東京理科大学大学院理学研究科・理学部第一部・理学部第二部

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東京理科大学大学院理学研究科(とうきょうりかだいがくだいがくいんりがくけんきゅうか、英称: Graduate School of Science)は、東京理科大学に設置される大学院研究科の一つである。また、東京理科大学理学部第一部(とうきょうりかだいがくりがくぶだいいちぶ、英称: Faculty of Science Division I)、東京理科大学理学部第二部(とうきょうりかだいがくりがくぶだいにぶ、英称: Faculty of Science Division II)はそれぞれ、同大学に設置される学部の一つである。

概要

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東京理科大学は1881年明治14年)に東京物理学講習所(後の東京物理学校)を主な前身に設立され、その流れを汲むのが本研究科・学部である。また、理学部第一部は昼間制であるが理学部第二部は夜間制で、これは国内で唯一の夜間理学部である。

数学科では、教員志向の学生の要望に応える教員養成カリキュラムを提供している。数学関連の幅広い科目をはじめ、最近では、急成長を遂げるIT業界に対応して、IT関係の専門科目を用意して、さらなる教育内容の充実を図っている。

物理学科では、宇宙や地球(大気)、物性(物質)、原子核、および物理教育と、様々な物理学の領域を学び、理論、実験の両面から活発な研究を行っていく。

化学科では、人間生活の中で有用なものを創り出し、住みやすい社会・自然環境の構築を目指して化学の幅広い基礎学力の養成と、その境界領域の基礎も学べるカリキュラムを用意している。

応用数学科では、理論と応用の両面を重視し、実社会の幅広い分野に数学を応用すること、それに必要な対象を分析・理解し、抽出した問題を解決する数理的な能力を身に着けることを目指している。

応用物理学科では、物理学を応用する方法をめざし、物質のミクロな性質を根本的に探究する「量子物理系」、数学的なモデル構築によって複雑な現象を解析する「数理・統計物理系」、実際に新デバイス創成を目指す「先端デバイス系」という3系統のアプローチで教育・研究を行っていく。

応用化学科では、有機化学、無機化学、物理化学の3分野に分かれて教育・研究を行い、基礎化学の理解を応用研究に発展させ、バイオ、医薬、環境、エネルギーなどの各分野で役立つ幅広い応用化学を学んでいく。

理学部第二部は、昼間に開講される一般的な理学部と同じく、数学、物理学、化学を基礎から最先端まで学ぶことができる夜間学部として設置している。理学部第一部と違うのは、授業が主に夜間に行われることだけである。入学者は、高校を卒業して現役で、あるいは浪人して入学してくる学生、公務員や会社員、会社の社長、医師、すでに定年を迎えてから新たな人生のテーマとして物理学を勉強しにやってくる人たちなどが在籍している[1]

第一部・第二部とも理数系の教員養成に強みを持っている。

葛飾キャンパスの応用物理学科を除き、キャンパスは東京都新宿区の東京理科大学神楽坂キャンパス

沿革

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年表

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(主要部の出典は大学公式ホームページ[2]。)

  • 1881年明治14年)6月 - 「東京物理学講習所」設立広告を『郵便報知新聞』へ掲載
  • 1883年(明治16年)9月 - 「東京物理学校」と改称し、創立者の一人寺尾寿が初代校長に就任。
  • 1917年(大正6年)3月 - 昼間部を置き、第一部(昼間部)と第二部(夜間部)の二部制となる。
  • 1949年(昭和24年)4月 - 学制改革により東京理科大学が開学し、理学部第一部(数学科・物理学科・化学科)と理学部第二部(数学科・物理学科・化学科)を設置。
  • 1958年(昭和33年)4月 - 神楽坂校舎に大学院理学研究科(数学専攻・物理学専攻・化学専攻)修士課程を設置。
  • 1959年(昭和34年)4月 - 理学部第一部応用化学科増設。
  • 1960年(昭和35年)4月 - 理学部第一部応用物理学科増設。
  • 1961年(昭和36年)4月 - 理学部第一部応用数学科増設、大学院理学研究科(数学専攻・物理学専攻・化学専攻)博士後期課程を設置。
  • 2002年(平成14年)4月 - 理学部第一部応用数学科を数理情報科学科に改称。
  • 2009年(平成21年)4月 - 大学院理学研究科数理情報科学専攻・応用物理学専攻博士課程増設。
  • 2011年(平成23年)4月 - 大学院理学研究科化学専攻修士課程廃止。
  • 2012年(平成24年)3月 - 大学院理学研究科化学専攻博士後期課程及び同研究科理数教育専攻修士課程廃止。
  • 2017年(平成29年)4月 - 大学院理学研究科化学専攻・科学教育専攻、理学部第一部数理情報科学科を応用数学科に改称。
  • 2023年(令和5年)4月 - 理学部第一部応用物理学科を先進工学部物理工学科として改組。

教育と研究

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組織

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理学部第一部

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  • 数学科(S科
    • 代数学系、幾何学系、解析学系、確率論・統計学系、数学教育系
  • 物理学科(B科
    • 地球・宇宙系、原子核・素粒子系、物理教育・生物系、物質系
  • 化学科(K科
    • 有機化学系、無機化学系、物理化学系、化学教育系
  • 応用数学科(OS科
    • 統計科学系、計算数学系、情報数理系
  • 応用物理学科(OB科
    • 量子物理系、数理・統計物理系、先端デバイス物理系
  • 応用化学科(OK科
    • 有機化学系、無機化学系、物理化学系

理学部第二部

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  • 数学科(2S科)
  • 物理学科(2B科)
  • 化学科(2K科)

理学研究科

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  • 数学専攻
  • 物理学専攻
  • 化学専攻
  • 応用数学専攻
  • 応用物理学専攻
  • 科学教育専攻

研究

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理学部長第一部長

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  • 加藤圭一

著名な出身者

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政官界

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産業

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学術

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数学・情報学・統計学

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物理学

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化学

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生物学・医学・歯学

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天文学・気象学

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人文社会学

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教育

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作家・文学

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芸術・音楽

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芸能・マスコミ

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その他

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関連項目

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脚注

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  1. ^ 理学部第二部|教育/学部・大学院|ACADEMICS”. 東京理科大学. 2023年9月20日閲覧。
  2. ^ 沿革”. 東京理科大学. 2020年5月15日閲覧。

外部リンク

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