ドウグラス・ドス・サントス
ドウグラス (Douglas) ことドウグラス・ドス・サントス(Douglas dos Santos, 1982年2月18日 - )は、ブラジル・クリシューマ出身の元同国代表サッカー選手。現役時代のポジションはMF(攻撃的ミッドフィールダー)。
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名前 | ||||||
本名 |
ドウグラス・ドス・サントス Douglas dos Santos | |||||
ラテン文字 | Douglas | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | ブラジル | |||||
生年月日 | 1982年2月18日(42歳) | |||||
出身地 | クリシューマ | |||||
身長 | 176cm | |||||
体重 | 66kg | |||||
選手情報 | ||||||
ポジション | MF (AMF) | |||||
利き足 | 左足 | |||||
ユース | ||||||
1997-2002 | クリシューマ | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2002-2006 | クリシューマ | 117 | (13) | |||
2005-2006 | → チャイクル・リゼスポル (loan) | 15 | (1) | |||
2007-2008 | サンカエターノ | 49 | (6) | |||
2008-2009 | コリンチャンス | 42 | (10) | |||
2009 | アル・ワスル | 25 | (1) | |||
2010-2012 | グレミオ | 63 | (14) | |||
2012-2014 | コリンチャンス | 66 | (7) | |||
2014 | → ヴァスコ・ダ・ガマ (loan) | 34 | (10) | |||
2015-2018 | グレミオ | 60 | (9) | |||
2019 | アヴァイ | 12 | (0) | |||
2020 | ブラジリエンセ | 9 | (3) | |||
代表歴 | ||||||
2010 | ブラジル | 1 | (0) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
運動量は少ないながらも決定的なラストパスを供給する古典的なトップ下のプレースタイルであり、「最後の10番」と称される[1]。
クラブ歴
編集クリシューマ
編集1997年にクリシューマECの下部組織に入団し、2002年にトップチームへ昇格。クラブは同年のカンピオナート・ブラジレイロ・セリエBを制し、その主要メンバーの1人となった[2]。セリエBに降格した2005年には、カンピオナート・カタリネンセで優勝し、同大会の最優秀選手に選出された。
2005年8月22日、トルコ1部のチャイクル・リゼスポルに期限付き移籍[3]。2005-06シーズン終了までの10か月間の契約で、トルコのクラブから支払われる20万ドルはクリシューマと投資家グループで折半される[4]。13試合出場2得点を記録したが、付帯されていた完全移籍のオプションは行使されなかった。
セリエCに降格していたクリシューマに復帰すると、同選手権の優勝に貢献。同クラブを代表する選手の1人となった[5]。
サンカエターノ
編集2006年11月、翌シーズンよりセリエBへ降格するADサンカエターノに移籍[6]。加入初年度のカンピオナート・パウリスタではSEパウメイラスやSCコリンチャンス・パウリスタを破った上、準決勝ではサンパウロFCに2試合合計4-1で勝利。この試合ではチーム3点目となるゴールを挙げる[7]。サンカエターノでは計50試合に出場し11得点を記録した。
コリンチャンス
編集2008年4月、コリンチャンスが所有権の半分を取得し移籍[8][9]。同年にクラブはセリエBで優勝し、1シーズンでのセリエA復帰に貢献するとリーグの最優秀選手に選出された。2009年には、ロナウドらと共にカンピオナート・パウリスタ及びコパ・ド・ブラジウ制覇を達成。マノ・メネゼス監督の下、計71試合出場12得点を記録した。
アル・ワスル
編集2009年7月、UAEのアル・ワスルFCに加入する[10]。移籍金は1100万レアルで、契約は4年間[11]。25試合7得点を記録したが半年で退団した。後に中東の地への適応には苦労したことを回顧している[12]。
グレミオ
編集2010年シーズンよりグレミオFBPAに加入した。350万ドルの移籍金はクラブ史上最高額であり当初は批判を浴びたが、シーラス監督の下このシーズンのコパ・ド・ブラジウを制覇[13]。指揮官がレナト・ガウショに交代すると、中盤の地位を確立する[14]。2シーズンで113試合に出場し27得点を記録した。
コリンチャンス復帰
編集2012年2月、コリンチャンスに復帰[15][16]。7月にアレックスが移籍すると背番号10を引き継ぎ、チッチ監督の信頼を掴みポジションを確保した[17]。
2012年7月29日のECバイーア戦において、コリンチャンスでの通算100試合出場となった[18]。このシーズンにコパ・リベルタドーレス制覇を経験し、クラブワールドカップ出場のため来日。準決勝ではスタメンで出場し、クラブは決勝でチェルシーFCを破った[19]。2013年にはレコパ・スダメリカーナ制覇の一員となった。
2014年シーズンはCRヴァスコ・ダ・ガマへ期限付き移籍[20]。セリエBで10得点を挙げチーム内得点王となり、クラブのセリエA昇格に貢献した[21]。
グレミオ復帰
編集2015年シーズンよりグレミオに1年契約で復帰[22]。4月15日のコパ・ド・ブラジウ、カンピネンセ・クルーベ戦において、アレーナ・ド・グレミオ通算100得点目となる先制ゴールを決め2-0での勝利で飾った[23]。翌年には自身2度目のコパ・ド・ブラジウ優勝に貢献し、同大会の最優秀選手に選出された[13]。
2017年2月、トレーニング中に左膝前十字靭帯を断裂[24]。10月には移植部位を故障し再手術となった[25]。クラブは11月にコパ・リベルタドーレスを制し、自身2度目の同タイトル獲得となった。
2018年2月にクラブはレコパ・スダメリカーナを制覇[26]。同年6月、リザーブの試合において500日振りにピッチに復帰した[27]。シーズンが終了すると契約を更新せず退団となった[28]。
アヴァイ
編集2019年2月21日、アヴァイFCへ加入する[29]。13試合出場無得点に終わると、クラブはリーグ最下位となりセリエBへ降格。シーズン終了を以て退団となった[30]。
ブラジリエンセ
編集代表歴
編集2010年10月29日に行われたアルゼンチンとの親善試合に、コリンチャンス時代の指揮官であるマノ・メネゼスによって招集されブラジル代表として出場した。
人物
編集2010年のコパ・ド・ブラジウ優勝時には、チームメイトのエジウソンと共に大量の缶ビールを浮かべた浴槽に浸かり祝福した。2016年に同大会を再び制覇すると、当時のシチュエーションを再現した[13]。
タイトル
編集- クラブ
- クリシューマ
- カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB : 2002
- カンピオナート・ブラジレイロ・セリエC : 2006
- カンピオナート・カタリネンセ : 2005
- コリンチャンス
- カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB : 2008
- カンピオナート・パウリスタ : 2009, 2013
- コパ・ド・ブラジウ : 2009
- コパ・リベルタドーレス : 2012
- FIFAクラブワールドカップ : 2012
- レコパ・スダメリカーナ : 2013
- グレミオ
- カンピオナート・ガウショ : 2010, 2018
- コパ・ド・ブラジウ : 2016
- コパ・リベルタドーレス : 2017
- レコパ・スダメリカーナ : 2018
- アヴァイ
- カンピオナート・カタリネンセ : 2019
- 個人
- カンピオナート・カタリネンセ最優秀選手 : 2005
- カンピオナート・カタリネンセ最優秀MF : 2005
- カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB最優秀選手 : 2008, 2014
- カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB最優秀MF : 2008, 2014
- カンピオナート・ガウショ ベストイレブン : 2010, 2011
- カンピオナート・カリオカ最優秀MF : 2014
- コパ・ド・ブラジウ最優秀選手 : 2016
脚注
編集- ^ “Garçom na vitória do Grêmio, Douglas é chamado de 'último camisa 10' pelos colegas”. ESPN (2016年8月25日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ Douglas, candidato a craque - ウェイバックマシン(2003年5月4日アーカイブ分) A Notícia (2002年8月11日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “DOUGLAS DOS SANTOS”. Türkiye Futbol Federasyonu. 2020年7月17日閲覧。
- ^ “Meia Douglas é emprestado ao Rizespor da Turquia”. clicRBS. 2020年7月17日閲覧。
- ^ “De Douglas a Roger Guedes: veja seleção de jogadores revelados pelo Criciúma no século XXI”. GloboEsporte.com (2020年4月18日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ Meia Douglas acerta com o São Caetano - ウェイバックマシン(2008年4月18日アーカイブ分) Terra Esportes (2006年11月28日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “São Caetano surpreende, goleia e está na final do Paulista”. UOL (2007年4月21日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “Criciúma vai receber porcentagem na negociação de Douglas com futebol árabe”. clicRBS. 2020年7月17日閲覧。
- ^ “Corinthians contrata meia Douglas, ex-São Caetano”. clicRBS (2008年4月7日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ Timão libera meia Douglas para fazer exames médicos em clube árabe - ウェイバックマシン(2009年7月31日アーカイブ分) GloboEsporte.com (2009年7月27日). 2009年7月27日閲覧。
- ^ “Douglas, ex-Corinthians, é apresentado nos Emirados Árabes”. GloboEsporte.com (2009年7月31日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “Douglas se diz arrependido em ter deixado o Corinthians: ‘Foi burrice’”. GloboEsporte.com (2012年2月10日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ a b c “Douglas e Edílson recriam foto de 2010 com banheira de cerveja após título”. GloboEsporte.com (2016年12月9日). 2020年7月19日閲覧。
- ^ “Dirigente comemora maior contratação do Grêmio em 2010: Douglas”. GloboEsporte.com (2010年11月1日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “Douglas está de volta ao Timão”. GloboEsporte.com (2012年2月2日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “Com Douglas, Corinthians vence o São Caetano no ABC”. Correio do Povo (2012年2月18日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “Douglas emagrece e volta a cair nas graças de Tite”. TNOnline (2013年8月27日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “Contra o Bahia, Douglas completa 100 jogos com a camisa do Timão”. GloboEsporte.com (2012年7月29日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “クラブW杯、コリンチャンスが決勝で証明したこと”. 日本経済新聞 (2012年12月18日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “Douglas fecha com Vasco; Corinthians assina com Bruno Henrique”. GloboEsporte.com (2014年2月6日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “DOUGLAS 2014: estreia manchada e relação de amor e ódio com a torcida”. GloboEsporte.com (2014年12月30日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “Grêmio anuncia o retorno do meia Douglas, que será apresentado à tarde”. GloboEsporte.com (2014年12月17日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “Douglas faz 100º gol da Arena, Grêmio domina Campinense e avança na Copa do Brasil”. ESPN (2015年4月15日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “Douglas rompe ligamentos e desfalca o Grêmio por seis meses”. UOL (2017年2月8日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “Exame aponta lesão no ligamento e Douglas passará por cirurgia no joelho”. UOL (2007年10月5日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “Douglas brinca com "secador" após título do Grêmio na Recopa; veja memes”. GloboEsporte.com (2018年2月22日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “Ovacionado, Douglas supera expectativa em retorno aos gramados após 500 dias”. GloboEsporte.com (2018年6月27日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “"Último 10", Douglas se despede do Grêmio em 2ª passagem; veja os melhores gols e passes”. GloboEsporte.com (2018年12月10日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “Após período em avaliação física, Douglas assina com o Avaí até o fim da temporada”. GloboEsporte.com (2019年2月21日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “Com Douglas e mais 17 jogadores, Avaí divulga lista de dispensa após rebaixamento e pior campanha”. GloboEsporte.com (2019年12月9日). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “Douglas, ex-Grêmio e Corinthians, fecha com o Brasiliense para a disputa da Série D e Candangão”. GloboEsporte.com (2020年3月11日). 2020年7月17日閲覧。
外部リンク
編集- Douglas - Soccerwayによる個人成績
- ドウグラス・ドス・サントス - National-Football-Teams.com
- Douglas - Transfermarkt
- Douglas - TheFinalBall.com