国際賞
国際賞(こくさいしょう、伊:Premio Internazionale, 英:International Award) は、ヴェネツィア国際映画祭の賞の一つ[1]。現在の銀獅子賞に相当する賞として、1946年から1952年までの7年間授与されていた。
1946年は最高賞である国際批評家賞の特別賞として授与された[2]。また、1947年から1949年までの3年間存在した監督賞も国際賞の一環として授与されており[3]、本項ではその受賞者も記載する。脚本賞と撮影賞も同賞の一環として授与されていたが、その受賞者は金オゼッラ賞を参照。1953年からは同賞に代わって銀獅子賞が新設された[4]。
受賞作品
編集開催年 | 受賞作 | 監督 | 国 |
---|---|---|---|
1947年 | Dreams That Money Can Buy | ハンス・リヒター | アメリカ合衆国 |
真珠 La perla |
エミリオ・フェルナンデス | メキシコ | |
1948年 | ルイジアナ物語 Louisiana Story |
ロバート・J・フラハティ | アメリカ合衆国 |
逃亡者 The Fugitive |
ジョン・フォード | アメリカ合衆国 | |
揺れる大地 La terra trema: episodio del mare |
ルキノ・ヴィスコンティ | イタリア | |
1949年 | The Quiet One | シドニー・メイヤーズ | アメリカ合衆国 |
ベルリン物語 Berliner Ballade |
ロベルト・A・シュテルメ | 西ドイツ | |
蛇の穴 The Snake Pit |
アナトール・リトヴァク | アメリカ合衆国 | |
1950年 | Dieu a besoin des hommes | ジャン・ドラノワ | フランス |
プリマ Prima comunione |
アレッサンドロ・ブラゼッティ | イタリア | |
暗黒の恐怖 Panic in the Streets |
エリア・カザン | アメリカ合衆国 | |
1951年 | 田舎司祭の日記 Journal d'un curé de campagne |
ロベール・ブレッソン | フランス |
河 The River |
ジャン・ルノワール | インド | |
地獄の英雄 Ace in the Hole |
ビリー・ワイルダー | アメリカ合衆国 | |
1952年 | 西鶴一代女 | 溝口健二 | 日本 |
ヨーロッパ一九五一年 Europa '51 |
ロベルト・ロッセリーニ | イタリア | |
静かなる男 The Quiet Man |
ジョン・フォード | アメリカ合衆国 |
監督賞
編集開催年 | 受賞者 | 作品 | 国 |
---|---|---|---|
1947年 | アンリ=ジョルジュ・クルーゾー | 犯罪河岸 Quai des Orfèvres |
フランス |
1948年 | ゲオルク・ヴィルヘルム・パブスト | Der Prozeß | 西ドイツ |
1949年 | アウグスト・ジェニーナ | 沼の上の空 Cielo sulla palude |
イタリア |
関連項目
編集脚注
編集- ^ “Venice Film Festival”. IMDb. 19 August 2014閲覧。
- ^ “Venice Film Festival (1946)”. IMDb. 19 August 2014閲覧。
- ^ “Venice Film Festival (1947)”. IMDb. 19 August 2014閲覧。
- ^ “La Biennale di Venezia - 1953”. Biennale. 18 August 2014閲覧。