明治大学付属中野中学校・高等学校

東京都中野区にある中高一貫校

明治大学付属中野中学校・高等学校(めいじだいがくふぞく なかのちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、東京都中野区東中野三丁目に所在する私立男子中学校高等学校。略称は「明中」。

明治大学付属中野中学校・高等学校
地図北緯35度42分24.9秒 東経139度40分44.7秒 / 北緯35.706917度 東経139.679083度 / 35.706917; 139.679083座標: 北緯35度42分24.9秒 東経139度40分44.7秒 / 北緯35.706917度 東経139.679083度 / 35.706917; 139.679083
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人中野学園
校訓 修学・研心・錬身
質実・剛毅
完責・協同・自治
設立年月日 1929年
中野中学校
創立記念日 4月30日
共学・別学 男子校
中高一貫教育 併設型(外部混合有)
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 3学期制
学校コード C113311400032 ウィキデータを編集(中学校)
D113311400076 ウィキデータを編集(高等学校)
高校コード 13671K
所在地 164-0003
東京都中野区東中野三丁目3番4号
(3・4号館は中野区中野六丁目2番25号)
外部リンク 公式ウェブサイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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設置者は学校法人中野学園。姉妹校として男女共学の八王子中学校・高等学校がある。

概要

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明治大学の付属校の一つ。明治大学付属と冠しているが、学校の設置者は中野校・八王子校ともに学校法人中野学園という別法人で、実質上は系属校である。中高一貫制であるが、高等学校からの入学定員も150名前後ある。

制服は、男子校の伝統でもある一般的な金ボタン5個の黒学ラン(標準型学生服)。校内には学生食堂も設置されている。

男女共学の定時制課程は、2003年3月で廃止された。

2009年に創立80周年を迎え、記念事業の一環として2014年8月から校舎の全面改築を行った。隣接地の取得による校地の拡大及び、校舎の全面改築が進められており、教育環境のより一層の充実、地域の災害時避難所としての機能の強化が図られている。新規に取得した土地から校舎建設を開始しているため、仮設校舎等の使用はない。2018年3月に改築が完了し新校舎が完成した。

2012年、多摩市南野にクラブハウスが併設された両翼100mを超える野球場が完成。高校野球部の練習場として使用開始された。

夜間定時制(男女共学)

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2003年3月に廃止された高等学校定時制課程。全日制と違い男女共学で、夜間定時制でありながら3年制であった。

多くのタレントアイドル文化人などを輩出したことで知られる。

2011年に放映された日本テレビ超豪華!!スタア同窓会 〜 桜満開!会いたかった』で「明大中野高校同窓会」という企画が組まれ、数名の卒業生が出演した。

沿革

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校歌

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教育

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  • 高等学校では内部生と外部生を混合しクラス編成する併設型中高一貫校を採用している[1]
  • 「修学錬身」・「質実剛毅」・「協同自治」を基本理念としており、校則が厳格なことで知られる。
  • 2年次より文理コース制を実施。30%前後の生徒が他大学を受験することもあり、高1より年数回、全国公開模試を校内で実施する。高校3年では大手予備校の受験スペシャリストによる進学講演会を実施。
  • 外部受験生からは、東大東工大一橋大他、医学部や難関私大等にコンスタントに進学者が出ている。
  • 明大経理研究所による、公認会計士志望の生徒などを対象にした簿記講座の他、同じく明大文学部法学部の教員による語学講座、法学検定講座などが実施されている。
  • 農学部入学を強く志望する生徒については、(通常の推薦に加えて)明大農学部で実施している、付属校の生徒を対象にした、付属校AO入試の利用が可能である。
  • 体育の授業において、柔道・剣道に力を入れることにより、本物の礼儀作法への理解を深め、職業観や倫理観の養成、リーダーに求められる資質を養うとしている。
  • 毎年、夏季休暇期間中に、ニュージーランドオークランドの景勝地で、ホームステイによる語学研修を実施。
  • 10年程前より、明治大学から共学化の打診を受けているが、実現していない。
  • 併設中学からの高校推薦基準として、英検3級の取得と、10段階中5.5以上の評定が必要とされている。
  • OBの顔触れからも分かるように、所謂二世が目立つなど、都内でも指折りの“派手な学校”としてみられることが多いが、一方で一般的な生徒も多いとされる。
  • 慶應義塾高等学校暁星高等学校などと共に、一部の在学生がファンキースと名乗る初期のチーマー文化を形成した。

施設

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部活動

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運動部が21、文化部が16と数多くのクラブがある。文武両道を掲げ、伝統ある強豪クラブが多く毎年のように全国・関東大会に出場しているクラブがあり、音楽部、バスケットボール部、ラグビー部、ゴルフ部、水泳部、相撲部、射撃部、柔道部、スキー部、スケート部(アイスホッケー)、山岳部、アーチェリー部などが全国大会に出場した経験を持つ。クラブは、上下級生、教師、OBが一体となり終生の友情を育む場であり、目標に向かって切磋琢磨する中で自主的精神の涵養、個の確立を目指すとしている。

  • 文化系
    • 音楽部は、文化部の中で最大規模。男子のみで構成されているオーケストラを有し、第3回全国高等学校選抜オーケストラフェスタから毎年出場を果たしている。弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器のそれぞれにプロの演奏家をコーチとして招き、弦楽、吹奏楽、オーケストラなど様々な形態での演奏活動を行う。2015年には第55回東京都高等学校吹奏楽コンクールに於いて初出場で東京ベスト12の成績をおさめた。数年毎に海外演奏旅行を実施する他、音楽教育が盛んで神奈川県の代表的な女子進学校でもある洗足学園中学校・高等学校の弦楽合奏部との定期合同演奏会などを開催している。
    • 写真映画部は、東京都写真美術展に於いて、会長賞や特選などに選出されている。
    • 平成23年の全国大会・都大会で、放送部、棋道部等が入賞している。
  • 体育系
    • バスケットボール部は第1回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会(春の選抜、現:選手権)優勝。
    • 水泳部(水球)は全国大会優勝の常連であり、インターハイ4連覇の記録をもつ他、在学中に国際大会に日本代表として出場した選手など有力選手を輩出。2007年9月には校内プールにて、イアン・ソープリーゼル・ジョーンズらによるスイムクリニックを実施。
    • 野球部は2008年秋季都大会では4強入りを果たし、2009年第78回選抜高校野球「21世紀枠校」として都高野連の推薦を受けた。また、中等部野球部は2008年度に東京都大会で優勝を果たすなど、同大会での優勝は通算12回を誇る。
    • 相撲部は全国大会優勝の常連であり、かつて花田勝(元横綱・3代目若乃花)、花田光司(元横綱・貴乃花)、志賀太祐(元大関・栃東)らが所属していた。
    • ラグビー部は1988年と1989年に全国高等学校ラグビーフットボール大会に2年連続で出場、2016年にも27大会ぶりに出場。
    • 射撃部は創部56年という日本一長い歴史をもち、例年、関東大会・全国大会に出場している[2]
    • 山岳部は近年、数回に亘り、全国大会へ出場している。
    • サッカー部は2018年に、サッカー日本代表乾貴士大迫勇也を招聘したエキシビションマッチ等を開催。
    • ゴルフ部は高等部が全国大会出場、中等部が関東中学校ゴルフ選手権優勝(団体)などの実績を上げており、2019年10月にプロゴルファータイガー・ウッズ明治大学和泉キャンパスを訪れ、体育会ゴルフ部との交流イベントを開催した際には、ゴルフ界の名士などと共にゴルフ部全員が招待を受け特別参加した。
    • その他、近年の実績としては、中等部では庭球部が東京都私学大会優勝(団体)、ラグビー部が東京都大会優勝、ゴルフ部が関東中学校ゴルフ選手権優勝(団体)。高等部ではバレー部、ゴルフ部、スキー部などが全国大会出場を果たしている。

交通

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鉄道

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路線バス

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  • 西武バス 宿20系統 東中野駅停留所
  • 関東バス 百01系統 東中野駅西口停留所
  • 関東バス 宿08系統 正見寺停留所より徒歩2分

著名な関係者

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教職員等

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著名な全日制出身者

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政治・経済

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演劇

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音楽

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伝統芸能

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スポーツ

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その他

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著名な定時制出身者

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脚注

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  1. ^ 明治大学付属中野高校の学校情報 - 高校受験パスナビ旺文社)の「ワンポイント情報」の冒頭に「●内部進学生とは1年次から混合クラス。」と掲載されている。
  2. ^ 明治大学付属中野高校にあるカッコイイ射撃部に潜入!
  3. ^ 松方弘樹、逆境のオンパレードを乗り越えた役者人生”. ダイヤモンド・オンライン. 2020年7月29日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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