1952年の映画

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1952年の映画(1952ねんのえいが)では、1952年(昭和27年)の映画分野の動向についてまとめる。

1951年の映画 - 1952年の映画 - 1953年の映画

出来事

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世界

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日本

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周年

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日本の映画興行

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  • 入場料金(大人)
    • 130円(東京の邦画封切館)[39]
    • 映画館・映画別
    • 122円(統計局『小売物価統計調査(動向編) 調査結果』[40] 銘柄符号 9341「映画観覧料」)[41]
  • 入場者数 8億3227万人[16]

各国ランキング

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日本配給収入ランキング

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1952年邦画配給収入トップ10
(対象期間:1952年4月 - 1953年3月)
順位 題名 配給 配給収入
1 ひめゆりの塔 東映 1億7659万円
2 お茶漬の味 松竹 1億0992万円
3 ひばり姫初夢道中[42] 松竹 1億0881万円
4 夏子の冒険 松竹 1億0718万円
5 [43] 松竹 1億0492万円
6 学生社長[44] 松竹 0億9953万円9953万円
7 銭形平次捕物控 からくり屋敷 大映 0億9379万円9379万円
8 ハワイの夜[45] 新東宝 0億8772万円8772万円
9 現代人 松竹 0億8491万円8491万円
10 千羽鶴 大映 0億7905万円7905万円
出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、96頁。ISBN 978-4873767550 
1952年洋画配給収入トップ10
(対象期間:1952年4月 - 1953年3月)
順位 題名 製作国 配給 配給収入
1 風と共に去りぬ   MGM 1億3336万円
2 硫黄島の砂   リパブリックNCC 1億1436万円
3 誰が為に鐘は鳴る   パラマウント映画 1億0425万円
4 サムソンとデリラ   パラマウント映画 0億9172万円9172万円
5 キング・ソロモン   MGM 0億8648万円8648万円
6 遠い太鼓[46]   ワーナー・ブラザース 0億7771万円7771万円
7 ダラス[47]   ワーナー・ブラザース 0億7296万円7296万円
8 リオグランデの砦   リパブリック=NCC 0億7077万円7077万円
9 血と砂   20世紀フォックス 0億6653万円6653万円
10 三銃士[48]   MGM 0億6550万円6550万円
出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、97頁。ISBN 978-4873767550 

日本公開作品

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受賞

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生誕

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死去

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日付 名前 出身国 年齢 職業
1月 18日 カーリー・ハワード三ばか大将   アメリカ合衆国 48 コメディアン
4月 21日 レスリー・バンクス   イギリス 61 男優
5月 21日 ジョン・ガーフィールド   アメリカ合衆国 39 男優
7月 6日 ゲルトルード・ヴィーレ   ドイツ帝国 61 女優
10月 17日 ジュリア・ディーン   アメリカ合衆国 74 舞台・映画女優
23日 スーザン・ピータース   アメリカ合衆国 31 女優
26日 ハティ・マクダニエル   アメリカ合衆国 57 女優

脚注

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注釈

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  1. ^ 映画DBのallcinemaでは「名誉賞」[3]、『昭和広告60年史』では「外国作品特別賞」となっている[4]。また、『東宝五十年史』では日付が「1月31日」となっている[2]
  2. ^ 『年表・映画100年史』では「銀賞」[1]、『松竹九十年史』では「監督賞」となっている[7]
  3. ^ 〔引用者註〕『東宝五十年史』では「東洋画チェーン」となっていたが、『東宝75年のあゆみ』では「東洋画チェーン」となっている。『東宝五十年史』の誤植を『東宝75年のあゆみ』で訂正したと考え、「東宝洋画チェーン」を採用した。
  4. ^ 『松竹九十年史』では、『君の名は』は6月開始となっている[7]
  5. ^ 『東宝五十年史』では「(前略)ヒット 以降社長シリーズ三十六作に続く」となっている。
  6. ^ 『東宝五十年史』では「9月3日公開」となっているが[10]、映画DBの「9月4日公開」を採用した[28][29]
  7. ^ 『映画賞・映画祭日本・外国受賞作品大全集』では、公開無期延期の理由を「米軍基地を批判的に描いた」ためとしている[8]
  8. ^ 〔引用者註〕『映画年鑑 1954年版』では、「マースMPEA副社長」となっているが、「副会長」に変更した。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 谷川 1993, p. 120.
  2. ^ a b c d e f g h 東宝 1982b, p. 61.
  3. ^ 羅生門(1950) 【受賞履歴】”. allcinema. 2019年9月6日閲覧。
  4. ^ a b 山川 1987, p. 217.
  5. ^ 西鶴一代女(1952) 【受賞履歴】”. allcinema. 2019年9月6日閲覧。
  6. ^ a b c d e 筈見 1956, p. 97.
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m 松竹 1985, p. 679.
  8. ^ a b c d e 石原良太 1986, p. 88.
  9. ^ これがシネラマだ(1952)”. allcinema. スティングレー. 2019年9月27日閲覧。
  10. ^ a b c d e 東宝 1982b, p. 62.
  11. ^ 松崎健夫. ““赤狩り”とアメリカ追放 -チャップリンの映画人生- 没後45年『チャールズ・チャップリン映画祭』”. BANGER!!!. ディスカバリー・ジャパン. 2023年10月2日閲覧。 “1952年9月、新作『ライムライト』(1952年)のワールドプレミアがロンドンで開催されるため、(中略)事実上、アメリカから追放されたチャップリンは、アメリカに戻らないことを決意。”
  12. ^ BWANA DEVIL (1953)” (英語). アメリカン・フィルム・インスティチュート. 2023年9月28日閲覧。 “World premiere in Los Angeles: 26 Nov 1952”
  13. ^ a b c 東宝 1982b, p. 60.
  14. ^ 時事通信社 1953, p. 80.
  15. ^ a b 時事通信社 1953, p. 12.
  16. ^ a b 東映 1992, p. 15.
  17. ^ a b 東宝 2010b, p. 206.
  18. ^ いついつまでも”. キネノート. キネマ旬報社. 2019年9月4日閲覧。
  19. ^ 木全公彦. “コラム『日本映画の玉(ギョク)』 俳優ブローカーと呼ばれた男【その壱】”. 映画の國. マーメイドフィルム. 2023年9月28日閲覧。
  20. ^ 日活 2014, pp. 60, 64.
  21. ^ a b c d e f 東宝 2010b, p. 207.
  22. ^ a b c d e 東映 1992, p. 14.
  23. ^ 時事通信社 1953, p. 13.
  24. ^ 松本裕行 (2016年). “占領期における大阪の接収不動産についての調査” (PDF). 大阪市立大学. p. 105. 2020年1月11日閲覧。
  25. ^ 鷲の谷 - 作品情報・映画レビュー”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2023年10月9日閲覧。
  26. ^ a b 時事通信社 1953, p. 14.
  27. ^ a b 日活 2014, p. 60.
  28. ^ 風と共に去りぬ”. キネノート. キネマ旬報社. 2020年1月12日閲覧。
  29. ^ 映画 風と共に去りぬ (1939)について”. allcinema. スティングレー. 2020年1月12日閲覧。
  30. ^ a b 時事通信社 1954a, p. 10.
  31. ^ a b 東映 1992, pp. 14–15.
  32. ^ a b 沿革”. 東映公式サイト. 東映. 2020年4月1日閲覧。
  33. ^ 壁あつき部屋”. キネノート. キネマ旬報社. 2019年9月30日閲覧。
  34. ^ 時事通信社 1954a, p. =10.
  35. ^ 二人の瞳”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2023年10月1日閲覧。
  36. ^ 作品紹介 春の囁き”. 映連データベース. 日本映画製作者連盟. 2023年10月11日閲覧。
  37. ^ a b 東宝 1982b, p. 63.
  38. ^ a b 時事通信社 1954a, p. 12.
  39. ^ 角川春樹藤岡和賀夫阿久悠『ザ・ブーム』角川書店、1982年1月25日、196頁。 
  40. ^ 小売物価統計調査(動向編) 調査結果”. 統計局. 2016年8月3日閲覧。
  41. ^ 主要品目の東京都区部小売価格:昭和25年(1950年)〜平成22年(2010年)” (Excel). 統計局. 2016年8月3日閲覧。
  42. ^ ひばり姫初夢道中”. KINENOTE(キネノート). 2018年10月2日閲覧。
  43. ^ 波(1952)”. KINENOTE(キネノート). 2018年10月4日閲覧。
  44. ^ 学生社長”. KINENOTE(キネノート). 2018年10月4日閲覧。
  45. ^ ハワイの夜”. KINENOTE(キネノート). 2018年10月4日閲覧。
  46. ^ 遠い太鼓”. allcinema. 2018年9月30日閲覧。
  47. ^ ダラス”. allcinema. 2018年10月13日閲覧。
  48. ^ 三銃士(1948)”. KINENOTE(キネノート). 2018年10月13日閲覧。
  49. ^ 1952 Awards”. ニューヨーク映画批評家協会. 2012年5月10日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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