ロス・マイナー
ロス・マイナー(英語: Ross Miner、1991年1月24日 - )は、アメリカ合衆国出身の元フィギュアスケート選手(男子シングル)。
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2009年 JGP レークプラシッドにて | ||||||||||||||||||
生誕 |
1991年1月24日(33歳) アメリカ合衆国・バーモント州バーリントン[1] | |||||||||||||||||
身長 | 175 cm | |||||||||||||||||
選手情報 | ||||||||||||||||||
代表国 | アメリカ合衆国 | |||||||||||||||||
コーチ |
ペーター・ヨハンソン マーク・ミッチェル | |||||||||||||||||
所属クラブ | ボストン SC | |||||||||||||||||
練習拠点 | ボストン | |||||||||||||||||
開始 | 1995 | |||||||||||||||||
引退 | 2018 | |||||||||||||||||
ISUパーソナルベストスコア | ||||||||||||||||||
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経歴
編集3歳でスケートを始め、9歳から地区競技会に参加している。
国内では各クラスでトップクラスの成績を残したが、国際大会デビューは17歳の2008年ガルデナスプリング杯と早くはない。
翌2009年には世界ジュニア選手権に出場。2009年JGPレークプラシッドでISUジュニアグランプリ初出場初優勝を飾った。2戦目のクロアチア杯で2位となり、JGPファイナルへの進出を決め、3位となった。
2010-2011シーズンからシニアに移行、初参戦のグランプリシリーズでは、NHK杯9位、中国杯7位であったが、全米選手権で3位となり、初参戦となった世界選手権では、パーソナルベストを20点余り更新し、11位と健闘した。
2011-2012シーズン、NHK杯では3位。グランプリシリーズでの初めてのメダルを獲得した。エキシビションに出られると思っていなかったために、開催地の北海道で購入したTシャツを着て登場し、観客を大いに沸かせた。全米選手権では2年連続の3位、四大陸選手権は初出場で3位に入った。
2012-2013シーズン、USインターナショナルクラシックで3位。NHK杯ではFSで初めて4回転サルコウを成功させパーソナルベストを更新し、2年連続で3位。全米選手権では2位に入り、2年ぶりに世界選手権に出場した。
2013-2014シーズン、ボストンマラソン爆弾テロ事件を受け、自らも居住しているボストンに捧げるFSのプログラムを作った[2]。スケートカナダでは9位。エリック・ボンパール杯は右足首の捻挫により欠場[3]。全米選手権は初めて表彰台を逃し7位に終わった。
2017-2018シーズン、平昌オリンピック出場をかけた全米選手権ではFSで4回転サルコワが成功し結果2位となるも、4位のアダム・リッポンが代表に選ばれ、平昌オリンピックは落選。四大陸、世界選手権[4]共に辞退。
主な戦績
編集大会/年 | 2007 -08 |
2008 -09 |
2009 -10 |
2010 -11 |
2011 -12 |
2012 -13 |
2013 -14 |
2014 -15 |
2015 -16 |
2016 -17 |
2017 -18 |
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世界選手権 | 11 | 14 | |||||||||
四大陸選手権 | 3 | 9 | 14 | ||||||||
全米選手権 | 2 N | 1 J | 3 | 3 | 2 | 7 | 6 | 5 | 5 | 2 | |
GP中国杯 | 7 | 9 | |||||||||
GPスケートカナダ | 6 | 5 | 9 | 12 | |||||||
GPロステレコム杯 | 3 | ||||||||||
GPスケートアメリカ | 7 | 6 | |||||||||
GP NHK杯 | 9 | 3 | 3 | 7 | |||||||
CSフィンランディア杯 | 5 | ||||||||||
CS USクラシック | 3 | 2 | 3 | 6 | |||||||
CSオータムクラシック | 1 | 6 | |||||||||
ガルデナスプリング杯 | 2 | ||||||||||
ネペラ杯 | 4 | ||||||||||
世界Jr.選手権 | 10 | ||||||||||
JGPファイナル | 3 | ||||||||||
JGPクロアチア杯 | 2 | ||||||||||
JGPレークプラシッド | 1 | ||||||||||
ガルデナスプリング杯 | 2 N |
- N ノービスクラス
- J ジュニアクラス
詳細
編集2017-2018 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2017年12月28日 - 2018年1月7日 | 全米フィギュアスケート選手権(サンノゼ) | 6 88.91 |
2 185.60 |
2 274.51 |
2017年11月24日 - 26日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(レークプラシッド) | 8 71.59 |
5 148.03 |
6 219.62 |
2017年10月6日 - 8日 | ISUチャレンジャーシリーズフィンランディア杯(エスポー) | 7 71.64 |
4 162.08 |
5 233.72 |
2017年9月20日 - 23日 | ISUチャレンジャーシリーズオータムクラシック(ピエールフォン) | 8 69.84 |
6 150.12 |
6 219.96 |
2016-2017 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2017年1月14日 - 22日 | 全米フィギュアスケート選手権(カンザスシティ) | 2 88.67 |
8 151.67 |
5 240.34 |
2016年11月18日 - 20日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) | 6 76.73 |
8 136.61 |
9 213.34 |
2016年10月27日 - 30日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(ミシサガ) | 11 63.92 |
12 132.61 |
12 196.53 |
2016年9月14日 - 17日 | ISUチャレンジャーシリーズ USインターナショナルクラシック(ソルトレイクシティ) | 8 71.37 |
6 143.11 |
6 214.48 |
2015-2016 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2016年2月16日 - 21日 | 2016年四大陸フィギュアスケート選手権(台北) | 17 58.27 |
12 132.85 |
14 191.12 |
2016年1月15日 - 24日 | 全米フィギュアスケート選手権(セントポール) | 2 90.90 |
6 157.11 |
5 248.01 |
2015年11月20日 - 22日 | ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯(モスクワ) | 3 85.36 |
4 163.56 |
3 248.92 |
2015年10月23日 - 25日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(ミルウォーキー) | 7 78.96 |
8 136.15 |
7 215.11 |
2015年9月16日 - 20日 | ISUチャレンジャーシリーズ USインターナショナルクラシック(ソルトレイクシティ) | 1 74.66 |
5 135.27 |
3 209.93 |
2014-2015 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2015年1月17日 - 25日 | 全米フィギュアスケート選手権(グリーンズボロ) | 6 82.25 |
6 167.03 |
6 249.28 |
2014年11月28日 - 30日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(門真) | 8 65.81 |
8 137.46 |
8 203.27 |
2014年10月14日 - 17日 | ISUチャレンジャーシリーズ スケートカナダオータムクラシック(バリー) | 1 80.24 |
2 147.02 |
1 227.26 |
2014年9月10日 - 14日 | ISUチャレンジャーシリーズ USインターナショナルクラシック(ソルトレイクシティ) | 3 67.06 |
2 142.72 |
2 209.78 |
2013-2014 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2014年3月28日 - 30日 | 2014年ガルデナスプリング杯(ガルデナ) | 2 71.14 |
2 138.94 |
2 210.08 |
2014年1月5日 - 12日 | 全米フィギュアスケート選手権(ボストン) | 8 71.94 |
6 152.87 |
7 224.81 |
2013年10月25日 - 27日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(セントジョン) | 10 66.71 |
8 130.18 |
9 196.89 |
2013年10月3日 - 5日 | 2013年オンドレイネペラトロフィー(ブラチスラヴァ) | 3 74.28 |
4 136.59 |
4 210.87 |
2012-2013 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2013年3月10日 - 17日 | 2013年世界フィギュアスケート選手権(ロンドン) | 14 70.24 |
13 141.66 |
14 211.90 |
2013年2月6日 - 11日 | 2013年四大陸フィギュアスケート選手権(大阪) | 9 74.01 |
7 140.35 |
9 214.36 |
2013年1月20日 - 27日 | 全米フィギュアスケート選手権(オマハ) | 2 80.99 |
2 170.30 |
2 251.29 |
2012年11月23日 - 25日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(利府) | 4 73.41 |
3 161.96 |
3 235.37 |
2012年10月26日 - 28日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(ウィンザー) | 8 69.41 |
4 144.19 |
5 213.60 |
2012年9月12日 - 16日 | 2012年USインターナショナルクラシック(ソルトレイクシティ) | 2 69.09 |
3 144.35 |
3 213.44 |
2011-2012 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2012年2月7日 - 12日 | 2012年四大陸フィギュアスケート選手権(コロラドスプリングス) | 6 76.89 |
4 146.34 |
3 223.23 |
2012年1月22日 - 29日 | 全米フィギュアスケート選手権(サンノゼ) | 4 78.90 |
3 151.42 |
3 230.32 |
2011年11月11日 - 13日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(札幌) | 6 71.12 |
4 141.24 |
3 212.36 |
2011年10月27日 - 30日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(ミシサガ) | 9 60.83 |
5 147.53 |
6 202.36 |
2010-2011 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2011年4月24日 - 5月1日 | 2011年世界フィギュアスケート選手権(モスクワ) | 13 70.40 |
11 147.53 |
11 217.93 |
2011年1月23日 - 30日 | 全米フィギュアスケート選手権(グリーンズボロ) | 6 67.99 |
2 156.36 |
3 224.35 |
2010年11月5日 - 7日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) | 6 67.10 |
8 130.03 |
7 197.13 |
2010年10月22日 - 24日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(名古屋) | 7 64.85 |
10 121.77 |
9 186.62 |
2009-2010 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2009年12月3日 - 4日 | 2009/2010 ISUジュニアグランプリファイナル(東京) | 2 70.85 |
4 125.24 |
3 196.09 |
2009年10月8日 - 9日 | ISUジュニアグランプリ クロアチア杯(ザグレブ) | 2 66.86 |
2 129.22 |
2 196.08 |
2009年9月3日 - 4日 | ISUジュニアグランプリ レークプラシッド(レークプラシッド) | 1 63.82 |
1 116.13 |
1 179.95 |
2008-2009 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2009年2月25日 - 26日 | 2009年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(ソフィア) | 9 59.15 |
9 105.65 |
10 164.80 |
2009年1月18日 - 25日 | 全米フィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(クリーブランド) | 1 66.62 |
2 117.18 |
1 183.80 |
2007-2008 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2008年3月29日 - 30日 | 2008年ガルデナスプリング杯 ジュニアクラス(セルヴァ・ガルデーナ) | 2 50.6 |
3 92.57 |
2 143.17 |
2008年1月20日 - 27日 | 全米フィギュアスケート選手権 ノービスクラス(セントポール) | 4 44.85 |
3 90.96 |
1 135.81 |
プログラム使用曲
編集シーズン | SP | FP | EX |
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2016-2017 | New York State of Mind 曲:ビリー・ジョエル 振付:ジェイミー・アイズレー |
愛にすべてを ラヴ・オブ・マイ・ライフ 愛という名の欲望 曲:クイーン 振付:ジェイミー・アイズレー |
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2015-2016[5] | リヴ・フォーエヴァー トゥー・マッチ・ラヴ・ウィル・キル・ユー 曲:クイーン 振付:ローリー・ニコル |
(Another Song) All Over Again 曲:ジャスティン・ティンバーレイク 振付:マッシモ・スカリ | |
2014-2015[6][7] | 追憶 作曲:マーヴィン・ハムリッシュ 振付:ジェイミー・アイズレー |
Romanza ボーカル:アンドレア・ボチェッリ 振付:ローリー・ニコル | |
2013-2014[2] | テーマ:ボストン・ストロング アルバム『Glory』より 作曲:マイケル・W・スミス 振付:マーク・ミッチェル |
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2012-2013[8] | パガニーニの主題による狂詩曲 作曲:セルゲイ・ラフマニノフ 振付:カタリナ・リンデン |
映画『海賊ブラッド』より 作曲:エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト 振付:トム・ディクソン |
Luck be a Lady ボーカル:フランク・シナトラ |
2011-2012 | Para Ti 曲:ジョージ・サンチェス |
映画『アンタッチャブル』より 作曲:エンニオ・モリコーネ |
Born to Run ボーカル:ブルース・スプリングスティーン 僕の歌は君の歌 作曲:エルトン・ジョン |
2010-2011 | Salsa Mix (Para Ti) 曲:ジョージ・ゴメス |
アズ・タイム・ゴーズ・バイ 作曲:マックス・スタイナー 振付:ジェイミー・アイズレー |
Born to Run ボーカル:ブルース・スプリングスティーン |
2009-2010 | トランペットと管弦楽のためのカルメン幻想曲 作曲:ジョルジュ・ビゼー 編曲:フランク・プロート カルメン 作曲:ジョルジュ・ビゼー |
アディオス・ノニーノ リベルタンゴ 作曲:アストル・ピアソラ |
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2008-2009 | ボナンザ 作曲:デヴィッド・ローズ コットンアイジョー 演奏:レッドネックス |
アイ・ガット・リズム サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット 作曲:ジョージ・ガーシュウィン |
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2007-2008 | ハワイ5-0 作曲:ザ・ベンチャーズ ワイプ・アウト 作曲:ザ・サファリズ |
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脚注
編集- ^ 国際スケート連盟でのバイオグラフィーによる。全米スケート協会によるバイオグラフィーではウィリストンとなっている。バーリントンとウィリストンは15kmほど離れている。
- ^ a b Miner pays tribute to Boston with 'Glory'-ous free
- ^ U.S. skater Ross Miner to miss Trophee Bompard
- ^ アダム・リッポンの棄権を受けて、第一リザーブのジェイソン・ブラウンが辞退、第二リザーブのマイナーも辞退。第三リザーブのマックス・アーロンが出場した。
- ^ The Inside Edge: Gao chooses books over blades
- ^ The Inside Edge: Programs with vocals on the way
- ^ The Inside Edge: Gold sasses it up at 'Ice Chips'
- ^ New program to star Ross Miner as Errol Flynn
参考文献
編集- 国際スケート連盟によるロス・マイナーのバイオグラフィー
- 全米フィギュアスケート協会によるロス・マイナーのプロフィール
- ロス・マイナーの公式サイト
- ロス・マイナー (@rossminer) - X(旧Twitter)
- ロス・マイナー (@rossminer) - Instagram