2016年リオデジャネイロオリンピックのバスケットボール競技

2016年リオデジャネイロオリンピックのバスケットボール競技(2016ねんリオデジャネイロオリンピックのバスケットボールきょうぎ、Basketball at the Rio 2016 Olympics)は、国際バスケットボール連盟(FIBA)の管轄の下で2016年8月6日から21日までアレーナ・カリオカ1ポルトガル語版英語版にて実施された2016年リオデジャネイロオリンピックバスケットボール競技である。男女ともにアメリカが金メダルを獲得した。

競技概要

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開催国(ブラジル)の出場は2015年8月9日ザ・プリンス パークタワー東京で行われたFIBAセントラルボード(理事会)で承認された。また、資格停止処分となっていた日本プロリーグ構想[1][2]とロシア[3]が予選に相当する2015年の大陸選手権に出場できることとなった。

出場国

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男子

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予選会[4] 日程 開催地 出場国
開催国[5] - - 1   ブラジル
2014年ワールドカップ 2014年8月30日 - 9月14日   スペイン 1   アメリカ合衆国
2015年オセアニア選手権 2015年8月15日 - 8月18日   メルボルン
  ウェリントン
1   オーストラリア
アフロバスケット2015 2015年8月19日 - 8月30日   ラデス 1   ナイジェリア
2015年アメリカ選手権 2015年8月31日 - 9月12日   メキシコシティ 2   ベネズエラ
  アルゼンチン
ユーロバスケット2015 2015年9月5日 - 9月20日   リール(決勝トーナメント)
   
2   スペイン
  リトアニア
2015年アジア選手権 2015年9月23日 - 10月3日   長沙市 1   中華人民共和国
世界最終予選(1) 2016年7月4日 - 7月10日   ベオグラード[6] 1   セルビア
世界最終予選(2)   パサイ[6] 1   フランス
世界最終予選(3)   トリノ[6] 1   クロアチア
Total 12

世界最終予選

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男子の世界最終予選の参加国は前回の12カ国から18カ国(アフリカ:3、南北アメリカ:3、アジア:3、ヨーロッパ:5、オセアニア:1、予選開催国:3)に拡大された[7][8]バスケットボール男子日本代表はアジア選手権で4位となり、世界最終予選ベオグラード大会の出場権を獲得したが、1次リーグで敗退し40年ぶりのオリンピック出場を逃した。

女子

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予選会[4] 日程 開催地 出場国
開催国[5] - - 1   ブラジル
2014年世界選手権 2014年9月27日 - 10月5日   トルコ 1   アメリカ合衆国
ユーロバスケット2015 2015年6月11日 - 6月28日   ハンガリー
  ルーマニア
1   セルビア
2015年アメリカ選手権 2015年8月9日 - 8月16日   エドモントン 1   カナダ
2015年オセアニア選手権 2015年8月15日 - 8月17日   メルボルン
  タウランガ
1   オーストラリア
2015年アジア選手権 2015年8月29日 - 9月5日   武漢市 1   日本
アフロバスケット2015 2015年9月24日 - 10月3日   ヤウンデ 1   セネガル
世界最終予選[9] 2016年6月13日 - 19日   ナント[6] 5   フランス
  トルコ
  中国
  スペイン
  ベラルーシ

結果

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アジア選手権を連覇し、12年ぶりのオリンピック出場を果たしたバスケットボール女子日本代表は、グループステージ(グループA)を4位(3勝2敗)で通過したが、準々決勝でアメリカ合衆国に敗れた。(最終成績は8位)

種目
男子   アメリカ合衆国 (USA)
ジミー・バトラー
ケビン・デュラント
ディアンドレ・ジョーダン
カイル・ロウリー
ハリソン・バーンズ
デマー・デローザン
カイリー・アービング
クレイ・トンプソン
デマーカス・カズンズ
ポール・ジョージ
ドレイモンド・グリーン
カーメロ・アンソニー
  セルビア (SRB)
ミロシュ・テオドシッチ
マルコ・シモノヴィッチ英語版
ボグダン・ボグダノヴィッチ
ステファン・マルコヴィッチ英語版
ニコラ・カリニッチ英語版
ネマニャ・ネドヴィッチ英語版
ステファン・ビルチェヴィチ英語版
ミロスラフ・ラドゥリサ英語版
ニコラ・ヨキッチ
ヴラディミル・シュティマツ英語版
ステファン・ヨヴィッチ英語版
ミラン・マチュヴァン英語版
  スペイン (ESP)
パウ・ガソル
ルディ・フェルナンデス
セルヒオ・ロドリゲス
フアン・カルロス・ナバーロ
ホセ・カルデロン
フェリペ・レジェス
ヴィクトル・クラベール
ウィリー・エルナンゴメス
アレックス・アブリネス
セルヒオ・リュル
ニコラ・ミロティッチ
リッキー・ルビオ
女子   アメリカ合衆国 (USA)
リンジー・ウェイレン
サイモン・オーガスタス
スー・バード
マヤ・ムーア
エンジェル・マコートリー
ブレアナ・ステュアート
タミカ・キャッチングズ
エレーナ・デレ・ダン
ダイアナ・トーラジ
シルビア・ファウルス
ティナ・チャールズ
ブリトニー・グライナー
  スペイン (ESP)
レティシア・ロメロ
ラウラ・ニコルス英語版
シルビア・ドミンゲス英語版
アルバ・トーレンス
ライア・パラウ英語版
マルタ・シャルガイ
レオノール・ロドリゲス英語版
ルシラ・パスクア英語版
アンナ・クルス英語版
ラウラ・ケベード英語版
ラウラ・ヒル英語版
アストウ・ヌドアー英語版
  セルビア (SRB)
タマラ・ラドチャイ英語版
ソニア・ペトロヴィッチ
サーシャ・チャージョ英語版
サラ・クリニッチ英語版
ネヴェナ・ヨヴァノヴィッチ英語版
イェレナ・ミロヴァノヴィッチ英語版
ダヤナ・ブートリヤ英語版
ドラガナ・スタンコヴィッチ英語版
アレクサンドラ・ツルベンダキッチ英語版
ミリツァ・ダボヴィッチ英語版
アナ・ダボヴィッチ
ダニエル・ペイジ英語版

国・地域別のメダル獲得数

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国・地域
1   アメリカ合衆国 (USA) 2 0 0 2
2   セルビア (SRB) 0 1 1 2
  スペイン (ESP) 0 1 1 2
合計 2 2 2 6

脚注

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  1. ^ FIBAが日本の資格停止処分を解除 川淵会長「バスケ関係者もやればできる」”. スポーツナビ. 2020年6月4日閲覧。
  2. ^ Nagatsuka, Kaz (2015年6月19日). “FIBA on fast track to fully lift Japan Basketball Association ban in August”. JapanTimes.co.jp. 2015年8月12日閲覧。
  3. ^ FIBAがロシア代表チームの出場停止処分を解除”. AFPBB News. AFP通信 (2015年8月11日). 2021年7月20日閲覧。
  4. ^ a b QUALIFICATION SYSTEM – GAMES OF THE XXXI OLYMPIAD – RIO 2016”. web.archive.org (2016年4月4日). 2020年9月3日閲覧。
  5. ^ a b PR N°34 - Brazil’s national teams granted automatic places at 2016 Olympic Basketball Tournament” (英語). FIBA.basketball. 2020年5月31日閲覧。
  6. ^ a b c d “Italy, Philippines and Serbia to host Olympic Qualifying Tournaments; France to stage Women's Tournament”. FIBA. (19 January 2016). http://www.fiba.com/news/italy-philippines-and-serbia-to-host-olympic-qualifying-tournaments-france-to-stage-womens-tournament 19 January 2016閲覧。 
  7. ^ New Olympic Qualifying Tournament format to feature 18 teams playing across three tournaments” (英語). FIBA.basketball. 2020年9月5日閲覧。
  8. ^ ROAD TO RIO 2016”. 2019年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月4日閲覧。
  9. ^ ROAD TO RIO 2016”. 2023年4月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月4日閲覧。

外部リンク

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