FIA殿堂
FIA殿堂(エフアイエーでんどう、英: FIA Hall of Fame)は、国際自動車連盟(FIA)が自動車関係者を対象に行なっている表彰の一つ。2005年創設[1]。FIA栄誉殿堂と表記されることもある。
概要
編集当初はFIAが自動車業界に顕著な貢献をした者に対して行う表彰だったが、2017年12月4日に自動車レースを走るレーシングドライバーを対象に加えることを発表した[1]。2017年には同時点でのフォーミュラ1(F1)のドライバーズチャンピオン経験者(33名)が表彰されたほか[1]、2019年2月には世界ラリー選手権(WRC)のドライバーズチャンピオン経験者(17名、コ・ドライバーは含まない)が[2]、同年12月には旧スポーツカー世界選手権(SWC)やFIA 世界耐久選手権(WEC)のチャンピオン、ル・マン24時間レースの優勝経験者ら(計29名)が殿堂入りしている[3]。
異なる資格で複数回殿堂入りとなるケースも有り、実際にフェルナンド・アロンソは、2017年にF1のドライバーズチャンピオン経験者として、2019年にWECのチャンピオン及びル・マン勝者として、都合2回殿堂入りしている。
主な表彰者
編集F1
編集→「F1ドライバーズチャンピオンの一覧」を参照
WRC
編集→「世界ラリー選手権 § 歴代チャンピオン」を参照
SWC/WEC
編集- ボブ・ギャレットソン(1981)
- ジャッキー・イクス(1982、1983)
- ステファン・ベロフ(1984)
- デレック・ベル(1985、1986)
- ハンス=ヨアヒム・スタック(1985)
- ラウル・ボーセル(1987)
- マーティン・ブランドル(1988)
- ジャン=ルイ・シュレッサー(1989、1990)
- マウロ・バルディ(1990)
- テオ・ファビ(1991)
- ヤニック・ダルマス(1992)
- デレック・ワーウィック(1992)
- アンドレ・ロッテラー(2012)
- マルセル・フェスラー(2012)
- ブノワ・トレルイエ(2012)
- アラン・マクニッシュ(2013)
- ロイック・デュバル(2013)
- トム・クリステンセン(2013)
- アンソニー・デビッドソン(2014)
- セバスチャン・ブエミ(2014、2018-19)
- ブレンドン・ハートレイ(2015、2017)
- マーク・ウェーバー(2015)
- ティモ・ベルンハルト(2015、2017)
- マーク・リープ(2016)
- ニール・ジャニ(2016)
- ロマン・デュマ(2016)
- アール・バンバー(2017)
- 中嶋一貴(2018-19)
- フェルナンド・アロンソ(2018-19)
脚注
編集- ^ a b c アロンソやシューマッハらがFIA殿堂入りの栄誉、9人のF1チャンピオン 一堂に会す - Formula1-data.com・2017年12月5日
- ^ 17人のチャンピオンがFIAの殿堂入り - RallyX・2019年2月1日
- ^ a b 日本人初! 中嶋一貴が歴代ル・マン24時間/WECチャンピオンとともにFIA殿堂入り - オートスポーツ・2019年12月3日