第15回参議院議員通常選挙

1989年に行われた日本の参議院選挙
第15回参議院選挙から転送)

第15回参議院議員通常選挙(だい15かいさんぎいんぎいんつうじょうせんきょ)は、1989年平成元年)7月23日に行われた日本国会参議院議員選挙である。

日本の旗 第15回参議院議員通常選挙 国会議事堂
内閣 宇野内閣
任期満了日 1989年(平成元年)7月9日
公示日 1989年(平成元年)7月5日
投票日 1989年(平成元年)7月23日
選挙制度 選挙区制 76(
拘束名簿式比例代表制 50(
改選数 126(
議席内訳

選挙後の党派別議席数
有権者 満20歳以上の日本国民
有権者数 8989万1258人
投票率 65.02%(減少6.34%)
各党別勢力
党順 第1党 第2党 第3党
画像
党色
党名 自由民主党 日本社会党 公明党
党首 宇野宗佑 土井たか子 石田幸四郎
就任日 1989年6月 1986年9月 1989年5月
前回(3年前) 68 22 14
非改選議席 73 20 10
改選議席 69 22 12
獲得議席 36 46 10
増減 33 24 2
選挙前議席 142 42 22
選挙後議席 109 66 20
得票数(選) 1746万6406票 1500万9451票 290万947票
得票率(選) 30.70% 26.38% 5.10%
得票数(比) 1534万3455票 1968万8252票 609万7971票
得票率(比) 27.32% 35.05% 10.86%
党順 第4党 第5党 第6党
画像
党色
党名 日本共産党 連合の会 民社党
党首 不破哲三 豊田稔 永末英一
就任日 1989年5月 1989年6月 1989年2月
前回(3年前) 7 新党 6
非改選議席 9 1 5
改選議席 8 0 6
獲得議席 5 11 3
増減 3 11 3
選挙前議席 17 1 11
選挙後議席 14 12 8
得票数(選) 501万2424票 387万8783票 206万6533票
得票率(選) 8.81% 6.82% 3.63%
得票数(比) 395万4408票 272万6419票
得票率(比) 7.04% 4.85%
党順 第7党 第8党 第9党
画像
党色
党名 税金党 第二院クラブ スポーツ平和党
党首 野末陳平 青島幸男 猪木快守
就任日 1983年6月 1983年 1989年6月
前回(3年前) 1 1 新党
非改選議席 1 1 0
改選議席 1 1 0
獲得議席 2 1 1
増減 1 1
選挙前議席 2 2 0
選挙後議席 3 2 1
得票数(選) 88万9633票
得票率(選) 1.56%
得票数(比) 117万9939票 125万22票 99万3989票
得票率(比) 2.10% 2.23% 1.77%
 < 1986年1992年 > 

概要

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平成最初となる選挙で、史上最多の40政党が候補を立てた選挙であった。自由民主党竹下登内閣において発覚したリクルート問題や、施行された消費税、竹下に代わって総理大臣に就任した宇野宗佑の女性問題などが焦点とされた。

日本社会党土井たか子委員長の「マドンナ旋風」と呼ばれるブームによって46議席を獲得したことで、与野党の議席数が逆転した。この選挙結果は、土井が「山が動いた」と表現したことに象徴されている。自民党は幹事長橋本龍太郎が「ちくしょー」と思わず憤るほどの惨敗を喫し、結党以来初めて追加公認を合わせても参議院での過半数に届かなかった。特に、それまで絶対的な強さを誇った1人区(事実上の小選挙区)で、前回の25勝1敗から一転して3勝23敗へと大きく後退した。その後も、自民党は2016年(平成28年)の第24回の選挙後に平野達男が入党するまで27年間参議院での単独過半数を回復できず、公明党民社党の野党と協力した自公民路線や、社会党、新党さきがけとの自社さ連立政権、公明党と自公連立政権を組むことで過半数を確保していた[1]

2024年9月現在、近畿地方出身の首相の元で行われた大型国政選挙は本選挙のみである[注 1]

選挙データ

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内閣

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公示日

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投票日

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改選数

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各選挙区の改選数

選挙制度

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  • 選挙区
    • 小選挙区制:26( 
      • 2人区(1人改選):26( 
    • 中選挙区制:21( 
      • 4人区(2人改選):15
      • 6人区(3人改選):04(愛知県、大阪府、兵庫県、福岡県)
      • 8人区(4人改選):02(北海道、東京都)
投票方法
秘密投票単記投票、2票制(選挙区・比例区)
選挙権
満20歳以上の日本国民
被選挙権
満30歳以上の日本国民
有権者数
89,891,358(男性:43,556,869 女性:46,334,489)

選挙活動

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党派別立候補者数

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党派 内訳 男性 女性 選挙区 比例区 議席
男性 女性 男性 女性 改選 非改選 公示前
自由民主党 78 50 0 28 73 5 53 37 0 16 53 0 25 13 0 12 20 5 69 73 142
日本社会党 55 17 0 38 43 12 30 10 0 20 25 5 25 7 0 18 18 7 22 20 42
公明党 22 6 0 16 19 3 5 2 0 3 5 0 17 4 0 13 14 3 12 10 22
日本共産党 70 6 1 63 51 19 45 3 1 41 33 12 25 3 0 22 18 7 8 9 17
民社党 25 2 1 22 19 6 8 2 0 6 5 3 17 0 1 16 14 3 6 5 11
税金党 10 1 0 9 10 0 1 1 0 0 1 0 9 0 0 9 9 0 1 1 2
第二院クラブ 10 1 1 8 10 0 10 1 1 8 10 0 1 1 2
サラリーマン新党 10 1 0 9 8 2 1 0 0 1 1 0 9 1 0 8 7 2 1 1 2
連合の会 12 0 1 11 10 2 12 0 1 11 10 2 0 1 1
太陽の会 10 1 0 9 5 5 1 0 0 1 1 0 9 1 0 8 4 5 1 0 1
沖縄革新共闘会議 1 1 0 0 1 0 1 1 0 0 1 0 1 0 1
無所属 44 7 1 36 41 3 44 7 1 36 41 3 4 5 9
緑の党 13 0 0 13 1 12 12 0 0 12 1 11 1 0 0 1 0 1 0 0 0
みどりといのちのネットワーク 12 0 0 12 5 7 3 0 0 3 1 2 9 0 0 9 4 5 0 0 0
教育党 10 0 0 10 4 6 9 0 0 9 4 5 1 0 0 1 0 1 0 0 0
原発いらない人びと 10 0 0 10 5 5 1 0 0 1 0 1 9 0 0 9 5 4 0 0 0
進歩党 10 0 1 9 10 0 5 0 1 4 5 0 5 0 0 5 5 0 0 0 0
スポーツ平和党 10 0 0 10 10 0 10 0 0 10 10 0 0 0 0
ちきゅうクラブ 10 0 0 10 1 9 10 0 0 10 1 9 0 0 0
福祉党 10 0 0 10 7 3 10 0 0 10 7 3 0 0 0
MPD・平和と民主運動 10 0 0 10 5 5 1 0 0 1 1 0 9 0 0 9 4 5 0 0 0
大日本愛国党 1 0 0 1 1 0 1 0 0 1 1 0 0 0 0
日本国民政治連合 1 0 0 1 1 0 1 0 0 1 1 0 0 0 0
日本みどりの党 1 0 0 1 1 0 1 0 0 1 1 0 0 0 0
日本民主党 1 0 0 1 1 0 1 0 0 1 1 0 0 0 0
平安会 1 0 0 1 1 0 1 0 0 1 1 0 0 0 0
星宇宙党 1 0 0 1 1 0 1 0 0 1 1 0 0 0 0
立行社 1 0 0 1 1 0 1 0 0 1 1 0 0 0 0
諸派 221 0 0 222 179 42 46 0 0 46 41 5 175 0 0 175 138 37 0 0 0
総計 670 93 6 571 524 146 285 63 4 218 236 49 385 30 2 353 288 97 126 126 252
出典:総務省統計局

党派の動き

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与党

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選挙区53名、比例区25名の計78名を擁立。

野党

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選挙区30名、比例区25名の計55名を擁立。
選挙区5名、比例区17名の計22名を擁立。
選挙区8名、比例区17名の計25名を擁立。
選挙区12名を擁立。候補者を擁立しなかった社会民主連合とともに社公民路線を推進した。
選挙区45名、比例区25名の計70名を擁立。

諸派

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選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。現職の野末代表が東京選挙区から出馬した。
比例区に10名を擁立。
比例区に10名を擁立。
選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。
選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。
比例区10名を擁立。
選挙区5名、比例区5名の計10名を擁立。
選挙区12名、比例区1名の計13名を擁立。
選挙区3名、比例区9名の計12名を擁立。
選挙区9名、比例区1名の計10名を擁立。
選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。
比例区に10名を擁立。
選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。
比例区に10名を擁立。
比例区に10名を擁立。
  • 老人福祉党
10名を擁立。
10名を擁立。
10名を擁立。
  • 国会議員を半分に減らす会
比例区に10名を擁立。
  • UFO党(森脇十九男党首)
選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。
  • 人間党
比例区に10名を擁立。
選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。
選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。
  • 新政クラブ
比例区に10名を擁立。
  • 環境党
10名を擁立。
  • 大行社政治連盟
10名を擁立。
選挙区1名、比例区9名の計10名を擁立。
10名を擁立。
10名を擁立。
10名を擁立。
  • 道州制推進会議
10名を擁立。
  • 世界浄霊会
比例区に10名を擁立。
  • 日本国民権利擁護連盟
比例区に10名を擁立。
比例区に10名を擁立。
  • 主権在民党
10名を擁立。
赤尾総裁が東京選挙区から立候補した。
赤石総裁が東京選挙区から立候補した。
  • 日本みどりの党(甲賀喜夫代表)
甲賀代表が大阪選挙区から立候補した。
品川総裁が東京選挙区から立候補した。
  • 平安会(村上家彦総裁)
村上総裁が大阪選挙区から立候補した。
  • 星宇宙党(武藤孝志代表)
村上代表が愛媛選挙区から立候補した。
  • 立行社(山口俊明総裁)
山口総裁が東京選挙区から立候補した。

[2]

キャッチコピー

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  • 自由民主党  :断行!!政治改革。[3]
  • 日本社会党  :怒りの一票、政治を変える。[3]
  • 公明党    :刷新 新しい日本へ 新しい政治[3]
  • 日本共産党  :自·社·公·民のなれあい政治はゴメンです[3]
  • 民社党    :幸せ、わかち愛。[3]

選挙報道

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選挙関連特別番組

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主な争点

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政局
政策
  • 消費税の是非
  • 農産物の輸入自由化

選挙結果

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党派別獲得議席

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e • d    第15回参議院議員通常選挙 (1989年(平成元年)7月23日施行)
 
政党 獲得
議席
増減 選挙区 比例区 公示前 非改選 議席計
議席 得票数 得票率 議席 得票数 得票率
与党 36  033 21 17,466,406 30.70% 15 15,343,455 27.32% 69 73 109
自由民主党 36  033 21 17,466,406 30.70% 15 15,343,455 27.32% 69 73 109
野党・無所属他 90  033 55 39,433,228 69.30% 35 40,827,873 72.68% 57 53 143
日本社会党 46  024 26 15,009,451 26.38% 20 19,688,252 35.05% 22 20 66
連合の会 11  011 11 3,878,783 6.82% 0 1 12
公明党 10  002 4 2,900,947 5.10% 6 6,097,971 10.86% 12 10 20
日本共産党 5  003 1 5,012,424 8.81% 4 3,954,408 7.04% 8 9 14
民社党 3  003 1 2,066,533 3.63% 2 2,726,419 4.85% 6 5 8
税金党 2  001 1 889,633 1.56% 1 1,179,939 2.10% 1 1 3
第二院クラブ 1   1 1,250,022 2.23% 1 1 2
スポーツ平和党 1  001 1 993,989 1.77% 0 0 1
沖縄革新共闘会議 1   1 337,250 0.59% 1 0 1
無所属 10  006 10 7,362,723 12.94% 4 5 15
サラリーマン新党 0  001 0 256,678 0.45% 0 872,326 1.55% 1 1 1
諸派 0  001 0 1,718,805 3.02% 0 4,064,547 7.24% 1 0 1
総計 126   76 56,899,634 100.0% 50 56,171,328 100.0% 126 126 252
有効票数(有効率) 56,899,634 97.35% 56,171,328 96.13%
無効票・白票数(無効率) 1,546,731 2.65% 2,262,734 3.87%
投票者数(投票率) 58,446,365 65.02% 58,434,062 65.01%
棄権者数(棄権率) 31,444,993 34.98% 31,457,296 34.99%
有権者数 89,891,358 100.0% 89,891,358 100.0%
出典:主要政党の変遷と国会内勢力の推移 投票結果 開票結果
選挙区投票率:65.02%(前回比:  6.34%)
【男性:64.36(前回比:  5.81%) 女性:65.63(前回比:  6.84%)】
比例区投票率:65.01%(前回比:  6.31%)
【男性:64.35(前回比:  5.79%) 女性:65.62(前回比:  6.82%)】

党派別当選者内訳

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党派 内訳 男性 女性 選挙区 比例区
男性 女性 男性 女性
自由民主党 36 20 0 16 34 2 21 13 0 8 21 0 15 7 0 8 13 2
日本社会党 46 17 0 29 35 11 26 10 0 16 21 5 20 7 0 13 14 6
連合の会 11 0 1 10 10 1 11 0 1 10 10 1
公明党 10 6 0 4 8 2 4 2 0 2 4 0 6 4 0 2 4 2
日本共産党 5 3 0 2 2 3 1 0 0 1 0 1 4 3 0 1 2 2
民社党 3 1 0 2 3 0 1 1 0 0 1 0 2 0 0 2 2 0
税金党 2 1 0 1 2 0 1 1 0 0 1 0 1 0 0 1 1 0
第二院クラブ 1 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 1 0
スポーツ平和党 1 0 0 1 1 0 1 0 0 1 1 0
諸派 1 1 0 0 1 0 1 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
無所属 10 4 0 6 8 2 10 4 0 6 8 2
総計 126 54 1 71 105 21 76 32 1 43 67 9 50 22 0 28 38 12
出典:朝日新聞「朝日選挙大観」

都道府県別選挙区獲得議席

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都道府県 定数 自民 与党計 社会 連合 公明 共産 民社 税金 諸派 野党計 与党計
- 野党計
01北海道 4 1 0 1 1 0 0 1 0 0 0 1 3 -2
02青森県 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 -1
03岩手県 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 -1
04宮城県 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 -1
05秋田県 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 -1
06山形県 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 -1
07福島県 2 1 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0
08茨城県 2 1 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0
09栃木県 2 1 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0
10群馬県 2 1 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0
11埼玉県 2 0 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0
12千葉県 2 1 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0
13神奈川県 2 1 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0
14山梨県 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 -1
15東京都 4 1 0 1 0 0 1 0 0 1 0 1 3 -2
16新潟県 2 1 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0
17富山県 1 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1
18石川県 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 -1
19福井県 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 -1
20長野県 2 1 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0
21岐阜県 2 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 -1
22静岡県 2 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0
23愛知県 3 1 0 1 1 0 0 0 1 0 0 0 2 -1
24三重県 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 -1
25滋賀県 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 -1
26京都府 2 1 0 1 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0
27大阪府 3 0 0 9 1 0 1 0 0 0 0 1 3 -3
28兵庫県 3 1 0 1 1 0 1 0 0 0 0 0 2 -1
29奈良県 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 -1
30和歌山県 1 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1
31鳥取県 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 -1
32島根県 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 -1
33岡山県 2 1 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0
34広島県 2 1 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0
35山口県 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 -1
36徳島県 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 -1
37香川県 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 -1
38愛媛県 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 -1
39高知県 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 -1
40福岡県 3 1 0 1 1 0 1 0 0 0 0 0 2 -1
41佐賀県 1 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1
42長崎県 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 -1
43熊本県 2 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0
44大分県 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 -1
45宮崎県 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 -1
46鹿児島県 2 1 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0
47沖縄県 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 -1
総計 76 21 2 23 26 11 4 1 1 1 1 8 53 -30

政党

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自由民主党:36議席(109議席)
総裁宇野宗佑
幹事長    :橋本龍太郎
総務会長   :水野清
政務調査会長 :村田敬次郎
国会対策委員長:渡部恒三
参議院議員会長:長田裕二
日本社会党:46議席(66議席)
委員長土井たか子
副委員長   :岡田利春 小野明
        金子みつ 山本政弘
書記長    :山口鶴男
政策審議会長 :伊藤茂
国会対策委員長:大出俊
参議院議員会長:小野明
連合の会:11議席(12議席)
会長:豊田稔
最高顧問:竪山利文
公明党:10議席(20議席)
委員長:石田幸四郎
副委員長   :浅井美幸 長田武士
        多田省吾 伏木和雄
書記長    :市川雄一
政策審議会長 :坂口力
国会対策委員長:坂井弘一
参議院議員団長:黒柳明
最高顧問   :竹入義勝 矢野絢也
日本共産党:5議席(14議席)
議長 :宮本顕治
委員長不破哲三
副委員長    :市川正一 小笠原貞子
         戎谷春松 高原晋一
         西沢富夫
書記局長    :金子満広
政策委員会責任者:吉岡吉典
国会対策委員長 :寺前巌
参議院議員団長 :橋本敦
民社党:3議席(8議席)
委員長:永末英一
副委員長   :河村勝
書記長    :米沢隆
政策審議会長 :中野寛成
国会対策委員長:吉田之久
参議院議員会長:藤井恒男
常任顧問   :塚本三郎
税金党:2議席(3議席)
代表:野末陳平
第二院クラブ:1議席(2議席)
代表:青島幸男
スポーツ平和党:1議席(1議席)
党首:猪木快守
サラリーマン新党:0議席(1議席)
代表:青木茂
諸派:1議席(1議席)
  • 1議席(1団体)
沖縄革新共闘会議喜屋武真栄(沖縄)

議員

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選挙区当選者

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 自由民主党   日本社会党   連合の会   公明党   日本共産党   民社党   税金党   諸派   無所属 

改選定数3以上
北海道 竹村泰子[無 1] 菅野久光 北修二 高崎裕子
東京都 田英夫[無 2] 原文兵衛[自 1] 野末陳平[税 1] 黒柳明[公 1]
愛知県 前畑幸子[社 1] 吉川博 井上計[民 1]
大阪府 谷畑孝 横山ノック 白浜一良[公 1]
兵庫県 旭堂小南陵[社 2] 石井一二[自 2] 矢原秀男[公 1]
福岡県 小野明[社 3] 木庭健太郎[公 1] 合馬敬
改選定数2
福島県 会田長栄 石原健太郎 茨城県 種田誠 狩野明男 栃木県 上野雄文 岩崎純三
群馬県 角田義一 山本富雄 埼玉県 深田肇 土屋義彦 千葉県 糸久八重子 倉田寛之
神奈川県 小林正 石渡清元 新潟県 稲村稔夫 吉川芳男 長野県 村沢牧 下条進一郎
静岡県 桜井規順[無 1] 竹山裕 京都府 笹野貞子 西田吉宏 岡山県 片山虎之助 森暢子
広島県 浜本万三 藤田雄山 熊本県 紀平悌子 沢田一精[無 3] 鹿児島県 鎌田要人 久保亘
改選定数1
青森県 三上隆雄 岩手県 小川仁一 宮城県 栗村和夫 秋田県 細谷昭雄 山形県 星川保松[連 1]
山梨県 磯村修 富山県 鹿熊安正 石川県 粟森喬 福井県 古川太三郎 岐阜県 高井和伸
三重県 井上哲夫 滋賀県 中村鋭一[連 2] 奈良県 新坂一雄 和歌山県 世耕政隆 鳥取県 吉田達男
島根県 岩本久人 山口県 山田健一 徳島県 乾晴美 香川県 喜岡淳 愛媛県 池田治
高知県 西岡瑠璃子[社 1] 佐賀県 陣内孝雄 長崎県 篠崎年子 大分県 梶原敬義 宮崎県 野別隆俊
沖縄県 喜屋武真栄[諸 1]

補欠選挙等

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月日 選挙区 選出 新旧別 当選者 所属党派 欠員 所属党派 欠員事由
1990 6.10 福岡県 補欠選挙 三重野栄子 日本社会党 小野明 無所属 1990.4.19死去[4]
1992 2.9 奈良県 補欠選挙 吉田之久[連 3] 連合の会 新坂一雄 連合の会 1991.12.28死去
3.8 宮城県 補欠選挙 萩野浩基 連合の会 栗村和夫 日本社会党 1992.1.25死去[5]
4.12 茨城県 補欠選挙 狩野安 自由民主党 狩野明男 自由民主党 1992.2.26死去
7.26 埼玉県 合併選挙[注 2] 佐藤泰三 自由民主党 土屋義彦 自由民主党 1992.6.1失職[辞 1][6]
1993 7.18 福島県 補欠選挙 太田豊秋 自由民主党 石原健太郎 自由民主党 1993.6.21辞職[辞 2][7]
岐阜県 補欠選挙[注 3] 岩崎昭弥 日本社会党 高井和伸 連合の会 1993.6.21辞職[辞 2][7]
12.5 広島県 補欠選挙 溝手顕正 自由民主党 藤田雄山 自由民主党 1993.10.21失職[辞 3][8]

比例区当選者

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 自由民主党   日本社会党   公明党   日本共産党   民社党   第二院クラブ   税金党   スポーツ平和党 

1-10 松前達郎 清水嘉与子 久保田真苗 八代英太 国弘正雄[社 2] 高桑栄松[公 1] 岡野裕 日下部禧代子 市川正一 安恒良一[社 1]
11-20 山岡賢次 大森昭 井上章平 中西珠子[公 2] 佐藤三吾 足立良平[民 1] 石川弘 安永英雄 須藤良太郎 堂本暁子[社 4]
21-30 和田教美[公 1] 橋本敦 谷本巍 成瀬守重 穐山篤 大浜方栄 清水澄子 尾辻秀久 刈田貞子[公 1] 北村哲男[社 1]
31-40 菅野寿 木暮山人[自 2] 寺崎昭久[民 1] 吉川春子 肥田美代子 石井道子 コロムビア・トップ 庄司中 中川嘉美[公 1] 田村秀昭[自 2]
41-50 横溝克己 村田誠醇 伊江朝雄 堀利和 翫正敏[社 5] 柳川覚治 常松克安[公 1] アントニオ猪木 林紀子 三石久江[社 6]

繰上当選

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月日 新旧別 当選者 名簿政党名 欠員 欠員事由
1990 3.14 星野朋市[税 2] 税金党 横溝克己 1990.3.14死去[9]
1993 7.16 扇千景[自 2] 自由民主党 山岡賢次 1993.7.16辞職[辞 2][10]
1994 3.23 増岡康治 自由民主党 石川弘 1994.3.23辞職[辞 4][11]

初当選

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計71名
※:衆議院議員経験者
自由民主党
16名

 

日本社会党
29名
公明党
4名
日本共産党
2名
民社党
2名
連合の会
10名

 

 

 

税金党
1名
スポーツ平和党
1名
無所属
6名

 

 

 

返り咲き・復帰

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計1名
連合の会
1名

引退・不出馬

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計33名
自由民主党
16名

 

日本社会党
5名
公明党
6名

 

 

 

日本共産党
2名
民社党
4名

落選

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計39名
自由民主党
30名
日本共産党
3名
民社党
1名
サラリーマン新党
1名
太陽の会
1名
無所属
3名

選挙後

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投票日の翌日、宇野は敗北の責任をとり退陣を表明。宇野宗佑内閣は成立からわずか68日で総辞職した。会見での「明鏡止水の心境であります」との言葉が有名になった。

その後の首班指名選挙で参院は日本社会党の土井たか子を指名、衆院では自民党の海部俊樹を指名し、両院協議会で一致しなかったため、衆議院の優越で海部が首相に選出された。

1989年(平成元年)12月11日に消費税廃止法案が参議院で可決された。しかし、衆議院で議決することができず(審議未了)廃案となった。

同月には国民からの批判に応えるために「消費税導入の趣旨」を踏まえてゴールドプラン(高齢者保健福祉推進十カ年計画)が策定され、1990年代における介護サービス供給組織の飛躍的な拡充に繋がった。

国会

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第115回国会臨時会
  • 参議院議長選挙(投票総数:242票 過半数:122票)[12]
土屋義彦(自民党) :228
白票        :014票
  • 参議院副議長選挙(投票総数:244票 過半数:123票)
小野明 (社会党) :243票
小山一平(社会党) :001票
  • 内閣総理大臣指名選挙[13]
第1回投票(投票者数:249票 過半数:125票)
土井たか子(社会党):112票
海部俊樹 (自民党):109票
不破哲三 (共産党):014票
永末英一 (民社党):010票
白票        :004票
決選投票(投票者数:249票 過半数:125票)
土井たか子(社会党):127
海部俊樹 (自民党):109票
白票        :013票

脚注

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注釈

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  1. ^ 2010年の第22回参議院議員通常選挙では京都府出身の谷垣禎一の下であるが彼は野党党首の立場であった。
  2. ^ 第16回参議院議員通常選挙の実施に合わせて行った。
  3. ^ 岐阜県選挙区の藤井孝男と高井和伸がともに辞職により、定数2がすべて欠員になったことから、1位当選の笠原潤一が残余任期の長い藤井の補欠、2位当選の岩崎が残余任期の短い高井の補欠となった。
  4. ^ 当初は日本社会党公認だったが、選挙遊説中の不祥事により公認取り消し。
  5. ^ 比例区から鞍替え。

当選者注釈

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  • 自由民主党
  1. ^ 参議院議長就任に伴い、党籍離脱。
  2. ^ a b c d 自民党離党後、新生党を経て、新進党結成に参画。
  • 日本社会党
  1. ^ a b c d 社会党除名後、無所属。
  2. ^ a b 社会党除名後、新党護憲リベラルを経て、平和・市民結成に参画。
  3. ^ 参議院副議長就任に伴い、党籍離脱。
  4. ^ 社会党除名後、新党さきがけに入党。
  5. ^ 社会党除名後、新党護憲リベラルを経て、憲法みどり農の連帯結成に参画。
  6. ^ 社会党除名後、新党護憲リベラルを経て、無所属。
  • 公明党
  1. ^ a b c d e f g h i 公明党解党後、公明新党を経て、新進党結成に参画。
  2. ^ 公明党解党に伴い、公明結成に参画。
  • 連合の会
  1. ^ 民改連改称後、離党を経て社会党入党。
  2. ^ 民改連改称後、離党を経て新進党結成に参画。
  3. ^ 連合の会離党後、民社党を経て、新進党結成に参画。
  • 民社党
  1. ^ a b c 民社党解党後、新進党結成に参画。
  • 税金党
  1. ^ 税金党解党後、自民党、新生党、新進党を経て、無所属。
  2. ^ 税金党解党後、自民党、新生党を経て、新進党結成に参画。
  • 諸派
  1. ^ 院内会派「第二院クラブ」に所属。
  • 無所属
  1. ^ a b 無所属を経て、社会党入党。
  2. ^ 社民連籍で無所属当選。社民連解散後、新党護憲リベラルを経て、平和・市民結成に参画。
  3. ^ 無所属を経て、自民党に復党。
  • 辞職・失職・死去
  1. ^ 埼玉県知事選挙立候補のため。
  2. ^ a b c 衆議院議員総選挙立候補のため。
  3. ^ 広島県知事選挙立候補のため。
  4. ^ 石川県知事選挙立候補のため。

出典

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参考文献

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  • 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
  • 佐藤令 (2005年12月). “戦後の補欠選挙” (PDF). 国立国会図書館. 2016年5月26日閲覧。
  • 『国政選挙総覧 1947-2016』日外アソシエーツ、2017年。

外部リンク

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