光岡早苗
光岡 早苗(みつおか さなえ、1935年1月5日 - )は、朝鮮京城府出身の日本の女優である[1]。一時期(1965年 - 1966年)、城山路子(しろやま みちこ)と改名した。人気喜劇俳優花菱アチャコの恋人役に抜擢された『初笑い寛永御前試合』(1953年)でデビュー、美空ひばりや片岡千恵蔵の主演作の脇役女優であったが、黎明期の成人映画界に飛び込み、若松孝二監督の初期作『歪んだ関係』(1965年)、アメリカやイギリスでも公開された『餌』(1966年)等の主演女優を務めたことで知られる。
みつおか さなえ 光岡 早苗 | |
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『映画評論』1966年12月号より。 | |
本名 | 同 |
生年月日 | 1935年1月5日(89歳) |
出生地 | 京城府(現在の 大韓民国 ソウル特別市) |
職業 | 女優 |
ジャンル | 劇場用映画(喜劇映画・時代劇映画・成人映画)、テレビ映画、教育映画 |
活動期間 |
1954年 - 1966年 1977年 |
事務所 |
新東宝 東映 |
主な作品 | |
『初笑い寛永御前試合』(1953年) 『歪んだ関係』(1965年) 『餌』(1966年) |
人物・来歴
編集新東宝から東映へ
編集1935年(昭和10年)1月5日、日本統治時代の朝鮮の京城府(現在の大韓民国ソウル特別市)に建築設計技師の光岡基衛・とみ夫妻の娘として生まれる。1941年(昭和16年)4月、国民学校初等科(かつての尋常小学校)に同地で入学、1945年(昭和20年)8月15日の第二次世界大戦終結の前後に日本に引き上げる。
1950年(昭和25年)4月、千葉県千葉市にあった新制高等学校・聖書学園高等学校[2](現在の千葉英和高等学校)に入学するも、翌1951年(昭和26年)早々に中途退学し、同年、東京都渋谷区代々木の文化服装学院師範科に入学、同校在学中の1953年(昭和28年)、映画会社の新東宝にスカウトされ、「」として同社に入社する。同年12月28日に公開された、斎藤寅次郎監督の『初笑い寛永御前試合』に出演、主演の花菱アチャコの恋人・弥生役に抜擢されて、映画界にデビューしたとされる。ただし東京国立近代美術館フィルムセンターの所蔵作品データベースによれば、それに先立つ同年12月13日に公開された田中絹代の初監督作であり、第7回カンヌ国際映画祭に出品された『恋文』に出演しており、光岡の名がクレジットに残っている。その後、次第に脇に回り始め、1956年(昭和31年)いっぱいで東映に移籍した。
東映では当初、東映京都撮影所に在籍し、1957年(昭和32年)1月22日に公開された加藤泰監督の時代劇映画『恋染め浪人』が同社での最初の出演作である。加藤泰の作品には、新東宝時代に『逆襲大蛇丸』(1955年)にすでに出演している。翌1958年(昭和33年)早々に東映東京撮影所に異動、以降、数多くの映画に脇役・端役で出演する。テレビ映画にも出演しており、1962年(昭和37年)9月19日に放映された『特別機動捜査隊』第48回『ダイナマイト』(監督不明)ではゲスト主演を果たした。同撮影所に在籍した6年間に、わかっているだけでも出演作は60作を超えている。1964年(昭和39年)1月28日に放映されたテレビ映画『戦友』第18回『悲しき再会』(監督不明)にゲスト出演したのを最後に、東映を去った。
成人映画界へ転向
編集1964年4月に佐藤重雄が設立した映画製作会社・轍プロダクションが、大映東京撮影所を退社した水野洽を監督に起用して成人映画『危険な人妻』を製作、同年9月に公開されたが、光岡はこれに主演、以降、成人映画に転向する。轍プロダクションでは同年12月に公開された『女はそれを待っている』(監督経堂三郎)にも主演[3]、本木荘二郎のシネユニモンドが製作・配給、本木が高木丈夫の名で監督、同年10月14日に公開した『洋妾 らしゃめん』、同じく公開日不明の『白い手袋の秘密』に主演している。本木の『洋妾 らしゃめん』を光岡の成人映画転向第1作とする資料もある。『日本映画発達史』の田中純一郎は、同書のなかで黎明期の成人映画界のおもな出演者として、扇町京子、橘桂子、城山路子、内田高子、香取環、新高恵子、松井康子、西朱実、朝日陽子、火鳥こずえ、華村明子、森美沙、湯川美沙、光岡早苗、路加奈子、有川二郎、里見孝二、川部修詩、佐伯秀男を挙げているが、城山路子と光岡早苗は同一人物であり、重複している。
同年11月に後藤充弘が設立した葵映画が第1作として製作した『赤い肌の門』の監督に『危険な人妻』の水野洽が起用されて片岡均の名で監督、同作の主演に光岡が起用され、同作は翌1965年(昭和40年)1月、葵映画が配給して公開された。光岡は同作をもって城山 路子と改名する。当時、光岡は、中野区城山町(現在の同区中野1丁目)に住んでいた。同じころNHK大阪放送局から葵映画に引き抜かれた西原儀一は、入社第1作として『激情のハイウェー』を監督しているが、当時の映倫(新映倫、映画倫理管理委員会)の削除基準を知り、急遽、当時としては短いわずか3日間の撮影期間と低予算で『いろ地獄』の製作を計画、城山(光岡)は同作の主演に起用された。映倫は同作を一般映画のサスペンス映画として評価、作品の評価も高かったが、成人映画として売り出したかったため、困ったと西原は後述している。同作は同年7月に映倫の審査を通過して成人映画にレイティングされ、同年9月7日に公開された。城山(光岡)はその後も葵映画で、水野洽が片岡均の名で監督した『流転の愛欲』(1965年9月公開)、西原儀一が千葉隆志の名で監督した『くずれる女』(1966年4月5日公開)の2本に出演、いずれも主演した。
1966年(昭和41年)8月に公開された『餌』(監督向井寛)に出演したのを最後に、引退した。引退時期に公開された最後の作品は、同年10月に公開された『女の砦』(監督片岡均)、『人妻の秘密』(監督山本晋也)である。以降は、東中野でバーを経営していたが、1977年(昭和52年)、小川欽也が小川和久の名で監督した『熟れた夫人の乱れ咲き』(製作・配給大蔵映画)に「光岡早苗」の名で出演している。同作は同年6月28日に公開された。光岡が経営したバーは、2005年(平成17年)の時点で経営者であった隆見夏子(小林悟夫人・初枝)によれば、ある時点で映画監督の小林悟(1930年 - 2001年)が同店の経営を引き継いだという。その後の光岡の消息は不明である。2008年(平成20年)、アメリカで『餌』のフィルムが発見され、同年5月13日にDVDが発売された。
フィルモグラフィ
編集クレジットはすべて「出演」である。東京国立近代美術館フィルムセンター(NFC)等の所蔵状況についても記す。
新東宝
編集- 『恋文』 : 監督田中絹代、製作・配給新東宝、1953年12月13日公開 - 出演、97分の上映用プリントをNFCが所蔵
- 『初笑い寛永御前試合』 : 監督斎藤寅次郎、主演花菱アチャコ、製作・配給新東宝、1953年12月28日公開 - 弥生(デビュー作)
- 『一等マダムと三等旦那』 : 監督小森白、主演轟夕起子、製作・配給新東宝、1954年4月13日公開 - 清水地図子
- 『ハワイ珍道中』 : 監督斎藤寅次郎、製作・配給新東宝、1954年9月14日公開 - 出演、86分の上映用プリントをNFCが所蔵
- 『エノケンの天国と地獄』 : 監督佐藤武、製作・配給新東宝、1954年10月12日公開 - マサ子
- 『日本敗れず』 : 監督阿部豊、製作・配給新東宝、1954年10月26日公開 - 出演、102分の上映用プリントをNFCが所蔵
- 『逆襲大蛇丸』 : 監督加藤泰、製作・配給新東宝、1955年1月3日公開 - 出演、70分の上映用プリントをNFCが所蔵
- 『忍術児雷也』 : 監督萩原遼、製作・配給新東宝、1955年1月3日公開 - 出演、80分の上映用プリントをNFCが所蔵
- 『番場の忠太郎』 : 監督中川信夫、主演山田五十鈴・若山富三郎、製作・配給新東宝、1955年3月29日公開 - お登世、86分の上映用プリントをNFCが所蔵
- 『森繁のペテン王 わが名はペテン師より』 : 監督渡辺邦男、製作・配給新東宝、1955年8月14日公開 - 出演、91分の上映用プリントをNFCが所蔵
- 『息子一人に嫁八人』 : 監督志村敏夫、主演宇津井健、製作・配給新東宝、1955年12月6日公開 - 千代菊
- 『社長三等兵』 : 監督志村敏夫、主演田崎潤、製作・配給新東宝、1956年3月6日公開 - 富田徳子
- 『続・君ひとすじに』 : 監督志村敏夫、主演久保菜穂子、製作・配給新東宝、1956年5月1日公開 - 中塚琴美
- 『女真珠王の復讐』 : 監督志村敏夫、主演前田通子、製作・配給新東宝、1956年7月5日公開 - 戸田美代
- 『新妻鏡』 : 監督志村敏夫、主演池内淳子、製作・配給新東宝、1956年9月26日公開 - 女中きく
- 『軍神山本元帥と連合艦隊』 : 監督志村敏夫、主演佐分利信、製作・配給新東宝、1956年10月31日公開 - 小田光子
東映
編集- 『恋染め浪人』 : 監督加藤泰、主演大友柳太朗、製作東映京都撮影所、配給東映、1957年1月22日公開(映倫番号 10005) - おはや
- 『さけぶ雷鳥』 : 監督内出好吉、主演尾上鯉之助、製作東映京都撮影所、配給東映、1957年6月4日公開(映倫番号 10190) - 島琴路
- 『さけぶ雷鳥 第二部』 : 監督内出好吉、主演尾上鯉之助、製作東映京都撮影所、配給東映、1957年6月10日公開(映倫番号 10191) - 島琴路
- 『さけぶ雷鳥 解決篇』 : 監督内出好吉、主演尾上鯉之助、製作東映京都撮影所、配給東映、1957年6月18日公開(映倫番号 10192) - 島琴路
- 『素浪人忠弥』 : 監督佐伯清、主演片岡千恵蔵、製作東映京都撮影所、配給東映、1957年8月20日公開(映倫番号 10271) - 湯女お園
- 『曲馬団の娘』 : 監督小石栄一、主演中村雅子、製作東映東京撮影所、配給東映、1958年2月19日公開(映倫番号 10418) - よし子
- 『少年探偵団 透明怪人』 : 監督小林恒夫、主演波島進、製作東映東京撮影所、配給東映、1958年2月25日公開(映倫番号 10539) - 島田あき子
- 『デン助の陽気な靴みがき』 : 監督伊賀山正光、主演大宮敏光、製作東映東京撮影所、配給東映、1958年6月3日公開(映倫番号 10669) - サリー
- 『警視庁物語 魔の伝言板』 : 監督村山新治、主演神田隆、製作東映東京撮影所、配給東映、1958年6月22日公開(映倫番号 10608) - 横瀬の情婦
- 『空中サーカス 嵐を呼ぶ猛獣』 : 監督小石栄一、主演高倉健、製作東映東京撮影所、配給東映、1958年8月12日公開(映倫番号 10748) - バアのマダム
- 『波止場がらす』 : 監督伊賀山正光、主演南廣、製作東映東京撮影所、配給東映、1958年10月8日公開(映倫番号 10816) - お時
- 『点と線』 : 監督小林恒夫、主演南廣、製作東映東京撮影所、配給東映、1958年11月11日公開(映倫番号 10902) - とみ子、85分の上映用プリントをNFCが所蔵
- 『家族音楽会』 : 監督田代秀治、製作・配給東映教育映画部、1958年発表 - おばさん役、49分の上映用プリントをNFCが所蔵、東映チャンネルで放映
- 『盗まれた虚栄』 : 監督豊田敬太、製作・配給東映教育映画部、1958年発表、NETテレビが1959年6月18日放映 - 主演、22分の上映用プリントをNFCが所蔵
- 『母しぐれ』 : 監督和田篤人、製作東映東京撮影所、配給東映、1959年1月28日公開(映倫番号 11038) - 出演
- 『特ダネ三十時間 深夜の挑戦』 : 監督村山新治、製作東映東京撮影所、配給東映、1959年3月10日公開(映倫番号 11085) - 出演
- 『素晴らしき娘たち』 : 監督家城巳代治、製作東映東京撮影所、配給東映、1959年6月16日公開(映倫番号 11078) - 柳下ひろ、100分の上映用プリントをNFCが所蔵
- 『疑惑の夜』 : 監督小林恒夫、製作東映東京撮影所、配給東映、1959年6月30日公開(映倫番号 11271) - 出演
- 『父と娘』 : 監督小石栄一、製作東映東京撮影所、配給東映、1959年7月7日公開(映倫番号 11278) - 出演
- 『埠頭の縄張り』 : 監督佐伯清、製作東映東京撮影所、配給東映、1959年7月22日公開(映倫番号 11316) - 出演
- 『べらんめえ探偵娘』 : 監督佐伯清、主演美空ひばり、製作東映東京撮影所、配給東映、1959年9月23日公開(映倫番号 11386) - 出演
- 『高度7000米 恐怖の四時間』 : 監督小林恒夫、製作東映東京撮影所、配給東映、1959年9月30日公開(映倫番号 11367) - 出演
- 『特ダネ三十時間 午前零時の顔』 : 監督若林栄二郎、製作東映東京撮影所、配給東映、1959年10月13日公開(映倫番号 11329) - 出演
- 『特ダネ三十時間 拾った牝豹』 : 監督若林栄二郎、製作東映東京撮影所、配給東映、1959年10月20日公開(映倫番号 11328) - 出演
- 『べらんめえ芸者』 : 監督小石栄一、主演美空ひばり、製作東映東京撮影所、配給東映、1959年12月6日公開(映倫番号 11489) - 出演
- 『スピード狂時代 命を賭けて』 : 監督島津昇一、製作東映東京撮影所、配給東映、1959年12月20日公開(映倫番号 11471) - 出演
- 『天下の快男児 万年太郎』 : 監督小林恒夫、製作東映東京撮影所、配給東映、1960年1月15日公開(映倫番号 12010) - 出演
- 『続べらんめえ芸者』 : 監督小石栄一、主演美空ひばり、製作東映東京撮影所、配給東映、1960年3月1日公開(映倫番号 11849) - 出演、83分の上映用プリントをNFCが所蔵
- 『ずべ公天使』 : 監督小沢茂弘、製作東映東京撮影所、配給東映、1960年3月15日公開(映倫番号 11535) - 出演
- 『拳銃を磨く男 呪われた顔』 : 監督伊賀山正光、製作東映東京撮影所、配給東映、1960年4月12日公開(映倫番号 11609) - 出演
- 『多羅尾伴内 七つの顔の男だぜ』 : 監督小沢茂弘、製作東映東京撮影所、配給東映、1960年4月26日公開(映倫番号 11720) - 出演
- 『消えた密航船』 : 監督村山新治、製作東映東京撮影所、配給東映、1960年5月3日公開(映倫番号 11457) - 出演
- 『おれたちの真昼』 : 監督小林恒夫、製作東映東京撮影所、配給東映、1960年5月31日公開(映倫番号 11651) - 出演
- 『警視庁物語 血液型の秘密』 : 監督飯塚増一、製作東映東京撮影所、配給東映、1960年6月7日公開(映倫番号 11766) - 出演
- 『続ずべ公天使 七色の花嫁』 : 監督小石栄一、製作東映東京撮影所、配給東映、1960年6月14日公開(映倫番号 11687) - 出演
- 『警視庁物語 聞き込み』 : 監督飯塚増一、製作東映東京撮影所、配給東映、1960年6月21日公開(映倫番号 11761) - 出演
- 『東から来た流れ者』 : 監督和田篤人、製作東映東京撮影所、配給東映、1960年6月29日公開(映倫番号 11559) - 出演
- 『十七才の逆襲 暴力をぶっ潰せ』 : 監督日高繁明、製作第二東映東京撮影所、配給第二東映、1960年7月6日公開(映倫番号 11891) - 出演
- 『天下の快男児 突進太郎』 : 監督小林恒夫、製作東映東京撮影所、配給東映、1960年7月13日公開(映倫番号 11829) - 出演
- 『十七才の逆襲 向う見ずの三日間』 : 監督日高繁明、製作第二東映東京撮影所、配給第二東映、1960年8月24日公開(映倫番号 11938) - 出演
- 『風流深川唄』 : 監督山村聰、製作東映東京撮影所、配給東映、1960年9月13日公開(映倫番号 11941) - 出演、87分の上映用プリントをNFCが所蔵
- 『第三次世界大戦 四十一時間の恐怖』 : 監督日高繁明、製作第二東映東京撮影所、配給第二東映、1960年10月19日公開(映倫番号 11921) - 秋子、76分の上映用プリントをNFCが所蔵
- 『不良少女』 : 監督小林恒夫、製作東映東京撮影所、配給東映、1960年10月23日公開(映倫番号 11993) - 出演
- 『よわ虫つよ虫』 : 監督津田不二夫、製作・配給東映教育映画部、1960年発表 - 出演、30分の上映用プリントをNFCが所蔵
- 『べらんめえ芸者罷り通る』 : 監督小石栄一、主演美空ひばり、製作東映東京撮影所、配給東映、1961年1月9日公開(映倫番号 12116) - 松子
- 『警視庁物語 不在証明』 : 監督島津昇一、主演神田隆、製作東映東京撮影所、配給東映、1961年1月26日公開(映倫番号 12100) - 妻のぶ
- 『警視庁物語 十五才の女』 : 監督島津昇一、主演神田隆、製作東映東京撮影所、配給東映、1961年2月1日公開(映倫番号 12101) - 妻のぶ
- 『不敵なる脱出』 : 監督相野田悟、製作第二東映東京撮影所、配給ニュー東映、1961年2月22日公開(映倫番号 12001) - 出演
- 『若い涙を吹きとばせ』 : 監督小林恒夫、製作東映東京撮影所、配給東映、1961年3月7日公開(映倫番号 12218) - 出演
- 『アマゾン無宿 世紀の大魔王』 : 監督小沢茂弘、主演片岡千恵蔵、製作ニュー東映東京撮影所、配給ニュー東映、1961年4月21日公開(映倫番号 12322) - 精神病院の看護婦
- 『がめつい奴は損をする』 : 監督小石栄一、主演石井均、製作ニュー東映東京撮影所、配給ニュー東映、1961年5月10日公開(映倫番号 12243) - なか子、59分の上映用プリントをNFCが所蔵
- 『べっぴんさんに気をつけろ』 : 監督小石栄一、主演石井均、製作ニュー東映東京撮影所、配給ニュー東映、1961年5月17日公開(映倫番号 12242) - みどり
- 『次郎長社長と石松社員』 : 監督瀬川昌治、主演進藤英太郎、製作ニュー東映東京撮影所、配給ニュー東映、1961年5月21日公開(映倫番号 12355) - 女給カオル
- 『魚河岸の女石松』 : 監督工藤栄一、主演美空ひばり、製作ニュー東映東京撮影所、配給ニュー東映、1961年5月31日公開(映倫番号 12217) - ビート喫茶のマダム
- 『霧と影』 : 監督石井輝男、製作ニュー東映東京撮影所、配給ニュー東映、1961年8月26日公開(映倫番号 12503) - 飲み屋のおかみ
- 『万年太郎と姐御社員』 : 監督小林恒夫、製作ニュー東映東京撮影所、配給ニュー東映、1961年10月7日公開(映倫番号 12513) - 出演
- 『べらんめえ芸者と大阪娘』 : 監督渡辺邦男、主演美空ひばり、製作東映東京撮影所、配給東映、1962年2月7日公開(映倫番号 12670) - テレビのコマーシャルガール
- 『誇り高き挑戦』 : 監督深作欣二、主演鶴田浩二、製作東映東京撮影所、配給東映、1962年3月28日公開(映倫番号 12684) - ロバートの秘書、89分の上映用プリントをNFCが所蔵
- 『太平洋のGメン』 : 監督石井輝男、主演片岡千恵蔵、製作東映東京撮影所、配給東映、1962年4月22日公開(映倫番号 12774) - バーの女A、86分の上映用プリントをNFCが所蔵
- 『特別機動捜査隊』第48回『ダイナマイト』 : 監督不明、製作東映テレビプロダクション/NETテレビ、1962年9月19日放映(テレビ映画)
- ミステリーベスト21『濁った陽』 : 監督島津昇一、製作東映/NETテレビ、1962年12月28日放映(テレビ映画)
- 『ある日のバス通り裏 拾ったハンドバッグ』 : 監督太田浩児、企画住友銀行、製作東映商事、1962年発表(PR映画) - 岡本さん
- 『べらんめえ芸者と丁稚社長』 : 監督渡辺邦男、主演美空ひばり、製作東映東京撮影所、配給東映、1963年1月23日公開(映倫番号 13062) - 若葉
- 『民謡の旅 秋田おばこ』 : 監督渡辺邦男、主演美空ひばり、製作東映東京撮影所、配給東映、1963年6月9日公開(映倫番号 13179) - 梨枝
- 『警視庁物語 十代の足どり』 : 監督佐藤肇、主演神田隆、製作東映東京撮影所、配給東映、1963年7月7日公開(映倫番号 13037) - 女教師
- 『やくざの歌』 : 監督若林幹、主演千葉真一、製作東映東京撮影所、配給東映、1963年9月8日公開(映倫番号 13318) - 朱実
- 『ギャング忠臣蔵』 : 監督小沢茂弘、主演片岡千恵蔵、製作東映東京撮影所、配給東映、1963年10月20日公開(映倫番号 12979) - 芸者A
- 『戦友』第18回『悲しき再会』 : 監督不明、製作東映テレビプロダクション/NETテレビ、1964年1月28日放映(テレビ映画)
脱・大手以降
編集- 『危険な人妻』 : 監督水野洽、製作・配給轍プロダクション、1964年9月公開(成人映画・映倫番号 13777) - 主演
- 『洋妾 らしゃめん』 : 監督高木丈夫、製作・配給シネユニモンド、1964年10月14日公開(成人映画・映倫番号 13710) - 主演、67分の上映用プリントをNFCが所蔵
- 『女はそれを待っている』 : 監督経堂三郎、製作・配給轍プロダクション、1964年12月公開 - 主演、山形ドキュメンタリーフィルムライブラリーが70分の上映用プリントを所蔵
- 『白い手袋の秘密』 : 監督高木丈夫、製作・配給シネユニモンド、1965年公開 - 主演
- 『赤い肌の門』 : 監督片岡均(水野洽)、製作・配給葵映画、1965年1月公開(成人映画・映倫番号 13826) - 主演・「城山路子」名義
- 『盗まれた肌』 : 監督宮口圭、製作・配給轍プロダクション、1965年2月公開(成人映画・映倫番号 13800) - 主演・「城山路子」名義
- 『狙われた新妻』 : 監督星合雅人(星谷雅人)、製作・配給シネユニモンド、1965年5月公開(成人映画・映倫番号 13968) - 主演・「城山路子」名義
- 『いろ地獄』 : 監督西原儀一、製作・配給葵映画、1965年7月審査(成人映画・映倫番号 14084)・同年9月7日公開 - 重美役・「城山路子」名義
- 『悪の痴態』 : 監督東史朗、製作あづまプロダクション、配給国映、1965年7月公開 - 主演・「城山路子」名義
- 『処女未亡人』 : 監督片岡均(水野洽)、製作紫水プロダクション、配給東京三映社、1965年8月公開 - 主演・「城山路子」名義
- 『流転の愛欲』 : 監督片岡均(水野洽)、製作・配給葵映画、1965年9月公開 - 主演・「城山路子」名義
- 『歪んだ関係』 : 監督若松孝二、製作・配給国映、1965年9月公開(成人映画・映倫番号 14180) - 主演・「城山路子」名義
- 『女の性』 : 監督高木丈夫、製作シネユニモンド、配給明光セレクト、1965年10月5日公開(成人映画・映倫番号 14175) - 主演・「城山路子」名義
- 『肌のあやまち』 : 企画菜穂進、監督山下治、製作ナオプロダクション、配給国映、1965年11月公開(10月公開とも、成人映画・映倫番号 14230) - 主演・「城山路子」名義
- 『夜ごとの牝猫』 : 監督小川欽也、製作・配給大蔵映画、1965年11月23日公開(成人映画・映倫番号 14256) - 加藤邦子役(主演)・「城山路子」名義
- 『蠢き』 : 監督増田健太郎、製作日芸新社、配給国映、1965年12月公開 - バーのマダム洋子役(主演)・「城山路子」名義
- 『未亡人日記』 : 監督沢賢介、製作レンジャー、配給センチュリー映画社、1966年1月公開(1965年12月公開とも、成人映画・映倫番号 14324) - 祖父江貴子役(主演)・「城山路子」名義
- 『よろめき』 : 監督石山堅(石山聖)、製作・配給シバタフィルム、1966年3月8日公開(成人映画・映倫番号 14377) - 主演・「城山路子」名義
- 『くずれる女』 : 監督千葉隆志(西原儀一)、製作・配給葵映画、1966年4月5日公開(成人映画・映倫番号 14435) - 主演・「城山路子」名義
- 『浮気虫』 : 監督山下治、製作・配給双映、1966年6月公開 - 主演・「城山路子」名義
- 『未知のセックス』 : 監督山下治、主演香取環、製作双映、配給ワールド映画、1966年8月公開 - 出演・「城山路子」名義
- 『泣き濡れた処女』 : 監督飛田良、製作ヤマベプロダクション、配給大蔵映画、1966年8月公開(成人映画・映倫番号 14595) - 松江役・「城山路子」名義
- 『餌』 : 監督向井寛、製作東京芸術映画、1966年8月公開 - 藤川静枝役・「城山路子」名義、米国でDVD発売
- 『女の砦』 : 監督片岡均(水野洽)、製作光映画、配給大蔵映画、1966年10月公開(成人映画・映倫番号 14646) - 出演・「城山路子」名義
- 『人妻の秘密』 : 監督山本晋也、製作青年群像、配給明光セレクト、1966年10月公開(成人映画・映倫番号 14695) - 出演・「城山路子」名義
- 『熟れた夫人の乱れ咲き』 : 監督小川和久(小川欽也)、製作・配給大蔵映画、1977年6月28日公開(成人映画・映倫番号 19112)
ビブリオグラフィ
編集国立国会図書館蔵書等にみる書誌である。
脚注
編集参考文献
編集- 『映画年鑑 1964』、時事通信社、1964年発行
- 『映画年鑑 1967』、時事通信社、1967年発行
- 『日本映画発達史 V 映像時代の到来』、田中純一郎、中公文庫、中央公論社、1976年7月10日 ISBN 4122003520
- The American Film Institute Catalog of Motion Pictures F6, Feature Films, 1961–1970, Richard P. Krafsur, R.R. Bowker, 1976. ISBN 0835204405
- 『日本映画俳優全集・女優編』、キネマ旬報社、1980年12月31日発行
- 『消えてゆく東京の地名』、本間信治、月刊ペン社、1983年10月発行
- 『やくざ監督東京進出 50余年の沈黙を破り波瀾の人生を語る』、西原儀一・円尾敏郎、ワイズ出版、2002年8月 ISBN 4898301312
関連項目
編集外部リンク
編集画像外部リンク | |
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白い手袋の秘密 1965年公開 (シネユニモンド) | |
いろ地獄 1965年9月7日公開 (葵映画) | |
歪んだ関係 1965年9月公開 (国映) | |
餌 1966年8月公開 (東京芸術映画・米国版ポスター) |
- Sanae Mitsuoka - IMDb
- Michiko Shiroyama - IMDb
- 光岡早苗 - KINENOTE
- 城山路子、光岡早苗 - allcinema
- 光岡早苗 - 日本映画データベース
- 光岡早苗 - 東京国立近代美術館フィルムセンター
- 光岡早苗 - 文化庁日本映画情報システム
- 光岡早苗 - 日本映画製作者連盟
- 光岡早苗 - テレビドラマデータベース
- 光岡早苗 - jlogos.com (エア)