メラニー・グリフィス
メラニー・グリフィス(Melanie Griffith、1957年8月9日 - )は、アメリカ合衆国・ニューヨーク出身の女優。母親はアルフレッド・ヒッチコック監督の名作『鳥』のヒロインとして著名なティッピ・ヘドレン、父親はその最初の夫ピーター・グリフィス[1][2]、異母妹は女優のトレイシー・グリフィス。娘は女優のダコタ・ジョンソン。
メラニー・グリフィス Melanie Griffith | |||||||||||||||||
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Griffith in 2016 | |||||||||||||||||
本名 | Melanie Richards Griffith | ||||||||||||||||
生年月日 | 1957年8月9日(67歳) | ||||||||||||||||
出生地 | アメリカ合衆国ニューヨーク | ||||||||||||||||
身長 | 176 cm | ||||||||||||||||
職業 | 女優 | ||||||||||||||||
ジャンル | テレビ・映画 | ||||||||||||||||
活動期間 | 1973年 - | ||||||||||||||||
配偶者 |
ドン・ジョンソン (1976; 1989 - 1996) ※離婚 スティーヴン・バウアー (1981-1987) ※離婚 アントニオ・バンデラス (1996-2015) ※離婚 | ||||||||||||||||
著名な家族 |
ティッピ・ヘドレン(母) ダコタ・ジョンソン(娘) | ||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||
『ボディ・ダブル』(1984年) 『ワーキング・ガール』(1988年) 『ノーバディーズ・フール』(1994年) 『あなたに逢いたくて』(1996年) | |||||||||||||||||
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経歴
編集9か月の時からコマーシャルなどに出演[3]。4歳の時にロサンゼルスに渡り、ハリウッド・プロフェッショナル・スクールで演技を学ぶ。エキストラを経た後、17歳の時『ナイトムーブス』で映画デビュー。しかし、その後は作品にも恵まれずにスランプが続き、酒と麻薬に溺れていく。1981年にニューヨークに渡って演技を学び直し、1984年、ブライアン・デ・パルマの『ボディ・ダブル』で注目され復活。1988年、マイク・ニコルズの『ワーキング・ガール』に主演、アカデミー主演女優賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞を受賞した。その後、エイドリアン・ライン版の『ロリータ』やウディ・アレンの『セレブリティ』などにも出演。テレビにも出演している。
1999年にロンドンの舞台にデビュー。2003年に『シカゴ』のロキシー役でブロードウェイ・デビューも果たした[4]。
私生活
編集14歳の時に共演した当時22歳のドン・ジョンソンと交際をはじめ[5]、1976年に結婚したが6ヶ月後に離婚[5]。1980年に俳優のスティーヴン・バウアーと再婚し1985年に息子が生まれたが7年後に離婚[6]。離婚後はコカインと飲酒の問題を抱え1988年にリハビリ施設に入所[7]。1989年に再びドン・ジョンソンと結婚し、娘ダコタをもうけるが離婚[8]。1996年に『あなたに逢いたくて』で共演したスペイン人俳優アントニオ・バンデラスと結婚した[9]。1996年に娘が生まれている。2015年、アントニオ・バンデラスと離婚[10]。
2009年には処方箋薬中毒の治療のためにリハビリ施設に入所した[11]。
主な出演作品
編集映画
編集公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
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1973 | 青い接触 The Harrad Experiment |
学生 | クレジットなし |
1975 | ナイトムーブス Night Moves |
デリー | |
新・動く標的 The Drowning Pool |
スカイラー | ||
輝け!ミス・ヤング・アメリカ Smile |
カレン | ||
1977 | ワン・オン・ワン One on One |
ヒッチハイカー | |
メラニー・グリフィスの セクシー・ジョイライド Joyride |
スージー | ||
1978 | 家族の崩壊・ある少年の死 Daddy, I Don't Like It Like This |
ホテルの女 | テレビ映画 |
1981 | パーキング・ボーイズ Underground Aces |
ルーシー | |
スターメーカー The Star Maker |
ドーン・バーネット・ヤングブラッド | テレビ映画 | |
ロアーズ Roar |
メラニー | ||
1984 | 処刑都市 Fear City |
ロレッタ | |
ボディ・ダブル Body Double |
ホリー・ボディ | ||
1986 | サムシング・ワイルド Something Wild |
ルル/オードリー・ハンケル | |
1987 | チェリー2000 Cherry 2000 |
E.ジョンソン | |
1988 | ミラグロ/奇跡の地 The Milagro Beanfield War |
フロッシー・ディヴァイン | |
ストーミー・マンディ Stormy Monday |
ケイト | ||
ワーキング・ガール Working Girl |
テス・マッギル | ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) 受賞 | |
1990 | ラブ・アフェアー Women and Men: Stories of Seduction |
ハドリー | テレビ映画 |
霊感コメディ/イン・ザ・スピリッツ In the Spirit |
ロレーン | ||
パシフィック・ハイツ Pacific Heights |
パティ・パルマー | ||
虚栄のかがり火 The Bonfire of the Vanities |
マリア・ラスキン | ||
1991 | 愛に翼を Paradise |
リリー・リード | |
1992 | 嵐の中で輝いて Shining Through |
リンダ・ヴォス | |
刑事エデン/追跡者 A Stranger Among Us |
エミリー・エデン | ||
1993 | ボーン・イエスタデイ Born Yesterday |
ビリー・ドーン | |
1994 | ミルク・マネー Milk Money |
V | |
ノーバディーズ・フール Nobody's Fool |
トビー | ||
1995 | バッファロー・ガールズ Buffalo Girls |
ドーラ | テレビ映画 |
DEARフレンズ Now and Then |
ティナ | ||
1996 | あなたに逢いたくて Too Much |
ベティ | |
狼たちの街 Mulholland Falls |
キャサリン・フーバー | ||
1997 | ロリータ lolita |
シャルロット・ヘイズ | |
1998 | 疑惑の幻影 Shadow of Doubt |
キット | |
アナザー・デイ・イン・パラダイス Another Day in Paradise |
シド | ||
セレブリティ Celebrity |
ニコール・オリヴァー | ||
1999 | クレイジー・イン・アラバマ Crazy in Alabama |
ルシール・ヴィンソン | |
ザ・ディレクター [市民ケーン]の真実 RKO 281 |
マリオン・デイヴィス | テレビ映画 | |
2000 | セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ Cecil B. Demented |
ハニー・ホイットロック | |
2002 | スチュアート・リトル2 Stuart Little 2 |
マーガロ | 声 |
デブラ・ウィンガーを探して Searching for Debra Winger |
- | ドキュメンタリー | |
2003 | ラブ&クライム Tempo |
サラ・ジェームズ | |
シェイド Shade |
イヴ | ||
2014 | オートマタ Automata |
スーザン・デュプレ | |
2020 | ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢 The High Note |
テス・シャーウッド |
テレビシリーズ
編集放映年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
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2005-2006 | Twins | リー・アーノルド | 18エピソード |
2010 | NIP/TUCK マイアミ整形外科医 Nip/Tuck |
ブランディ・ヘンリー | 1エピソード |
2014 | Hawaii Five-0シーズン4 | クララ・ウィリアムズ | 3エピソード(15~17) |
参照
編集- ^ Melanie Griffith Biography (1957-) Film Reference.com
- ^ Ancestry of Melanie Griffith Warg.com
- ^ Melanie Griffith biography
- ^ “M・グリフィス、ブロードウェイに出演”. シネマトゥデイ. (2003年4月16日) 2013年6月22日閲覧。
- ^ a b Chin, Paula (1994年6月20日). “Not So Magic Johnson - Marriage, Substance Abuse, Coping and Overcoming Illness, Don Johnson, Melanie Griffith”. People.com. 2012年3月2日閲覧。
- ^ “Think you recognize that young Steve Bauer”. The Palm Beach Post. (October 26, 1984)
- ^ "Not So Magic Johnson" June 20, 1994, Vol. 41, No. 23, People
- ^ “Oh, Stop It Already!”. People.com (1995年9月11日). 2012年3月2日閲覧。
- ^ “Melanie and Antonio: How the 'Working Girl' fell for Spain's sexiest import”. Hello (magazine) (20 May 2011). 9 June 2011閲覧。
- ^ “アントニオ・バンデラス&メラニー・グリフィス、離婚成立へ”. シネマトゥデイ (2015年7月24日). 2015年7月24日閲覧。
- ^ “アントニオ・バンデラスの妻メラニー・グリフィスがリハビリ施設に入院”. シネマトゥデイ. (2009年8月26日) 2013年6月22日閲覧。