小説推理新人賞(しょうせつすいりしんじんしょう)は、1979年より双葉社が主催する公募新人文学賞である。短編の推理小説を募集する。受賞作の発表は例年、双葉社が発行する小説誌『小説推理』8月号で行われ、受賞作が掲載される。受賞者には正賞及び副賞として100万円が贈られる。
回(年) |
応募総数 |
受賞作 |
受賞者 |
掲載
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第1回(1979年) |
259編 |
「感傷の街角」 |
大沢在昌 |
『小説推理』1979年7月号
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第2回(1980年) |
207編 |
受賞作なし
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第3回(1981年) |
167編 |
「第九の流れる家」 |
五谷翔 |
『小説推理』1981年8月号
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第4回(1982年) |
152編 |
【佳作】「不運な延長線―江夏豊の罠」 |
渡部雅文 |
『小説推理』1982年8月号
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第5回(1983年) |
180編 |
【佳作】「埋められた傷痕」 |
芹川兵衛 |
『小説推理』1983年8月号
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第6回(1984年) |
152編 |
受賞作なし
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第7回(1985年) |
185編 |
「カウンターブロウ」 |
長尾健二 |
『小説推理』1985年8月号
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「手遅れの死」 |
津野創一
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第8回(1986年) |
194編 |
受賞作なし
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第9回(1987年) |
230編 |
「湾岸バッド・ボーイ・ブルー」 |
横溝美晶 |
『小説推理』1987年8月号
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第10回(1988年) |
231編 |
「グラン・マーの犯罪」 |
相馬隆 |
『小説推理』1988年8月号
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第11回(1989年) |
215編 |
受賞作なし
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第12回(1990年) |
236編 |
「夜の道行」 |
千野隆司 |
『小説推理』1990年8月号
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第13回(1991年) |
205編 |
「ハミングで二番まで」 |
香納諒一 |
『小説推理』1991年8月号
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第14回(1992年) |
235編 |
「雨中の客」 |
浅黄斑 |
『小説推理』1992年8月号
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第15回(1993年) |
265編 |
「砂上の記録」 |
村雨貞郎 |
『小説推理』1993年8月号
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第16回(1994年) |
285編 |
「眠りの海」 |
本多孝好 |
『小説推理』1994年8月号
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第17回(1995年) |
232編 |
「ボディ・ダブル」 |
久遠恵 |
『小説推理』1995年8月号
|
第18回(1996年) |
225編 |
「隣人」 |
永井するみ |
『小説推理』1996年8月号
|
第19回(1997年) |
205編 |
「退屈解消アイテム」 |
香住泰 |
『小説推理』1997年8月号
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第20回(1998年) |
282編 |
「ツール&ストール」 |
大倉崇裕[1] |
『小説推理』1998年8月号
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第21回(1999年) |
221編 |
「見知らぬ侍」 |
岡田秀文 |
『小説推理』1999年8月号
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第22回(2000年) |
248編 |
「影踏み鬼」 |
翔田寛 |
『小説推理』2000年8月号
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第23回(2001年) |
153編 |
「風の吹かない景色」 |
山之内正文 |
『小説推理』2001年8月号
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第24回(2002年) |
277編 |
「過去のはじまり未来のおわり」 |
西本秋 |
『小説推理』2002年8月号
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第25回(2003年) |
253編 |
「真夏の車輪」 |
長岡弘樹 |
『小説推理』2003年8月号
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第26回(2004年) |
265編 |
「キリング・タイム」 |
蒼井上鷹 |
『小説推理』2004年8月号
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第27回(2005年) |
185編 |
「竜巻ガール」 |
垣谷美雨 |
『小説推理』2005年8月号
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第28回(2006年) |
230編 |
「消えずの行灯」 |
誉田龍一 |
『小説推理』2006年8月号
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第29回(2007年) |
209編 |
「聖職者」 |
湊かなえ |
『小説推理』2007年8月号
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第30回(2008年) |
253編 |
「寿限無」 |
浮穴みみ |
『小説推理』2008年8月号
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第31回(2009年) |
311編 |
「通信制警察」 |
耳目 |
『小説推理』2009年8月号
|
第32回(2010年) |
309編 |
「遠田の蛙」 |
深山亮 |
『小説推理』2010年8月号
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第33回(2011年) |
337編 |
「ジャッジメント」 |
小林由香 |
『小説推理』2011年8月号
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第34回(2012年) |
346編 |
「慕情二つ井戸」 |
加瀬政広 |
『小説推理』2012年8月号
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第35回(2013年) |
365編 |
「マグノリア通り、曇り」 |
増田忠則 |
『小説推理』2013年8月号
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「スマートクロニクル」 |
悠木シュン
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第36回(2014年) |
276編 |
「鬼女の顔」 |
蓮生あまね |
『小説推理』2014年8月号
|
第37回(2015年) |
282編 |
「電話で、その日の服装等を言い当てる女について」[2] |
清水杜氏彦 |
『小説推理』2015年8月号
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第38回(2016年) |
302編 |
「エースの遺言」 |
久和間拓 |
『小説推理』2016年8月号
|
第39回(2017年) |
296編 |
受賞作なし
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第40回(2018年) |
275編 |
「五年後に」 |
咲沢くれは |
『小説推理』2018年8月号
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第41回(2019年) |
354編 |
「濡れ衣」 |
上田未来 |
『小説推理』2019年8月号
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第42回(2020年) |
321編 |
「見えない意図」 |
藤つかさ |
『小説推理』2020年8月号
|
第43回(2021年) |
286編 |
「爆弾犯と殺人犯の物語」 |
くぼりこ |
『小説推理』2021年8月号
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第44回(2022年) |
321編 |
「人探し」 |
遠藤秀紀 |
『小説推理』2022年8月号
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第45回(2023年) |
335編 |
「いつか見た瑠璃色」 |
谷ユカリ |
『小説推理』2023年8月号
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第46回[3](2024年) |
367編 |
「神様、どうか私が殺されますように」 |
朝水想 |
『小説推理』2024年8月号
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- 第1回:大沢在昌「感傷の街角」 → 『感傷の街角』(1982年2月、フタバノベルズ)
- 第3回:五谷翔「第九の流れる家」 → 『第九の流れる家』(1994年1月、北海道教育社)
- 第7回:津野創一「手遅れの死」 → 『群れ星なみだ色』(1987年5月、フタバノベルズ)
- 第9回:横溝美晶「湾岸バッド・ボーイ・ブルー」 → 『湾岸バッド・ボーイ・ブルー』(1988年9月、フタバノベルズ)
- 第10回:相馬隆「グラン・マーの犯罪」 → 『今宵は死体と』(1990年2月、フタバノベルズ)
- 第12回:千野隆司「夜の道行」 → 『浜町河岸夕暮れ 市蔵、情けの手織り帖』(1991年8月、双葉社)
- 第13回:香納諒一「ハミングで二番まで」 → 『宴の夏 鏡の冬』(1998年9月、新潮社)
- 第14回:浅黄斑「雨中の客」 → 『雨中の客』(1994年10月、双葉社)
- 第16回:本多孝好「眠りの海」 → 『MISSING』(1999年6月、双葉社)
- 第18回:永井するみ「隣人」 → 『隣人』(2001年7月、双葉社)
- 第19回:香住泰「退屈解消アイテム」 → 『錯覚都市』(2001年12月、双葉社)
- 第20回:大倉崇裕「ツール&ストール」 → 『ツール&ストール』(2002年8月、双葉社)
- 第21回:岡田秀文「見知らぬ侍」 → 『見知らぬ侍』(2004年1月、双葉社)
- 第22回:翔田寛「影踏み鬼」 → 『影踏み鬼』(2001年12月、双葉社)
- 第23回:山之内正文「風の吹かない景色」 → 『エンドコールメッセージ』(2002年8月、双葉社)
- 第26回:蒼井上鷹「キリング・タイム」 → 『九杯目には早すぎる』(2005年11月、フタバノベルズ)
- 第27回:垣谷美雨「竜巻ガール」 → 『竜巻ガール』(2006年10月、双葉社)
- 第28回:誉田龍一「消えずの行灯」 → 『消えずの行灯 本所七不思議捕物帖』(2007年10月、双葉社)
- 第29回:湊かなえ「聖職者」 → 『告白』(2008年8月、双葉社)
- 第30回:浮穴みみ「寿限無」 → 『姫の竹、月の草 吉井堂謎解き暦』(2009年11月、双葉社)
- 第32回:深山亮「遠田の蛙」 → 『ゼロワン 陸の孤島の司法書士事件簿』(2013年11月、双葉社)
- 第33回:小林由香「ジャッジメント」 → 『ジャッジメント』(2016年6月、双葉社)
- 第35回:増田忠則「マグノリア通り、曇り」 → 『三つの悪夢と階段室の女王』(2017年5月、双葉社)
- 第35回:悠木シュン「スマートクロニクル」 → 『スマドロ』(2014年5月、双葉社)
- 第36回:蓮生あまね「鬼女の顔」 → 『去にし時よりの訪人』(2019年4月、双葉社)
- 第38回:久和間拓「エースの遺言」 → 『エースの遺言』(2018年12月、双葉社)
- 第40回:咲沢くれは「五年後に」 → 『五年後に』(2020年5月、双葉社)
- 第41回:藤つかさ「見えない意図」 → 『その意図は見えなくて』(2022年6月、双葉社)
- 第42回:久保りこ[4]「爆弾犯と殺人犯の物語」 → 『爆弾犯と殺人犯の物語』(2022年9月、双葉社)
- 第44回:遠藤秀紀「人探し」 → 『人探し』(双葉社、2023年12月)ISBN 978-4-575-24703-9