噂の刑事トミーとマツ
『噂の刑事トミーとマツ』(うわさのけいじトミーとマツ)は、1979年から1982年まで2期にわたってTBS系列で毎週水曜日20:00 ‐20:54(JST、1982年9月までは20:00 ‐20:55)に放送されていたテレビドラマ。
噂の刑事トミーとマツ | |
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ジャンル | テレビドラマ |
出演者 |
国広富之 松崎しげる 志穂美悦子 石井めぐみ 清水章吾 井川比佐志 林隆三 石立鉄男 他 |
製作 | |
プロデューサー |
春日千春 千原博司[1] (大映テレビ) 樋口祐三[2] 野村清[3] (TBS) |
制作 |
TBS 大映テレビ |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
第1シリーズ | |
放送期間 | 1979年10月17日 - 1981年3月25日 |
放送時間 | 水曜日20:00 - 20:55 |
放送分 | 55分 |
回数 | 65 |
第2シリーズ | |
放送期間 | 1982年1月13日 - 12月22日 |
放送時間 | 水曜日20:00 - 20:55→20:00 - 20:54 |
放送分 | 55分→54分 |
回数 | 41 |
概要
編集外見も性格も対照的な2人の刑事、警視庁富士見署捜査課の岡野富夫(トミー)と松山進(マツ)の名コンビ(劇中では「トミマツ」、失敗時には「オソマツ」「ドジドジコンビ」と呼ばれている)が時には衝突し時には協力しながら事件を解決まで導いていく。
毎回クライマックスの格闘・銃撃戦シーンで怖じ気づくトミーにマツがしびれを切らし、「お前なんか男じゃない、おとこおんなで十分だ! おとこおんなのトミコ!」と怒鳴りつけると、トミーがその言葉に発奮して一瞬にして悪党をなぎ倒すと言う展開が定番となっていた。全体的に明るい作風で、この頃の刑事ドラマで流行っていた捜査員殉職のエピソードがなく、出演者の降板では異動や退職という設定が用いられた。
企画当初の番組名は「噂の刑事」だけだったが、松崎しげるが、「アメリカの刑事ドラマで『刑事スタスキー&ハッチ』や、『白バイ野郎ジョン&パンチ』など、2人のコンビネーション(バディー)による刑事ものが好きだった」という意見を脚本家が取り入れて、実質的に主演した2人の愛称(国広富之=トミー、松崎しげる=マツ)を冠化し現在のタイトルに変更された[4]。なお、国広と松崎の主演の二人はそれまで面識が無く、松崎は「互いに腹に一物あった」ということから第2話くらいまでは演技がぎこちなく、演技ががっちり噛み合うようになったのはその後だったと話している[5]。
当時、日本の刑事ドラマでは『太陽にほえろ!』(日本テレビ)、『Gメン'75』(TBS)、『特捜最前線』(テレビ朝日)など、捜査員や犯人の人間模様を描く群像劇が主流となっていた。一方、当時の海外ドラマでは若い捜査員がコンビを組むバディ作品が多く作られており、製作局となったTBSでも『刑事スタスキー&ハッチ』が放送され高い人気を得ていた。本作は『スタスキー&ハッチ』を元に作られた国内刑事ドラマにおける「バディもの刑事ドラマ」の元祖であり、「和製スタ・ハチ」とも言われていた[6]。
第1シリーズの視聴率は平均17%(ビデオリサーチ、関東地方)を記録し人気番組となったが、国広と松崎のスケジュール調整が困難になってきたことで一旦1981年3月限りでの終了を決めた。この時シリーズの終了に納得がいかないという旨や、続けてほしいという内容の投書や電話が殺到したという[7]。そして、9か月の休止期間の後に第2シリーズが制作された。
オープニング
編集- 第26話から、オープニングが犬とオレンジの美女バージョンになる。
主要登場人物
編集警視庁富士見署捜査課
編集同課における指揮官は課長。
- 岡野富夫
- 演 - 国広富之
- 通称は「トミー」。巡査。富士見署に配属された新米刑事で、優秀な捜査課長だった父の血筋は受け継がれておらず、血を見るだけで卒倒、犬が怖い、高い所が怖い、火が怖い、拳銃を持つのが怖いという気弱なダメ刑事であるが、強い正義感を持ち誰に対しても心優しく接する。マツからは日常的に何かと先輩風を吹かされ、容疑者確保現場では気の弱さが災いし腰を抜かしてしまうため、確保の実戦ではマツを頼るばかりであるが、そんな富夫もマツから「お前なんか男じゃねぇ、男女(おとこおんな)のトミコ!」と罵倒されると人格が強靭な男に変わる。初期では「トミコ」と呼ばれると他の刑事ドラマの凄腕刑事並の能力を発揮する程度の変身だったが、回を追うたびに変身強度がエスカレートし、ついには耳をピクピクさせると特撮ヒーロー並みの運動能力と流派不明の拳法を使うとてつもなく強い男に変身するようになった(ただし、正気に戻ると"変身中"の記憶は富夫に残っていない)。子供の頃に気弱な性格を治すために拳法を習っていたという下地は持っており、不可抗力の正当防衛だったが自らの拳で人(逃亡犯)の命を奪ってしまったことがトラウマとなり、通常は自分の拳法についての記憶を喪失している。ハンサムな上、優しいので女性にはめっぽうモテる。
- 松山進
- 演 - 松崎しげる
- 通称は「マツ」。巡査。ガニ股で背が低く、常時シークレットブーツを愛用する通称「世界一踵の高い靴の男」。第2シーズンOP映像内でもシークレットブーツの踵が折れ、その高さをトミーにからかわれるシーンが描かれている。性格はガサツで、せっかち、おっちょこちょいで声が大きく騒々しいと悪い部分が目立つが、時に情に厚く涙もろい場合もある。毎日遅刻ギリギリか少しの遅刻で出勤してくる、後輩・トミーのタバコを先輩の権限として勝手に吸う、毎月お金が足りなくなりトミーから借金する(そして返さない)、容疑者を尾行中にマツの声が大きすぎるため気付かれ逃げられる、など失敗が数多いが、体の丈夫さが取り柄でケンカも強いため犯人グループとの乱闘ではまず先陣を切って行くことが多い。トミーが配属された初期は、同階級で「後輩」のトミーを自身の「部下」だと思い込んでおり下宿のおばさんにもそう自慢し、トミーと同じく父親が刑事ではあるが、階級が高かったトミーの父親のような上司にこき使われて父が死んだのだから、これからは逆にトミーをこき使ってやろうという筋違いの逆恨みをぶつけ険悪だった。しかし、徐々に力を合わせるようになる。トミーの変身の秘密については、理解しているようであまりよく理解していない。
- 高村部長刑事
- 演 - 井川比佐志
- 通称おやっさん。地道な捜査を得意している。巡査部長。時折口調が江戸弁になることがある。捜査では現場のリーダーとして捜査課の面々に的確な指示を出す。捜査課の中では唯一上司や同僚後輩からの信頼が厚い人物で、御崎や相模が捜査指揮を命じる時はまずおやっさんに依頼する。妻子持ちである。
- 片桐警部補
- 演 - 清水章吾[注釈 1]
- 課長補佐。キザであることから通称キザギリ。肩書きの通り御崎の腰巾着のような存在で刑事たちを小馬鹿にし、相模から怒鳴られる余り、隙あらばマツ達と共謀して蹴落とそうと企む。部下をアゴで使って自ら体を張る事を嫌がる、異常に臆病でヤクザへのガサ入れの度に機動隊の支援を要請し、ロッカーには機動隊のヘルメットが入っている。他には海外留学の経験があり所々英語を挟む今で言うルー語のような話し方をする、署内では海外ポルノ雑誌を読みふけり、トミーと同じく死体を目にするのも苦手で殺人事件の現場ではいつもハンカチに手を当てている。マツと同じく現場に行こうとするとドアにぶつかりこけてしまうのがお約束。
- 南田刑事
- 演 - 神山卓三
- 関西弁の刑事。東と一緒に西山に給料の前借りを頼み、将棋を指したりしている。普段は物腰の柔らかい人物だが、第1シリーズ序盤(第9話)ではトミーの目前で取調室のチンピラに凄味を効かせ真相を吐かす場面も描かれた。第2シリーズ後半で「ナンちゃん」「ナン」と呼ばれるようになる。
- 西山刑事
- 演 - 井上和行
- 庶務(経理)。第1シリーズ52話の台詞によると、下の名前は「デンゾウ」で、1948年(昭和23年)に赤坂署の警邏課に配属されてキャリアをスタート。無事定年を迎えるため、極力現場で仕事をさせず庶務をさせており、普段は富士見署の面々を易しく見守っているが昔は「オトシの西さん」と呼ばれ一目置かれていた。経費の私的流用、無駄遣いは許さない。
- 東洋一
- 演 - 成川哲夫
- 体力派の刑事で堅実な捜査が持ち味。主に高村、南田らと組んで捜査をしており、「トン」「トンさん」と呼ばれる。番組開始当初は「あずま」と名字で呼ばれ、口ひげがトレードマークだったが序盤6話のみでその設定は無くなった。
- 相模五郎警視正→警視(石立鉄男)
- 警視庁本庁刑事部の管理官。捜査課の目付役で、本来は管内各署を巡察する。相模管理官が捜査室に来ただけで室内が凍り付くという空気になるというお決まりの設定があった。また刑事だった亡きマツの父親を尊敬しており、その縁から家族のいないマツの身元保証人でもある。それ故マツに対しては常に激昂しつつも内心では心配している。序盤は登場しない回もある。「御崎ーッ!、御崎は居るかーッ!」と捜査課事務室に怒鳴り込んでくるのが定番。職務を離れれば御崎とは無二の親友、その誼もあって問題の多いトミマツコンビの管理を御崎に任せている事もあり、富士見署捜査課の暴走・逸脱ぶりには多少目を瞑ったり、本庁上層部に対する防波堤になっている。捜査の不手際で監督責任をとる形で第1シリーズ44話で警視に降格[8]、捜査課長として富士見署に左遷される。マツは相模をその髪型から影でモジャモジャと呼んでおり、また面と向かって「売れ残りの干からびたカリフラワーみたいな頭」と指摘したこともある。
- 御崎徹警部[注釈 2]
- 演 - 林隆三(1〜44話)
- “鉄血課長”の異名をとる[9]富士見署の捜査課長。課長室に陣取り、咥え煙草でしゃべったり、マイホーム願望が強く住宅広告を見ながらその価格(値段)を呟く場面が多々ある。(上司である)相模とは警察学校での同期。表面上は「上司と部下」の関係で接するが、二人きりになるとお互い「気の置けない、同期の親友」として接している。トミーの「変身」については序盤第11話の時点で御崎がその秘密に感づき、「『トミコ』と呼ばれなくとも、その格闘能力を発揮できるよう周囲も我慢・配慮すべし」との考えで、(弟のだらしなさから)「トミコ」と叫ぼうとした幸子を制止したこともある。卓越した捜査指揮能力を持つも、一方で行き過ぎた捜査活動を取ることも多く、結果として同期の相模に比して出世が遅れている。捜査上の不手際の責任をとって自ら希望退職という形で第1シリーズ43話で課長職を解かれる。
その他
編集- 岡野幸子
- 演 - 志穂美悦子(1~9・11~16・19・22・28・32・35・42・65話)
- 通称サッチ。(前作の明日の刑事と異なり)警官ではない。スポーツ会館で護身術の指導インストラクターをしており、富士見署内での武術講習教官を担当することもあるため度々富士見署を訪れており、御崎との親交も深い。姉として気弱な弟・富夫を強い男にしようと日々叱咤激励しているが、トミーの性格は変化なくうまくいかない。マツが憧れている女性でもあり企画当初は最終回でマツと結ばれる案も考えられていたが、作品のヒットにより放送期間が予定より長期化されたことでその案は無くなり、志穂美のスケジュールが延長後確保できなくなったため第1シリーズ第42話にて麻薬Gメンの男性(原田大二郎)と結婚し降板となった。劇中では姉の役であった志穂美だが、弟・トミー役の国広より実際には2歳年下である。
- 森村万里子巡査→巡査部長
- 演 - 石井めぐみ(21話〜[注釈 3])
- 交通課所属の婦人警官、当初は、清嶋智子(第1シリーズ8話)や、ナンシー・チェニー(第1シリーズ17話)が演じていたが、第1シリーズ21話から石井めぐみに配役されると、自己中心、自分の都合最優先な性格で自称「幸子の一番弟子」を名乗るヒロイン、マドンナ役となり、作品がバディ物からトリオの刑事物へと変わっていった。3人は、三すくみの三角関係である。マツは普段「チビ」「マリッペ」「大根足」と呼ぶも好意を素直に出せないだけで二人きりになると照れたり、自身の妄想に恋人役として度々登場させている。ところが万里子の方はまったく相手にせず、命令であってもマツとの検挙や囮捜査を嫌がったり職務放棄したりしており、むしろトミーのことが好きで、公道上での勤務中でも彼を姿を見つけると、犯人追跡中のトミーに抱きついて犯人逃亡の原因となるなど、トミマツ2人と並ぶ富士見署の問題児になっている。第1シリーズ58話で昇進試験に合格し、トミマツコンビの(階級上は)上官となる[10]。
- おばさん
- 演 - 野村昭子
- マツが暮らすアパート「富士見荘」の大家。セミレギュラー。口の悪いマツは「カネにがめつい銭ゲバの鬼ババ」などと呼んでいるが、深夜近所のお稲荷さんに「何卒富士見署の松山ススムに大手柄を立てさせてやってください」と熱心に願かけしている姿を見てしまい、マツが感動したこともあるなど、実の息子のように思って世話を焼いている。
ゲスト
編集※ この表の「エンドロール(ゲスト)」で、黒字の氏名はレギュラー出演者、青字と赤字の氏名はゲスト出演者。 ※ なお、レギュラー出演の石井めぐみ、成川哲夫、神山卓三、井上和行は、第43話まではゲスト出演者のクレジット(氏名のみ)であったが、第44話以降からはレギュラー出演者のクレジット(氏名と顔)に移行された。 ※ サブタイトル中の半角空白は、半角空白より前は上段表記、半角空白より後は下段表記。
第1シリーズ
編集第2シリーズ
編集スタッフ
編集主題歌
編集- オープニングテーマ
- オリジナルのインストルメンタル
- 第1シリーズの43話まで、44話以降、第2シリーズの三つで、微妙にアレンジが異なる。
- エンディングテーマ
- 「WONDERFUL MOMENT(ワンダフル・モーメント)」 (ビクター・インビテーション)
- 「マイ・ラブ-I Gave You My Love-」 (ビクター・インビテーション)
- 「愛の静けさ」 (ビクター・インビテーション)
- 作詞:三浦徳子 作曲:松崎しげる 編曲:小笠原寛 歌:松崎しげる
- 第2シリーズ 歌詞は1番2番混合。
- EDはいずれも松崎しげるが担当。なお、「愛の静けさ」においては、松崎自身の作曲。また放送上では「愛の静けさ」の前奏での映像はその回のダイジェストや後日談になっている。
挿入歌
編集放映リスト
編集※ サブタイトル中の半角空白は、半角空白より前は上段表記、半角空白より後は下段表記。
第1シリーズ
編集話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 監督 |
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第1話 | 1979年10月17日 | 二人合せて一人前? | 長野洋 | 井上芳夫 |
第2話 | 1979年10月24日 | トミーの初恋・夢見街 | ||
第3話 | 1979年10月31日 | 女装で迫るトミーとマツ | 今井詔二 | 江崎実生 |
第4話 | 1979年11月7日 | 女ごころvs迷コンビ | 長野洋 | |
第5話 | 1979年11月14日 | トミマツ真ッ青・女の戦争 | 江連卓 | 土井茂 |
第6話 | 1979年11月28日 | トミーにっこり、マツが死ぬ | 長野洋 | 井上芳夫 |
第7話 | 1979年12月5日 | あぁ煙突のてっぺんで | 江連卓 | 土井茂 |
第8話 | 1979年12月12日 | きまった!トミーの投げ銭 | 井上芳夫 | |
第9話 | 1979年12月19日 | トミマツのセメント詰め | 今井詔二 | 江崎実生 |
第10話 | 1979年12月21日 | トミマツの袋詰め | 長野洋 | 井上芳夫 |
第11話 | 1980年1月9日 | トミー変身の秘密 PART-I | 土井茂 | |
第12話 | 1980年1月16日 | 張り込み先の珍家族 | 茶田才 | 井上芳夫 |
第13話 | 1980年1月23日 | 銭湯でタイホ! 刑事も裸、犯人も裸 | 江連卓 | 湯浅憲明 |
第14話 | 1980年1月30日 | 愛の酔拳 オソ松失恋の恐怖 | 今井詔二 | 江崎実生 |
第15話 | 1980年2月6日 | 燃えよドラゴン 鎌倉の決闘 | 江連卓 | 井上芳夫 |
第16話 | 1980年2月13日 | マツがクビ、トミコ頼むぞ | 茶田才 | 土井茂 |
第17話 | 1980年2月20日 | キン好きトミ好き、マツ嫌い | 江連卓 | 岡本弘 |
第18話 | 1980年2月27日 | 花の芸者に恋したトミー | 長野洋 | 井上芳夫 |
第19話 | 1980年3月5日 | 女抱きつきスリ大騒動 | 土井茂 | |
第20話 | 1980年3月12日 | 高校三年生と年上の女 | 今井詔二 | 井上芳夫 |
第21話 | 1980年3月19日 | トミーのファーストキス | 土井茂 | |
第22話 | 1980年3月26日 | 変身の秘密PART-2[注釈 6] | 長野洋 | 井上芳夫 |
第23話 | 1980年4月9日 | 男ならトミコぬきで勝負しろ! | 江連卓 | 江崎実生 |
第24話 | 1980年4月16日 | アタリ!女のカンなのね | 長野洋 | 井上芳夫 |
第25話 | 1980年4月23日 | トミーまっ青、マツのお見合い | 江連卓 | 土井茂 |
第26話 | 1980年4月30日 | 決戦!トミコ対マツコ | 長野洋 | 江崎実生 |
第27話 | 1980年5月7日 | 女は不良が好きなのよ?! | 今井詔二 | 井上芳夫 |
第28話 | 1980年5月14日 | トミーびっくり、マツの変身 | 江連卓 | 土井茂 |
第29話 | 1980年5月21日 | 激負け! トミマツのホテルマン | 湯浅憲明 | |
第30話 | 1980年5月28日 | チョンボな変装、 尻かくさず | 長野洋 | 井上芳夫 |
第31話 | 1980年6月4日 | トミマツまっ青、 女の激突 | ||
第32話 | 1980年6月11日 | ああ!トミマツの 4回戦ボーイ | 江連卓 | 土井茂 |
第33話 | 1980年6月18日 | 奇妙きてれつ、 ダブル変身 | 長野洋 | |
第34話 | 1980年7月9日 | 海だ、水着だ、ギャル一杯 | ||
第35話 | 1980年7月16日 | のぞいちゃ駄目よ! トミーとマツ | 江連卓 | 井上芳夫 |
第36話 | 1980年7月23日 | トミマツやりすぎ! 課長をタイホ | 長野洋 | |
第37話 | 1980年7月30日 | トミマツの ダンシングオールナイト | 江連卓 | 土井茂 |
第38話 | 1980年8月13日 | 久美子! 恋の三角レースだよン[注釈 8] | 長野洋 | 江崎実生 |
第39話 | 1980年8月20日 | トミマツの、 健康美なのだ! | 今井詔二 | 土井茂 |
第40話 | 1980年9月10日 | Oh NO! 悪い予感は必ず当る | 江崎実生 | |
第41話 | 1980年9月17日 | 俺はハードボイルドだど! | 江連卓 | 土井茂 |
第42話 | 1980年9月24日 | サッチが結婚 トミー激祝マツ激怒 | 長野洋 | 江崎実生 |
第43話 | 1980年10月8日 | ゆきすぎ課長辞職! さて後任は? | 土井茂 | |
第44話 | 1980年10月15日 | トミマツまっ青、 情無用の新課長 | 井上芳夫 | |
第45話 | 1980年10月22日 | トミマツの、 ヤマトよ永遠に | 江連卓 | 江崎実生 |
第46話 | 1980年10月29日 | トミマツ卒倒! 新課長、死のドライブ | 長野洋 | 安室修 |
第47話 | 1980年11月5日 | 決まった!おそマツの 大ギャング | 江連卓 | 井上芳夫 |
第48話 | 1980年11月12日 | マツもびっくり! 山びこ変身 | 長野洋 | |
第49話 | 1980年11月19日 | 当った星占い! 今日は水難の相 | 江連卓 | 江崎実生 |
第50話 | 1980年11月26日 | トミマツもん絶! 花嫁が消えた | 長野洋 | |
第51話 | 1980年12月3日 | どじどじコンビと 恐怖の女すり団 | 江連卓 | 土井茂 |
第52話 | 1980年12月10日 | アッ?マツが トミーを射殺した! | 長野洋 | 井上芳夫 |
第53話 | 1980年12月17日 | 夜更けのダンスは 死のタンゴ | 山本邦彦 | 土井茂 |
第54話 | 1980年12月24日 | 文句あっか?! アタシは空手三段よ | 長野洋 | 井上芳夫 |
第55話 | 1981年1月14日 | トミマツ卒倒! 真冬に出たぞ女幽霊 | 今井詔二 | 江崎実生 |
第56話 | 1981年1月21日 | 尼僧院の悪魔! トミマツ大混線!! | 長野洋 | |
第57話 | 1981年1月28日 | トミマツ腰抜け、 女は魔物だ! | 江連卓、山中伊知郎 | 井上芳夫 |
第58話 | 1981年2月4日 | 七転八倒! トミマツの昇進試験 | 山本邦彦 | 安室修 |
第59話 | 1981年2月11日 | ドッキリ写真! 女の後ろに犯人が!! | 長野洋 | 土井茂 |
第60話 | 1981年2月18日 | ナヌ!ドラマの犯人が 本物だァ? | 今井詔二 | 井上芳夫 |
第61話 | 1981年2月25日 | 雨降るボトル! トミマツ死の恐怖!! | 江連卓 | |
第62話 | 1981年3月4日 | キャッ! 水曜日の切り裂き魔 | 江崎実生 | |
第63話 | 1981年3月11日 | 悪党め! ちん兵器で御用だ!! | 今井詔二 | |
第64話 | 1981年3月18日 | アリ?!トミー人質 マツは医者 | 山本邦彦 | 井上芳夫 |
最終話 | 1981年3月25日 | しばしお別れ、 トミマツ大サービス | 長野洋 |
第2シリーズ
編集話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|
第1話 | 1982年1月13日 | 絶望! やっぱり駄目だ このコンビ | 長野洋 | 江崎実生 |
第2話 | 1982年1月20日 | トミコ大合唱! ムム、なめんなよ | ||
第3話 | 1982年1月27日 | トミマツ卒倒! パトカー 死のドライブ | 江連卓 | 井上芳夫 |
第4話 | 1982年2月3日 | トミー失神! マツの死を呼ぶ警察手帳 | 長野洋 | |
第5話 | 1982年2月10日 | トミマツの阿波踊り! 爆弾魔のふざけた命令 | 畑嶺明 | 湯浅憲明 |
第6話 | 1982年2月17日 | トミー仰天! マツの巨大デベソ突き | 江連卓 | 江崎実生 |
第7話 | 1982年2月24日 | トミマツふらふら! ジャズダンスに潜入 | 畑嶺明 | |
第8話 | 1982年3月3日 | 漁港の決闘! 決ったトミーの鯨突き | 江連卓 | 湯浅憲明 |
第9話 | 1982年3月10日 | 行けゆけ! 忍者トミコちゃん | 長野洋 | |
第10話 | 1982年3月17日 | マツ気絶! 巨大クレーン対ターザントミー | 江崎実生 | |
第11話 | 1982年3月24日 | 強烈! 香港カラテ対トミー空手 | 江連卓 | |
第12話 | 1982年4月7日 | トミーの月光仮面、 恐怖の大爆走! | 畑嶺明 | 湯浅憲明 |
第13話 | 1982年4月14日 | トミマツ丸焼き! 死のピクニック | 長野洋 | |
第14話 | 1982年4月21日 | 危うし裸少女! トミー必殺の投げ皿 | 江連卓 | 土屋統吾郎 |
第15話 | 1982年4月28日 | 笑撃のガンプレイ! 噴火口の対決 | 江崎実生 | |
第16話 | 1982年5月5日 | トミマツまっ青! おとこ女が出たァ | 長野洋 | |
第17話 | 1982年5月12日 | アリャ?! カラテ美女の意外な弱点 | 秩父久方 | |
第18話 | 1982年5月19日 | 死ぬゥ! 廃車場の人間スクラップ | 畑嶺明 | 宮下克彦 |
第19話 | 1982年5月26日 | 城ヶ島の対決! トミマツvs凶悪軍団 | 江連卓 | 竹本弘一 |
第20話 | 1982年6月2日 | 絶望! 火葬場行き死の特急便 | 今井詔二 | 降旗康男 |
第21話 | 1982年6月16日 | 敵は脱獄犯! トミマツ死の珍道中 | 長野洋 | 江崎実生 |
第22話 | 1982年6月23日 | トミマツ呆然! 課長必殺の突撃 | 江連卓 | |
第23話 | 1982年7月14日 | トミマツ降伏! 悪党死の水攻め | 長野洋 | 土屋統吾郎 |
第24話 | 1982年7月21日 | 行け猿島へ! モジャ課長死のピンチ | 江連卓 | 竹本弘一 |
第25話 | 1982年7月28日 | ネス湖の怪獣? トミーの水中変身 | 長野洋 | 江崎実生 |
第26話 | 1982年8月11日 | 湖の対決! トミー死の円月殺法 | 江連卓 | |
第27話 | 1982年8月18日 | トミマツ卒倒! 出たァ アメリカ仕込みの蛇女 | 湯浅憲明 | |
第28話 | 1982年8月25日 | 決ったァ! トミーの飛行機投げ | 土屋統吾郎 | |
第29話 | 1982年9月1日 | 大ピンチ! 恋した男は変身できぬ? | 江崎実生 | |
第30話 | 1982年9月8日 | トミマツ生き埋め! 「トミコ」が出ない!! | 長野洋 | |
第31話 | 1982年9月15日 | 死ね! かよわいギャルをだます奴 | 宮下克彦 | |
第32話 | 1982年10月13日 | 倒せ殺人空手! トミーの延ズイ蹴り | 江連卓 | 江崎実生 |
第33話 | 1982年10月20日 | トミマツの 「喜劇・ターザン拳」 | 長野洋 | |
第34話 | 1982年10月27日 | 放火魔まて! トミー恐怖の綱わたり | 江連卓 | 竹本弘一 |
第35話 | 1982年11月3日 | 空から車が降る港 あゝトミマツのW変身 | ||
第36話 | 1982年11月10日 | ジャッキートミーの グラグラ酔拳 | 江崎実生 | |
第37話 | 1982年11月17日 | 死ぬゥ! トミマツの人間せんべい | 長野洋 | |
第38話 | 1982年12月1日 | マツが妊娠? 課長突然の恐怖 | 今井詔二 | 竹本弘一 |
第39話 | 1982年12月8日 | 進めトミマツ! 人間戦車だ!! | 江連卓 | 宮下克彦 |
第40話 | 1982年12月15日 | マツも仰天 空飛ぶトミー | 土屋統吾郎 | |
最終話 | 1982年12月22日 | もう嫌だ! コンビ解消独立します | 長野洋 |
その後のトミーとマツ
編集- 1986年12月に、国広・松崎のW主演でフジテレビ系「月曜ドラマランド」枠にて『白バイ野郎ジョン&パンチ』を意識した『白バイ野郎!トミー&マツ』なる単発ドラマが放送されたが、復活では無く役名も設定も別物。
- 1987年に公開された映画『湘南爆走族』に国広・松崎のコンビで、トミー&マツを彷彿させる交通課の警官として友情出演している。
- 国広は後年『はぐれ刑事純情派』にレギュラー出演。2004年のスペシャルで松崎が犯人役でゲスト出演した際、国広は取調べのシーンで「あんたを見てると、昔の仲間を思い出してな」というセリフを言っている。
- 2007年 映画『ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀〜決闘!ゴルゴダの森』にて、トミーとマツが25年振りに復活した。2008年 ケータイ刑事 銭形海3rdシーズンで、松山進が登場した為、トミーとマツの両方がケータイ刑事シリーズに登場した。
- 2011年2月21日の『関口宏の東京フレンドパークII』にトミマツコンビでゲスト出演した。
- 同年公開されたアニメ映画『ハイブリッド刑事』にもトミマツがハイブリッド課刑事の一人として登場。
- 2012年6月17日の『NISSAN あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE』に大日本ジェネラル経理部部長・副部長、噂の経理トミーとマツとしてトミマツコンビでゲスト出演した。
- 2019年8月17日〜26日『明治座 ももクロ一座特別公演 第一部 大江戸娯楽活劇 姫はくノ一』に幼馴染の藩主と忍者の設定でトミマツコンビで出演。劇中「男女の〜」のセリフの後殿様が豹変し(スタントも使って)大立ち回りをするトミーとマツをオマージュした演出もあった。
製作側について
編集ネット局について
編集- 信越放送・北陸放送・熊本放送では、この番組放送期間中の水曜20時台は日本テレビ系列の番組を放送していたため、放送されなかった(信越放送と熊本放送では1982年4月から放送開始)。北陸放送では、本放送終了後の1984年12月12日から1985年7月22日まで、平日夕方16:00 - 16:55に集中放送を行っていた[12]。その一方で、フジテレビ系列とのクロスネット局だった福島テレビ[注釈 11]とテレビ山口[注釈 12]では同時ネットで放送していた。
- フジテレビ系列の秋田テレビおよびテレビ愛媛、そして放送当時日本テレビ系列単独だった福井放送でも平日午後に集中放送を行っていた。特に福井放送は、北陸放送よりも先に放送していた。
- テレビ朝日系列のIAT岩手朝日テレビでは、TBSから同番組を全話購入し2004年に平日16時台(後に14時台)に集中放送を行った(本放送は岩手放送(現:IBC岩手放送)で実施)。
DVD化
編集ポニーキャニオンから2003年2月19日にトミーBOX(1 - 11話収録)3月19日にマツBOX(12 - 22話収録)が発売されているが、2022年現在まで続刊は発売されておらず未完となっている。
コミカライズ
編集奇跡の刑事 トミー&マツ
編集月刊YOUに、ドラマを原案とした漫画『奇跡の刑事 トミー&マツ』が連載されていた。単行本は全5巻で3巻以降は電子版のみ。
- 主要登場人物
- 岡崎富男(おかざきとみお)
- 通称トミー。人物像はドラマの岡野富夫に相当する。毎回怯えているとマツから「トミコ」と言われ激怒しながら人格が変わり、我に返ると人格変化中のことを忘れている。
- 松田進(まつだすすむ)
- 通称マツ。人物像はドラマの松山進に相当する。独断専行を同僚や上司から注意されている。
- 単行本
- 単行本(電子書籍)
注釈
編集- ^ 第53〜57話の5回は、清水章吾の病気欠場により、藤木敬士が代役を務めた。
- ^ 第20話台本(2019年11月現在、国立国会図書館で閲覧可能)の8頁(配役欄)で「警部」の表記有り。
- ^ 21話からレギュラーメンバーたが、クレジットの関係で43話までゲスト扱いだった。しかし、44話以降はオープニングから登場している。
- ^ 「白木万理」の誤植表記。
- ^ この第18話のみ、ゲストとして出演。芸者役。
- ^ a b 映像上のサブタイトルでは、「トミー」という言葉は付いていない。
- ^ 「石田純一」に改名される前の芸名。
- ^ a b テレビ放送画面のこのサブタイトルでは、だよンの「ン」は小文字表記であった。
- ^ 劇中に同局のワイドショー「3時にあいましょう」が登場した為。
- ^ 巽の己は「巳」の表記。
- ^ 1983年4月にフジテレビ系列に一本化。
- ^ 1987年10月にTBS系列に一本化。
出典
編集- ^ a b 第1シリーズ第1話「二人合せて一人前?」−第65話「しばしお別れ、トミマツ大サービス」
第2シリーズ第1話(通算第66話)「絶望! やっぱり駄目だ このコンビ」−第31話(通算第96話)「死ね! かよわいギャルをだます奴」 - ^ a b 第1シリーズ第1話「二人合せて一人前?」−第53話「夜更けのダンスは 死のタンゴ」
- ^ a b 第1シリーズ第23話「男ならトミコぬきで勝負しろ!」−第65話「しばしお別れ、トミマツ大サービス」
第2シリーズ第1話(通算第66話)「絶望! やっぱり駄目だ このコンビ」−第41話(通算第106話)「もう嫌だ! コンビ解消独立します」 - ^ 荒ぶる「刑事ドラマ」の男たち(5)噂の刑事トミーとマツ 松崎しげる 2019年12月26日閲覧。
- ^ “伝説ドラマ「トミーとマツ」で松崎しげるに「放送禁止用語」”. NEWSポストセブン. 小学館 (2021年2月12日). 2021年2月12日閲覧。
- ^ 週刊TVガイド 1979年10月12日号 p.4
- ^ 週刊TVガイド 1981年2月13日号 p.29「REPORT」
- ^ テレビ50年史(東京ニュース通信社)2000年12月10日発行「人気刑事ドラマの役職・階級」
- ^ 噂の刑事トミーとマツ ドラマ・時代劇 TBSチャンネル 2019年12月26日閲覧。
- ^ 『週刊TVガイド』(東京ニュース通信社)「テレビ50年史」2000年12月10日発行「人気刑事ドラマの役職・階級」
- ^ アサヒ芸能(徳間書店)2018年3月22日号 p.46 - 53「激情のオール直撃ワイド 俺たちがシビれた刑事ドラマ50年の勲章」より。
- ^ 『北日本新聞』1984年12月12日付、1985年7月22日付各朝刊、テレビ欄。
- ^ a b “奇跡の刑事 トミー&マツ 1”. 集英社. 2022年1月23日閲覧。 ISBN 978-4-08-845741-3
- ^ a b “奇跡の刑事 トミー&マツ 2”. 集英社. 2022年1月23日閲覧。 ISBN 978-4-08-845798-7
- ^ “奇跡の刑事 トミー&マツ 3”. 集英社. 2018年11月25日閲覧。
- ^ “奇跡の刑事 トミー&マツ 4”. 集英社. 2018年11月25日閲覧。
- ^ “奇跡の刑事 トミー&マツ 5”. 集英社. 2018年11月25日閲覧。
関連項目
編集- 刑事ドラマ
- 大映テレビ
- 増田屋コーポレーション(玩具メーカー。放送当時、本作をモデルとしたゲーム盤を発売)
外部リンク
編集前後番組
編集TBS系 水曜20時台(1979年10月 - 1981年3月) | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
噂の刑事トミーとマツ
(第1シリーズ) |
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TBS系 水曜20時台(1982年1月 - 12月) | ||
秘密のデカちゃん
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噂の刑事トミーとマツ
(第2シリーズ) |
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TBS系 水曜20:54 - 20:55枠(1982年1月 - 9月) | ||
秘密のデカちゃん
(20:00 - 20:55) |
噂の刑事トミーとマツ
(第2シリーズ) 【1分縮小して継続】 |