯地
- 主要装備:
- 駐屯地 :
- 上級部隊:第4特科群(1956年(昭和31年)1月15日から1969年(昭和44年)3月25日(部隊廃止)の間。)
- 廃止 :1969年(昭和44年)3月25日
- 廃止地 :美幌駐屯地
- 後継部隊:なし
- 備考 :
第106特科大隊(高射特科)(廃)
第107特科大隊(高射特科)(廃)
- 改編部隊:独立第81特科大隊
- 創設 :1954年(昭和29年)7月1日
- 編成地 :習志野駐屯地
- 主要装備:90mm高射砲
- 編成 :
- 第107特科大隊本部
- 本部中隊「107特-本」
- 第1射撃中隊「107特-1」
- 第2射撃中隊「107特-2」
- 第3射撃中隊「107特-3」
- 第4射撃中隊「107特-4」
- 駐屯地 :
- 上級部隊:
- 陸上自衛隊高射学校
- 第1管区隊
- 廃止 :不明
- 廃止地 :朝霞駐屯地
- 後継部隊:なし
- 備考 :
第108特科大隊(廃)
- 改編部隊:第1特科連隊第3大隊
- 創設 :1954年(昭和29年)9月25日
- 編成地 :富士駐屯地
- 主要装備:
- 上級部隊:不明
- 廃止 :1961年(昭和36年)8月16日
- 廃止地 :富士駐屯地
- 後継部隊:特科教導隊
- 備考 :
第109特科大隊(廃)
- 創設 :1954年(昭和29年)10月5日
- 編成地 :宇都宮駐屯地
- 主要装備:155mm加農砲M2
- 駐屯地 :
- 上級部隊:
- 廃止 :1998年(平成10年)3月26日
- 廃止地 :仙台駐屯地
- 後継部隊:なし
- 備考 :
第110特科大隊(廃)
- 創設 :1954年(昭和29年)9月25日
- 編成地 :姫路駐屯地
- 主要装備:
- 203mm榴弾砲M2
- 203mm自走榴弾砲/87式砲側弾薬車
- 駐屯地 :
- 上級部隊:
- 廃止 :2007年(平成19年)3月29日
- 廃止地 :仙台駐屯地
- 後継部隊:なし
- 備考 :
第111特科大隊~第120特科大隊
編集- 創設 :1954年(昭和29年)9月25日
- 編成地 :久留米駐屯地
- 主要装備:203mm榴弾砲M2
- 駐屯地 :
- 上級部隊:第3特科群(1954年(昭和29年)9月25日(新編)から1996年(平成8年)3月28日(廃止)の間。)
- 廃止 :1996年(平成8年)3月28日
- 廃止地 :湯布院駐屯地
- 後継部隊:第128特科大隊
- 備考 :
- 創設 :1954年(昭和29年)9月25日
- 編成地 :久留米駐屯地
- 主要装備:
- 203mm榴弾砲M2:1954年(昭和29年)9月25日(新編)から
- 203mm自走榴弾砲:1992年(平成4年)3月27日から/87式砲側弾薬車
- 120mm迫撃砲 RT:2017年(平成27年)から(改編後の装備転換を目的に装備。)
第113特科大隊(廃)
- 創設 :1954年(昭和29年)9月25日
- 編成地 :札幌駐屯地
- 主要装備:M2 107mm迫撃砲
- 駐屯地 :
- 上級部隊:
- 廃止 :1961年(昭和36年)2月28日
- 廃止地 :真駒内駐屯地
- 後継部隊:第11・第23・第24普通科連隊の一部(編成要員)
- 備考 :第7師団および第11普通科連隊改編の際、第113特科大隊第1中隊は第23普通科連隊(廃止)の編成要員に、第113特科大隊第2中隊は第24普通科連隊の編成要員に、第113特科大隊第3中隊は第11普通科連隊の連隊改編(3個大隊→4個中隊化)の要員に充当された。
第114特科大隊(廃)
- 創設 :1954年(昭和29年)10月15日
- 編成地 :針尾駐屯地
- 主要装備:M2 107mm迫撃砲
- 駐屯地 :
- 上級部隊:第3特科群 1954年(昭和29年)10月15日から1971年(昭和46年)3月25日の間。
- 廃止 :1971年(昭和46年)3月25日
- 廃止地 :飯塚駐屯地[14]
- 後継部隊:第126特科大隊
- 備考 :
第115特科大隊(高射特科)(廃)
- 創設 :不明
- 編成地 :不明
- 主要装備:40mm高射機関砲
- 上級部隊:
- 備考 :
第116特科大隊(高射特科)(廃)[14]
- 創設 :1954年(昭和29年)9月25日
- 編成地 :浜松駐屯地
- 主要装備:M2 90mm高射砲
- 駐屯地 :
- 上級部隊:
- 廃止 :1971年(昭和46年)3月25日
- 廃止地 :飯塚駐屯地
- 後継部隊:第3高射特科群(飯塚駐屯地)
- 備考 :第116特科大隊を母隊として、第3高射特科群(ホーク装備)を新編(第311、312、313、314高射中隊)。
第117特科大隊(廃)
第117特科大隊(だいひゃくじゅうななとっかだいたい)は上富良野駐屯地に駐屯していた第4特科群隷下の野戦特科部隊で74式自走105mmりゅう弾砲の唯一の配備部隊であった。
- 創設 :1956年(昭和31年)1月15日
- 編成地 :東千歳駐屯地
- 廃止時の編成:
- 第117特科大隊本部
- 本部管理中隊「117特-本」
- 第1射撃中隊「117特-1」:74式自走105mmりゅう弾砲5門装備
- 第2射撃中隊「117特-2」:74式自走105mmりゅう弾砲5門装備
- 第3射撃中隊「117特-3」:74式自走105mmりゅう弾砲5門装備
- 第4射撃中隊「117特-4」:74式自走105mmりゅう弾砲5門装備
- 主要装備:74式自走105mmりゅう弾砲(1975年から1978年にかけて装備され1979年(昭和54年)3月2編成完結)
- 駐屯地 :
- 東千歳駐屯地:1956年(昭和31年)1月15日(新編)から1962年(昭和37年)3月30日の間。
- 上富良野駐屯地:1962年(昭和37年)3月31日から2000年(平成12年)3月28日(廃止)の間。
- 上級部隊:第4特科群 1956年(昭和31年)1月15日(新編)から2000年(平成12年)3月28日(廃止)の間。
- 廃止 :2000年(平成12年)3月28日
- 廃止地 :上富良野駐屯地
- 後継部隊:第131特科大隊
- 備考 :
第118特科大隊(高射特科)(廃)
- 改編部隊:第116特科大隊
- 創設 :1956年(昭和31年)1月25日
- 編成地 :東千歳駐屯地
- 主要装備:M1 90mm高射砲
- 上級部隊:第1高射特科群
- 廃止 :1972年(昭和47年)3月23 日
- 廃止地 :東千歳駐屯地
- 後継部隊:第4高射特科群
- 備考 :
第119特科大隊(高射特科)(廃)[5]
- 創設 :1956年(昭和31年)1月25日
- 編成地 :下志津駐屯地
- 主要装備:M1 90mm高射砲
- 上級部隊:
- 第2高射特科群
- 高射学校
- 廃止 :1969年(昭和44年)2月28日
- 廃止地 :下志津駐屯地
- 後継部隊:高射教導隊
- 備考 :
第120特科大隊(廃)[5]
- 創設 :1958年(昭和33年)6月17日
- 編成地 :東千歳駐屯地
- 主要装備:203mm自走榴弾砲(1985年(昭和60年)3月20日から)/87式砲側弾薬車
- 廃止時の編成:
- 第120特科大隊本部
- 本部管理中隊「120特-本」:82式指揮通信車等装備
- 第1射撃中隊「120特-1」:203mm自走榴弾砲/87式砲側弾薬車/82式指揮通信車等装備
- 第2射撃中隊「120特-2」:203mm自走榴弾砲/87式砲側弾薬車/82式指揮通信車等装備
- 第3射撃中隊「120特-3」:203mm自走榴弾砲/87式砲側弾薬車/82式指揮通信車等装備
- 駐屯地 :
- 上級部隊:第4特科群
- 廃止 :2017年(平成29年)3月26日
- 廃止地 :上富良野駐屯地
- 後継部隊:なし
- 備考 :203mm自走榴弾砲の退役に伴い第120特科大隊は廃止。隊員の一部は施設科に職種転換し、第14施設群が受け入れ。
第121特科大隊~第124特科大隊(高射特科)
編集第121特科大隊(高射特科)(廃)
- 創設 :1959年(昭和34年)3月12日
- 編成地 :真駒内駐屯地
- 主要装備:M51 75mm高射砲
- 駐屯地 :
- 上級部隊:第1高射特科群
- 廃止 :1965年(昭和40年)1月20日
- 廃止地 :東千歳駐屯地
- 後継部隊:なし
- 備考
第122特科大隊(高射特科)(廃)
- 創設 :1959年(昭和34年)3月12日
- 編成地 :真駒内駐屯地
- 主要装備:M51 75mm高射砲
- 駐屯地 :
- 上級部隊:
- 廃止 :1973年(昭和48年)3月26日
- 廃止地 :八戸駐屯地
- 後継部隊:第5高射特科群
- 備考 :
第123特科大隊(高射特科)(廃)[15]
- 改編部隊:第115特科大隊
- 創設 :1959年(昭和34年)3月21日
- 編成地 :下志津駐屯地
- 主要装備:M51 75mm高射砲
- 上級部隊:
- 廃止 :1970年(昭和45年)8月5日
- 廃止地 :下志津駐屯地
- 後継部隊:高射教導隊第309高射中隊、第310高射中隊
- 備考 :
第124特科大隊(高射特科)(廃)
- 改編部隊:第115特科大隊
- 創設 :1959年(昭和34年)3月21日
- 編成地 :下志津駐屯地
- 主要装備:M51 75mm高射砲
- 駐屯地 :
- 備考 :1972年(昭和47年)8月1日に第6高射特科群が第124特科大隊を母体として朝霞駐屯地で東部方面隊直轄部隊として編成完結。
- 沿革 :
- 1959年(昭和34年)3月21日:第115特科大隊(下志津駐屯地)がM51 75mm高射砲(Skysweeper)を装備する第123特科大隊、第124特科大隊に改編。
- 1960年(昭和35年)11月10日:第124特科大隊が東部方面隊隷下に編成替えとなり、朝霞駐屯地に移駐。
第125特科大隊~第126特科大隊(ロケット装備大隊)
編集第125特科大隊(廃)[5]
- 創設 :1969年(昭和44年)3月25日
- 編成地 :北千歳駐屯地
- 編成 :
- 第125特科大隊本部
- 本部管理中隊「125特-本」
- 第11射撃中隊「125特-1」
- 第2射撃中隊「125特-2」
- 第3射撃中隊「125特-3」
- 第4射撃中隊「125特-4」
- 主要装備:67式30型ロケット弾発射機(R-30)
- 上級部隊:第1特科団
- 廃止 :1992年(平成4年)3月26日
- 廃止地 :北千歳駐屯地
- 後継部隊:第1地対艦ミサイル連隊
- 備考:67式30型ロケット弾発射機(R-30)を装備する最初の部隊として編成。車両の部隊表示は、「125特」。初期は、「特団-125-1中」等。
第126特科大隊(廃)[14]
- 改編部隊:第114特科大隊
- 創設 :1971年(昭和46年)3月25日
- 編成地 :東千歳駐屯地
- 主要装備:67式30型ロケット弾発射機(R-30)
- 編成 :
- 第126特科大隊本部
- 本部管理中隊「126特-本」
- 第1射撃中隊「126特-1」
- 第2射撃中隊「126特-2」
- 第3射撃中隊「126特-3」
- 第射撃中隊「126特-4」
- 駐屯地 :
- 上級部隊:第1特科団
- 廃止 :1993年(平成5年)3月29日
- 廃止地 :美唄駐屯地
- 後継部隊:第2地対艦ミサイル連隊
- 備考 :
第127特科大隊~第128特科大隊(多連装ロケット装備大隊)
編集第127特科大隊(廃)[5]
- 改編部隊:第301多連装ロケット中隊(上富良野駐屯地)、302多連装ロケット中隊(北千歳駐屯地)
- 創設 :1995年(平成7年)3月27日
- 編成地 :北千歳駐屯地
- 車両表示:127特-X
- 主要装備:75式130mm自走多連装ロケット弾発射機
- 上級部隊:第1特科群
- 廃止 :1996年(平成8年)3月28日
- 廃止地 :北千歳駐屯地
- 後継部隊:第129特科大隊
- 備考:独立多連装ロケット中隊を集約し編成。
第128特科大隊(廃)
- 改編部隊:第111特科大隊
- 創設 :1996年(平成8年)3月29日
- 編成地 :湯布院駐屯地
- 車両表示:128特-X
- 主要装備:75式130mm自走多連装ロケット弾発射機
- 上級部隊:第3特科群
- 廃止 :2002年(平成14年)3月26日
- 廃止地 :湯布院駐屯地
- 後継部隊:第132特科大隊
- 備考 :3個中隊編成。北海道以外で唯一のMSSR配備部隊。
第129特科大隊~第133特科大隊(多連装ロケットシステム装備大隊)
編集第129特科大隊
- 改編部隊:第127特科大隊
- 創設 :1996年(平成8年)3月29日
- 編成地 :北千歳駐屯地
- 車両表示:129特-X
- 主要装備:多連装ロケットシステム
- 上級部隊:第1特科群
- 備考 :
第130特科大隊(廃)[16]
- 改編部隊:第109特科大隊
- 創設 :1998年(平成10年)3月26日
- 編成地 :仙台駐屯地
- 車両表示:130特-X
- 主要装備:多連装ロケットシステム
- 上級部隊:
- 廃止 :2019年(平成31年)3月26日
- 廃止地 :仙台駐屯地
- 後継部隊:なし
- 備考 :多連装ロケットシステムの用途縮小を受け、2019年(平成31年)廃止。
第131特科大隊
- 改編部隊:第117特科大隊
- 創設 :2000年(平成12年)3月28日
- 編成地 :上富良野駐屯地
- 車両表示:131特-X
- 上級部隊:
- 主要装備:多連装ロケットシステム
- 警備隊区:北海道南富良野町、占冠村[17](2000年(平成12年)3月28日から2024年(令和 6年)3月20日の間。)
- 備考 :2024年(令和6年)3月20日をもって警備任務を解除。南富良野町を第14施設群、占冠村を第2戦車連隊に移管。
第132特科大隊(廃)
- 改編部隊:第128特科大隊
- 創設 :2002年(平成14年)3月27日
- 編成地 :湯布院駐屯地
- 上級部隊:
- 廃止 :2023年(令和5年)3月16日
- 廃止地 :湯布院駐屯地
- 後継部隊:第301多連装ロケット中隊[3][18]
- 主要装備:多連装ロケットシステム(2002年(平成14年)3月27日から)
- 警備隊区:大分県佐伯市・豊後大野市
- 備考 :当初は廃止予定であったが、中隊規模への縮小改編となった。
第133特科大隊(廃)
- 主要装備:多連装ロケットシステム
- 備考 :編成された独立特科大隊では最後に編成。火砲定数・MLRSの用途縮小を受けて部隊廃止。
観測中隊
編集観測中隊(かんそくちゅうたい)は、方面隊直轄の野戦特科部隊である。各方面隊(中部方面隊を除く。)に1個ずつ第301から第304の4個中隊が編成されていたが、第301観測中隊を除き、東北・西部の各方面特科隊、特科教導隊の観測中隊は2023年(令和5年)3月15日に廃止された。第301観測中隊は第1特科団に編合されており、独立特科大隊への支援を行う。中部方面隊には、中部方面特科隊が松山駐屯地に駐屯していたが第14特科隊を改編した大隊規模の部隊のため編成されなかった。
師団特科部隊およびそれを継承する方面特科連隊には同様の任務、装備を持った情報中隊、水陸機動団特科大隊には同様の任務、装備を持った火力誘導中隊が編成されている。便宜上、これらの中隊についても記載する。
観測中隊一覧
編集※太字は、廃止部隊
- 第301観測中隊「301観」(北千歳駐屯地)第1特科団:1954年(昭和29年)7月1日称号変更。
- 第302観測中隊「302観」(湯布院駐屯地)西部方面特科隊:1956年(昭和31年)1月25日新編。2023年(令和 5年)3月15日廃止。西部方面特科連隊情報中隊に編入[20]。
- 第303観測中隊「303観」(富士駐屯地)特科教導隊:1957年(昭和32年)11月20日新編。2023年(令和 5年)3月15日廃止[21]。特科教導隊情報中隊に改編。
- 第304観測中隊「304観」(仙台駐屯地)東北方面特科隊:1979年(昭和54年)3月26日新編。2023年(令和 5年)3月15日廃止[22]。
情報中隊一覧
編集- 第2特科連隊情報中隊「2特-情」(旭川駐屯地)第2師団:1979年(昭和54年)3月26日新編。
- 第7特科連隊情報中隊「7特-情」(東千歳駐屯地)第7師団:1994年(平成6年)3月28日新編。
- 東北方面特科連隊情報中隊「東北特-情」(岩手駐屯地)東北方面隊直轄:2020年(令和2年)3月26日新編。
- 東部方面特科連隊情報中隊「東方特-情」(北富士駐屯地)東部方面隊直轄:2023年(令和5年)3月16日新編。
- 中部方面特科連隊情報中隊「中方特-情」(姫路駐屯地)中部方面隊直轄:2024年(令和6年)3月21日新編。
- 西部方面特科連隊情報中隊「西特-情」(北熊本駐屯地)第2特科団:2018年(平成30年)3月27日新編。
- 特科教導隊情報中隊「特教-情」(富士駐屯地)特科教導隊:2023年(令和5年)3月16日新編。
- 水陸機動団特科大隊火力誘導中隊「水機団 特-誘」(湯布院駐屯地)水陸機動団:2018年(平成30年)3月27日新編。
廃止された情報中隊
特科連隊隷下には情報中隊が編成されていたが、特科隊へ改編された特科連隊の情報中隊は、第1特科隊、第3特科隊以外は廃止された。
- 第1特科連隊情報中隊「1特-情」(北富士駐屯地)第1師団:2002年(平成14年)3月26日廃止。第1特科隊情報中隊に改編。
- 第1特科隊情報中隊「1特-情」(北富士駐屯地)第1師団:2023年(令和5年)3月16日廃止。東部方面特科連隊情報中隊の一部へ改編。
- 第3特科連隊情報中隊「3特-情」(姫路駐屯地)第3師団:2006年(平成18年)3月26日廃止。第3特科隊情報中隊に改編。
- 第3特科隊情報中隊「3特-情」(姫路駐屯地)第3師団:2024年(令和 6年)3月20日廃止。中部方面特科連隊情報中隊へ改組。
- 第4特科連隊情報中隊「4特-情」(久留米駐屯地)第4師団:2019年(平成31年)3月25日廃止。西部方面特科連隊情報中隊の一部へ改編。
- 第5特科連隊情報中隊「5特-情」(帯広駐屯地)第5師団:2004年(平成16年)3月28日廃止。
- 第10特科連隊情報中隊「10特-情」(豊川駐屯地)第10師団:2024年(令和 6年)3月20日廃止。中部方面特科連隊情報中隊第2小隊へ改組。
- 第11特科連隊情報中隊「11特-情」(真駒内駐屯地)第11師団:2008年(平成20年)3月25日廃止。
- 第12特科連隊情報中隊「12特-情」(宇都宮駐屯地)第12師団:2001年(平成13年)3月26日廃止。
- 第13特科連隊情報中隊「13特-情」(日本原駐屯地)第13師団:1999年(平成11年)3月28日廃止。
観測中隊・情報中隊の配置
編集- 北部方面隊
- 第2師団
- 第2特科連隊
- 情報中隊(旭川駐屯地)
- 第2特科連隊
- 第7師団
- 第7特科連隊
- 情報中隊(東千歳駐屯地)
- 第7特科連隊
- 第1特科団
- 第301観測中隊(北千歳駐屯地)
- 第2師団
- 東北方面隊
- 東北方面特科連隊
- 情報中隊(岩手駐屯地)
- 東北方面特科連隊
- 東部方面隊
- 東部方面特科連隊
- 情報中隊(北富士駐屯地)
- 第2情報小隊(宇都宮駐屯地)
- 情報中隊(北富士駐屯地)
- 東部方面特科連隊
- 中部方面隊
- 西部方面隊
- 第2特科団
- 西部方面特科連隊
- 情報中隊(北熊本駐屯地)
- 西部方面特科連隊
- 第2特科団
- 防衛大臣直轄部隊
- 富士教導団:富士学校隷属
- 特科教導隊
- 情報中隊(富士駐屯地)
- 特科教導隊
- 富士教導団:富士学校隷属
- 陸上総隊直轄部隊
- 水陸機動団
- 特科大隊
- 火力誘導中隊(湯布院駐屯地)
- 特科大隊
- 水陸機動団
観測中隊の詳細
編集第301観測中隊
- 改編部隊:独立第1観測中隊
- 創設 :1954年(昭和29年)7月1日
- 編成地 :千歳駐屯地
- 主要装備:対砲レーダ装置 JTPS-P16、対迫レーダ装置 JMPQ-P13[23]等
- 駐屯地 :
- 千歳駐屯地(北千歳駐屯地):1954年(昭和29年)7月1日から1957年(昭和32年)11月24日の間。
- 東千歳駐屯地:1957年(昭和32年)11月25日から1962年(昭和37年)1月17日の間。
- 北千歳駐屯地:1962年(昭和37年)1月18日から
- 上級部隊:第1特科団
- 備考 :
第302観測中隊(廃止)
- 創設 :1956年(昭和31年)1月25日
- 編成地 :前川原駐屯地
- 主要装備:対砲レーダ装置、遠隔操縦観測システム(FFOS)等
- 警備隊区:大分県竹田市(2023年(令和5年)3月16日まで)
- 駐屯地 :
- 前川原駐屯地:1956年(昭和31年)1月25日(新編)から1957年(昭和32年)3月23日
- 別府駐屯地:1957年(昭和32年)3月24日から1977年(昭和52年)4月27日
- 湯布院駐屯地:1977年(昭和52年)4月28日から2023年(令和5年)3月16日
- 上級部隊:
第303観測中隊(廃止)
- 創設 :1957年(昭和32年)11月20日
- 編成地 :富士駐屯地
- 主要装備:対砲レーダ装置 JTPS-P16、対迫レーダ装置 JMPQ-P13、遠隔操縦観測システム(FFOS)[25]
- 上級部隊:
- 第108特科大隊
- 特科教導隊
第304観測中隊(廃止)
- 改編部隊:東北方面観測中隊
- 創設 :1979年(昭和54年)3月26日
- 主要装備:対砲レーダ装置等
- 編成地 :仙台駐屯地
- 上級部隊:
- 廃止 :2023年(令和5年)3月15日
- 廃止地 :仙台駐屯地
- 後継部隊:なし
- 備考 :
観測中隊等の沿革
編集観測中隊の編成
- 1953年(昭和28年)5月16日:独立第1観測中隊が千歳駐屯地で編成完結。
- 1954年(昭和29年)7月1日:独立第1観測中隊が第301観測中隊に改編。
- 1956年(昭和31年)1月25日:第302観測中隊が第3特科群隷下に前川原駐屯地で新編。
- 1957年(昭和32年)
- 3月24日:第302観測中隊を主力として別府駐屯地への移転準備のため別府派遣隊を編成、別府駐屯地となる米軍キャンプ・チッカマウガ敷地の警備を開始。
- 11月20日:第303観測中隊が富士駐屯地で編成完結。
- 11月25日:第301観測中隊が北千歳駐屯地から東千歳駐屯地へ移駐。
- 1961年(昭和36年)8月17日:
- 第108特科大隊が特科教導隊に改編され富士教導隊に隷属[26]。
- 第303観測中隊が特科教導隊に編合。
- 1962年(昭和37年)1月18日:第301観測中隊が東千歳駐屯地から北千歳駐屯地へ移駐。
- 1965年(昭和40年)8月3日:富士教導隊が廃止となり、特科教導隊が富士教導団に隷属[26]。
- 1976年(昭和51年)3月25日:東北方面観測中隊が仙台駐屯地で新編。
- 1977年(昭和52年)4月28日:第302観測中隊が別府駐屯地から湯布院駐屯地に移駐。
情報中隊等の編成
- 1979年(昭和54年)3月26日:
- 東北方面観測中隊を第304観測中隊に改編。
- 第2特科連隊本部中隊情報小隊を改編し、第2特科連隊情報中隊が旭川駐屯地に新編。
- 1980年(昭和55年)3月25日:第5特科連隊本部中隊情報小隊を改編し、第5特科連隊情報中隊を帯広駐屯地に新編。
- 1981年(昭和56年):第302観測中隊に対砲レーダー装置、音源標定装置装備を装備。
- 1982年(昭和57年)3月25日:第11特科連隊本部中隊情報小隊を改編し、第11特科連隊情報中隊が真駒内駐屯地に新編。
- 1986年(昭和61年)3月25日:第9特科連隊本部中隊情報小隊を改編し、第9特科連隊情報中隊が岩手駐屯地に新編。
- 1987年(昭和62年)3月26日:
- 第4特科連隊本部中隊情報小隊を改編し、第4特科連隊情報中隊が久留米駐屯地に新編。
- 第6特科連隊本部中隊情報小隊を改編し、第6特科連隊情報中隊が郡山駐屯地に新編。
- 1988年(昭和63年)3月25日:
- 第8特科連隊本部中隊情報小隊を改編し、第8特科連隊情報中隊を北熊本駐屯地に新編。
- 第10特科連隊本部中隊情報小隊を改編し、第10特科連隊情報中隊を豊川駐屯地に新編。
- 1989年(平成元年)3月24日:第12特科連隊本部中隊情報小隊を改編し、第12特科連隊情報中隊を宇都宮駐屯地に新編。
- 1990年(平成2年)3月26日:第3特科連隊本部中隊情報小隊を改編し、第3特科連隊情報中隊を姫路駐屯地に新編。
- 1994年(平成 6年)3月28日:第7特科連隊本部中隊情報小隊を改編し、第7特科連隊情報中隊を東千歳駐屯地に新編。
- 1999年(平成11年)3月28日:第13特科連隊情報中隊(日本原駐屯地)を廃止。
- 2001年(平成13年)3月26日:第12特科連隊情報中隊(宇都宮駐屯地)
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)3月27日:第3特科群を廃止し、西部方面特科隊が新編され第302観測中隊が隷下に編合。
- 2004年(平成16年)
- 3月28日:第5特科連隊情報中隊(帯広駐屯地)を廃止。
- 3月29日:第302観測中隊隷下に遠隔操縦観測システムを運用する空中標定小隊が新編。
- 2006年(平成18年)3月27日:第3特科連隊情報中隊を第3特科隊情報中隊に姫路駐屯地で改編。
- 2008年(平成20年)3月25日:第11特科連隊情報中隊(真駒内駐屯地)を廃止。
- 2010年(平成22年)3月26日:第304観測中隊が東北方面特科隊に編合。
- 2018年(平成30年)
- 3月26日:第8特科連隊情報中隊(北熊本駐屯地)を廃止。
- 3月27日:
- 水陸機動団特科大隊火力誘導中隊を湯布院駐屯地で新編。
- 西部方面特科連隊情報中隊を北熊本駐屯地で新編。
- 2019年(平成31年)3月25日:第4特科連隊情報中隊(久留米駐屯地)を廃止。
- 2020年(令和 2年)
- 3月25日:第6特科連隊情報中隊(郡山駐屯地)、第9特科連隊情報中隊(岩手駐屯地)を廃止。
- 3月26日:東北方面特科連隊情報中隊を岩手駐屯地で新編。
観測中隊の廃止
多連装ロケット中隊・多連装ロケットを装備した大隊
編集多連装ロケット中隊(たれんそうロケットちゅうたい)は、多連装ロケットシステムMLRSを装備する野戦特科部隊である。かつては陸上自衛隊で運用されていた75式130mm自走多連装ロケット弾発射機を装備する野戦特科部隊を指していた。
最初に特科教導隊第5中隊および武器学校に装備され学生教育が開始された。次に北部方面隊の第7師団を除く師団特科連隊内に師団の規模により小隊数に差がある各1個中隊が逐次編成されていった。師団特科連隊への配備が完了後、方面隊直轄の独立部隊として2個中隊が編成され第1特科群及び第4特科群に各1個中隊が編合された。1995年(平成7年)から方面隊直轄の多連装ロケット中隊が多連装ロケットシステムMLRSの装備を予定する独立特科大隊に改編されたのを皮切りに各師団の多連装ロケット中隊も師団の改編とともに逐次廃止されていった。第2特科連隊の多連装ロケット中隊は増強されて、多連装ロケットを装備する第5大隊(4個射撃中隊編成)に改編されたが2003年(平成15年)3月には75式自走155mmりゅう弾砲に装備を更新している。最後に残った第11特科連隊多連装ロケット中隊も2005年(平成17年)3月に廃止され75式130mm自走多連装ロケット弾発射機を装備する部隊は全廃となった。
2023年(令和5年)3月、MLRSを装備する西部方面特科隊第132特科大隊が廃止となった。当初本部付隊への改編予定とされていたが、1個射撃中隊を残して廃止され、残された中隊が第301多連装ロケット中隊となり、名称が復活した。
75式130mm自走多連装ロケット弾発射機を装備した多連装ロケット中隊の一覧
編集- 特科教導隊特科教導隊第5射撃中隊(富士駐屯地)富士教導団:多連装ロケットシステムMLRSに装備を更新。
- 第2特科連隊多連装ロケット中隊(旭川駐屯地)第2師団:1995年(平成7年)3月27日廃止。
- 第5特科連隊多連装ロケット中隊(帯広駐屯地)第5師団:2004年(平成16年)3月28日廃止。
- 第11特科連隊多連装ロケット中隊(真駒内駐屯地)第11師団:2005年(平成17年)3月28日廃止。
- 第301多連装ロケット中隊(初代)(上富良野駐屯地)第4特科群:1995年(平成7年)3月27日廃止。
- 第302多連装ロケット中隊(北千歳駐屯地)第1特科群:1995年(平成7年)3月27日廃止。
75式130mm自走多連装ロケット弾発射機を装備した大隊の一覧
編集- 第127特科大隊(北千歳駐屯地)第1特科群:1996年(平成8年)3月27日廃止。詳細は、第127特科大隊を参照。
- 第128特科大隊(湯布院駐屯地)第3特科群:2002年(平成14年)3月26日廃止。詳細は、第128特科大隊を参照。
- 第2特科連隊第5特科大隊(旭川駐屯地)第2師団:2003年(平成15年)3月27日廃止。詳細は、第2特科連隊を参照。
多連装ロケットシステムMLRSを装備した独立大隊の一覧
編集第129特科大隊からは多連装ロケットシステムMLRSを装備する独立特科大隊として、各特科群(方面特科隊)に1個大隊(第1特科群は2個大隊)ずつ5個大隊が編成された。削減政策のため3個大隊が廃止となっている。2024年(令和6年)3月21日に第1特科団隷下の第1特科群に集約された。
- 第129特科大隊(北千歳駐屯地)第1特科群:
- 第130特科大隊(仙台駐屯地)東北方面特科隊:2019年(平成31年)3月26日廃止。
- 第131特科大隊(上富良野駐屯地)第1特科群:2024年(令和6年)3月21日第1特科群へ隷属変更。
- 第132特科大隊(湯布院駐屯地)西部方面特科隊:2023年(令和5年)3月16日廃止。第301多連装ロケット中隊に縮小改編。
- 第133特科大隊(真駒内駐屯地)第1特科群:2019年(平成31年)3月26日廃止。
多連装ロケットシステムMLRSを装備した独立中隊の一覧
編集多連装ロケット部隊の配置
編集- 富士教導団:富士学校隷属
- 特科教導隊特科教導隊第5射撃中隊(富士駐屯地)
- 第2特科団
- 第301多連装ロケット中隊(湯布院駐屯地)
多連装ロケット中隊・大隊の沿革
編集- 1978年(昭和53年)3月:特科教導隊第5中隊を富士駐屯地で新編。
- 1979年(昭和54年)3月26日:第2特科連隊多連装ロケット中隊が第5大隊第12中隊を改編し旭川駐屯地で新編。
- 1980年(昭和55年)3月25日:第5特科連隊多連装ロケット中隊が第5大隊の一部を改編し帯広駐屯地で新編。
- 1982年(昭和57年)3月25日:第11特科連隊多連装ロケット中隊が第5大隊第12中隊を改編し真駒内駐屯地で新編。
- 1984年(昭和59年)3月26日:第301多連装ロケット中隊(初代)を第4特科群隷下に上富良野駐屯地で新編。
- 1985年(昭和60年)3月20日:第302多連装ロケット中隊を第1特科群隷下に北千歳駐屯地で新編。
- 1995年(平成7年)
- 3月27日:
- 第2師団の第2特科連隊多連装ロケット中隊(旭川駐屯地)を廃止。
- 第301多連装ロケット中隊(初代)(上富良野駐屯地)、第302多連装ロケット中隊(北千歳駐屯地)を廃止。
- 3月28日:
- 第1特科団の2個独立多連装ロケット中隊が1個大隊に統合され、第127特科大隊(75式130mm自走多連装ロケット弾発射機装備)に北千歳駐屯地で改編。
- 第2特科連隊第5特科大隊(75式130mm自走多連装ロケット弾発射機装備・4個射撃中隊)に旭川駐屯地で改編。
- 1996年(平成8年)
- 3月27日:第127特科大隊(北千歳駐屯地)を廃止。
- 3月29日:
- 第128特科大隊(75式130mm自走多連装ロケット弾発射機装備)が湯布院駐屯地で新編。
- 第129特科大隊(多連装ロケットシステム装備)を北千歳駐屯地で新編。
- 1998年(平成10年)3月26日:第130特科大隊(多連装ロケットシステム装備)が仙台駐屯地で新編。
- 2000年(平成12年)第131特科大隊(多連装ロケットシステム装備)を上富良野駐屯地で新編。
- 2002年(平成14年)
- 3月26日:第128特科大隊(湯布院駐屯地)を廃止。
- 3月27日:第132特科大隊(多連装ロケットシステム装備)を湯布院駐屯地で新編。
- 2003年(平成15年)3月27日:第2特科連隊第5大隊(旭川駐屯地)を改編。多連装ロケットを廃止し、各射撃中隊の装備を75式自走155mmりゅう弾砲に換装。
- 2004年(平成16年)
- 3月28日:第5特科連隊多連装ロケット中隊(帯広駐屯地)を廃止。
- 3月29日:第133特科大隊(多連装ロケットシステム装備)を真駒内駐屯地で新編。
- 2005年(平成17年)3月28日:第11特科連隊多連装ロケット中隊(真駒内駐屯地)を廃止。
- 2019年(平成31年)3月26日:
- 第130特科大隊(仙台駐屯地)を廃止し、装備する多連装ロケットシステムを用途廃止。
- 第133特科大隊(真駒内駐屯地)を廃止し、装備する多連装ロケットシステムを用途廃止。
- 第131特科大隊(上富良野駐屯地)を第4特科群隷下から第1特科群隷下に編合。
- 第301多連装ロケット中隊(二代目)が第2特科団に編合。
独立多連装ロケット中隊の詳細
編集第301多連装ロケット中隊(初代)
- 創設 :1984年(昭和59年)3月26日
- 編成地 :上富良野駐屯地
- 上級部隊:第4特科群
- 廃止 :1995年(平成7年)3月27日
- 廃止地 :上富良野駐屯地
- 後継部隊:第127特科大隊
- 主要装備:75式130mm自走多連装ロケット弾発射機
- 備 考:第301多連装ロケット中隊と第302多連装ロケット中隊の人員、装備を集約して第127特科大隊に改編。
第302多連装ロケット中隊
- 創設 :1985年(昭和60年)3月20日
- 編成地 :北千歳駐屯地
- 上級部隊:第1特科群
- 廃止 :1995年(平成7年)3月27日
- 廃止地 :北千歳駐屯地
- 後継部隊:第127特科大隊
- 主要装備:75式130mm自走多連装ロケット弾発射機
- 備 考:第301多連装ロケット中隊と第302多連装ロケット中隊の人員、装備を集約して第127特科大隊に改編。
第301多連装ロケット中隊(二代目)
- 改編部隊:第132特科大隊
- 創設 :2023年(令和5年)3月15日
- 編成地 :湯布院駐屯地
- 車両表示:301多連装
- 上級部隊:
- 主要装備:多連装ロケットシステム、82式指揮通信車
- 警備隊区:大分県佐伯市・豊後大野市
- 備 考:第132特科大隊の一部の装備、人員を基幹として編成。陸上自衛隊で初めて「廃止した部隊とは別の部隊が称号を引き継いだ」部隊となった。
特科団本部中隊
編集特科団本部中隊(とっかだんほんぶちゅうたい)は、特科団隷下の特科部隊。
特科団本部付隊の一覧
編集特科団本部中隊の詳細
編集第1特科団本部中隊(だいいちとっかだんほんぶちゅうたい)は、北千歳駐屯地に駐屯する第1特科団隷下の特科部隊。
- 改編部隊:北部方面特科団本部中隊
- 創設 :1954年(昭和29年)7月1日
- 編成地 :札幌駐屯地
- 車両表示:1特団-本
- 駐屯地 :
- 上級部隊:第1特科団
- 主要装備:82式指揮通信車
- 備考 :
第2特科団本部中隊(だいにとっかだんほんぶちゅうたい)は、湯布院駐屯地に駐屯する第2特科団隷下の特科部隊。
- 改編部隊:西部方面特科隊本部中隊
- 創設 :2024年(令和6年)3月21日
- 編成地 :湯布院駐屯地
- 車両表示:2特団-本
- 上級部隊:第2特科団
- 主要装備:82式指揮通信車
- 警備隊区:大分県由布市
- 備考 :
特科団本部中隊の沿革
編集特科群本部中隊
編集特科群本部中隊の一覧
編集太字は、廃止部隊。
- 第1特科群本部中隊(北千歳駐屯地)第1特科群
- 第2特科群本部中隊(仙台駐屯地)第2特科群:2010年(平成22年)3月25日廃止。
- 第3特科群本部中隊(湯布院駐屯地)第3特科群:2003年(平成15年)3月26日廃止。
- 第4特科群本部中隊(上富良野駐屯地)第4特科群:2024年(令和 6年)3月20日廃止。
特科群本部中隊の詳細
編集第1特科群本部中隊
編集第1特科群本部中隊(だいいちとっかぐんほんぶちゅうたい)は、北海道千歳市の北千歳駐屯地に駐屯する第1特科群隷下の野戦特科部隊である。
第2特科群本部中隊
編集第2特科群本部中隊(だいにとっかぐんほんぶちゅうたい)は、宮城県仙台市宮城野区の仙台駐屯地に駐屯していた第2特科群隷下の野戦特科部隊である。
第3特科群本部中隊
編集第3特科群本部中隊(だいさんとっかぐんほんぶちゅうたい)は、大分県由布市の湯布院駐屯地に駐屯していた第3特科群隷下の野戦特科部隊である。
第4特科群本部中隊
編集第4特科群本部中隊(だいよんとっかぐんほんぶちゅうたい)は、北海道空知郡上富良野町の上富良野駐屯地に駐屯していた第4特科群隷下の野戦特科部隊である。
特科群本部中隊の沿革
編集- 1952年(昭和27年)
脚注
編集- ^ 一般的に群長の高級幹部としての名簿上における序列は、各師団等普通科連隊の次級者になる例も多い
- ^ a b @kitachitose_STA (2023年3月28日). "陸上自衛隊 北千歳駐屯地 【公式】". X(旧Twitter)より2023年3月28日閲覧。
- ^ a b c 「大変革!陸自特科部隊」『J GROUND EX』20号、イカロス出版、2023年12月1日、72-73頁。
- ^ a b c @yufuinpr (2023年6月22日). "陸上自衛隊 湯布院駐屯地@公式". X(旧Twitter)より2023年6月22日閲覧。
- ^ a b c d e “沿革”. 陸上自衛隊 第1特科団. 2019年11月4日閲覧。
- ^ “部隊紹介”. 2023年3月28日閲覧。
- ^ a b 自衛隊法施行令の一部を改正する政令(昭和35年8月6日政令第229号)
- ^ “駐屯地のあゆみ”. 陸上自衛隊湯布院駐屯地. 2019年11月4日閲覧。
- ^ a b “第112特科大隊第1中隊” (PDF). 陸上自衛隊湯布院駐屯地. 2019年11月4日閲覧。
- ^ a b “陸上自衛隊 別府駐屯地・駐屯地の沿革”. 陸上自衛隊別府駐屯地. 2019年11月4日閲覧。
- ^ 『日本砲兵史 : 自衛隊砲兵過去現在未来』(陸上自衛隊富士学校特科会 編 1980.6)
- ^ 自衛隊法施行令の一部を改正する政令(昭和32年11月30日政令第327号)
- ^ 陸上自衛隊 別府駐屯地・駐屯地の沿革
- ^ a b c “駐屯地紹介”. 陸上自衛隊飯塚駐屯地. 2019年11月4日閲覧。
- ^ “あゆみ”. 陸上自衛隊 高射学校. 2019年11月4日閲覧。
- ^ “陸自130特科大隊が隊旗返還式を実施”. 朝雲新聞. (2019年3月20日)
- ^ “平成30年度北海道地域防災計画 第5章災害応急対策計画”. 北海道. pp. 114-116. 2019年1月20日閲覧。
- ^ 竹田純一『軍事研究 2024年7月号』700号、ジャパン・ミリタリー・レビュー、2024年7月1日、32-33頁。
- ^ “第133特科大隊隊旗返還式15年の歴史に幕を閉じる”. 防衛ホーム 1001号 4面. (2019年4月15日)
- ^ 竹田純一『軍事研究 2024年7月号』700号、ジャパン・ミリタリー・レビュー、2024年7月1日、32-33頁。
- ^ a b @fasu_fsb (2023年3月16日). "陸上自衛隊特科教導隊". X(旧Twitter)より2023年3月16日閲覧。
- ^ 第304観測中隊隊旗返還式 - 東北方面特科隊(2023年4月24日閲覧。)
- ^ “こんなとこだよ!北部隊《第301観測中隊》”. 陸上自衛隊北千歳駐屯地 【公式】. 2023年9月6日閲覧。
- ^ 竹田純一『軍事研究 2024年7月号』700号、ジャパン・ミリタリー・レビュー、2024年7月1日、32-34頁。
- ^ “陸上自衛隊 富士学校 開設56周年記念行事 - 観閲行進編”. 2020年2月27日閲覧。
- ^ a b 明朗・闊達・和楽 陸上自衛隊富士学校・富士駐屯地開設50周年記念誌』(陸上自衛隊富士学校・富士駐屯地編 H16)
- ^ youtube G220924C 【4K】湯布院駐屯地 開設66周年記念行事 観閲行進後半 https://www.youtube.com/watch?v=YTw9vdDiE4k" FH-70の動作展示(7:05)とMLRS動作展示(21:47)の紹介で”幕を閉じることになります”とアナウンスされている。 ”G220924B 【4K】湯布院駐屯地 開設66周年記念行事 観閲行進前半 https://www.youtube.com/watch?v=NsWmL2I2N1c"
- ^ 第304観測中隊隊旗返還式 - 東北方面特科隊(2023年4月24日閲覧。)
- ^ “駐屯地・演習場の変遷と町への影響”. 2024年5月31日閲覧。
- ^ 陸自第4特科群、62年で幕 上富良野駐屯地 部隊改編で隊旗返還式2024年3月15日、北海道新聞。2024年3月23日閲覧。