2016年の文学
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2016年の文学(2016ねんのぶんがく)では、2016年(平成28年)の文学に関する出来事について記述する。
→「2016年の出版」も参照
できごと
編集受賞
編集日本国内
編集- 第154回(2015年下半期)芥川賞・直木賞 (1月)[2]
- 第155回(2016年上半期)芥川賞・直木賞 (7月)[3]
- 谷崎潤一郎賞(第52回) - 絲山秋子『薄情』、長嶋有『三の隣は五号室』
- 泉鏡花文学賞(第44回) - 川上弘美『大きな鳥にさらわれないよう』
- 野間文芸新人賞(第38回) - 戌井昭人『のろい男―俳優・亀岡拓次』
- 吉川英治文学賞(第50回) - 赤川次郎『東京零年』
- 小林秀雄賞(第15回) - 森田真生『数学する身体』
- 本屋大賞(第13回)(4月12日) - 宮下奈都『羊と鋼の森』[4]
日本国外
編集- ノーベル文学賞 - ボブ・ディラン
- ブッカー賞 - ポール・ビーティー『The Sellout』
- フランツ・カフカ賞 - クラウディオ・マグリス
- ジェイムズ・テイト・ブラック記念賞(2015年度) - ベンジャミン・マルコヴィッツ 『You Don't Have to Live Like This』
- ヴェルト文学賞 - ゼイディー・スミス
2016年の本
編集小説
編集- 一色さゆり 『神の値段』(宝島社)
- 井上真偽 『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』(講談社)
- 荻原浩 『海の見える理髪店』(集英社)
- 恩田陸 『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)
- 角田光代 『坂の途中の家』(朝日新聞出版)
- 川上弘美 『大きな鳥にさらわれないよう』(講談社)
- 塩田武士『罪の声』(講談社)
- 島本理生『イノセント』(集英社)
- 高村薫 『土の記』(新潮社)
- 津村記久子 『浮遊霊ブラジル』(文藝春秋)
- 中島京子 『彼女に関する十二章』(中央公論新社)
- 原田マハ 『デトロイト美術館の奇跡』(新潮社)
- 藤沢周平 『愛蔵版 蟬しぐれ』(文藝春秋)
- 松本匡代 『石田三成の青春』(サンライズ出版)
- 三津田信三 『怪談のテープ起こし』(集英社)
- 村田沙耶香 『コンビニ人間』(文藝春秋)
- 本谷有希子 『異類婚姻譚』(講談社)
その他
編集死去
編集1月 - 3月
編集- 1月1日 - 佐伯彰一、富山県出身の文芸評論家。93歳没[5]。
- 1月18日 - ミシェル・トゥルニエ、フランスの小説家。91歳没
- 2月3日 - 井上洋介、東京府出身の絵本作家。84歳没[6]
- 2月18日 - 津島佑子、東京都出身の小説家。太宰治と津島美知子の次女。68歳没。
- 2月19日 - ハーパー・リー、アメリカの小説家。89歳没[7]。
- 2月19日 - ウンベルト・エーコ、イタリアの小説家。『薔薇の名前』の著者として知られる。84歳没。
- 3月19日 - 夏樹静子、東京府出身の小説家。77歳没[8]。
- 3月31日 - ケルテース・イムレ、ハンガリー生まれのユダヤ系作家。2002年にノーベル文学賞受賞。86歳没。
4月 - 6月
編集- 4月7日 - 塙治夫、茨城県出身の外交官、アラブ文学翻訳家。84歳没[9]。
- 4月8日 - 関口功、日本のアメリカ文学者。89歳没。
- 4月20日 - 吉野朔実、大阪府出身の漫画家。57歳没。
- 4月26日 - 戸川昌子、東京市出身の小説家。85歳没[10]。
- 4月28日 - 岡崎ひでたか、日本の児童文学作家。87歳没。
- 4月30日 - 村上博基、愛知県出身の翻訳家。80歳没[11]。
- 5月4日 - 三角洋一、岩手県出身の国文学者。68歳没。
- 5月12日 - 岡野麻里安、日本の小説家。49歳没。
- 5月21日 - 西村滋、愛知県出身の小説家。91歳没[12]。
- 5月28日 - 末吉暁子、神奈川県出身の児童文学作家。73歳没[13]。
- 6月6日 - ピーター・シェーファー、英国の劇作家。90歳没[14]。
- 6月14日 - 灰島かり - 千葉県出身の児童文学研究者、翻訳家。66歳没[15]。
- 6月23日 - マイケル・ハー、アメリカ合衆国の作家・脚本家。76歳没[16]。
7月 - 9月
編集- 7月1日 - イヴ・ボヌフォワ、フランスの詩人。93歳没[17]。
- 7月2日 - エリ・ヴィーゼル、アメリカ合衆国のユダヤ人作家。1986年にノーベル平和賞を受賞した。87歳没[18]。
- 7月14日 - エステルハージ・ペーテル、ハンガリーの小説家。66歳没。
- 7月24日 - 近藤富枝、東京市出身の随筆家。93歳没[19]。
- 7月30日 - 柳瀬尚紀、北海道出身の英文学者・翻訳家。73歳没。
- 8月2日 - 太田大八、長崎県出身の絵本作家。97歳没。
- 8月8日 - 山田登世子、福岡県出身のフランス文学者。70歳没。
- 8月22日 - 真継伸彦、京都府出身の小説家。84歳没[20]。
- 8月24日 - ミシェル・ビュトール、フランスの小説家・詩人。89歳没[21]。
- 8月26日 - 川西政明、大阪市出身の文芸評論家。75歳没。
- 8月28日 - 葉山修平、千葉県出身の作家・詩人。86歳没。
- 9月16日 - エドワード・オールビー、アメリカ合衆国の劇作家。88歳没[22]。
10月 - 12月
編集- 10月14日 - トム・ジョーンズ、米国の小説家。71歳没。
- 10月22日 - 塚本哲也、群馬県出身のノンフィクション作家。87歳没。
- 10月26日 - 高井有一、東京府出身の小説家。84歳没。
- 10月29日 - 伊藤桂一、三重県出身の小説家。99歳没。
- 11月7日 - レナード・コーエン、カナダの詩人・シンガーソングライター。82歳没[23]。
- 11月15日 - 藤原てい、長野県出身の作家。98歳没。
- 11月20日 - ウィリアム・トレヴァー、アイルランド出身の小説家。88歳没。
- 12月24日 - リチャード・アダムス、イギリスの作家。代表作に『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』がある。 96歳没。
脚注
編集- ^ “夏目漱石デジタル文学館 貴重資料を無料公開 神奈川近代文学館”. 毎日新聞. (2016年3月9日) 2016年3月16日閲覧。
- ^ 154回芥川賞、直木賞が発表に 芥川賞は滝口悠生さん、本谷有希子さんのダブル受賞- ねとらぼ(2016年1月19日)
- ^ 芥川賞に村田沙耶香さん「コンビニ人間」 直木賞は荻原浩さん「海の見える理髪店」 - スポニチ Sponichi Annex 芸能 (2016年7月19日)
- ^ 「私にとっても大切な、大好きな物語」 2016年本屋大賞は宮下奈都『羊と鋼の森』に決定!-ダ・ヴィンチニュース (2016年4月13日)
- ^ “文芸評論家の佐伯彰一さん死去 「三島由紀夫全集」編集”. 朝日新聞. (2016年1月5日) 2016年3月16日閲覧。
- ^ “絵本作家の井上洋介さん死去 「くまの子ウーフ」”. 朝日新聞. (2016年2月4日) 2016年3月16日閲覧。
- ^ “米作家ハーパー・リーさん死去 「アラバマ物語」の作者”. 朝日新聞. (2016年2月19日) 2016年2月19日閲覧。
- ^ “作家の夏樹静子さんが死去 「蒸発」「Wの悲劇」”. 日本経済新聞. (2016年3月21日) 2016年3月22日閲覧。
- ^ “翻訳家の塙治夫・元駐オマーン大使が死去”. 産経新聞. (2016年4月13日) 2016年4月14日閲覧。
- ^ 作家の戸川昌子さんが死去 85歳 シャンソン歌手、コメンテーターで活躍 スポーツニッポン 2016年4月26日閲覧
- ^ ハヤカワ・オンライン - 村上博基氏死去 (2016/05/06)
- ^ “作家の西村滋氏死去”. 時事通信. (2016年5月21日) 2016年5月21日閲覧。
- ^ “児童文学作家の末吉暁子さん死去 「ママの黄色い子象」”. 朝日新聞. (2016年5月28日) 2016年5月28日閲覧。
- ^ “英劇作家のピーター・シェーファーさん死去”. 朝日新聞. (2016年6月7日) 2016年6月7日閲覧。
- ^ “絵本研究家・翻訳家の灰島かりさん死去”. 朝日新聞. (2016年6月15日) 2016年6月15日閲覧。
- ^ “訃報 マイケル・ハーさん 76歳=米作家、脚本家”. 毎日新聞. (2016年6月26日) 2016年6月26日閲覧。
- ^ “仏詩人のイブ・ボヌフォワ氏死去”. 時事通信. (2016年7月3日) 2016年7月3日閲覧。
- ^ “Elie Wiesel, Auschwitz Survivor and Nobel Peace Prize Winner, Dies at 87”. New York Times. (2016年7月2日) 2016年7月3日閲覧。
- ^ “近藤富枝さん死去 朝ドラ「本日も晴天なり」モデル”. 朝日新聞. (2016年7月25日) 2016年7月25日閲覧。
- ^ “作家の真継伸彦さん死去、84歳 仏教の本質に迫る”. 毎日新聞. (2016年8月24日19時41分) 2016年8月24日閲覧。
- ^ “M・ビュトール氏死去、フランス小説家”. 産経新聞. (2016年8月25日) 2016年8月25日閲覧。
- ^ “エドワード・オールビーさん死去=ピュリツァー賞の米劇作家”. 時事通信. (2016年9月17日) 2016年9月17日閲覧。
- ^ Leonard Cohen, singer-songwriter of love, death and philosophical longing, dies at 82