高木純一
日本の工学者
略歴
編集東京市麻布生まれ。1931年早稲田大学理工学部電気工学科卒、1950年工学博士。 私立中野中学校講師、1933年早稲田第一高等学院専門部工科講師、早大理工学部助教授、教授、理工学部長、高等学院長、理事、1978年定年、名誉教授。
1971年紫綬褒章受勲、1973年NHK放送文化賞受賞、1980年勲三等旭日中綬章[2]。
啓蒙的な著作を多く書いた。高木は、日本で最初の電気技術史家と言うべき人物である[3]。
著書
編集単著
編集- 『歴史的に観た物理学』(前野書店) 1942
- 『歴史的に観た物理学』(前野書店) 1949
- 『少国民の電気工学』(金蘭社) 1944
- 『科学とはなにか』(要書房) 1952
- 『現代技術は何を示唆するか』(早稲田大学出版部) 1952
- 『社会工学』(宝文館、NHK教養大学) 1952
- 『電池あそび』(戸沢辰雄絵、金子書房、少年図書館選書) 1953
- 『電気のふしぎ』(偕成社、目で見る児童百科) 1964
- 『電気の歴史 計測を中心として』(オーム社) 1967
- 『電気の世界 電気の科学』(偕成社、小学生百科) 1968
- 『マン・マシン・システムの社会』(三省堂) 1970
- 『システム科学 学問総合化の思想と方法』(筑摩書房) 1972
共著
編集翻訳
編集- 『技術の歴史 9 - 10 (鋼鉄の時代) 』増補版(チャールズ・シンガーほか編、訳編、筑摩書房) 1979