第13回参議院議員通常選挙
1983年に行われた日本の参議院選挙
(第13回参議院選挙から転送)
第13回参議院議員通常選挙(だい13かいさんぎいんぎいんつうじょうせんきょ)は、1983年(昭和58年)6月26日に日本で行われた国会(参議院)議員の選挙である。
第13回参議院議員通常選挙 | |||
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内閣 | 第1次中曽根内閣 | ||
任期満了日 | 1983年(昭和58年)7月9日 | ||
公示日 | 1983年(昭和58年)6月3日 | ||
投票日 | 1983年(昭和58年)6月26日 | ||
選挙制度 |
選挙区制 76() 拘束名簿式比例代表制 50() | ||
改選数 | 126() | ||
議席内訳 | |||
有権者 | 満20歳以上の日本国民 | ||
有権者数 | 8368万2416人 | ||
投票率 | 57.00%(17.54%) | ||
各党別勢力 | |||
党順 | 第1党 | 第2党 | 第3党 |
画像 | |||
党色 | |||
党名 | 自由民主党 | 日本社会党 | 公明党 |
党首 | 中曽根康弘 | 飛鳥田一雄 | 竹入義勝 |
獲得議席 | 68 | 22 | 14 |
党順 | 第4党 | 第5党 | 第6党 |
画像 | |||
党色 | |||
党名 | 日本共産党 | 民社党 | 新自由クラブ民主連合 |
党首 | 不破哲三 | 佐々木良作 |
田川誠一 田英夫 |
党順 | 第7党 | ||
画像 | |||
党色 | |||
党名 | サラリーマン新党 | ||
党首 | 青木茂 | ||
< 1980年1986年 > | |||
この選挙から、初めて比例代表制が導入された。
概説
編集選挙データ
編集内閣
編集- 第1次中曽根内閣(第71代)
公示日
編集投票日
編集改選数
編集選挙制度
編集- 選挙区
- 比例区
- 拘束名簿式比例代表制:改選数50議席
- 秘密投票
- 20歳以上の男女
- 有権者:83,682,416名(選挙区)
- 男性:40,520,496名
- 女性:43,161,920名
その他
編集- 立候補者:430名
- 選挙区:239名
- 比例区:191名
出典:統計局ホームページ/第27章 公務員・選挙「参議院議員通常選挙の定数,立候補者数,選挙当日有権者数,投票者数及び投票率(昭和22年~平成16年)(エクセル:48KB)」
主な争点
編集選挙結果
編集投票率
編集- 57.0%
議席数
編集政党名 | 改選 | 非改選 | 合計 |
---|---|---|---|
自由民主党 | 68 | 69 | 137 |
日本社会党 | 22 | 22 | 44 |
公明党 | 14 | 13 | 27 |
日本共産党 | 7 | 7 | 14 |
民社党 | 6 | 6 | 12 |
新自由クラブ民主連合 (※1) | 2 | 1 | 3 |
サラリーマン新党 | 2 | 0 | 2 |
第二院クラブ | 1 | 1 | 2 |
税金党 | 1 | 0 | 1 |
福祉党 | 1 | 0 | 1 |
沖縄革新共闘会議 | 1 | 0 | 1 |
無所属 | 1 | 7 | 8 |
合計 | 126 | 126 | 252 |
(※1) 比例区を新自由クラブと社会民主連合の統一名簿で臨んだ。
選挙区 | 比例区 | 議席 合計 | |||||
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得票 | % | 議席 | 得票 | % | 議席 | ||
自由民主党 | 19,975,034 | 49 | 16,441,437 | 35.3% | 19 | 68 | |
日本社会党 | 11,217,515 | 13 | 7,590,331 | 16.3% | 9 | 22 | |
公明党 | 3,615,995 | 6 | 7,314,465 | 15.7% | 8 | 14 | |
日本共産党 | 4,859,334 | 2 | 4,163,877 | 8.9% | 5 | 7 | |
民社党 | 2,638,780 | 2 | 3,888,429 | 8.4% | 4 | 6 | |
サラリーマン新党 | 1,999,244 | 2 | 2 | ||||
新自由クラブ民主連合 | 563,811 | 1 | 1,239,169 | 1 | 2 | ||
福祉党 | 1,577,630 | 1 | 1 | ||||
第二院クラブ | 1,142,349 | 1 | 1 | ||||
その他の政党 | 1,561,835 | 2 | 1,179,997 | 0 | 2 | ||
無所属 | 1,768,021 | 1 | 1 | ||||
46,200,325 | 76 | 46,536,928 | 50 | 126 |
- 出典:統計局ホームページ/第27章 公務員・選挙「参議院議員通常選挙の党派別当選者数及び得票率(昭和22年~平成16年)(エクセル:80KB)」。
- 注:「その他の政党」を除き議席合計順に掲載した。なお議席数が同数の場合は比例区の得票順に掲載。
各党
編集議員
編集この選挙で選挙区当選
編集自民党 社会党 自ク連 公明党 共産党 民社党 税金党 諸派 無所属
北海道 | 青森県 | 岩手県 | 宮城県 | 秋田県 | 山形県 | ||||
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北修二 | 菅野久光 | 丸谷金保 | 工藤万砂美 | 松尾官平 | 岩動道行 | 星長治 | 出口広光 | 降矢敬義 | |
福島県 | 茨城県 | 栃木県 | 群馬県 | 埼玉県 | |||||
佐藤栄佐久 | 村田秀三 | 曽根田郁夫 | 高杉廸忠 | 上野雄文 | 岩崎純三 | 山本富雄 | 最上進 | 土屋義彦 | 森田重郎 |
千葉県 | 神奈川県 | 山梨県 | 東京都 | ||||||
糸久八重子 | 倉田寛之 | 服部信吾 | 杉元恒雄 | 志村哲良 | 野末陳平 | 原文兵衛 | 黒柳明 | 内藤功 | |
新潟県 | 富山県 | 石川県 | 福井県 | 長野県 | 岐阜県 | 静岡県 | |||
吉川芳男 | 稲村稔夫 | 高平公友 | 嶋崎均 | 山内一郎 | 下条進一郎 | 村沢牧 | 杉山令肇 | 竹山裕 | 小島静馬 |
愛知県 | 三重県 | 滋賀県 | 京都府 | 大阪府 | |||||
吉川博 | 井上計 | 馬場富 | 水谷力 | 河本嘉久蔵 | 植木光教 | 佐藤昭夫 | 横山ノック | 田代富士男 | 森下泰 |
兵庫県 | 奈良県 | 和歌山県 | 鳥取県 | 島根県 | 岡山県 | ||||
矢原秀男 | 抜山映子 | 石井一二 | 堀内俊夫 | 世耕政隆 | 西村尚治 | 成相善十 | 木村睦男 | 秋山長造 | |
広島県 | 山口県 | 徳島県 | 香川県 | 愛媛県 | 高知県 | 福岡県 | |||
藤田正明 | 浜本万三 | 松岡満寿男 | 亀長友義 | 真鍋賢二 | 桧垣徳太郎 | 林迶 | 遠藤政夫 | 原田立 | 小野明 |
佐賀県 | 長崎県 | 熊本県 | 大分県 | 宮崎県 | 鹿児島県 | 沖縄県 | |||
大坪健一郎 | 宮島滉 | 沢田一精 | 浦田勝 | 梶原敬義 | 坂元親男 | 金丸三郎 | 久保亘 | 喜屋武真栄 |
補欠当選
編集- 福島選挙区 村田秀三(1985.1.5死去)→添田増太郎(1985.2.17補欠当選)
- 佐賀選挙区 大坪健一郎(衆院選立候補による辞職)→三池信(1986.8.10補欠当選)
- 岩手選挙区 岩動道行(1987.1.25死去)→小川仁一(1987.3.8補欠当選)
- 神奈川選挙区 服部信吾(1987.4.25死去)→佐藤謙一郎(1987.11.1補欠当選)
- 大阪選挙区 森下泰(1987.11.14死去)→坪井一宇(1987.12.27補欠当選)
- 大阪選挙区 田代富士男(辞職)→吉井英勝(1988.2.28補欠当選)
- 佐賀選挙区 三池信(1988.2.20死去)→陣内孝雄(1988.4.10補欠当選)
- 福島選挙区 佐藤栄佐久(福島県知事選立候補による辞職)→石原健太郎(1988.9.4補欠当選)
比例代表選出議員
編集→詳細は「参議院比例区」を参照
自民党 社会党 民社党 公明党 サラリーマン新党 共産党 福祉党 新自由クラブ民主連合 第二院クラブ
1-10 | 徳永正利 | 林健太郎 | 中村哲 | 伏見康治 | 梶木又三 | 宮本顕治 | 岡野裕 | 関嘉彦 | 久保田真苗 | 多田省吾 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11-20 | 竹内潔 | 伊江朝雄 | 松前達郎 | 中西珠子 | 矢野俊比古 | 市川正一 | 増岡康治 | 青木茂 | 栗林卓司 | 大森昭 |
21-30 | 高桑栄松 | 吉村真事 | 海江田鶴造 | 八代英太 | 大木正吾 | 古賀雷四郎 | 和田教美 | 下田京子 | 大浜方栄 | 藤井恒男 |
31-40 | 安恒良一 | 石本茂 | 田英夫 | 刈田貞子 | 山岡賢次 | 野坂昭如 | 安西愛子 | 佐藤三吾 | 中野明 | 橋本敦 |
41-50 | 扇千景 | 八木大介 | 柳沢錬造 | 柳川覚治 | 穐山篤 | 飯田忠雄 | 堀江正夫 | 藤井裕久 | 安永英雄 | 吉川春子 |
繰上当選
編集繰上当選 | 政党 | 欠員 | 欠員事由 | 日付 |
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コロムビア・トップ | 第二院クラブ | 野坂昭如 | 衆院選立候補 | 1983年12月24日[1] |
石井道子 | 自民党 | 竹内潔 | 死去 | 1984年9月4日[1] |
寺内弘子 | 自民党 | 藤井裕久 | 衆院選立候補 | 1986年6月23日[1] |
この選挙で初当選
編集- 計43名
- 衆議院議員経験者には「※」の表示。
- 自由民主党
- 25名
- 日本社会党
- 6名
- 公明党
- 7名
- 日本共産党
- 1名
- 民社党
- 1名
- サラリーマン新党
- 2名
- 第二院クラブ
- 1名
この選挙で返り咲き
編集- 計9名
- 自由民主党
- 2名
- 日本社会党
- 3名
- 公明党
- 1名
- 日本共産党
- 2名
- 沖縄革新共闘会議
- 1名
この選挙で引退・不出馬
編集- 計38名
(※は半年後の第37回衆議院議員総選挙に当選)
- 自由民主党
- 19名
- 日本社会党
- 9名
- 公明党
- 8名
- 社会民主連合
- 1名
- 江田五月※
- 無所属
- 1名
この選挙で落選
編集- 計10名
- 自由民主党
- 5名
- 日本社会党
- 3名
- 日本共産党
- 1名
- 新自由クラブ民主連合
- 1名
脚注
編集注釈
編集出典
編集参考文献
編集- 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
- 佐藤令 (2005年12月). “戦後の補欠選挙” (PDF). 国立国会図書館. 2016年5月26日閲覧。
- 『国政選挙総覧 1947-2016』日外アソシエーツ、2017年。
関連項目
編集- 政見放送削除事件
- 第10回統一地方選挙 - 本参院選と同じ年の4月に行われた統一地方選挙。
外部リンク
編集- 比例代表得票数 - ウェイバックマシン(2003年11月21日アーカイブ分)
- 参院選で初めての比例代表選挙 - NHK放送史
- 参議院議員通常選挙の定数,立候補者数,選挙当日有権者数,投票者数及び投票率(昭和22年~平成16年) - 総務省統計局アーカイブ
- 参議院議員通常選挙の男女別立候補者数,当選者数及び当選率(昭和22年~平成16年) - 総務省統計局アーカイブ
- 参議院議員通常選挙の党派別当選者数及び得票数(昭和22年~平成16年) - 総務省統計局アーカイブ