平戸市
平戸市(ひらどし)は、長崎県の北西部、平戸島とその周辺を行政区域とする市。具体的には、平戸島、生月島(いきつきじま)、的山大島(あづちおおしま)、度島(たくしま)、高島の有人島と、九州本土に位置する田平地区、これらの周辺の島々からなる[1]。
ひらどし 平戸市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 長崎県 | ||||
市町村コード | 42207-0 | ||||
法人番号 | 4000020422070 | ||||
面積 |
235.12km2 | ||||
総人口 |
26,955人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 115人/km2 | ||||
隣接自治体 | 松浦市、佐世保市 | ||||
市の木 | マキ | ||||
市の花 | ヒラドツツジ | ||||
平戸市役所 | |||||
市長 | 黒田成彦 | ||||
所在地 |
〒859-5192 長崎県平戸市岩の上町1508番地3 北緯33度22分05秒 東経129度33分13秒 / 北緯33.36806度 東経129.55372度座標: 北緯33度22分05秒 東経129度33分13秒 / 北緯33.36806度 東経129.55372度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
現在の平戸市は2005年10月1日に(旧)平戸市と周辺の北松浦郡田平町・生月町・大島村とが合併(新設合併)して発足したもので、市役所は旧平戸市役所の建物が引き続き使用されている。
平戸市は九州のほか本州・北海道・四国・沖縄本島を総称する日本本土において、本土内に領域を持ちながら行政中心地は島嶼部に所在する自治体のひとつである。これは他に山口県上関町、北海道浜中町の2つしかない。(旧)平戸市は平戸島および度島など離島のみを市域としていたが、九州本土側を町域としていた田平町が合併に加わったため現在の形となった。
地理
編集平戸市は長崎県の北部、北松浦半島の北西端の地域、および同半島と平戸瀬戸を挟んで西向かいにある平戸島、そして平戸島の北西にある生月島、平戸島の真北にある度島、度島のさらに真北にある的山大島を主な市域とする。位置は佐世保市から北西約25km、長崎市から北北西約80kmの距離である。平戸大橋で九州本土と平戸島がつながり、生月大橋で平戸島と生月島がつながっている。
平戸島の西端部は九州の最西端である神崎鼻(旧北松浦郡 小佐々町)よりも西にあり、日本本土(北海道・本州・四国・九州)または日本本土との間を陸上交通のみで移動できる全地域の中で最も西にあたる。
隣接している市町村
編集気候
編集平戸市は九州地方の中でも典型的な海洋性気候であり、冬は温暖で夏も気温が上がりにくい。平年の真夏日は24.7日で冬日は2.3日しかなく、年較差・日較差は非常に小さい。猛暑日の観測例は1960年の1例しかなく、60年間以上も観測されていない。年降水量は多く2000mm以上に達するが、3分の1以上が梅雨の期間に集中している。
平戸特別地域気象観測所(平戸市岩の上町、標高58m)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 18.7 (65.7) |
20.4 (68.7) |
22.3 (72.1) |
25.7 (78.3) |
29.3 (84.7) |
30.7 (87.3) |
34.4 (93.9) |
35.1 (95.2) |
33.6 (92.5) |
30.1 (86.2) |
26.9 (80.4) |
23.1 (73.6) |
35.1 (95.2) |
平均最高気温 °C (°F) | 9.6 (49.3) |
10.6 (51.1) |
13.5 (56.3) |
17.7 (63.9) |
21.6 (70.9) |
24.1 (75.4) |
27.8 (82) |
29.6 (85.3) |
26.3 (79.3) |
22.1 (71.8) |
17.2 (63) |
12.1 (53.8) |
19.4 (66.9) |
日平均気温 °C (°F) | 7.0 (44.6) |
7.6 (45.7) |
10.3 (50.5) |
14.2 (57.6) |
18.0 (64.4) |
21.1 (70) |
25.1 (77.2) |
26.5 (79.7) |
23.5 (74.3) |
19.2 (66.6) |
14.2 (57.6) |
9.3 (48.7) |
16.3 (61.3) |
平均最低気温 °C (°F) | 4.4 (39.9) |
4.7 (40.5) |
7.1 (44.8) |
11.0 (51.8) |
15.0 (59) |
18.9 (66) |
23.2 (73.8) |
24.2 (75.6) |
21.2 (70.2) |
16.4 (61.5) |
11.1 (52) |
6.4 (43.5) |
13.6 (56.5) |
最低気温記録 °C (°F) | −5.7 (21.7) |
−5.8 (21.6) |
−4.0 (24.8) |
1.8 (35.2) |
7.3 (45.1) |
12.4 (54.3) |
16.1 (61) |
17.0 (62.6) |
13.6 (56.5) |
5.9 (42.6) |
1.7 (35.1) |
−3.6 (25.5) |
−5.8 (21.6) |
降水量 mm (inch) | 84.9 (3.343) |
93.6 (3.685) |
148.7 (5.854) |
189.0 (7.441) |
198.4 (7.811) |
319.0 (12.559) |
345.7 (13.61) |
289.1 (11.382) |
223.5 (8.799) |
116.6 (4.591) |
112.3 (4.421) |
85.3 (3.358) |
2,206 (86.85) |
平均降水日数 (≥0.5 mm) | 10.1 | 9.4 | 10.8 | 10.7 | 9.8 | 13.6 | 13.9 | 11.0 | 10.7 | 7.8 | 9.4 | 10.1 | 127.3 |
% 湿度 | 65 | 65 | 69 | 74 | 79 | 87 | 89 | 85 | 81 | 72 | 69 | 65 | 75 |
平均月間日照時間 | 94.0 | 115.8 | 157.7 | 179.0 | 194.3 | 125.3 | 146.9 | 196.7 | 158.9 | 174.6 | 132.8 | 104.6 | 1,777.7 |
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1940年-現在)[2][3] |
地域
編集人口
編集平戸市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 平戸市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 平戸市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
平戸市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
地名
編集- 平戸市の地名を参照。
歴史
編集古代の遺構として市内には入口遺跡があるほか前方後円墳が2基ある[1]。
飛鳥時代には遣隋使や遣唐使の寄港地として知られた[1]。さらに16世紀にはポルトガル船が来航し、17世紀前半にはオランダやイギリスの商館が置かれた[1]。また江戸時代後半には西海捕鯨の拠点であった[1]。
近世以前
編集- 1191年(建久2年) - 明菴栄西が留学先の南宋から平戸島に帰着する。
- 1225年(元仁2年) - 松浦党の一族峯持(平戸松浦氏の祖)が小値賀から平戸に移り、館山(現在の松浦史料博物館裏山)に館を築く。
- 1550年(天文19年) - 松浦隆信が南蛮貿易に進出、平戸港にポルトガルの貿易船が初めて入港。同年9月にはフランシスコ・ザビエルが平戸に来航し、キリスト教(カトリック)の布教を始める。
- 1561年(永禄4年) - 宮ノ前事件が発生、翌年からポルトガル船の貿易港が大村藩領の横瀬浦(現・西海市西海町横瀬)に替わる。
- 1609年(慶長14年)- オランダが商館を設置。
- 1613年(慶長18年)- イギリスが商館を設置。
- 1615年(元和元年)- イギリス商館長リチャード・コックス、日本で初めてサツマイモを栽培する。(当時の沖縄にあった琉球王国では、それ以前の1605年に初めて栽培されたとされている)
- 1620年(元和6年)- 三浦按針(ウィリアム・アダムス)、平戸で病没。
- 1623年(元和9年) - イギリス商館閉鎖。
- 1641年(寛永18年)- オランダ商館が長崎の出島へ移転、平戸での南蛮貿易が終焉を迎える。
- 1707年(宝永4年)- 亀岡城(平戸城)が竣工する。
近現代
編集- 1871年(明治4年)- 廃藩置県により、平戸藩が平戸県となる。(のちに長崎県)
- 1880年(明治13年)- 旧平戸藩主松浦詮が、元の藩士等の子弟教育のため「猶興書院」を開く。現在の長崎県立猶興館高等学校の前身。
- 1949年(昭和24年)5月24日 - 昭和天皇の戦後巡幸のお召し列車が平戸口駅に2分間停車。駅前奉迎が行われた[4]。
- 1955年(昭和30年)- 旧松浦邸を改装した松浦史料博物館が開館する。
- 1969年(昭和49年)- 長崎国体相撲競技が行われ、臨席のため昭和天皇・香淳皇后が平戸を訪問。
- 1977年(昭和52年)4月4日 - 平戸大橋が開通し、平戸島と九州本土がつながる。
- 1991年(平成3年)7月30日 - 生月大橋が開通し、生月島と平戸島がつながる。
- 2015年(平成27年)8月1日 - 岩の上町に「平戸市未来創造館・COLAS(コラス)平戸」が開館[5]。
- 2018年(平成30年)6月30日 - 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産がUNESCOの世界文化遺産に登録される[6]。構成資産の1つ「平戸の聖地と集落」が市内に所在[7]。
行政区域の変遷
編集ひらどし 平戸市 | |||||
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廃止日 | 2005年(平成17年)10月1日 | ||||
廃止理由 |
新設合併 平戸市(旧)、北松浦郡大島村、生月町、田平町 →平戸市(新) | ||||
現在の自治体 | 平戸市(新) | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 長崎県 | ||||
隣接自治体 | 北松浦郡大島村、生月町、田平町(海上で隣接) | ||||
平戸市役所 | |||||
所在地 |
〒859-5192 長崎県平戸市岩の上町1508番地3 | ||||
ウィキプロジェクト |
- 1871年(明治4年)- 廃藩置県で平戸藩が廃され平戸県となり、さらに長崎県へ併合される。
- 1878年(明治11年)
- 1885年(明治18年) - 前津吉村の一部(黒島免)が分立して黒島村となる。(北松浦郡黒島村→佐世保市黒島免→現・佐世保市黒島町)
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、北松浦郡のうち現在の市域にあたる以下の各町村が発足。
- 1925年(大正14年)4月1日 - 平戸町と平戸村が新設合併し、新たに平戸町が発足。
- 1940年(昭和15年)4月17日 - 生月村が町制施行。生月町となる。
- 1954年(昭和29年)4月1日 - 田平村と南田平村が新設合併し、町制施行。田平町が発足。
- 1955年(昭和30年)
- 2005年(平成17年)10月1日 - 平戸市・大島村・生月町・田平町が新設合併。新たに平戸市(現行)となる。大島村が消滅したことにより、長崎県には村が1つもなくなった。
- 2019年(平成31年・令和元年) 1月 - 西九州させぼ広域都市圏に参加。[8]
行政
編集市政
編集市長
編集- 新設合併前
- 山鹿光世 - 1955年(昭和30年)2月 ~ 1963年(昭和38年)2月までの2期8年。
- 青崎庄蔵 - 1963年(昭和38年)2月 ~ 1971年(昭和46年)2月までの2期8年。
- 山鹿光世 - 1971年(昭和46年)2月 ~ 1983年(昭和58年)1月までの3期12年。
- 油屋亮太郎 - 1983年(昭和58年)1月 ~ 1996年(平成8年)11月までの約14年(4期目)。
- 白濵信 - 1996年(平成8年)12月15日 ~ 2005年(平成17年)9月30日までの約11年(3期目)。
- 新設合併後
- 職務執行者 - 小濱賢一(旧大島村長)- 2005年(平成17年)10月1日 ~ 2005年(平成17年)11月6日までの約1か月間。
- 初代 - 白濵信(旧平戸市長)- 2005年(平成17年)11月6日 - 2009年(平成21年)11月5日までの1期4年。
- 第2代(現職) - 黒田成彦(前長崎県議会議員)- 2009年(平成21年)11月6日 ~ 3期目。
市議会
編集- 平戸市議会 定員18[9]
市役所
編集- 平戸市役所本庁
- 中部出張所
- 南部出張所
- 度島連絡所
- 大島支所(旧大島村役場)
- 生月支所(旧生月町役場)
- 舘浦出張所
- 田平支所(旧田平町役場)
消防
編集- 平戸市消防本部平戸市消防署
- 中津良出張所
- 田平出張所
- 生月出張所
- 大島出張所
医療
編集- 平戸市民病院
- 生月病院
- 診療所 - 大島診療所、度島診療所
県政
編集県議会
編集- 長崎県議会
- 平戸市選挙区 定員1
県の出先機関
編集警察
編集国政
編集衆議院
編集- 任期 : 2017年(平成29年)10月22日 - 2021年(令和3年)10月21日(「第48回衆議院議員総選挙」参照)
選挙区 | 議員名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
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長崎県第4区(平戸市、佐世保市(早岐・三川内・宮の各支所管内を除く)、松浦市、西海市、佐々町) | 北村誠吾 | 自由民主党 | 7 | 選挙区 |
姉妹都市・友好都市
編集国内
編集海外
編集産業
編集平戸城下町の名所旧跡を中心としていた観光業は、平戸大橋開通前後のブームが過ぎてから一時沈滞していたが、観光資源の再開発や隣接地域との連携、体験型観光への対応を図っている。鉱工業はふるわず、農業及び漁業が重要な産業となっているものの、他産地との競争が激しく苦闘を強いられている。ふるさと納税制度に力を入れた結果、2014年度のふるさと納税制度の寄付申込額が14億円で日本一になった。市は、寄付額に応じてポイントを寄付者に付与し、ウチワエビ、平戸牛などの特典をカタログから選べる制度を導入した。しかし自治体間での競争が過度なものとなり制度が見直され2016年度は12億円程度となった[11]。
名産品
編集- 農産品・海産品
- 加工品
-
カスドース
-
牛蒡餅
-
あごだしラーメン
金融
編集- 十八親和銀行(4店舗)- 平戸支店、平戸中央支店、田平支店、生月支店
- 長崎県民信用組合(1店舗)- 平戸支店
- ながさき西海農業協同組合(JAバンク)(6店、1事業所)- 平戸支店、紐差支店、津吉支店、大島支店、生月支店、山田支店、度島事業所
- 漁業協同組合(JFマリンバンク)- 平戸市漁協、志々伎漁協、舘浦漁協、生月漁協、九十九島漁協
教育
編集高等学校
編集すべて県立。総数3校。(2018年(平成30年)4月現在)。閉校した高等学校(分校)は長崎県高等学校の廃校一覧#平戸市を参考。
- 長崎県立猶興館高等学校(普通科・文理探究科)
- 長崎県立平戸高等学校(総合学科)
- 長崎県立北松農業高等学校(生物生産科・食品流通科・生活科学科)
中学校
編集すべて市立。総数8校(2021年(令和3年)4月現在)。統廃合・休校になった中学校は長崎県中学校の廃校一覧#平戸市を参考。
小学校
編集すべて市立。総数15校(2018年(平成30年)4月現在)。統廃合・休校になった小学校は長崎県小学校の廃校一覧#平戸市を参考。
幼稚園
編集- 市立
- 平戸幼稚園(2020年3月末で閉園)
- 私立
- 山田幼稚園(生月町)
- やよい幼稚園(田平町)
保育所
編集- 市立
- 生月保育所
- 山田保育所
- 大島保育所
- 私立
- 光の園保育園
- 愛の園保育所
- 潮香保育園
- みのり保育園
- めばえ保育園
- 若葉保育園
- 花園保育園
- 平戸口社会館保育所
- 宝亀保育園 (閉園)
- 中野愛児園
- 東和愛児園
- 獅子保育園
- 堤保育園
- 小鳩保育園
- 中津良保育所
- 津吉保育所
- 早福保育所
- 木ヶ津町へき地保育所 (閉所)
- 根獅子町へき地保育所 (閉所)
- 志々伎町へき地保育所
- 野子町へき地保育所
- 度島町へき地保育所
図書館
編集文化施設
編集- 島の館
- 民俗資料館
- 大島ふるさと資料館
- たびら昆虫自然園
交通
編集航空
編集鉄道
編集いずれも旧田平町域(本土側)にある駅である。
道路
編集高速道路
編集- なし。最寄りインターチェンジは西九州自動車道佐々インターチェンジ。平戸インターチェンジが建設中であるが、これも名称となった平戸市内ではなく佐世保市内に建設される。
一般国道
編集主要地方道
編集一般県道
編集- 長崎県道152号田平港線
- 長崎県道153号田ノ浦平戸港線
- 長崎県道159号大根坂的山線
- 長崎県道200号薄香港線
- 長崎県道221号以善田平港線
- 長崎県道230号北松公園平戸口線
- 長崎県道258号平戸江迎線
バス路線
編集- 西肥自動車 - 平戸市内の平戸島内路線や旧田平町内など市内各地に路線がある。平戸桟橋を渡り平戸市中心部と近隣市町村を結ぶ路線も運行しており、佐世保市と平戸市を佐々町経由で結ぶ「半急」や、松浦市と平戸市を結ぶ路線がある。
- 生月自動車 - 平戸市中心部と生月島を結ぶ路線と、生月島内の路線を運行する。
- 平戸ふれあいバス - 平戸島内中・南部の路線を運行するコミュニティバス。かつては平戸バス(YOKARO)が運行していたが運行会社の経営不振により2014年11月8日から休止し、それ以後は平戸市による自家用有償旅客運送となっている。
- 大島産業 - 的山大島島内を運行する路線バス。
- さつき観光 - 平戸市中心部・田平地域と唐津市・福岡市を結ぶ高速バスを運行する。
船舶
編集かつては平戸口・平戸・薄香 - 的山間に美咲海送の航路があった。また、野母商船の博多(福岡市) - 福江(五島市)航路が上り便のみ舘浦港(生月島)に寄港していたが、2007年以降は通過している。
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
編集名所・旧跡・観光スポット
編集- 平戸城(亀岡城)
- 松浦史料博物館
- 最教寺 - 霊宝館、三重塔
- 平戸ザビエル記念教会
- 寺院と教会の見える風景 - ザビエル記念教会・光明寺・瑞雲寺の3つの寺院が重なる。
- 幸橋(オランダ橋)
- オランダ塀 - オランダ商館の塀の一部が残る民家の前から、山手に登る石段の坂道に沿っている石塀。
- 平戸オランダ商館 - オランダ商館を参照。
- 崎方公園 - ザビエル記念碑広場、三浦按針の墓(夫婦塚)
- カトリック宝亀教会
- カトリック紐差教会
- 平戸市切支丹資料館
- 田平公園
- 里田原歴史民俗資料館
- たびら昆虫自然園
- 田平天主堂(カトリック田平教会、瀬戸山天主堂)
- 大島村神浦(重要伝統的建造物群保存地区、的山大島)
- 生月町博物館「島の館」
- 塩俵断崖(生月島)
- 大バエ灯台(生月島)
- 千光寺 - 栄西禅師ゆかりの寺
- 宮ノ浦漁港 - 本土と橋で結ばれた日本最西端の港とされる。
- 平戸温泉
祭事・催事
編集- 子泣き相撲(2月3日):最教寺
- 平戸温泉・城下ひな祭り(2月15日~4月3日)
- 平戸海道渡海人祭(5月上旬)
- 平戸南風夜風人まつり(夏の陣:8月上旬、秋の陣:9月中旬)
- たびら夏まつり(8月17日)
平戸市出身の有名人
編集- あ
- 生月鯨太左エ門(江戸期の大相撲力士、伝説の巨漢力士として知られる)※旧生月町 (1827~1850)
- 稲垣満次郎(外交官)(1861~1908)
- 沖偵介(諜報活動家)(1874~1904)
- 尾崎亀重(元プロ野球選手、尾崎勇気の父)※旧生月町
- 尾崎勇気(タレント・元大相撲力士:隆乃若勇紀)※旧生月町
- か
- 金子岩三(政治家、元農水相)※旧生月町 (1907~1986)
- 金子原二郎(元衆議院議員、前長崎県知事)※旧生月町
- カミタミカ(歌手)※旧田平町
- 川上光正(ヨーガ指導者)
- 栗林慧(昆虫写真家)※旧田平町
- 黒崎義介(日本画家、童画家、絵本画家)(1905~1984)
- さ
- た
- 高田明(ジャパネットたかた創業者)
- 高田誠一(ブラックキャッツ、ボーカル)(1960~2004)
- 竹中勝男(同志社大学教授、参議院議員)(1898~1959)
- 田中森一(弁護士、元検察官)(1943~2014)
- 塚本拓海(プロレスラー、大日本プロレス所属)
- 鄭成功(中国明の軍人、平戸生まれ)(1624~1662)
- 鄭審一 (鄭成功の実弟田川次郎左衛門(のち七左衛門)11世孫)
- な
- は
- ま
- 前川和也(元サッカー選手)
- や
ローカルヒーロー
編集平戸防衛戦隊ひらどしマン。現在活動休止中。2000年に町おこしの一環として結成された。あごレッド、鬼ようちょうブルー、かまぼこイエロー、ごぼうもちグリーン、平戸牛ピンク、オランダトリコロールの6人のヒーローからなる。宿敵イジメンガーと闘い日夜平戸の平和を守り続けているという。その活動は平戸だけにとどまらず、長崎県内各地のイベントをはじめ、時には県外でも活動していた。
脚注
編集- ^ a b c d e “第2章.平⼾市の概要”. 平戸市. 2024年10月11日閲覧。
- ^ “平年値ダウンロード”. 気象庁. 2024年3月閲覧。
- ^ “観測史上1〜10位の値(年間を通じての値)”. 気象庁. 2024年3月閲覧。
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、101頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ a b 具志堅直 (2015年8月25日). “平戸に新図書館がオープン 観光客も利用登録可能”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 長崎版
- ^ “長崎、天草の「潜伏キリシタン」が世界文化遺産に決定 22件目”. 産経新聞. (2018年6月30日) 2018年6月30日閲覧。
- ^ [1] - 長崎県平戸市(2018年12月7日閲覧)
- ^ 佐世保市. “西九州させぼ広域都市圏(連携中枢都市圏)形成に係る連携協約締結について”. 佐世保市. 2020年3月19日閲覧。
- ^ “平戸市議会概要・平戸市議会議員政治倫理条例”. 2018年12月22日閲覧。
- ^ オランダ・ノールトワイク市(姉妹都市) 平戸市 2023年9月24日閲覧。
- ^ “ふるさと納税大幅減へ 佐世保市と平戸市 返礼品見直し響く”. 西日本新聞. 2020年7月15日閲覧。
- ^ a b 上田輔 (2016年1月4日). “川内発! スボかまぼこ ストローで巻いた特産品”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 長崎版
- ^ “博多港築港と明治人の気概” .【公式】データ・マックス NETIB-NEWS
関連項目
編集外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- 長崎県平戸市 (@HIRADOcity) - X(旧Twitter)
- 平戸市役所 (hiradocity) - Facebook
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