三雲孝江

日本の女性アナウンサー (1954-)

三雲 孝江(みくも たかえ、1954年4月12日 - )は、日本フリーアナウンサーニュースキャスターTBSアナウンサー第17期生。本名、星 孝江(ほし たかえ)。旧姓、三雲(みくも)。

みくも たかえ
三雲 孝江
プロフィール
本名 星 孝江
出生地 日本の旗 日本 東京都渋谷区
出身地 日本の旗 日本 神奈川県横浜市
生年月日 (1954-04-12) 1954年4月12日(70歳)
血液型 O型
最終学歴 上智大学外国語学部フランス語学科卒業
所属事務所 オフィス・ミクモ
職歴TBSアナウンサー
活動期間 1977年 -
ジャンル 報道情報
配偶者 星勝幸
著名な家族 三雲四郎(父)
星麻琴(娘)[1][2]
出演番組・活動
出演中ひるおび
情報7days ニュースキャスター
出演経歴3時にあいましょう
JNNニュースコープ
ブロードキャスター
ジャスト
イブニング・ファイブ』 など

来歴・人物

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生い立ち・学生時代

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父である三雲四郎産経新聞特派員(後に取締役論説委員長)だったこともあり、小学2年の夏から小学6年までイギリスで生活した。そのため英語が得意で、フランス語も話せるという[3]。幼稚園から捜真で、捜真小学校[4]捜真女学校中学部・高等学部[4]を経て、指定校推薦上智大学外国語学部フランス語学科に進学する。

大学3年の頃に文学座研究生に合格。その後、TBS(現在のTBSホールディングス)のアナウンサー試験にも合格。大学4年時には新聞広告の公募に応募し、日本テレビ特別番組夢と冒険!アメリカ大横断』(1976年7月4日放送)の出演者7人の一人としてアメリカ合衆国キャンピングカーで横断[5]、建国200年祭を取材したことがある。

TBSアナウンサー時代

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1977年4月、アナウンサー第17期生としてTBSに入社。「TBS の竹下景子」と呼ばれ、同期にはアナウンサーの神津栄子(旧姓:浅井)、吉川美代子[6][7]、他職ではTBS報道局記者・執行役員の金平茂紀TBSビジョン代表取締役社長TBSホールディングス(TBSHD)執行役員田代冬彦、推理作家の井沢元彦がいる。入社後、『3時にあいましょう』『ネットワーク』『JNNニュースコープ』など同局を代表する報道情報番組を中心に担当。一方で、音楽番組バラエティ番組の司会も手広くこなす。

1983年徳仁親王オックスフォード大学に留学した折には同行取材し、記者団の中で紅一点だった三雲は、浩宮と会話を交わしながらロンドン市内を一緒に散歩した。この様子はTBSスタッフによってテープに編集され、東宮御所に献上された。当時の皇太子であった上皇明仁は家族とともにこのビデオを楽しんだという[8]

昭和天皇が崩御した1989年1月7日には夕方の『JNN報道特別番組』に出演し、新元号に「平成」が決まったことなどを伝えた。

1989年、TBSビジョンのプロデューサーで6歳年上の星勝幸(日本大学法学部卒業)と結婚。遡ること12年前に、三雲が『3時にあいましょう』の司会者時代に、星はディレクターを担当していたため仕事上で関わりがあった。1990年10月10日にTBSを退社[9][10]

フリー転身後

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TBSを退社後、フリーアナウンサーに転身する。フリー転身直後に出演したTBSの特別番組『日本人初!宇宙へ』では、秋山豊寛が搭乗するソユーズの真下に相当する世界各地の都市からリポートを届ける「地球特派員」を担当した。1991年2月にはNHK-BS2特別番組で初めてTBS以外の番組に出演した。

同年夏に長女・星麻琴(現:日本放送協会(NHK)局員)を出産[1]1992年4月からは、TBS以外での初レギュラー番組となるテレビ朝日報道多チャンネル』でキャスターを務めた。前後して1991年4月開始のTBS『ブロードキャスター』の初代メインキャスターに就任、2004年9月までメインキャスターを続けた。

1998年9月28日から2005年3月25日まで、TBS『ジャスト』のメイン司会を土井敏之安住紳一郎藤森祥平(いずれもTBSアナウンサー)と務めた。

2005年には『イブニング・ファイブ』で、『JNNニュースコープ』以来15年ぶりにTBSの夕方ニュースに登板。2009年4月に『イブニング・ファイブ』は終了、三雲自身も夕方ニュースから勇退した。

2009年4月からは、『ひるおび!』の火曜コメンテーター(同年3月から7月までは平日コーナーナレーションも兼務)、『情報7days ニュースキャスター』のレギュラーコメンテーター(ゲスト扱いでは同年1月から)を務めている。三雲の土曜22時台での出演は、メインキャスターを務めた前番組『ブロードキャスター』を降板した2004年9月以来である。番組総合司会のTBSアナウンサー・安住紳一郎とのレギュラー番組共演は、『ジャスト』終了以来4年ぶりである。

2009年にテレビショッピングチャンネルのショップチャンネルで「三雲アナのフェイスアップクリップ」を開発・プロデュース。これはショートヘアの女性のために三雲がかねてより試作していた手作りのクリップを商品化したもので、三雲はショップチャンネルの通販番組にもゲスト・プレゼンターとして出演した。

2010年5月から9月までは『金曜プリティ』の司会として、TBS制作平日午後のワイドショー枠3度目の登板を果たす。

2012年4月、子ども目線のニュース番組『ニュース少年探偵団』(BS-TBS)のメインキャスターに就任[11]。『イブニング・ファイブ』終了以来、約3年ぶりにレギュラー放送の報道番組でキャスターを務めた。2014年9月に同番組が終了した後も、後継番組『まるわかり!日曜 ニュース深掘り→土曜ニュースまるわかり!』でメインキャスターを務めた。

2014年10月からは、BSフジの音楽番組『あなたの歌謡リクエスト』で司会を担当。三雲がTBS以外の番組にレギュラー出演したのは、『報道多チャンネル』が終了した1993年9月以来21年ぶりであった。

出演番組

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TBSアナウンサー時代

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テレビ

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報道・情報番組

期間 番組名 役職
1977年 おはよう700 日本中継
1978年10月 1985年9月 3時にあいましょう 司会
1986年10月 1987年9月 ネットワーク メインキャスター
1987年10月 1988年9月 JNNニュース22プライムタイム
1988年10月 1990年3月 JNNニュースコープ 平日メインキャスター

バラエティ・特別番組・その他

ラジオ

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フリー転身後

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報道・情報番組

期間 番組名 役職 備考
1991年4月 2004年9月 ブロードキャスター(TBS) メインキャスター
1992年4月 1993年9月 報道多チャンネル(テレビ朝日) キャスター
1998年10月 2005年3月 ジャスト(TBS) 総合司会
2003年4月 2003年9月 夜のワイド魂(TBS) レギュラー司会
2005年4月 2009年3月 イブニング・ファイブ(TBS) 総合司会兼『JNNイブニング・ニュース』メインキャスター
2009年4月 現在 ひるおび(TBS) コメンテーター 2012年3月までは火曜日担当、番組開始の2009年4月から同年7月までは『三雲孝江のおとりよせ47』コーナーで、ナレーションとスタジオでのプレゼンも担当
情報7daysニュースキャスター(TBS)
※一時期は『新・情報7daysニュースキャスター』を放送
2009年1月から同年3月にも不定期出演していたが、同年4月からレギュラーコメンテーターとなる、番組リニューアルに伴い、2014年3月以降は不定期出演
2010年5月 2010年9月 金曜プリティ(TBS) 司会 番組のタイトル通り、金曜日の15時台に関東ローカルでの生活情報番組にて放送
2012年4月 2014年9月 ニュース少年探偵団(BS-TBS) キャスター
2014年10月 2016年9月 まるわかり!日曜 ニュース深掘り→土曜ニュースまるわかり!(BS-TBS)

バラエティ・特別番組・その他

出演映画

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イベント

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ビブリオグラフィ

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著書

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  • いつもきらきら輝いて(1985年、講談社)
  • グッドタイムズ・グットデイズ(1989年、桐原書店

監訳

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  • ジョーン・キグリー 著、三雲孝江 訳『ジョーン・キグリーの大占星術 : あなたの運命が怖いほどの精密さでズバリわかる!』主婦と生活社〈21世紀POCKET特装版〉、1989年。ISBN 4391112205 

脚注

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  1. ^ a b 三雲孝江の愛娘、NHK星麻琴アナ「ニュース9」起用にオタク大歓喜のワケ |”. アサジョ. 2020年9月19日閲覧。
  2. ^ 母は三雲孝江さん! NHK星麻琴アナ30歳のファンが増えている理由”. 文春オンライン. 文藝春秋 (2022年3月15日). 2023年11月17日閲覧。
  3. ^ 暮らし ワイドな窓 No.1 三雲 孝江さん(掲載記事:昭和57年10月月1日発行本誌No.13 号名「櫟」)”. 沿線住民参加のコミュニティー誌『とうよこ沿線』。好評連載“復刻版” (2015年2月16日). 2022年4月12日閲覧。
  4. ^ a b 花咲く同窓生 1973年卒業(高25期) 三雲 孝江 フリーアナウンサー”. 捜真女学校同窓会. 2022年4月12日閲覧。
  5. ^ 大門弘樹『QUIZ JAPAN vol.1』セブンデイズウォー、2013年、41頁。ISBN 978-4907601003 
  6. ^ 東京放送 編「III 放送関係 7.アナウンサーの活動記録」『TBS50年史 資料編』東京放送、2002年1月、239頁。「1977.4<17期生> 3人入社(女3) 浅井栄子 三雲孝江 吉川美代子」 
  7. ^ 東京放送 編「TBSアナウンサーの動き」『TBS50年史 付属資料・ハイブリッド検索編』(DVD-ROM & PDF)東京放送、2002年1月、26-27頁。「77.4 <17期生>3人入社 *女性アナの採用は9年振り 浅井 栄子 三雲 孝江 吉川美代子」 
  8. ^ 三雲孝江『グッドタイムズ・グットデイズ』桐原書店、1989年、[要ページ番号]頁。ISBN 4342751607 
  9. ^ a b c 東京放送 編「III 放送関係 7.アナウンサーの活動記録」『TBS50年史 資料編』東京放送、2002年1月、239頁。「三雲孝江[1990.10退社] R「歌謡曲ナイトスペシャル(1978)」「トミーのおしゃべりスナック(1978)」 TV「レコード大賞」「3時にあいましょう」「ニューススコープ」「東京音楽祭」」 
  10. ^ a b c d e 東京放送 編「TBSアナウンサーの動き」『TBS50年史 付属資料・ハイブリッド検索編』(DVD-ROM & PDF)東京放送、2002年1月、26-27頁。「三雲 孝江…[90.10 退社] R「歌謡曲ナイトスペシャル(78)」「トミーのおしゃべりスナック(78)」「ザ・青春(78)」「五木寛之の夜(79)」 TV「おはよう700日本中継(77)」「ザ・ベストテン(77)」「チャーミング奥様(77)」「ロッテ 歌のアルバム(78)」「3時にあいましょう(82〜85)」「ザ・コンサート(79)」「ワイドスタジオ東京(82)」「ライブG(83)」「ネットワーク(86)」「プライムタイム(87)」「ニューススコープ(88)」「東京音楽祭」「レコード大賞」」 
  11. ^ “ニュース少年探偵団:毎小がテレビとタイアップ!! BS-TBS、4月15日スタート - 毎日jp(毎日新聞)”. 毎日新聞. (2012年2月17日). http://mainichi.jp/life/edu/maishou/news/20120217kei00s00s003000c.html 2012年3月30日閲覧。 [リンク切れ]
  12. ^ 有馬とは2003年度のみ、山瀬とは番組開始から2004年9月の三雲降板まで『ブロードキャスター』で共演していた。

参考文献

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  • 三雲孝江『グッドタイムズ・グットデイズ』桐原書店、1989年。ISBN 4342751607 
  • 東京放送 編『TBS50年史』東京放送、2002年1月。 
  • 安住紳一郎『局アナ 安住紳一郎』小学館、2006年。ISBN 4-09-387641-X 
  • 大門弘樹『QUIZ JAPAN vol.1』セブンデイズウォー、2013年。ISBN 978-4907601003 
先代
川戸恵子(金)
(月 - 木曜は五味陸仁が単独)
※「JNNニュースデスク
平日最終のJNNニュース
女性キャスター
1986年 - 1988年
ネットワーク
→「プライムタイム
次代
戸田信子
※「JNNニュースデスク'88・'89