2011 FIFA女子ワールドカップ日本女子代表
2011 FIFA女子ワールドカップ日本女子代表(2011フィファじょしワールドカップにほんじょしだいひょう)は、2011年6月26日から7月17日にかけて、ドイツで開催された2011 FIFA女子ワールドカップのサッカー日本女子代表チームである。
概要
編集6回目の出場となる今回はグループリーグ2勝1敗の2位で通過し、第2回大会以来の決勝トーナメント進出。これまで一度も勝利していなかった優勝候補のドイツやアメリカを破り、男女、年齢別代表を通じ、日本代表としては初のFIFA主催の世界大会優勝という快挙を成し遂げた。また大会のフェアプレー賞も受賞するとともに、澤穂希がMVPと得点王に、澤をはじめ海堀あゆみ、宮間あや、大野忍の4人が大会の優秀選手にあたるオールスターチームに選ばれた。
本大会登録メンバー
編集- 「出場状況」欄の「○」はフル出場、「▼」は途中交代アウト、「▲」は途中交代イン、「退」は退場、数字は試合開始からの経過時間(分)、「得点」は獲得得点をそれぞれ表す。
- 「所属クラブ」は、開会式が行われた2011年6月26日時点の所属クラブ。試合の日付は現地時間。
背番号 | 選手名 | ポジション | 所属クラブ | 出場状況 | 備考 | |||||
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NZL戦 6月27日 |
MEX戦 7月1日 |
ENG戦 7月5日 |
GER戦 7月9日 |
SWE戦 7月13日 |
USA戦 7月17日 | |||||
1 | 山郷のぞみ | GK | 浦和レッズレディース | |||||||
2 | 近賀ゆかり | DF | INAC神戸レオネッサ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
3 | 岩清水梓 | 日テレ・ベレーザ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 退 121 | ||
4 | 熊谷紗希 | 浦和レッズレディース | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
5 | 矢野喬子 | |||||||||
6 | 阪口夢穂 | MF | アルビレックス新潟レディース | ○ | ○ | ▼75 | ○ | ○ | ○ | |
7 | 安藤梢 | FW | デュースブルク | ▼90+2 | ▼69 | ▼56 | ○ | ○ | ▼66 | |
8 | 宮間あや | MF | 岡山湯郷Belle | ○ 1得点 | ○ | ○ | ○ | ▼89 | ○ 1得点 | 主将代行 |
9 | 川澄奈穂美 | INAC神戸レオネッサ | ▲69 | ▲82 | ▼74 2得点 | ○ | ||||
10 | 澤穂希 | ○ | ▼83 3得点 | ○ | ○ | ○ 1得点 | ○ 1得点 | 主将 | ||
11 | 大野忍 | FW | ▼55 | ▼69 1得点 | ▼82 | ▼66 | ▼86 | ▼66 | ||
12 | 福元美穂 | GK | 岡山湯郷Belle | |||||||
13 | 宇津木瑠美 | MF | モンペリエ | ▲83 | ▲116 | |||||
14 | 上尾野辺めぐみ | DF | アルビレックス新潟レディース | ▲89 | ||||||
15 | 鮫島彩 | ボストン・ブレイカーズ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
16 | 田中明日菜 | INAC神戸レオネッサ | ▲90+2 | |||||||
17 | 永里優季 | FW | トゥルビネ・ポツダム | ▼76 1得点 | ○ | ○ | ▼46 | ▲74 | ▲66 | |
18 | 丸山桂里奈 | ジェフ千葉レディース | ▲76 | ▲56 | ▲46 1得点 | ▲66 ▼119 | ||||
19 | 高瀬愛実 | INAC神戸レオネッサ | ▲86 | |||||||
20 | 岩渕真奈 | 日テレ・ベレーザ | ▲55 | ▲69 | ▲75 | ▲66 ▼116 | ▲119 | |||
21 | 海堀あゆみ | GK | INAC神戸レオネッサ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
スタッフ
編集監督
編集コーチ
編集GKコーチ
編集審判員(レフェリー)
編集試合結果
編集この節の加筆が望まれています。 |
グループB
編集- 時刻は現地時間(UTC+2、中央ヨーロッパ夏時間)
- 各組上位2チームが準々決勝に進出
チーム | 勝点 |
試合 |
勝利 |
引分 |
敗戦 |
得点 |
失点 |
点差 |
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イングランド | 7 | 3 | 2 | 1 | 0 | 5 | 2 | +3 |
日本 | 6 | 3 | 2 | 0 | 1 | 6 | 3 | +3 |
メキシコ | 2 | 3 | 0 | 2 | 1 | 3 | 7 | -4 |
ニュージーランド | 1 | 3 | 0 | 1 | 2 | 4 | 6 | -2 |
日本 vs ニュージーランド
編集日本[2]
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ニュージーランド[2]
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プレーヤー・オブ・ザ・マッチ:
副審:
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日本 vs メキシコ
編集日本[4]
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メキシコ[4]
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プレーヤー・オブ・ザ・マッチ:
副審:
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イングランド vs 日本
編集イングランド[6]
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日本[6]
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プレーヤー・オブ・ザ・マッチ:
副審:
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決勝トーナメント
編集準々決勝
編集ドイツ[7]
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日本[7]
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プレーヤー・オブ・ザ・マッチ:
副審:
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準決勝
編集日本[8]
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スウェーデン[8]
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プレーヤー・オブ・ザ・マッチ:
副審:
|
決勝
編集
日本 | 2 - 2 (延長) |
アメリカ合衆国 |
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宮間あや 81分 澤穂希 117分 |
レポート | モーガン 69分 ワンバック 104分 |
PK戦 | ||
宮間あや 永里優季 阪口夢穂 熊谷紗希 |
3 - 1 | ボックス ロイド ヒース ワンバック |
日本[10]
|
アメリカ合衆国[10]
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プレーヤー・オブ・ザ・マッチ:
副審:
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受賞
編集2011年度
編集- 国民栄誉賞 - 団体としては初。また、選手・監督・スタッフ35人に首相直筆の手紙を手渡され[11]、副賞として化粧筆7本セットを授与された(熊野筆)[12]。
- 紫綬褒章[13]
- 日本プロスポーツ大賞
- 毎日スポーツ人賞
- 報知プロスポーツ大賞
- 日本スポーツ賞
- ビッグスポーツ賞
- 朝日スポーツ賞
- また各選手は、出身地もしくは所属するチームがある都道府県・市町村の、県民栄誉賞なども受賞している。
2023年度
編集脚注
編集- ^ a b c d “Schiedsrichterinnen für die Spiele 1 bis 8 benannt”. FIFA (2011年6月24日). 2011年6月24日閲覧。
- ^ a b “Tactical Line-up – Group B – Japan-New Zealand” (PDF). FIFA.com. Fédération Internationale de Football Association (27 June 2011). 27 June 2011閲覧。
- ^ a b c d “Schiedsrichterinnen für die Spiele 9 bis 16 benannt”. FIFA (2011年6月28日). 2011年6月28日閲覧。
- ^ a b “Tactical Line-up – Group B – Japan-Mexico” (PDF). FIFA.com. Fédération Internationale de Football Association (1 July 2011). 1 July 2011閲覧。
- ^ a b c d “Bibiana Steinhaus pfeift Äquatorial-Guinea gegen Brasilien”. dfb.de (2011年7月4日). 2011年7月4日閲覧。
- ^ a b “Tactical Line-up – Group B – England-Japan” (PDF). FIFA.com. Fédération Internationale de Football Association (5 July 2011). 5 July 2011閲覧。
- ^ a b “Tactical Line-up – Quarterfinal – Germany-Japan” (PDF). FIFA.com. Fédération Internationale de Football Association (9 July 2011). 9 July 2011閲覧。
- ^ a b “Tactical Line-up – Semifinal – Japan-Sweden” (PDF). FIFA.com. Fédération Internationale de Football Association (13 July 2011). 13 July 2011閲覧。
- ^ a b c d “FIFA Women's World Cup Final 2011: Steinhaus (GER)”. refereeingworld.blogspot.com (2011年7月15日). 2011年7月15日閲覧。
- ^ a b “Tactical Line-up” (PDF) (英語). FIFA.com. Fédération Internationale de Football Association (17 July 2011). 2011年8月6日閲覧。
- ^ なでしこに国民栄誉賞!菅内閣が凱旋試合を観戦へ:日本代表:サッカー特集 - スポーツ報知[リンク切れ]
- ^ なでしこ、国民栄誉賞の表彰式 記念品は化粧筆7本 - スポーツ - asahi.com(朝日新聞社)
- ^ “平成23年秋の褒章受章者 東京都” (PDF). 内閣府. p. 2 (2011年11月3日). 2013年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月12日閲覧。
- ^ "第19回日本サッカー殿堂 掲額者決定" (HTML) (Press release). 日本サッカー協会. 22 June 2023. 2023年6月22日閲覧。