タンゴ・アルゼンチーノ
『タンゴ・アルゼンチーノ』は宝塚歌劇団のミュージカル作品。花組公演[1][2][3]。形式名は宝塚・東京は「住友VISAシアター ミュージカル・アラベスク[1][2]」、中日劇場公演は「ミュージカル・アラベスク[3]」。宝塚・東京における本公演と中日劇場公演は17場[1][2][3]。
脚本・演出は小池修一郎[4][2]。併演作品は宝塚・東京における本公演が『ザ・レビュー'99[5][2]』、中日劇場公演が『ザ・レビューIV[6]』。
解説
編集※『宝塚歌劇100年史(舞台編)』の宝塚大劇場公演[7]参考。
20世紀初頭のパリ。アルゼンチンからの画学生・フリオは、カール男爵の妻・マルグリットと運命的に出会う。彼の絵に惹かれたマルグリットはフリオの絵のモデルになり、二人の間に許されぬ恋が起こる。スペインの作家ビセンテ・ブラスコ・イバニェスの「黙示録の騎士」(Los cuatro jinetes del Apocalipsis)をベースに、輸入されたタンゴが巻き起こす恋のアラベスクを描くミュージカル。第一次世界大戦前に流行したタンゴを背景に、愛の葛藤のドラマを繰り広げた。
公演期間と公演場所
編集スタッフ(宝塚・東京)
編集※氏名の後ろに「宝塚」、「東京」の文字がなければ両公演共通。
- 作曲・編曲:吉田優子[5]/甲斐正人[5]
- 音楽指揮:佐々田愛一郎[5]
- 振付[5]:大谷盛雄/麻咲梨乃/御織ゆみ乃
- 装置:大橋泰弘[5]
- 衣装:有村淳[5]
- 照明:勝柴次朗[5]
- 歌唱指導:岡崎亮子[5]
- 音響:加門清邦[5]
- 小道具:伊集院撤也[5]
- 効果:切江勝[5]
- 演出助手[5]:植田景子/小柳奈穂子
- 装置補:広森守[5]
- 装置助手:國包洋子[5]
- 舞台進行:濱野文宏[5]
- 舞台監督[2]:藤村信一(東京)/宮脇学(東京)/林田勇吾(東京)/福尾晋吾(東京)
- 舞台美術製作:株式会社宝塚舞台[5]
- 演奏:宝塚管弦楽団[5]
- 録音演奏:宝塚管弦楽団[5]
- 制作:木村康久[5]
- 協賛:株式会社住友クレジットサービス[5]
- 特別協賛:VISAジャパングループ[5]
- 演出担当(新人公演):小柳奈穂子[5]
特別出演(宝塚・東京における本公演と中日劇場公演)
編集主な配役
編集宝塚・東京
編集※下記のデータは宝塚・東京共通
本公演
- フリオ・デスノイエル - 愛華みれ[8]
- マルグリット - 大鳥れい[8]
- カール・フォン・ハートロー男爵 - 匠ひびき[8]
- ミシア - 渚あき[8]
- ピエール・ド・ボーモン伯爵 - 星原美沙緒[8]
- ジャン - 伊織直加[8]
新人公演
- フリオ・デスノイエル - 水夏希[8]
- マルグリット - 彩乃かなみ[8]
- カール・フォン・ハートロー - 彩吹真央[8]
- ミシア - 舞風りら[8]
- ピエール - 風緒いぶき[8]
- ジャン - 蘭寿とむ[8]
中日劇場
編集脚注
編集- ^ a b c d 90年史 2004, p. 97.
- ^ a b c d e f g 90年史 2004, p. 100.
- ^ a b c d e f g 90年史 2004, p. 120.
- ^ 90年史 2004, pp. 97–98.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y 90年史 2004, p. 98.
- ^ a b c d e f 90年史 2004, p. 121.
- ^ 100年史(舞台) 2014, p. 179.
- ^ a b c d e f g h i j k l 90年史 2004, p. 98、100.
- ^ 90年史 2004, pp. 120–121.
参考文献
編集- 編集:森照実・春馬誉貴子・相井美由紀・山本久美子、執筆:國眼隆一『宝塚歌劇90年史 すみれの花歳月を重ねて』宝塚歌劇団、2004年4月20日。ISBN 4-484-04601-6。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。