愛知県の市町村歌一覧
愛知県の市町村歌一覧（あいちけんのしちょうそんかいちらん）は、日本の愛知県に属する市町村で制定されている、もしくは過去に制定されていた市町村歌などの自治体歌やそれに準じた楽曲の一覧である。なお、一覧の順序は全国地方公共団体コード順による。
概説
編集県庁所在地である名古屋市の市歌は1910年（明治43年）に制定され、現存する日本の市町村歌としては横浜市歌に次いで古いものとされている。岡崎市や一宮市でも戦前からの市歌が存続しており、その他の市でも1950年代から1980年代に多くの市歌が制定されているが刈谷市や犬山市のように市の公式サイトには紹介が無いものも多い。平成の大合併を経て新たに誕生した市では、愛西市や弥富市のように新市歌を制定した市と清須市や北名古屋市のように市民音頭のみを作成した市に分かれている。
町村部では、平成の大合併以前から存在する町村を中心に制定状況が不明な所が多い。
名古屋市
編集古い歴史を持つが、演奏の機会は少なく市民の認知度は低い。2010年（平成22年）にキングレコードから発売されたアルバム『名古屋の歌だがね -名古屋開府400年記念CD-』（KICS-1511）にボーナス・トラックとして収録された。
なお、明治に制定された市歌とは別に1930年（昭和5年）制定の「名古屋市行進歌」（作詞：石田元季 作曲：信時潔）が存在していたことが知られている[3]。
名古屋市の区歌等
編集名古屋市の一部の区では市歌とは別に区歌やイメージソング、区民音頭等が作られている。
- 作詞：鷹見久美代 補作：平山忠夫 作曲・編曲：山中博
- 作詞：岡田吾郎 作曲・編曲：中央楽器技術専門学校
- 作詞：山崎啓作 作曲：小沢直与志
- 区役所の前に歌碑がある。
- 作詞：橋本日出子 作曲：小室志をり 編曲：寺岡悦子
その他市部
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- 豊橋 明日へのマーチ - 1976年（昭和51年）発表
- 作曲：馬飼野俊一
- 市制70周年記念行進歌。
- 作詞：松島賢一 補作・作曲：新実徳英
- 市制80周年記念愛唱歌（シンボルソング）。
- 作詞：芝田博史 作曲：米山正夫
- 市制20周年記念。
- 半田市民の歌
- 作詞：榊原言賢 作曲：藤山一郎
- 2代目の市歌である。
- 作詞：岡本淳三 補作：春日井市民の歌作成委員会 作曲：古関裕而
- 市制35周年記念。
- 作詞：杉山秋津 作曲：宇佐美章
- 市制5周年記念。
- （不明）
- みどりの風に - 1980年（昭和55年）制定
- 作詞：内与詩守 作曲：飯田信夫
- 市制30周年記念。
・アイリス 希望の花言葉 (2020年) (令和２年) 発表 作詞 MICRO（HOME MADE 家族） 作曲 MICRO、藤本和則 刈谷市制施行70周年・刈谷青年会議所設立60周年合同特別企画。
- 豊田小唄 - 1971年（昭和46年）発表
- 市制20周年記念。旧称の挙母市だった時期に市歌制定委員会が立ち上げられ、西條八十の作詞で「挙母小唄」「挙母音頭」の2曲（いずれも戦前に作られた野口雨情作詞の同名曲とは異なる）が作成されたが、1959年（昭和34年）に豊田市へ改称されたため立ち消えとなっている。なお、豊田加茂合併協議会では合併後の市歌の扱いについては特に取り決めが行われなかった。
- 作詞：稲垣友康 作曲：永見貞三
- 蒲郡市民の歌 - 1974年（昭和49年）制定
- 作詞：牧富也 作曲：藤山一郎 編曲：山倉たかし
- 作詞：犬山市の歌制定委員会 作曲：服部良一
- 市制30周年記念。
- （不明）
- （不明）
- 青春の街
- 作詞：倉知進 作曲：牧すすむ
- 「小牧市民まつり」のテーマソングであり正式な市歌ではないが、姉妹都市との交流行事などで歌われる場合がある[18]。
- 新設合併前の（旧）稲沢市の市歌である。合併協議会で廃止・新市歌制定の方針が確認されたため現在は失効しているが[20]、後継となる新市歌の制定は実現していない。
- 作詞：木村嘉宏 作曲：永見貞三
- 新設合併前の（旧）新城市の市歌である。新城市・鳳来町・作手村合併協議会では「市の花・木等については、新市において定める」とされているが、市歌が廃止対象に含まれているかどうかは不明確な状態である[21]。
- 東海音頭 - 1970年（昭和45年）制定
- 作詞：梅村清 作曲：小股久 編曲：川崎瀧雄
- 作詞：佐藤のぼる 作曲：井川裕多加 編曲：小沢直与志
- 大府小唄[22] - 1976年（昭和51年）発表
- 作詞：安宅弥平 作曲：井川裕多加 編曲：小沢直与志
- （不明）
- （不明）
- （不明）
- （不明）
- （不明）
2011年（平成23年）に「未来をつくる子ども条例」のPRソング「未来をつくる子どもたち」（作詞：日進市未来をつくる子ども条例制定委員会 作曲：藤村記一郎）が作られている[25]。
- （不明）
- 作詞：駒井瞭 作曲：中西圭三
- 作詞・作曲：長瀬弘樹
- 作詞・作曲：尾崎亜美
- のびゆく弥富[29]
- 作詞：北村俊保 作曲：服部勇次
- （不明）
- （未制定）
2012年に開催された「みんなでつくる長久手大音楽会」で複数の楽曲が「長久手応援ソング」として発表されている[31]。
町村部
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- サワヤカな贈り物 - 1990年（平成2年）発表
- 町制20周年記念イメージソング。
- （不明）
- 丹羽郡扶桑町
- （不明）
- （不明）
- 海部郡蟹江町
- 蟹江町歌
- 海部郡飛島村
- （不明）
- 阿久比讃歌 光あふれて - 1982年（昭和57年）11月3日制定
- 作詞：滝田常晴 作曲：小川寛興
- 知多郡東浦町
- （不明）
- 知多郡南知多町
- （不明）
- 知多郡美浜町
- （不明）
- 知多郡武豊町
- 武豊賛歌 - 1979年（昭和54年）6月制定
- 作詞：猪又岳 補作：猪又良 作曲：大町陽一郎
- （不明）
設楽町・津具村合併協議会では町歌に関する取り決めは特に行われなかった。
- 北設楽郡東栄町
- 東栄町歌[34]
- 作詞：杉浦たけお 作曲：永見貞三
- 北設楽郡豊根村
- （不明）
廃止された市町村歌
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- 豊橋市
- 作詞・作曲者不詳
- 初代の市歌である。
- 岡崎市
- 作詞・作曲：鳥居忱
- 初代の市歌である。
- 半田市
- 半田市歌[36]
- 戦前に制定されていた初代の市歌である。
- とよはたぐもの歌 - 1958年（昭和33年）制定[37]
参考文献
編集- 中山裕一郎 監修『全国 都道府県の歌・市の歌』（東京堂出版、2012年） ISBN 978-4-490-20803-0
- 252〜258ページ「愛知県」。
脚注
編集- ^ 名古屋市役所 編『名古屋市政の現状』3版（1930年）NDLJP:1455160
- ^ 中山(2012) p253
- ^ 『東京芸術大学百年史 東京音楽学校篇 第2巻』に記載されている「名古屋市行進歌」の印刷譜、あるいは演奏や発表の記録はあるか。（国立国会図書館・レファレンス協同データベース）
- ^ ひがし音頭
- ^ みんなで歌おう! みんなで踊ろう! 昭和区民のうた
- ^ 名東区の紹介
- ^ 豊橋市歌について
- ^ 市歌（岡崎市）
- ^ 市歌（一宮市）
- ^ シンボルソング
- ^ 瀬戸市歌・瀬戸音頭
- ^ おうちで歌おう! 「わがまち春日井」（かすがい市民文化財団）
- ^ 豊川市歌
- ^ 市のシンボル
- ^ 「安城市民の歌」吹奏楽バージョンのCDを作成しました。
- ^ 市歌
- ^ 犬山市のすがた
- ^ 八雲町・小牧市児童学習交流（小牧市教育委員会）
- ^ 稲沢のあゆみ
- ^ 協議第14号 慣行の取扱いについて
- ^ a b 慣行の取扱いについて（協定項目16）
- ^ a b c 大府の民踊
- ^ a b 知立のうた CDを貸し出しています
- ^ 尾張旭市イメージソング「MY CITY -ふるさと-」
- ^ 未来をつくる子ども条例の歌
- ^ 市の歌・市の音頭
- ^ 聴いてみよう「清須音頭」
- ^ 北名古屋音頭
- ^ 市民憲章・市の歌
- ^ あま市の歌
- ^ 長久手応援ソングとは
- ^ イメージソング
- ^ 幸田歴史年表(昭和)
- ^ 町章・憲章 町の花・木・鳥・歌
- ^ 佐武啓造 編『最新音楽参考資料』（豊川堂書店、1937年）, pp36-37 NDLJP:1032853
- ^ 半田商工会議所 編『半田市』（1939年） p49 NDLJP:1094142
- ^ 第7回一宮市・尾西市・木曽川町合併協議会 資料 p12
関連項目
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