ラグビーウルグアイ代表

ラグビーユニオン競技のウルグアイ代表チーム

ラグビーウルグアイ代表スペイン語: Selección de rugby de Uruguay)は、ウルグアイラグビー協会によるラグビーユニオンのナショナルチームである。愛称は国鳥ナンベイタゲリ英語版を意味するロス・テロス(Los Teros)。

ラグビーウルグアイ代表
ユニオン ウルグアイラグビー協会
愛称 ロス・テロス
エンブレム ナンベイタゲリ英語版
ヘッドコーチ ロドルフォ・アンブロシオ英語版
主将 アンドレス・ビラセカ
最多キャップ ディエゴ・マグノ(100)
最多得点選手 フェリペ・ベルチェシ(350)
ファースト
ジャージ
セカンド
ジャージ
初国際試合
 チリ 21 - 3 ウルグアイ 
(1948年6月2日)
最大差勝利試合
 ウルグアイ 102 - 6 パラグアイ 
(2011年5月14日)
最大差敗戦試合
 南アフリカ共和国 134 - 3 ウルグアイ 
(2005年6月11日)
ラグビーワールドカップ
出場回数 5 (1999年初出場)
最高成績 プール戦 3位 1999
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概要

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最初のテストマッチは1948年6月2日チリ戦。

南アメリカではアルゼンチン(ロス・プーマス)に次ぐ実力を持つ。ワールドカップには1999W杯より2大会連続出場。1999W杯では、当時40歳の主将ディエゴ・オルマエチェア率いるチームが、プール戦敗退ながらスペインに勝利を収め、南アフリカに大健闘して高く評価された。2003W杯もやはり決勝トーナメントには進めなかったものの、グルジアを破って1勝を挙げている。

だが、2007W杯予選ではポルトガルホーム・アンド・アウェーのプレーオフを戦い、1勝1敗だったものの、総得点で敗れ本大会を逃した。2011W杯予選のプレーオフでもルーマニアに敗れて本大会に進めなかったが、2015W杯予選のプレーオフでは香港ロシアに勝利を収め、本大会に出場したがプール戦全敗だった。

2019W杯の南北アメリカ予選ではカナダに勝利し2大会連続出場を決めた。本大会では釜石で行われたフィジー戦で30-27で勝利する大番狂わせを演じた[1]

2023W杯の南北アメリカ予選ではプレーオフ予選でアメリカ合衆国に勝利し3大会連続出場を決めた[2]

選手

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現在の代表

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ロス・テロススコッド[3]

選手 ポジション 誕生日 (年齢) キャップ チーム
ヘルマン・ケスレル フッカー (1994-07-01) 1994年7月1日(30歳) 66   USモントーバン
ホアキン・マイスカ フッカー (2002-04-15) 2002年4月15日(22歳) 0   ペニャロール
ギジェルモ・プハーダス フッカー (1997-02-06) 1997年2月6日(27歳) 32   シカゴ・ハウンズ
ディエゴ・アルベロ プロップ (1994-08-19) 1994年8月19日(29歳) 22   コロルノ
マティアス・フランコ プロップ (1996-05-03) 1996年5月3日(28歳) 21   ペニャロール
イグナシオ・ぺクロ英語版 プロップ (1999-02-22) 1999年2月22日(25歳) 17   シカゴ・ハウンズ
マテオ・ペリーロ プロップ (2000-11-11) 2000年11月11日(23歳) 2   ペニャロール
レイナルド・ピウッシ英語版 プロップ (1999-05-18) 1999年5月18日(25歳) 7   マイアミ・シャークス
マテオ・サンギネッティ プロップ (1992-07-26) 1992年7月26日(32歳) 85   ペニャロール
フェリペ・アリアガ英語版 ロック (1999-09-14) 1999年9月14日(24歳) 9   ペニャロール
イグナシオ・ドッティ ロック (1994-08-18) 1994年8月18日(29歳) 63   オールドグローリーDC
マヌエル・レインデカル ロック (1997-04-23) 1997年4月23日(27歳) 33   バイヨンヌ
ディエゴ・マグノ ロック (1989-04-27) 1989年4月27日(35歳) 105   アメリカン・ラプターズ
オースティン・モラレス ロック (1998-03-03) 1998年3月3日(26歳) 0   ペニャロール
マヌエル・アルダオ バックロー (1998-09-09) 1998年9月9日(25歳) 28   マイアミ・シャークス
ルーカス・ビアンチ英語版 バックロー (2001-03-26) 2001年3月26日(23歳) 13   ペニャロール
サンティアゴ・シベッタ バックロー (1998-02-28) 1998年2月28日(26歳) 31   ペニャロール
カルロス・デウス英語版 バックロー (2001-07-05) 2001年7月5日(23歳) 7   ペニャロール
マヌエル・ディアナ バックロー (1996-03-07) 1996年3月7日(28歳) 42   ペニャロール
マヌエル・ロスマリノ バックロー (2003-01-05) 2003年1月5日(21歳) 0   ペニャロール
サンティアゴ・アルバレス スクラムハーフ (2001-12-24) 2001年12月24日(22歳) 7   ペニャロール
サンティアゴ・アラタ スクラムハーフ (1996-09-02) 1996年9月2日(27歳) 50   カストル・オランピック
フェリペ・エチェベリ フライハーフ (1996-06-23) 1996年6月23日(28歳) 25   マイアミ・シャークス
マティアス・ダヴァンゾ フライハーフ (1999-03-09) 1999年3月9日(25歳) 0   オールド・ボーイス・クルブ
ジュアン・マヌエルアロンソ センター (2001-09-19) 2001年9月19日(22歳) 10   ペニャロール
フェリペ・アルコス・ぺレス英語版 センター (2001-05-17) 2001年5月17日(23歳) 11   ペニャロール
トマス・インシアルテ センター (1996-10-22) 1996年10月22日(27歳) 36   マイアミ・シャークス
ホアキン・スアレス センター (2003-05-11) 2003年5月11日(21歳) 0   ペニャロール
アンドレス・ビラセカ ( ) センター (1991-05-08) 1991年5月8日(33歳) 80   RCヴァンヌ
バティスタ・バッソ英語版 ウイング (2001-01-18) 2001年1月18日(23歳) 8   ペニャロール
イグナシオ・ファッチオロ ウイング (1998-12-28) 1998年12月28日(25歳) 1   ペニャロール
ニコラス・フレイタス ウイング (1993-07-03) 1993年7月3日(31歳) 54   RCヴァンヌ
ガストン・ミエレス ウイング (1989-10-05) 1989年10月5日(34歳) 84   ペニャロール
マテオ・ヴィナルス ウイング (1998-10-07) 1998年10月7日(25歳) 5   ペニャロール
イグナシオ・アルバレス フルバック (2002-02-28) 2002年2月28日(22歳) 2   ペニャロール
バルタザール・アマヤ英語版 フルバック (1999-05-26) 1999年5月26日(25歳) 12   ペニャロール
ジョアン・バティスタ・ホントウ フルバック (2001-10-05) 2001年10月5日(22歳) 0   ペニャロール

※所属、 キャップ数(Cap)は2024年7月15日現在

ワールドラグビー男子ランキング

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ワールドラグビーが発表するデータにもとづく。


ワールドラグビー男子ランキング
上位30チーム(2024年8月12日時点)[4]
順位 変動* チーム ポイント
1     南アフリカ共和国 093.11
2     アイルランド 092.12
3     ニュージーランド 088.37
4     フランス 086.96
5     イングランド 085.40
6  1   アルゼンチン 083.64
7  1   スコットランド 082.82
8     イタリア 079.98
9     オーストラリア 078.96
10     フィジー 077.44
11     ウェールズ 076.04
12     ジョージア 074.10
13     サモア 073.65
14     日本 071.63
15     ポルトガル 070.61
16     トンガ 068.66
17     ウルグアイ 067.39
18     スペイン 066.29
19     アメリカ合衆国 066.01
20     ルーマニア 062.62
21     カナダ 061.87
22     チリ 061.39
23     香港 060.40
24     ロシア 058.06
25     ナミビア 057.87
26     スイス 057.44
27     オランダ 057.29
28     ジンバブエ 056.03
29     ブラジル 055.83
30     ベルギー 055.11
*前週からの変動
ウルグアイのランキングの推移

生のグラフデータを参照/編集してください.

出典: ワールドラグビー[4]
推移グラフの最終更新: 2024年8月12日


逸話

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2019年9月25日に行われた2019W杯ウルグアイ対フィジー戦において、ウルグアイの主将フアン・マヌエル・ガミナラと一緒に入場した日本の小学生のエスコートキッズが、試合前に歌うウルグアイの国歌を選手と一緒に斉唱した[5]

試合後にフアン・マヌエル・ガミナラは報道陣に対して自ら「とても驚いたことがあった」と切り出し、「マスコットキッズが、スペイン語で最後まで歌ってくれた。すごくびっくりしたし、本当にうれしかった」「僕と一緒に入場した子どもが国歌を一緒に歌ってくれたんだ。自分の国にいるように感じた。日本の皆さんに感謝したい」と述べ、「ありがとう」と日本語でお礼を述べた[5][6]

2019W杯公式Twitterは「素晴らしい瞬間」として、ウルグアイの選手がエスコートキッズと肩を組んで国歌を歌い、斉唱後にエスコートキッズの頭をなでて敬意を表する姿を紹介した[6]

ワールドカップの成績

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脚注

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関連項目

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外部リンク

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