蒼井優

日本の女優、モデル (1985-)

蒼井 優(あおい ゆう、1985年(昭和60年)8月17日[2] - )は、日本の女優株式会社taft所属。福岡県出身[2][3]。夫は南海キャンディーズ山里亮太[4]。一女の母。

あおい ゆう
蒼井 優
蒼井 優
第30回東京国際映画祭にて(2017年10月)
本名 山里 優(やまさと ゆう)[1]
生年月日 (1985-08-17) 1985年8月17日(39歳)
出身地 日本の旗 日本福岡県[2]
身長 160 cm[2]
血液型 A型[2]
職業 女優
ジャンル テレビドラマ映画CM
活動期間 1999年 -
配偶者 山里亮太2019年 - )
事務所 株式会社taft
公式サイト YU AOI OFFICIAL WEBSITE
主な作品
テレビドラマ
14ヶ月
タイガー&ドラゴン
Dr.コトー診療所2006
おせん
龍馬伝
Dr.倫太郎
先に生まれただけの僕
映画
リリイ・シュシュのすべて
害虫
花とアリス
ニライカナイからの手紙
ハチミツとクローバー
フラガール
蟲師
百万円と苦虫女
おとうと
東京家族
るろうに剣心』シリーズ
岸辺の旅
オーバー・フェンス
彼女がその名を知らない鳥たち
宮本から君へ
スパイの妻 劇場版
受賞
日本アカデミー賞
最優秀主演女優賞
2018年彼女がその名を知らない鳥たち
最優秀助演女優賞
2007年フラガール
ブルーリボン賞
主演女優賞
2007年フラガール』『ハチミツとクローバー
その他の賞
日本映画プロフェッショナル大賞
主演女優賞

2004年花とアリス
キネマ旬報ベスト・テン
主演女優賞
2018年彼女がその名を知らない鳥たち
助演女優賞
2007年『フラガール』『ハチミツとクローバー』『虹の女神〜Rainbow Song〜
毎日映画コンクール
助演女優賞
2007年『フラガール』『ハチミツとクローバー』『虹の女神〜Rainbow Song〜』
芸術選奨
文部科学大臣新人賞
2009年百万円と苦虫女
2019年『アンチゴーヌ』『スカイライト』
TAMA映画祭
最優秀作品賞

2016年オーバー・フェンス
2019年長いお別れ
最優秀女優賞
2016年『オーバー・フェンス』
岸辺の旅』『家族はつらいよ
2019年『長いお別れ』『宮本から君へ
アジア・フィルム・アワード
主演女優賞
2021年『スパイの妻
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略歴

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2019年、芸術選奨新人賞を受賞

中学1年まで福岡県で育ち[5]、上京してからは江戸川区葛西に住んでいた[6]。1999年にミュージカル『アニー』のポリー役でデビュー[7] した後に、自ら現在の事務所に応募した[8]。2000年から2002年まで新潮社の雑誌『ニコラ』でレギュラーモデルを務める[9]。当初は女優としての活動は活発ではなかったが、10代の頃にレンタルビデオで『PiCNiC』、『双生児』、『』を観て映画俳優を憧憬する[10]

2001年に『リリイ・シュシュのすべて』で映画に初出演した[7]。過去のオーディションは毎回落選していたが、本作で合格して映画俳優のきっかけとなる[11]。2002年に「三井のリハウス」の10代目リハウスガールに選ばれ、2003年に『高校教師』(TBS)で初めて連続ドラマにレギュラー出演した。

鈴木杏とW主演を務めた『花とアリス』は、2003年にネット配信されて2004年に劇場公開された。本作品で特技のクラシックバレエ[12] を披露した[13]

2004年2月に堀越高等学校を卒業[14][15] して日本大学藝術学部に合格していたことが報道された[16]。学業と俳優業を迷う最中、19歳で初めて参加した釜山国際映画祭で映画ファンの熱気と歓喜に触れ、映画に対する思いが強くなり、同大を中退して俳優業に専念することを決意する[17]

2005年に7本の映画出演作が公開され、『ニライカナイからの手紙』で初主演した。

2006年に出演映画『蟲師』が第63回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門に選出された[18]。第11回釜山国際映画祭のスターサミットアジア2006で、市原隼人香椎由宇らと共にカーテンコールの1人に選出された。映画『鉄コン筋クリート』、劇場版アニメ『ミヨリの森』、『いけちゃんとぼく』などで声優も務める。

2006年度は映画『フラガール』などの演技が認められ、第30回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、第49回ブルーリボン賞主演女優賞をはじめ多くの映画賞を受賞した。

2007年に出演した『クワイエットルームにようこそ』で、摂食障害の役作りのために食事制限と毎日のランニングで体重を7kg落とした。本人は「減量すると熱演と言われがちだけど役者なら当たり前にやること」と語る[19]

2008年、『おせん』(日本テレビ)で連続ドラマ初主演を果たす。

2010年に、『龍馬伝』(NHK)で役を演じ大河ドラマに初出演。映画では山田洋次監督の『 おとうと』に出演[20]した。10代の頃に山田監督の『学校』シリーズのオーディションを受けたが落選して、俳優業を続けるか否か苦悩したこともあるが、本作出演[21]以降は、山田組の『東京家族』や『家族はつらいよ』シリーズに起用されている。

2017年に第30回東京国際映画祭で、同じ1985年生まれの満島ひかり宮崎あおい安藤サクラ(安藤は1986年の早生まれ)とともにオープニングイベントのレッドカーペットに登場した[22]

この年に公開された主演映画『彼女がその名を知らない鳥たち』で第41回日本アカデミー賞や第91回キネマ旬報ベスト・テンなど主演女優賞を多く受賞した。

2018年にヒロイン役で出演した『斬、』が、第75回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門に選出される[23]。主演舞台『アンチゴーヌ』と『スカイライト』での演技が評価され第53回紀伊國屋演劇賞、第26回読売演劇大賞最優秀女優賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した[24][25]

2020年、主演映画『スパイの妻〈劇場版〉』が第77回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門に正式出品され[26]黒沢清監督が銀獅子賞(監督賞)を受賞した[27]。2021年、『スパイの妻』で第15回アジア・フィルム・アワード主演女優賞を受賞。

後述の出産に伴う産休を経て、2023年後期のNHK連続テレビ小説ブギウギ』で女優業復帰、蒼井にとっては連続テレビ小説初出演となる[28]

人物

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私生活

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2019年6月3日に南海キャンディーズ山里亮太と結婚[4]。同月5日に結婚を発表し、都内のホテルで山里の相方で蒼井の親友でもある山崎静代と三人で報告会見を開いた[42]

2022年2月10日、第1子を妊娠していることを山里と連名で発表[43]。同年8月11日、第1子女児を出産したことを夫の山里が自身のレギュラーラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)内で報告した[44][45]

出演

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テレビドラマ

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配信ドラマ

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映画

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劇場アニメ

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テレビアニメ

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舞台

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ドキュメンタリー

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  • 情熱大陸(2006年9月10日、TBS)
  • 天空のロストワールド〜南米アマゾン・ギアナ高地 地球創世の記憶〜(2008年12月22日、テレビ朝日)
  • 龍馬を愛した女たち〜ヒロインたちの龍馬伝〜(2010年3月6日、NHK)
  • ドキュメント「スパイの妻」〜女優・蒼井優が挑む監督・黒沢清の世界〜(2021年4月11日、NHK BS[103]

ナレーション

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その他テレビ番組

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ラジオドラマ

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その他

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書籍

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写真集(単独)

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写真集(複数)

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  • きもののたび(2003年、ワイレア出版)
  • ナキガオ(2004年、近代映画社)
  • 花とアリス寫眞館(2004年、扶桑社) - 鈴木杏と共演
  • A girl like you 君になりたい。(2005年、マガジンハウス)
  • ビジョメガネ(2005年、ソニーマガジンズ)
  • CHANEL「The Little Black Jacket」(2012年、Steidl)

ガイドブック

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エッセイ

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  • From 優(2003年、講談社)
  • 蒼井優 8740 DIARY 2011-2014(2014年、集英社)

雑誌

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連載

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カレンダー

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  • 蒼井優カレンダー 2003(2002年、ハゴロモ)
  • 蒼井優カレンダー 2008(2007年、ハゴロモ)
  • 蒼井優カレンダー 2009(2008年、ハゴロモ)
  • 蒼井優カレンダー 2010(2009年、ハゴロモ)
  • 蒼井優カレンダー 2011(2010年、ハゴロモ)

受賞歴

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脚注

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出典

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  1. ^ “国分太一、結婚会見直前の蒼井優に「マジっすか」メール…返信は「山里優になりました」”. スポーツ報知. (2019年6月6日). https://hochi.news/articles/20190606-OHT1T50130.html 2019年6月8日閲覧。 
  2. ^ a b c d e 蒼井優 - イトーカンパニーグループ”. イトーカンパニー. 2021年8月21日閲覧。
  3. ^ 蒼井優、3年ぶり主演映画―地元福岡でPR”. 佐賀新聞 (2018年7月28日). 2018年10月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月21日閲覧。
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  5. ^ “『蒼井優の、本気で買い物 in 福岡。”. BRUTUS.jp. (2018年7月2日). https://brutus.jp/aoiyu_fukuoka/ 2022年8月11日閲覧。  - 中学1年まで福岡市中央区警固あたりに住んでいたと書いてある
  6. ^ 火曜サプライズ”. TVでた蔵 (2016年12月6日). 2020年4月22日閲覧。
  7. ^ a b 蒼井優 - 略歴・フィルモグラフィー”. KINENOTE. 2017年7月25日閲覧。
  8. ^ あこがれスター デビューストーリー”. Web Audition. 2018年3月5日閲覧。
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外部リンク

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