立川志の春
立川 志の春(たてかわ しのはる、1976年〈昭和51年〉8月14日 - )は、大阪府豊中市出身の落語家。本名は小島一哲[2]。出囃子は『供奴』[3]。弟は劇団四季出身の作曲家・ミュージカル俳優の小島良太(オックスフォード大学卒業)[4]。
丸に左三蓋松は、立川流の定紋である。 | |
本名 | |
---|---|
生年月日 | 1976年8月14日(48歳) |
出身地 | 日本・大阪府豊中市 |
師匠 | 立川志の輔 |
出囃子 | 供奴 |
活動期間 | 2002年(平成14年) - 現在 |
活動内容 | 古典落語 新作落語 英語落語 |
所属 | 落語立川流 |
公式サイト | 立川志の春 公式WEB |
受賞歴 | |
2013年度『にっかん飛切落語会』奨励賞[1] | |
略歴
編集大阪府豊中市で生まれる。住友生命保険に勤務する父の転勤のため、8歳から3年間をアメリカ・ニューヨークで過ごす[5]。帰国後、千葉県柏市で育つ[6]。渋谷教育学園幕張中学校・高等学校を経て[7]、イェール大学を卒業。1999年(平成11年)に三井物産に入社し鉄鉱石を扱う部門に配属されたが[8][9]、2001年11月に立川志の輔の落語を聞いて衝撃を受け[10][11]、翌2002年10月に志の輔門下に入った。
またイェール大学卒業ということで2011年6月には1年1組 平成教育学院(フジテレビ系列)にも落語家チームで出演した。
2020年4月1日、真打に昇進。3月に予定されていた真打昇進披露パーティーや6月に予定されていた昇進披露落語会は中止となり[12]、真打昇進披露公演は翌年2021年5月30日の東京・国立演芸場「立川流落語会」となった[13]。
2022年10月16日にはいったん中止となった真打昇進披露パーティーが2年越しで開催され[14]、12月3日に有楽町朝日ホールで真打昇進披露落語会が開かれた。出演は志の春・志の輔・立川龍志・春風亭百栄・立川晴の輔・江戸家小猫(2代目)・三山ひろし(口上のみ)。
人物・逸話
編集著書
編集- 『誰でも笑える英語落語: Rakugo in English』新潮社、2013年12月。ISBN 978-4-10-335031-6。
- 『あなたのプレゼンに「まくら」はあるか? 落語に学ぶ仕事のヒント』星海社(出版) 講談社(発売)〈星海社新書 55〉、2014年11月。ISBN 978-4-06-138559-7。
- 『自分を壊す勇気~現状から一歩踏み出したいあなたの背中を押す本~』クロスメディア・パブリッシング(インプレス)、2015年2月。ISBN 978-4-84-437397-1。
出演
編集舞台(落語以外)
編集テレビ
編集ラジオ
編集- LuckyFM茨城放送「ダイバーシティーニュース」- コメンテーター(偶数月の木曜日)
- 小痴楽の楽屋ぞめき(NHKラジオ第一、2024年1月7日)- 大御所ゲスト
インターネット放送
編集脚注
編集出典
編集- ^ “にっかん飛切落語会公式HP|受賞者一覧”. 2015年5月22日閲覧。
- ^ “立川志の春|落語立川流”. 2015年5月22日閲覧。
- ^ “プロフィール|立川志の春 公式WEB”. 2015年5月22日閲覧。
- ^ 機関誌『海外子女教育』(月刊)
- ^ “こんな生き方もある 立川志の春 人生は一度きりだから「イェール大卒、三井物産経由、落語家行き」(週刊現代) @gendai_biz”. 現代ビジネス (2012年7月2日). 2024年6月8日閲覧。
- ^ “【話の肖像画】エール大卒の落語家・立川志の春(1)大手商社の仕事なげうち転身”. 産経新聞:産経ニュース (2015年1月19日). 2024年6月8日閲覧。
- ^ “ぐるっと東日本・母校をたずねる:渋谷教育学園幕張高(千葉)/1 落語家 立川志の春さん /東京”. 毎日新聞. 2024年6月8日閲覧。
- ^ a b “元物産マン落語家立川志の春、師匠らが祝う”. 日本テレビ (2011年6月28日). 2011年7月22日閲覧。
- ^ “こんな生き方もある 立川志の春 人生は一度きりだから「イェール大卒、三井物産経由、落語家行き」 |賢者の知恵|現代ビジネス[講談社]”. 講談社 (2012年7月2日). 2015年5月22日閲覧。
- ^ “ヘッドラインニュース立川志の輔さんの三番弟子、シンガポールへ武者修行ツアーに”. シンガポール経済新聞 (2011年7月13日). 2011年7月22日閲覧。
- ^ “【話の肖像画】エール大卒の落語家・立川志の春(1)大手商社の仕事なげうち転身 - 産経ニュース”. 産経新聞社 (2015年1月19日). 2015年5月23日閲覧。
- ^ “真打ち昇進したのに… 立川志の春“完売なのに中止”の芸人殺し”. 夕刊フジ (2020年6月8日). 2021年2月22日閲覧。
- ^ “立川志の春、真打ち昇進1年後にようやく披露口上が実現 師匠・志の輔の言葉に感謝”. スポーツ報知. (2021年5月31日)
- ^ “立川志の春、2年越しの真打ち披露パーティー 師匠志の輔「今のまま進んでいってほしい」”. 日刊スポーツ (2022年10月16日). 2022年11月1日閲覧。
- ^ 立川談志+落語立川流『シン・談志が死んだ 立川流はどこへ行く 立川志の春「婚礼の日の『ご愁傷様』」』小学館、2023年11月26日、152-155頁。
- ^ 宮崎新之; 篠塚ようこ (2019年12月25日). “三山ひろし特別公演 三山ひろし・立川志の春特別インタビュー”. ローチケ演劇宣言!. ローソンチケット. 2021年2月22日閲覧。
外部リンク
編集- 立川志の春 公式WEB
- 立川志の春 (@shinoharu2002) - X(旧Twitter)
- 立川志の春 (shinoharu) - note
- 立川志の春Shinoharu Rakugo - YouTubeチャンネル
- 立川志の春のブログ - Ameba Blog