ホッカイルソー(欧字名:Hokkai Rousseau1992年5月2日 - 2023年10月20日[2])は、日本競走馬種牡馬[1]。主な勝ち鞍に1996年日経賞1999年オールカマー

ホッカイルソー
1995年菊花賞出走時
欧字表記 Hokkai Rousseau[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 黒鹿毛[1]
生誕 1992年5月2日[1]
死没 2023年10月20日(31歳没)
マークオブディスティンクション[1]
ホッカイラブリー[1]
母の父 ホッカイダイヤ[1]
生国 日本の旗 日本北海道門別町[1]
生産者 北海牧場[1]
馬主 (有)北海牧場[1]
調教師 田中清隆(美浦[1]
競走成績
生涯成績 28戦5勝[1]
獲得賞金 3億8600万円[1]
勝ち鞍
GII オールカマー 1999年
GII 日経賞 1996年
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戦績

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  • 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[3]
 
2000年天皇賞(春)出走時

1994年9月11日、中山競馬場3歳新馬戦でデビューし、10着。翌週の2戦目で2着となり、3戦目で初勝利を挙げる。福島競馬場のきんもくせい特別3着のあと、府中3歳ステークスマイネルブリッジをおさえて勝利挙げる。年末のホープフルステークスはマイネルブリッジの3着に終わったが、4歳初戦のジュニアカップで再びマイネルブリッジを下してオープン2勝目を挙げた。弥生賞フジキセキの2着となった後、クラシック戦線では皐月賞東京優駿ともに4着。秋初戦のセントライト記念4着を経て菊花賞ではマヤノトップガンの3着となる。12月のディセンバーステークスではマイネルブリッジの2着に終わった。

5歳となった1996年中山金杯ダイヤモンドステークスと連続して3着に入った後、3月の日経賞カネツクロスを下して重賞初勝利を飾った。次走の天皇賞(春)にてサクラローレルナリタブライアンに次ぐ3着に入った後長期休養に入り、3年近くの休養を経て8歳時の1999年中山記念で戦列に復帰。メトロポリタンステークス2着を挟んで重賞競走では3戦して全て4着以下であったが、8月の新潟記念ブリリアントロードの2着に入り続くオールカマーではダイワオーシュウを下して2分12秒0のレコードタイムで重賞2勝目を果たした。この後天皇賞(秋)に出走するも13着、9歳初戦の産経大阪杯10着、エイプリルステークス3着を経て出走の天皇賞(春)ではテイエムオペラオーの5着としたが、これが最後のレースとなった。

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[3]、netkeiba.com[4]に基づく。

年月日 競馬場 競走名 距離(馬場) 頭数 枠番 馬番 オッズ(人気) 着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
勝ち馬/(2着馬) 馬体重
[kg]
1994.09.11 中山 3歳新馬 芝1600m(良) 13 2 2 002.60(1人) 10着 01:39.0 (39.1) -2.7 0岡部幸雄 53 スターライトツアー 466
0000.09.17 中山 3歳新馬 芝1600m(不) 10 7 7 004.20(2人) 02着 R1:41.0 (38.5) -1.2 0岡部幸雄 53 プリンセスキャロル 466
0000.10.02 中山 3歳新馬 芝1600m(稍) 13 1 1 005.30(2人) 01着 R1:38.1 (37.8) -0.1 0蛯名正義 53 (スピードレンジャー) 466
0000.10.23 福島 きんもくせい特別 500 芝1700m(良) 8 4 4 005.60(2人) 03着 R1:43.4 (36.0) -0.6 0大塚栄三郎 53 ダイタクテイオー 470
0000.11.20 東京 府中3歳S OP 芝1800m(良) 12 8 11 023.30(7人) 01着 R1:49.6 (34.5) -0.1 0蛯名正義 54 マイネルブリッジ 466
0000.12.25 中山 ホープフルS OP 芝2000m(良) 11 3 3 005.10(3人) 03着 R2:02.5 (36.6) -0.2 0蛯名正義 55 マイネルブリッジ 476
1995.01.21 中山 ジュニアC OP 芝2000m(良) 9 8 9 002.90(2人) 01着 R2:04.7 (34.6) -0.3 0蛯名正義 55 (マイネルブリッジ) 462
0000.03.05 中山 弥生賞 GII 芝2000m(重) 10 7 7 005.80(2人) 02着 R2:04.1 (36.3) -0.4 0蛯名正義 55 フジキセキ 468
0000.04.16 中山 皐月賞 GI 芝2000m(稍) 16 8 17 004.30(2人) 04着 R2:02.9 (36.7) -0.4 0蛯名正義 57 ジェニュイン 462
0000.05.28 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 18 5 10 013.60(6人) 04着 R2:27.6 (34.8) -0.3 0蛯名正義 57 タヤスツヨシ 464
0000.09.24 中山 セントライト記念 GII 芝2200m(良) 12 1 1 005.00(2人) 04着 R2:14.2 (35.1) -0.6 0岡部幸雄 56 サンデーウェル 470
0000.11.05 京都 菊花賞 GI 芝3000m(良) 18 7 15 016.00(7人) 03着 R3:04.8 (35.7) -0.4 0蛯名正義 57 マヤノトップガン 484
0000.12.16 中山 ディセンバーS OP 芝2000m(良) 14 6 10 001.50(1人) 02着 R2:00.8 (35.9) -0.1 0蛯名正義 54 マイネルブリッジ 488
1996.01.05 東京 中山金杯 GIII 芝2000m(良) 16 6 11 002.90(2人) 03着 R1:59.5 (34.2) -0.2 0蛯名正義 56 ベストタイアップ 490
0000.01.27 東京 ダイヤモンドS GIII 芝3200m(良) 11 7 8 002.60(2人) 03着 R3:18.7 (38.1) -0.3 0岡部幸雄 56 ユウセンショウ 486
0000.03.17 中山 日経賞 GII 芝2500m(不) 11 4 4 009.90(3人) 01着 R2:37.3 (36.3) -0.0 0蛯名正義 56 カネツクロス 488
0000.04.21 京都 天皇賞(春) GI 芝3200m(良) 16 5 10 020.20(4人) 03着 R3:18.5 (34.9) -0.7 0蛯名正義 58 サクラローレル 488
1999.03.14 中山 中山記念 GII 芝1800m(良) 12 5 6 029.40(6人) 08着 R1:49.0 (37.6) -1.5 0岡部幸雄 57 キングヘイロー 500
0000.03.28 中山 日経賞 GII 芝2500m(稍) 13 5 6 017.80(4人) 10着 R2:37.7 (37.5) -2.4 0蛯名正義 58 セイウンスカイ 498
0000.05.09 東京 メトロポリタンS OP 芝2300m(良) 16 6 12 011.90(3人) 02着 R2:19.1 (34.8) -0.8 0蛯名正義 56 セイウンエリア 496
0000.06.12 東京 目黒記念 GII 芝2500m(良) 12 5 6 011.40(4人) 08着 R2:33.7 (37.2) -1.5 0蛯名正義 56 ローゼンカバリー 500
0000.07.10 福島 七夕賞 GIII 芝2000m(良) 16 8 16 010.40(5人) 04着 R2:00.4 (36.6) -0.1 0大西直宏 56 サンデーセイラ 496
0000.08.29 新潟 新潟記念 GIII 芝2000m(重) 16 4 8 003.20(1人) 02着 R2:00.1 (35.9) -0.3 0蛯名正義 56.5 ブリリアントロード 500
0000.09.19 中山 オールカマー GII 芝2200m(良) 9 7 7 008.00(3人) 01着 R2:12.0 (35.2) -0.0 0江田照男 58 (ダイワオーシュウ) 492
0000.10.31 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(良) 17 7 14 038.4(11人) 13着 R1:59.3 (35.2) -1.3 0江田照男 58 スペシャルウィーク 494
2000.04.02 阪神 産経大阪杯 GII 芝2000m(良) 16 8 16 031.90(8人) 10着 R2:01.6 (35.1) -0.8 0福永祐一 58 メイショウオウドウ 500
0000.04.16 中山 エイプリルS OP 芝2000m(稍) 7 4 4 003.70(3人) 03着 R2:01.7 (36.3) -0.7 0蛯名正義 59 サクラナミキオー 500
0000.04.30 京都 天皇賞(春) GI 芝3200m(良) 12 6 8 100.00(6人) 05着 R3:18.8 (35.4) -1.2 0四位洋文 58 テイエムオペラオー 492

引退後

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引退後は種牡馬入りし、2001年から2004年の間に血統登録頭数、出走頭数ともに11頭を記録し、そのうちの5頭が勝ち馬となった[5]2005年以降は種付け記録はない[5]2020年2021年には、繋養牧場であるダーレー・ジャパンの新卒採用者対象プログラムである「ゴドルフィン道場」のTwitter公式アカウントに登場している[6][7]

2023年10月20日朝に死亡。訃報は同日夕方にダーレー・ジャパンの公式X(旧Twitter)で明らかにされた[8]

血統表

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ホッカイルソー血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 インリアリティ系
[§ 2]

*マークオブディスティンクション
Markofdistinction
1986 鹿毛
父の父
Known Fact
1977 鹿毛
In Reality Intentionally
My Dear Girl
Tamerett Tim Tam
Mixed Marriage
父の母
*ギスレイン
Ghislaine
1981 芦毛
Icecapade Nearctic
Shenanigans
Cambretta Roberto
Cambrienne

ホッカイラブリー
1985 鹿毛
ホッカイダイヤ
1970 鹿毛
Waidwerk Neckar
Windstille
*パラモア
Paramour
Molvedo
Prime Honey
母の母
*オプアート
Op Art
1965 芦毛
Ambiopoise Ambiorix
Bull Poise
Art Dancer Native Dancer
Parlo
母系(F-No.) オプアート(USA)系(FN:1-c) [§ 3]
5代内の近親交配 Native Dancer 5 × 4 = 9.38% [§ 4]
出典
  1. ^ [9][10]
  2. ^ [10]
  3. ^ [9][10]
  4. ^ [9][10]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o ホッカイルソー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年1月19日閲覧。
  2. ^ ホッカイルソー31歳で死去 重賞2勝、96年天皇賞・春3着などG1で活躍 フジキセキと同期”. 日刊スポーツ (2023年10月20日). 2023年10月20日閲覧。
  3. ^ a b ホッカイルソー 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年1月19日閲覧。
  4. ^ ホッカイルソーの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2022年1月19日閲覧。
  5. ^ a b ホッカイルソー 種牡馬情報:世代・年次別(サラ系総合)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年1月19日閲覧。
  6. ^ Twitter Godolphin Dojoのアカウント” (2020年11月28日). 2022年1月19日閲覧。
  7. ^ Twitter Godolphin Dojoのアカウント” (2021年6月8日). 2022年1月19日閲覧。
  8. ^ Twitter Darley in Japanのアカウント” (2023年10月20日). 2023年10月20日閲覧。
  9. ^ a b c ホッカイルソー 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年1月19日閲覧。
  10. ^ a b c d e ホッカイルソーの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2022年1月19日閲覧。

外部リンク

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