ハリソン・バーンズ
ハリソン・ブライス・ジョーダン・バーンズ(Harrison Bryce Jordan Barnes, 1992年5月30日 - )は、アメリカ合衆国アイオワ州エイムズ出身のプロバスケットボール選手。NBAのサンアントニオ・スパーズに所属している。ポジションはスモールフォワードまたはパワーフォワード。
サクラメント・キングスでのバーンズ (2019年) | |||||||||||||||
サンアントニオ・スパーズ No.40 | |||||||||||||||
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ポジション | SF / PF | ||||||||||||||
所属リーグ | NBA | ||||||||||||||
基本情報 | |||||||||||||||
愛称 | Black Falcon | ||||||||||||||
国籍 | アメリカ合衆国 | ||||||||||||||
生年月日 | 1992年5月30日(32歳) | ||||||||||||||
出身地 | アイオワ州エイムズ | ||||||||||||||
身長 | 201cm (6 ft 7 in) | ||||||||||||||
体重 | 103kg (227 lb) | ||||||||||||||
キャリア情報 | |||||||||||||||
高校 | エイムズ高等学校 | ||||||||||||||
大学 | ノースカロライナ大学 | ||||||||||||||
NBAドラフト | 2012年 / 1巡目 / 全体7位[1] | ||||||||||||||
ゴールデンステート・ウォリアーズから指名 | |||||||||||||||
プロ選手期間 | 2012年–現在 | ||||||||||||||
経歴 | |||||||||||||||
2012–2016 | ゴールデンステート・ウォリアーズ | ||||||||||||||
2016–2019 | ダラス・マーベリックス | ||||||||||||||
2019–2024 | サクラメント・キングス | ||||||||||||||
2024– | サンアントニオ・スパーズ | ||||||||||||||
受賞歴 | |||||||||||||||
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Stats Basketball-Reference.com | |||||||||||||||
代表歴 | |||||||||||||||
キャップ | アメリカ合衆国 | ||||||||||||||
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経歴
編集ハイスクール
編集2010年のジョーダン・ブランド・クラシックではカイリー・アービングとともにMVPに選ばれた[1]。
カレッジ
編集ノースカロライナ大学に進学して2年間プレーした後、ジョン・ヘンソン、タイラー・ゼラー、ケンドール・マーシャルとともに、2012年のNBAドラフトにアーリーエントリーした[2]。
ゴールデンステート・ウォリアーズ
編集バーンズはクリーブランド・キャバリアーズ、シャーロット・ボブキャッツ、ワシントン・ウィザーズ、トロント・ラプターズの4チームとワークアウトを行った[3]。2012年のNBAドラフトにて全体7位でゴールデンステート・ウォリアーズから指名された[4]。
12-13シーズン、マーク・ジャクソンヘッドコーチのもとでバーンズは5つのポジションで守備要員として起用された。2013年のプレーオフ2回戦、第4戦で26得点、10リバウンドの活躍を見せた[5]。5月14日、NBAオールルーキー1stチームに選ばれた[6]。新人王投票では8ポイントを獲得し、クリス・コープランドと同じ6位タイであった[7]。
13-14シーズン、アンドレ・イグダーラの加入もあり、控え選手であった。ライジング・スターズ・チャレンジに出場し、チーム・ヒルで先発出場、23分間の出場で、16得点、3リバウンド、3アシスト、2スティールの活躍を見せてチームは勝利した[8]。4月16日のデンバー・ナゲッツ戦で自己ベストの30得点を記録した。チームは51勝31敗でウェスタン・カンファレンス第6シードでプレーオフに出場したが、1回戦でロサンゼルス・クリッパーズに3勝4敗で敗れた。
14-15シーズン、スティーブ・カーがヘッドコーチに就任し、バーンズは再び先発選手として起用されるようになった。3月18日のアトランタ・ホークス戦ではシーズンハイの25得点をあげた[9]。4月2日のフェニックス・サンズ戦では残り1秒を切ったところで、決勝シュートを決めてチームは107-106で勝利した[10]。カンファレンスファイナル第5戦では24得点を記録して、チームは40年ぶりのNBAファイナル出場を果たした[11]。ファイナルはやや調子を落としたものの、ディフェンス面で随所に効果的なプレーを見せ、ウォリアーズの40年振りのNBAチャンピオンに貢献した。
ダラス・マーベリックス
編集2016年7月3日、制限付きFAとなっていたバーンズはウォリアーズからのクオリファイング・オファーを拒否し、ダラス・マーベリックスが提示したマックス契約の4年総額9500万ドルのオファーシートにサイン。一方ウォリアーズは翌日、ケビン・デュラントの獲得を発表したことにより、マーベリックスのオファーにマッチせず、バーンズのマーベリックス移籍が決定した[12]。11月6日のミルウォーキー・バックス戦でバーンズは自己最多の34得点を記録し、開幕5連敗を喫していたマーベリックスに、シーズン初勝利をもたらした[13][14]。
サクラメント・キングス
編集2019年2月6日にザック・ランドルフ、ジャスティン・ジャクソンとのトレードでサクラメント・キングスへ移籍した[15]。オフにプレイヤーオプションを破棄してFAとなったが、キングスと4年総額8,500万ドルで再契約した[16]。
2022-23シーズン終了後、キングスと3年総額5400万ドルで再契約した[17]。
サンアントニオ・スパーズ
編集2024年7月8日に3チーム間のサイン・アンド・トレードで、サンアントニオ・スパーズへ移籍した[18]。
代表歴
編集2016年のリオデジャネイロオリンピック、2019年のFIBAワールドカップにアメリカ合衆国代表で出場した。
個人成績
編集略称説明 | |||||
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GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | PPG | 平均得点 | 太字 | キャリアハイ |
優勝シーズン |
NBA
編集レギュラーシーズン
編集シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
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2012–13 | GSW | 81 | 81 | 25.4 | .439 | .359 | .758 | 4.1 | 1.2 | .6 | .2 | 9.2 |
2013–14 | 78 | 24 | 28.3 | .399 | .347 | .718 | 4.0 | 1.5 | .8 | .3 | 9.5 | |
2014–15 | 82 | 82 | 28.3 | .482 | .405 | .720 | 5.5 | 1.4 | .7 | .2 | 10.1 | |
2015–16 | 66 | 59 | 30.9 | .466 | .383 | .761 | 4.9 | 1.8 | .6 | .2 | 11.7 | |
2016–17 | DAL | 79 | 79 | 35.5 | .468 | .351 | .861 | 5.0 | 1.5 | .8 | .2 | 19.2 |
2017–18 | 77 | 77 | 34.2 | .445 | .357 | .827 | 6.1 | 2.0 | .6 | .2 | 18.9 | |
2018–19 | 49 | 49 | 32.3 | .404 | .389 | .833 | 4.2 | 1.3 | .7 | .2 | 17.7 | |
SAC | 28 | 28 | 33.9 | .455 | .408 | .800 | 5.5 | 1.9 | .6 | .1 | 14.3 | |
2019–20 | 72 | 72 | 34.5 | .460 | .381 | .801 | 4.9 | 2.2 | .6 | .2 | 14.5 | |
2020–21 | 58 | 58 | 36.2 | .497 | .391 | .830 | 6.6 | 3.5 | .7 | .2 | 16.1 | |
2021–22 | 77 | 77 | 33.5 | .469 | .394 | .826 | 5.6 | 2.4 | .7 | .2 | 16.4 | |
2022–23 | 82 | 82 | 32.5 | .475 | .374 | .847 | 4.5 | 1.6 | .7 | .1 | 15.0 | |
2023–24 | 82 | 82 | 29.0 | .474 | .387 | .801 | 3.0 | 1.2 | .7 | .1 | 12.2 | |
通算 | 911 | 850 | 31.6 | .457 | .379 | .810 | 4.9 | 1.8 | .7 | .2 | 14.0 |
プレーオフ
編集シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013 | GSW | 12 | 12 | 38.4 | .444 | .365 | .857 | 6.4 | 1.3 | .6 | .4 | 16.1 |
2014 | 7 | 0 | 22.3 | .396 | .381 | .563 | 4.0 | 1.1 | .1 | .4 | 7.9 | |
2015 | 21 | 21 | 32.4 | .440 | .355 | .735 | 5.2 | 1.5 | .8 | .5 | 10.6 | |
2016 | 24 | 23 | 31.0 | .385 | .342 | .765 | 4.7 | 1.3 | .7 | .2 | 9.0 | |
2023 | SAC | 7 | 7 | 28.0 | .417 | .240 | .731 | 3.4 | .7 | 1.1 | .3 | 10.7 |
通算 | 71 | 63 | 31.5 | .419 | .343 | .752 | 4.9 | 1.3 | .7 | .4 | 10.7 |
カレッジ
編集シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2010–11 | UNC | 37 | 36 | 29.4 | .423 | .344 | .750 | 5.8 | 1.4 | .7 | .4 | 15.7 |
2011–12 | 38 | 37 | 29.2 | .440 | .358 | .723 | 5.2 | 1.1 | 1.1 | .3 | 17.1 | |
通算 | 75 | 73 | 29.3 | .431 | .349 | .734 | 5.5 | 1.3 | .9 | .4 | 16.4 |
脚注
編集- ^ “Harrison Barnes And Kyrie Irving Named Co-MVPs Of The 2010 Jordan Brand Classic”. thestreet.com (2010年4月18日). 2015年6月6日閲覧。
- ^ Mike Prada (2012年3月29日). “Harrison Barnes, John Henson, Kendall Marshall All Declare For 2012 NBA Draft”. SB NATION. 2015年5月31日閲覧。
- ^ Gene Wang (2012年6月19日). “Harrison Barnes works out for Wizards”. ワシントン・ポスト. 2015年5月31日閲覧。
- ^ NBA Draft 2012
- ^ “Notebook: Warriors 97, Spurs 87 (OT)”. nba.com (2013年5月12日). 2015年5月31日閲覧。
- ^ “Lillard headlines 2012-13 All-Rookie Team”. nba.com (2013年5月14日). 2015年5月31日閲覧。
- ^ “Portland's Lillard named 2012-13 Kia NBA Rookie of the Year”. nba.com (2013年5月1日). 2015年5月31日閲覧。
- ^ “Team Hill at Team Webber - February 14, 2014”. nba.com (2014年2月14日). 2015年5月31日閲覧。
- ^ Janie McCauley (2015年3月19日). “Warriors cruise past Hawks 114-95 for best record in NBA”. nba.com. 2015年5月31日閲覧。
- ^ Antonio Gonzalez (2015年4月3日). “Barnes' shot lifts Warriors to 107-106 win over Suns”. nba.com. 2015年5月31日閲覧。
- ^ Antonio Gonzalez (2015年5月28日). “Golden State Wins Series 4-1”. nba.com. 2015年5月31日閲覧。
- ^ Harrison Barnes Expected To Sign Four-Year, $95M Max Deal With Mavs
- ^ Harrison Barnes Sets Career High 34 Points in Mavs Victory
- ^ ハリソン・バーンズが自己最多34得点、マブスがOTを制し今季初勝利 NBA JAPAN
- ^ “マブスがハリソン・バーンズをトレード放出”. TunaDrama (2019年2月7日). 2020年3月24日閲覧。
- ^ “フリーエージェント情報:キングスがバーンズとデッドモンと契約へ! | NBA Rakuten”. nba.rakuten.co.jp. 2020年4月24日閲覧。
- ^ “McNair explains Kings' decision to re-sign Barnes” (英語). NBC Sports Bay Area & California (2023年7月21日). 2024年7月9日閲覧。
- ^ “Spurs Acquire Harrison Barnes” (英語). www.nba.com. 2024年7月9日閲覧。
外部リンク
編集- ハリソン・バーンズ --- ドラフト情報 --- NBADraft.net ,DraftExpress.com
- ハリソン・バーンズの通算成績と情報 NBA、NBA日本、Basketball-Reference、ESPN、Eurobasket、RealGM