華形ひかる
華形 ひかる(はながた ひかる、9月26日[1] - )は、元宝塚歌劇団専科の男役スター[1][2]。
はながた ひかる 華形 ひかる | |
---|---|
生年月日 | 9月26日 |
出身地 | 日本 東京都中野区 |
身長 | 168cm |
職業 | 舞台俳優 |
ジャンル | 舞台 |
活動期間 | 1999年 - 2020年 |
活動内容 |
1999年:宝塚歌劇団入団、花組配属 2014年:専科へ異動 2020年:宝塚歌劇団退団 |
主な作品 | |
宝塚歌劇 『銀ちゃんの恋』 『フィフティ・フィフティ』 『おかしな二人』 『風と共に去りぬ』 | |
備考 | |
宝塚歌劇団卒業生 |
来歴
編集1997年、宝塚音楽学校入学。
1999年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に85期生として入団[5][6]。入団時の成績は19番[5]。雪組公演「再会/ノバ・ボサ・ノバ」で初舞台[5]。組まわりを経て花組に配属[5][1]。
2005年、ふづき美世退団公演となる「落陽のパレルモ」で新人公演初主演[7][8]。新人公演最終学年となる入団7年目のラストチャンスでの抜擢となった[8][1]。
2009年の「フィフティ・フィフティ」で、真野すがたとバウホール公演ダブル主演[9][4]。
2020年9月20日、礼真琴・舞空瞳トップコンビ大劇場お披露目となる星組「眩耀の谷/Ray」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[10][11][2]。新型コロナウイルス感染拡大による公演休止を経て、当初の予定より遅れての卒業となった[2][11]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
編集初舞台
編集組まわり
編集- 1999年5 - 6月、月組『螺旋のオルフェ』『ノバ・ボサ・ノバ』(宝塚大劇場のみ)[8]
- 1999年7 - 8月、雪組『再会』『ノバ・ボサ・ノバ』(1000days劇場)
花組時代
編集- 1999年11 - 12月、『タンゴ・アルゼンチーノ』『ザ・レビュー'99』(1000days劇場のみ)
- 2000年1 - 2月、『冬物語』(バウホール・日本青年館)
- 2000年4 - 8月、『源氏物語 あさきゆめみし』 - 代役:夕霧(子供)[注釈 1]、新人公演:夕霧(本役:瀬奈じゅん)『ザ・ビューティーズ!』[8]
- 2000年9月、『トム・ジョーンズの華麗なる冒険』(バウホール・日本青年館)
- 2000年11 - 2001年3月、『ルートヴィヒII世』 - 新人公演:ジャーナリスト(本役:彩吹真央)『Asian Sunrise』
- 2001年4 - 5月、『源氏物語 あさきゆめみし』 - 夕霧(子供)『ザ・ビューティーズ!』(全国ツアー)
- 2001年7 - 11月、『ミケランジェロ』 - 新人公演:ニッコロ(本役:蘭寿とむ)『VIVA!』[4]
- 2001年12 - 2002年1月、『カナリア』(ドラマシティ・ル テアトル銀座) - 看守
- 2002年3 - 4月、『琥珀色の雨にぬれて』 - ポール、新人公演:ミッシェル・ドゥ・プレール伯爵(本役:瀬奈じゅん)『Cocktail』(宝塚大劇場)
- 2002年4月、専科・花組『風と共に去りぬ』(日生劇場)
- 2002年5 - 6月、『琥珀色の雨にぬれて』 - ポール、新人公演:ミッシェル・ドゥ・プレール伯爵(本役:彩吹真央)『Cocktail』(東京宝塚劇場)
- 2002年8月、『あかねさす紫の花』 - 矢坂部連倉目『Cocktail』(博多座)
- 2002年10 - 2003年2月、『エリザベート』 - 黒天使、新人公演:エルマー・バチャニー(本役:蘭寿とむ)[4]
- 2003年3月、『おーい春風さん』 - 男の子『恋天狗』 - 小天狗(バウホール)
- 2003年5 - 9月、『野風の笛』 - 新人公演:花井主水正義雄(本役:春野寿美礼)『レヴュー誕生』
- 2003年10月、『二都物語』(バウホール・日本青年館) - ジェリ
- 2004年1 - 5月、『天使の季節』 - 士官、新人公演:アッサーラ(本役:瀬奈じゅん)『アプローズ・タカラヅカ!』
- 2004年5 - 6月、『ジャワの踊り子』(全国ツアー) - オースマン
- 2004年8 - 11月、『La Esperanza(ラ・エスペランサ)』『TAKARAZUKA舞夢!』
- 2005年1 - 2月、『くらわんか』(バウホール) - 貧乏神[注釈 2]/徳兵衛[注釈 3]
- 2005年3 - 7月、『マラケシュ・紅の墓標』 - ルイ、新人公演:レオン(本役:樹里咲穂)『エンター・ザ・レビュー』[8]
- 2005年8月、『マラケシュ・紅の墓標』 - 新任長官ジェラール『エンター・ザ・レビュー』(博多座)
- 2005年11 - 2006年2月、『落陽のパレルモ』 - ルチアーノ、新人公演:ヴィットリオ・ロッシ(本役:春野寿美礼)『ASIAN WINDS!』 新人公演初主演[7][8][1]
- 2006年3 - 4月、『Appartement Cinéma(アパルトマン シネマ)』(ドラマシティ・日本青年館・愛知厚生年金会館) - コンスタンチン
- 2006年6 - 10月、『ファントム』 - 従者[8]
- 2006年11 - 12月、『うたかたの恋』 - ブラッドフィッシュ『エンター・ザ・レビュー』(全国ツアー)
- 2007年2 - 5月、『明智小五郎の事件簿-黒蜥蜴(トカゲ)』 - 丘刑事『TUXEDO JAZZ(タキシード ジャズ)』[8]
- 2007年6月、『舞姫-MAIHIME-』(バウホール) - 原芳次郎[3]
- 2007年9 - 12月、『アデュー・マルセイユ』 - ジェフ『ラブ・シンフォニー』
- 2008年2月、『メランコリック・ジゴロ』 - ロジェ『ラブ・シンフォニーII』(中日劇場)
- 2008年3月、『舞姫-MAIHIME-』(日本青年館) - 原芳次郎
- 2008年5 - 8月、『愛と死のアラビア』 - アル・マリク『Red Hot Sea』
- 2008年10月、『銀ちゃんの恋』(ドラマシティ・日本青年館) - ヤス[3]
- 2009年1 - 3月、『太王四神記』 - サリャン[3]
- 2009年5 - 6月、『オグリ!』(バウホール・日本青年館) - 後藤左衛門
- 2009年7月、『フィフティ・フィフティ』(バウホール) - ジョナサン バウW主演[9][1]
- 2009年9 - 11月、『外伝 ベルサイユのばら-アンドレ編-』 - アルマン『EXCITER!!』
- 2009年12 - 2010年1月、『相棒』(ドラマシティ・日本青年館) - 米沢守
- 2010年3 - 5月、『虞美人』 - 衛布
- 2010年7 - 10月、『麗しのサブリナ』 - バーディー『EXCITER!!』
- 2010年11 - 12月、『メランコリック・ジゴロ』 - バロット『ラブ・シンフォニー』(全国ツアー)
- 2011年2 - 4月、『愛のプレリュード』 - マウロ・マーシャル『Le Paradis!!(ル パラディ)』
- 2011年6 - 9月、『ファントム』 - アラン・ショレ[注釈 4]/若かりし頃のキャリエール[注釈 5]/セルジョ[注釈 5]
- 2011年10 - 11月、『小さな花がひらいた』 - くろ『ル・ポァゾン 愛の媚薬II』(全国ツアー)
- 2012年1 - 3月、『復活-恋が終わり、愛が残った-』 - ファナーリン弁護士『カノン』[4]
- 2012年5月、『近松・恋の道行』(バウホール・日本青年館) - 早水清吉(忠清)
- 2012年7 - 10月、『サン=テグジュペリ』 - マルセル・レーヌ『CONGA!!』
- 2012年12月、専科『おかしな二人』(日本青年館) - フィリックス・アンガー[2]
- 2013年2 - 5月、『オーシャンズ11』 - イエン 初エトワール
- 2013年6 - 7月、『戦国BASARA』(東急シアターオーブ) - 武田信玄
- 2013年8 - 11月、『愛と革命の詩(うた)-アンドレア・シェニエ-』 - マリー=ジョゼフ・シェニエ『Mr. Swing!』
- 2014年2 - 5月、『ラスト・タイクーン -ハリウッドの帝王、不滅の愛-』 - ジョージ・ボックスレー『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』[3]
- 2014年6月、『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』(中日劇場) - ド・ブロイ元帥[3]
専科時代
編集- 2014年11 - 12月、星組『風と共に去りぬ』(全国ツアー) - アシュレ
- 2015年2 - 3月、月組『風と共に去りぬ』(中日劇場) - アシュレ・ウィルクス
- 2015年5月、雪組『星影の人』 - 土方歳三『ファンシー・ガイ!』(博多座) エトワール
- 2015年8月、専科『オイディプス王』(バウホール) - クレオン
- 2015年11月、雪組『銀二貫』(バウホール) - 和助
- 2016年5月、宙組『ヴァンパイア・サクセション』(ドラマシティ・KAAT神奈川芸術劇場) - ジェームズ・サザーランド
- 2017年1 - 3月、月組『グランドホテル』 - ヘルマン・プライジング『カルーセル輪舞曲(ロンド)』
- 2017年5月、月組『長崎しぐれ坂』 - 水牛/玉持ち『カルーセル輪舞曲(ロンド)』(博多座)
- 2017年8 - 9月、雪組『CAPTAIN NEMO』(日本青年館・ドラマシティ) - ジョイス博士 エトワール
- 2017年11月、専科『神家(こうや)の七人(しちにん)』(バウホール) - ウィリアム・ターナー/兵士
- 2018年4 - 7月、星組『ANOTHER WORLD』 - 貧乏神『Killer Rouge(キラー ルージュ)』[1]
- 2019年5月、星組『鎌足-夢のまほろば、大和(やまと)し美(うるわ)し-』(ドラマシティ・日本青年館) - 蘇我鞍作
- 2019年7 - 10月、星組『GOD OF STARS -食聖-』 - エリック・ヤン『Éclair Brillant(エクレール ブリアン)』
- 2020年2 - 3月、星組『眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜』 - 宣王『Ray-星の光線-』(宝塚大劇場) 退団公演[10][1]
- 2020年7 - 9月、星組『眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜』 - 宣王『Ray-星の光線-』(東京宝塚劇場)[11][2]
出演イベント
編集- 2002年1月、『大滝愛子バレエ・レッスン発表会』
- 2003年1月、逸翁デー『タカラヅカ・ホームカミング』
- 2003年7月、『宝塚巴里祭2003』[12]
- 2004年1月、逸翁デー『タカラヅカ・ホームカミング』
- 2004年7月、TCAスペシャル2004『タカラヅカ90』
- 2004年9月、『レビュー記念日』
- 2004年11月、『ベルサイユのばら30』
- 2005年4月、TCAスペシャル2005『Beautiful Melody Beautiful Romance』
- 2005年12月、『花の道 夢の道 永遠の道』
- 2007年1月、『清く正しく美しく』
- 2007年8月、壮一帆ディナーショー『So!-Fantastic Radio Station-』[13]
- 2007年9月、TCAスペシャル2007『アロー!レビュー!』
- 2008年12月、タカラヅカスペシャル2008『La Festa!』
- 2010年12月、タカラヅカスペシャル2010『FOREVER TAKARAZUKA』
- 2011年12月、タカラヅカスペシャル2011『明日に架ける夢』
- 2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル〜』
- 2014年7月、『宝塚巴里祭2014』 主演[3]
- 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
- 2015年10月、『SUPER GIFT! from Takarazuka stars』[注釈 6]
- 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
- 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
- 2017年12月、タカラヅカスペシャル2017『ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年-』
- 2018年12月、『タカラヅカスペシャル2018 Say!Hey!Show Up!!』
- 2019年1 - 2月、『ベルサイユのばら45〜45年の軌跡、そして未来へ〜』[注釈 6]
- 2019年12月、タカラヅカスペシャル2019『Beautiful Harmony』
宝塚歌劇団退団後の主な活動
編集受賞歴
編集- 2013年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2012年度努力賞[14]
- 2017年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 助演賞[15]
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f g h i j 退団目前専科スター奇跡的22年の思い/華形ひかる 日刊スポーツ。
- ^ a b c d e f g h <華宝塚>醒めたくない夢 華形ひかる(専科) 東京新聞。
- ^ a b c d e f g h 華形ひかる、専科で更なる飛躍!花組ひと筋16年 ZAKZAK。
- ^ a b c d e 久々の新作ショーは花組のスタンダードで魅せる ウィズたからづか。
- ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 111.
- ^ 宝塚 専科の華形ひかるが退団 星組組長の万里柚美は専科に異動 Sponichi Annex。
- ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 315.
- ^ a b c d e f g h i 「自分に厳しいと、人生は楽しくなる」をモットーに ウィズたからづか。
- ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 242.
- ^ a b 首席入団コンビ礼真琴&舞空瞳 星組お披露目作初日 日刊スポーツ。
- ^ a b c 東京宝塚劇場が7月31日から星組公演で再開 日刊スポーツ。
- ^ 宝塚巴里祭2003('03年・ホテル阪急インターナショナル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 壮一帆ディナーショー「So!-Fantastic Radio Station-」('07年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 100年史(人物) 2014, p. 53.
- ^ 『2017年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2018年、87頁。ISBN 978-4-86649-050-2。
参考文献
編集- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。