吉田賢吾
吉田 賢吾(よしだ けんご、2001年1月18日 - )は、神奈川県横浜市磯子区[2]出身のプロ野球選手(捕手)。右投右打。北海道日本ハムファイターズ所属。
北海道日本ハムファイターズ #60 | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 神奈川県横浜市磯子区 |
生年月日 | 2001年1月18日(23歳) |
身長 体重 |
181 cm 94 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 捕手 |
プロ入り | 2022年 ドラフト6位 |
初出場 | 2023年10月1日 |
年俸 | 850万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
編集プロ入り前
編集横浜市立杉田小学校1年生のときに少年野球チームの屏風浦クラブに入り野球を始め、2年時に捕手となる[3]。横浜市立浜中学校では軟式野球部に所属[4]。4番・捕手を務め、3年時には全国大会に出場した[3]。
横浜商科大学高等学校では、1年秋からベンチ入り[5]。2年から正捕手、3年から主将となり4番打者としてもチームを牽引[6]。甲子園出場はならなかったが、第100回全国高等学校野球選手権記念・北神奈川大会ではベスト4まで進出した[6]。高校では通算15本塁打を記録[4]。
桐蔭横浜大学では神奈川大学野球リーグに1年春に初出場[5]。3年春のリーグ戦では埼玉西武ライオンズに入団した2学年上の先輩の渡部健人から4番を引き継ぎ優勝を果たし、最優秀戦選手に選ばれた[7][8]。秋季リーグでは優勝決定戦で神奈川大学に敗れたものの、春秋続けてベストナインに選ばれた[8]。 大学時代、公式戦での通算成績は打率.404、15本塁打[4][9]。MVP2回、ベストナイン4回、打点王3回、首位打者1回獲得している[4]。
2022年10月20日に行われた2022年度ドラフト会議では、福岡ソフトバンクホークスから6位指名を受け[6]、11月16日に契約金4000万円、年俸800万円で合意し[10]、12月5日、BOSS E・ZO FUKUOKAで入団発表会見が行われた[11]。担当スカウトは松本輝[5]。背番号は64[12]。
ソフトバンク時代
編集2023年、右肘を痛めて出遅れたが[13]、二軍公式戦では32試合出場し、打率.310、2本塁打、15打点を記録し[14]、シーズン終盤の9月30日に一軍昇格[15]。10月1日に行われた対北海道日本ハムファイターズ戦において、9回に代打として起用され一軍公式戦初出場を果たす[16]。しかし、一軍出場はこの1試合のみにとどまった。シーズンオフの11月28日、現状維持となる推定年俸800万円で契約を更改した[13]。
2024年は前年を上回る10試合に出場した。
日本ハム時代
編集2024年12月9日に行われた現役ドラフトで北海道日本ハムファイターズに指名され、移籍が決まった[17]。前年の現役ドラフトでは水谷瞬が日本ハムに指名されており、同球団に指名されるのは二年連続となった。さらに、捕手が現役ドラフトで移籍するのは初である。背番号は60。
選手としての特徴
編集遠投110メートルを記録し[18]、二塁への送球は平均で1.9秒を切る[8]。打者としてはコンタクト率の高い中距離打者[4]。広角に打てる長打力も兼ね備える[18][19]。
人物
編集詳細情報
編集年度別打撃成績
編集年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2023 | ソフトバンク | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 |
通算:1年 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 |
- 2023年度シーズン終了時
記録
編集- 初記録
- 初出場:2023年10月1日、対北海道日本ハムファイターズ25回戦(福岡PayPayドーム)、9回裏に甲斐拓也の代打で出場[22]
- 初打席:同上、9回裏に田中正義から空三振[22]
- 初先発出場:2024年7月5日、対東北楽天ゴールデンイーグルス10回戦(みずほPayPayドーム福岡)、7番・指名打者で先発出場
- 初安打:同上、6回裏に早川隆久から中前安打
- 初打点:2024年7月16日、対千葉ロッテマリーンズ14回戦(みずほPayPayドーム福岡)、6回裏に岩下大輝から左犠飛[23]
背番号
編集- 64(2023年 - 2024年)
- 60(2025年 - )
登場曲
編集- 「がんばれ」Honey L Days(2023年 - )
- 「if」西野カナ(2023年 - )
脚注
編集出典
編集- ^ 「ソフトバンク - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月23日閲覧。
- ^ 「神奈川の注目選手 桐蔭横浜大・吉田賢吾 勝利導く捕手に」『カナロコ』2022年10月18日。2023年1月9日閲覧。
- ^ a b 「SB(ソフトバンク)が吉田(浜中出身)を6位指名」『タウンニュース』2022年11月3日。2023年1月9日閲覧。
- ^ a b c d e f 田尻耕太郎「【ホークス新人名鑑・Q&A】6位吉田賢吾は練習の虫!「午前2時40分に起きてグラウンドに」」『Yahoo!ニュース』2022年12月26日。2023年1月9日閲覧。
- ^ a b c 「涙のアーチ ソフトバンク6位の桐蔭横浜大・吉田賢吾が大学最終打席で一発 松本スカウト「大したもの」」『スポニチアネックス』2022年11月8日。2023年1月9日閲覧。
- ^ a b c 「ドラフト6位でSB(ソフトバンク)へ」『タウンニュース』2022年11月3日。2023年1月9日閲覧。
- ^ 「西武ドラ1”ベッケンさん”後継の4番・吉田賢が引っ張る桐蔭横浜大が秋春連覇【神奈川大学野球】」『中日スポーツ』2021年5月25日。2023年1月9日閲覧。
- ^ a b c 「桐蔭横浜大のプロ注目捕手「ドラフト1位になるために成績すべて超えないといけない」【神奈川大学野球リーグ】」『中日スポツ』2022年1月22日。2023年1月9日閲覧。
- ^ 「テレホンカードを手に苦しんだ高校時代 ルーキー捕手を救ったのは「トイレの神様」」『西日本スポーツ』2022年12月21日。2023年1月9日閲覧。
- ^ 「【ソフトバンク】ドラ6桐蔭横浜大・吉田賢吾と仮契約「おっきな目標」3割30本100打点」『日刊スポーツ』2022年11月16日。2023年1月9日閲覧。
- ^ 「2022/12/06 (火) 選手 新入団会見レポート。1位イヒネ選手は「背番号36」」『福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト』2022年12月6日。2023年12月22日閲覧。
- ^ 「鷹が新入団発表会見 ドラ1イヒネは明石&牧原大背負った出世番号「36」に決定」『Full-Count』2022年12月5日。2022年12月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月9日閲覧。
- ^ a b 「Breaking news ソフトバンク吉田賢吾、1軍経験した1年目に「終わり方は良かった」現状維持で更改 来季は「まずは捕手をやりきる」」『西日本スポーツ』西日本新聞社、2023年11月28日。2023年12月22日閲覧。
- ^ 「2023年度 福岡ソフトバンクホークス 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)」『日本野球機構』。2023年12月22日閲覧。
- ^ 「【ソフトバンク】ドラ6吉田賢吾が初1軍昇格「新人らしくフレッシュに」2軍で打率3割超え」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2023年9月30日。2023年12月22日閲覧。
- ^ 「Breaking news ソフトバンクのドラ6ルーキー吉田賢吾 1点追う9回代打でプロ初打席も三球三振「大事な場面でいただいた中で…悔しい」」『西日本スポーツ』西日本新聞社、2023年10月1日。2023年12月22日閲覧。
- ^ “吉田賢吾選手 移籍のお知らせ”. 福岡ソフトバンクホークス (2024年12月9日). 2024年12月13日閲覧。
- ^ a b 「桐蔭横浜大・吉田賢吾:2022年プロ野球ドラフト名鑑」『スポーツ報知』報知新聞社。2023年1月9日閲覧。
- ^ 「涙のアーチ ソフトバンク6位の桐蔭横浜大・吉田賢吾が大学最終打席で一発 松本スカウト「大したもの」」『スポニチ Sponichi Annex 野球』スポーツニッポン新聞社、2022年11月8日。2023年1月9日閲覧。
- ^ 木下大輔. “【日本ハム】「ケンティー」と呼んで!新加入吉田賢吾が愛称リクエスト「姉がSexy Zone好き」 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2024年12月13日閲覧。
- ^ 「現役ドラフトで日本ハムに移籍が決まったソフトバンク吉田賢吾 重度な色覚障害も「全然ハンデだと思ってない」」『西スポWEB OTTO!』2024年12月9日。2024年12月10日閲覧。
- ^ a b 「ソフトバンクのドラ6ルーキー吉田賢吾 1点追う9回代打でプロ初打席も三球三振「大事な場面でいただいた中で…悔しい」」『西スポWEB OTTO!』2023年10月1日。2023年10月1日閲覧。
- ^ Shimbun, The Nishinippon. “ソフトバンク吉田賢吾が犠飛でプロ初打点 初マルチも 2番抜てきに応える:「おっ!」でつながる地元密着のスポーツ応援メディア 西スポWEB OTTO!”. 「おっ!」でつながる地元密着のスポーツ応援メディア 西スポWEB OTTO!. 2024年7月16日閲覧。
- ^ 「チーム情報 球場使用曲一覧」『福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト』。2023年12月22日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 個人年度別成績 吉田賢吾 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 64 吉田 賢吾 選手名鑑2024 - 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE