グラスマスター
グラスマスター(GrassMaster)は、人工繊維と組み合わせた天然芝から成るスポーツ競技場の舗装表面(ハイブリッド芝)である。
ピッチ1面に付き約2000万本のポリプロピレン繊維を専用機械により深さ約20 cmまで埋め込み、表面の約3%を覆う。芝が成長すると、根が人工繊維と絡み合う。開発者は、この人工繊維により地盤が強固になり、なおかつ水捌けも良い構造を持ち、快適なプレーが出来るようになるとされる。
1993年にイギリスのデッソ・スポーツ(Desso Sports)により開発され特許が取得されたため、デッソ・グラスマスター(Desso GrassMaster)と呼ばれていたが、Tarkett Sportsがこの技術を買収した[1]ため、現在は単に「グラスマスター」という名称となった。
2010 FIFAワールドカップ南アフリカ大会の会場であるムボンベラ・スタジアムおよびピーター・モカバ・スタジアムに導入された。
日本総代理店は株式会社パルカ。
導入
編集脚注
編集- ^ “ABOUT” (英語). GrassMaster Solutions. Tarkett Sports BV. 2019年11月17日閲覧。
- ^ “High-tech hybrid grass for Grêmio Arena”. GFPA (Porto Alegre (RS,Brazil)) May 2013閲覧。
- ^ “Pitch Refurbishment Underway”. LCFC (Leicester) May 2011閲覧。
- ^ “LSV beats the big freeze!”. December 21, 2010閲覧。
- ^ “Manchester City inaugurates brand new stadium”. May 17, 2007閲覧。
- ^ “Pitch relay news Desso is go”. WatfordFC.com. July 11, 2012閲覧。
- ^ “Dunedin's hi-tech stadium open for business”. tvnz (New Zealand) August, 2011閲覧。
- ^ “Even in Pittsburgh, playoffs are mind-over-sloppy-turf-matter games”. ESPN. (2008年1月8日) 2008年1月25日閲覧。
- ^ Liberty Stadium Pitch - Official Stadium Website
- ^ Go Desso! - Official Stadium Website