2050年
年
2050年(2050 ねん)は、西暦(グレゴリオ暦)による、土曜日から始まる平年。この項目では、国際的な視点に基づいた2050年について記載する。
千年紀: | 3千年紀 |
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世紀: | 20世紀 - 21世紀 - 22世紀 |
十年紀: | 2030年代 2040年代 2050年代 2060年代 2070年代 |
年: | 2047年 2048年 2049年 2050年 2051年 2052年 2053年 |
他の紀年法
編集カレンダー
編集できごと
編集予定
編集予測
編集- 国際連合大学「環境と人間の安全保障研究所」によると、世界的に洪水の被害が深刻化し、2050年には2004年の2倍に当たる約20億人が大洪水の危険にさらされる。
- 国立環境研究所等のチームは、南極上空でオゾン層の回復が進み、このころにはオゾンホールができなくなると予測している。
- 少子高齢化によりASEAN諸国にも高齢社会が到来する。
- 国連の世界人口推計2019年版(中位推計)では、地球の総人口が97億人に達する[6]。その中でも世界最多を維持するインドの人口は16億6800万人となる[7]。
- 公式ロボカップ開催(ロボットだけのサッカー)。
- 対策を講じなかった場合、海洋のプラスチックごみが魚の総量を超えるという試算がある[8]。
イベント
編集- 第29回FIFAワールドカップが開催予定。日本サッカー協会はこの大会を日本で開催し、さらに日本代表が優勝する事を目標としている(JFA2005年宣言)。一方、ロボカップの目標として、この年に発達した人工知能を持つ人型ロボットチームがワールドカップ優勝チームに勝つ事が提示されている。
周年
編集フィクションのできごと
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- 6月20日 - 太陽系近傍の中性子星「竜の卵」を探査していた宇宙船「ドラゴン・スレイヤー号」が、竜の卵に棲息する知的生命体「チーラ」と10秒間に渡って接触する(小説『竜の卵』)[9]。
- 8月25日 - マシュラ誕生(アニメ『マシュランボー』)
- 11月 - シドニー在住のプログラマー、マリア・デルカが、保険外交員ポール・ダラムから、単純化された疑似物理法則に従うコンピュータ・モデル「オートヴァース」内で理論上存在可能な、数多くの複雑な生物種に確実に進化する単純な有機体と、進化を為しうる原始環境のモデルの設計を依頼される。(小説『順列都市』)[10]
- 日付不明 - イングソック体制下のオセアニア国において、この年までにニュースピーク以外の言語によって表現されたあらゆる文献が完全に廃止される予定とされている(小説『1984年』)[11]。
- 日付不明 - ターゴ博士、未来人に「1個の100円硬貨のみを利用して、100個以上の数字を10秒で写し取れ」という問題を出題する(ゲーム『頭の体操第6集』第50問)。
- アニメ『宇宙大帝ゴッドシグマ』の舞台となる年。
- 日付不明 - 異星生命体「インビット」が地球への攻撃を開始し、地球を占領。人類は火星コロニーに退避し、地球奪還のための軍備を固め始める(アニメ『機甲創世記モスピーダ』)[12]。
- 日付不明 - 太陽中心核の核融合反応に異常が発生。これによる太陽フレアの影響によって世界各地で火山噴火や竜巻、両極の氷の融解による冠水などの異常気象が起こり、夏に「ガンマ級異常爆発」が生じるまでの間に人類の50パーセントが死滅する(映画『クライシス2050』)[13]。
- 日付不明 - 人類の天敵たる生物「アラガミ」が大量発生。アラガミの「捕食」により世界中の大都市と人口の大半が失われる(ゲーム・アニメ『ゴッドイーター』)[14][15]。
- 日付不明 - 北アメリカ大合衆国の恒星船「メイフラワー二世」が月軌道上で竣工。2040年に自動探査船「クワン・イン」が発見したアルファ・ケンタウリ系の居住可能惑星「ケイロン」へと発進する。(小説『断絶への航海』)[16]。
- 日付不明 - ホビー用小型ロボット「LBX」が、究極のホビーとして空前のブームとなる(ゲーム・アニメ『ダンボール戦機』)。
- 日付不明 - 巨大ガス惑星を故郷とするインベーダーが、彼らに類似した知性を持つ木星生物に関する事柄のために太陽系に来訪し、人類の宇宙船「ウ・タント号」などと接触。その後、インベーダーは彼らが知的生物と認めるクジラ類とイルカ類のためとして、地球上のあらゆる人工物を破壊し、その影響で2052年までに100億人が死亡する(小説『八世界シリーズ』)[17]。
- 日付不明 - 月面で突如起こった大地震によって生じた裂け目から月に空気と重力が生まれ、やがて月に人々が移民し、町が形成されていく(アニメ『魔動王グランゾート』)。
- 日付不明 - 昔さながらの江戸が構築されてその中で事件が起きる(小説『金春屋ゴメス』)[18]。
脚注
編集注釈
出典
- ^ “脱炭素へ「本気で産業構造転換を」 末吉WWFジャパン会長”. 産経ニュース (2021年12月3日). 2021年12月3日閲覧。
- ^ 温室効果ガス、2050年に実質ゼロ 首相が表明へ調整(朝日新聞デジタル 2020年10月21日)
- ^ 温室効果ガス排出ゼロ宣言 菅首相が達成時期を初めて明示した舞台裏(毎日新聞 2020年10月26日)
- ^ http://www.jica.go.jp/environment/advice/pdf/giji/vie03_SCO_shiryo.pdf
- ^ “ベップ・アート・マンス”. ベップ・アート・マンス (2023年8月21日). 2024年2月23日閲覧。
- ^ “世界人口推計2019年版:要旨 10の主要な調査結果(日本語訳)”. 国際連合広報センター (2019年7月2日). 2020年3月3日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2022年7月12日). “インドの人口 来年世界最多に 中国を上回る推計を国連が発表”. NHKニュース. 2022年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月12日閲覧。
- ^ “海のゴミ1.5億トン 増加止まらず”. 日本経済新聞 (2018年4月12日). 2022年7月12日閲覧。
- ^ ロバート・L・フォワード『竜の卵』早川書房、1982年、261-369,395-397頁。ISBN 978-4-15-010468-9。
- ^ グレッグ・イーガン『順列都市〔上〕』早川書房、1999年、37,38,47,48,66,196-209,281頁。ISBN 978-4-15-011289-9。
- ^ ジョージ・オーウェル『一九八四年[新訳版]』早川書房、2009年、464-481頁。ISBN 978-4-15-010468-9。
- ^ 機甲創世記モスピーダ - サンテレビ公式サイト、2016年2月11日閲覧。
- ^ ジョー・ギャノン、テッド・サラフィアン『クライシス2050』集英社、1990年、5-8頁。ISBN 978-4-08-760186-2。
- ^ 電撃攻略本編集部『ゴッドイーター 5th ANNIVERSARY 公式設定資料集』KADOKAWA、2015年、3,362頁。ISBN 978-4-04-865093-9。
- ^ KEYWORD - アニメ版『ゴッドイーター』公式サイト。2018年3月9日閲覧。
- ^ ジェイムズ・P・ホーガン『断絶への航海』早川書房、2005年、37-41,142頁。ISBN 978-4-15-011504-3。
- ^ ジョン・ヴァーリイ『へびつかい座ホットライン』早川書房、1986年、84-87,345頁。ISBN 978-4-15-010647-8。
- ^ 西條奈加のデビュー作