CRヴァスコ・ダ・ガマ
CRヴァスコ・ダ・ガマ(ポルトガル語: Club de Regatas Vasco da Gama)は、1898年創立のブラジル・リオデジャネイロを本拠地とするレガッタ・クラブから始まったスポーツクラブである。略称は正式名称の頭文字の『CRVG』または『ヴァスコ』である。
CRヴァスコ・ダ・ガマ | ||||
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原語表記 | Club de Regatas Vasco da Gama | |||
愛称 |
Gigante da Colina(丘の巨人) Cruzmaltino(マルタ騎士団の十字架) | |||
クラブカラー |
黒 白 | |||
創設年 | 1898年 | |||
所属リーグ |
カンピオナート・ブラジレイロ カンピオナート・カリオカ | |||
所属ディビジョン | セリエA | |||
ホームタウン | リオデジャネイロ州・リオデジャネイロ | |||
ホームスタジアム |
サン・ジャヌアリオ | |||
収容人数 | 21,880 | |||
代表者 | ペドリーニョ | |||
監督 | ラモン・ディアス | |||
公式サイト | 公式サイト | |||
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■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
クラブ名はポルトガルの探検家、ヴァスコ・ダ・ガマに由来し、ポルトガル系移民によって作られたクラブである。
概要
編集1915年創立のサッカー部門ではカンピオナート・ブラジレイロの得点記録を持つ、ロベルト・ディナミッチ、Jリーグでも活躍したビスマルク、エジムンド、ロマーリオ、他多くのブラジル代表名選手を育成・輩出している。現在アウェイ扱いとなっている、黒地に白たすきに赤い十字架を配置した伝統的ユニフォームでも知られる。
サッカー部門のほか、フットサル・バスケットボール・バレーボール・ハンドボール・水泳をはじめ各部門で多くの選手を育成・輩出している。
1898年8月21日にボートクラブとして創立し、サッカーセクションがスタートしたのは1915年11月5日。エスターヂオ・サン・ジャヌアーリオをホームスタジアムとする。
リオデジャネイロ州で2番目に人気があるクラブである[1]。
リオのクラシコ(ボタフォゴ・フルミネンセ・フラメンゴ)と対戦する時などはマラカナンを使用する。
同じくリオデジャネイロを本拠地とするフラメンゴとはライバル関係にあり、フラメンゴとのダービー・マッチは「フラ・ヴァス」と呼ばれ、盛り上がる。
1998年に南米覇者を決めるコパ・リベルタドーレスを初制覇。南米王者として同年にインターコンチネンタルカップ(トヨタカップ)、2000年に第1回FIFAクラブ世界選手権(どちらも現在はFIFAクラブワールドカップとなっている)に臨み、いずれも準優勝に輝いている。
2008年カンピオナート・ブラジレイロ・セリエAでは、18位と低迷して、セリエBへ降格したが1年で返り咲いている。
2013年12月8日、セリエA第38節、アトレチコ・パラナエンセ戦の最中、観客席で暴動が発生。罰金と無観客試合などのペナルティを科された[2]。
タイトル
編集国内タイトル
編集- カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA : 4回
- コパ・ド・ブラジル : 1回
- 2011
- リオ=サンパウロ・カップ: 3回
- 1958, 1966, 1999
- カンピオナート・カリオカ : 24回
- 1923, 1924, 1929, 1934, 1936, 1945, 1947, 1949, 1950, 1952, 1956, 1958, 1970, 1977, 1982, 1987, 1988, 1992, 1993, 1994,
1998, 2003, 2015, 2016
- 1923, 1924, 1929, 1934, 1936, 1945, 1947, 1949, 1950, 1952, 1956, 1958, 1970, 1977, 1982, 1987, 1988, 1992, 1993, 1994,
※2000年は「アベランジェ杯」として
国際タイトル
編集- カンペオナート・スダメリカーノ・デ・カンペオネス : 1回
- 1948
- コパ・リベルタドーレス : 1回
- コパ・メルコスール : 1回
- 2000
過去の成績
編集セリエA優勝 セリエA準優勝 上位リーグ昇格 下位リーグ降格
シーズン | リーグ | 順位 | 勝点 | 試合数 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 |
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2003 | セリエA | 17位 | 54 | 46 | 13 | 15 | 18 | 57 | 69 |
2004 | セリエA | 16位 | 54 | 46 | 14 | 12 | 20 | 64 | 68 |
2005 | セリエA | 12位 | 56 | 42 | 15 | 11 | 16 | 74 | 84 |
2006 | セリエA | 6位 | 59 | 38 | 15 | 14 | 9 | 57 | 50 |
2007 | セリエA | 10位 | 54 | 38 | 15 | 9 | 4 | 58 | 47 |
2008 | セリエA | 18位 | 40 | 38 | 11 | 7 | 20 | 56 | 72 |
2009 | セリエB | 1位 | 76 | 38 | 22 | 10 | 6 | 58 | 29 |
2010 | セリエA | 11位 | 49 | 38 | 11 | 16 | 11 | 43 | 45 |
2011 | セリエA | 2位 | 69 | 38 | 19 | 12 | 7 | 57 | 40 |
2012 | セリエA | 5位 | 58 | 38 | 16 | 10 | 12 | 45 | 44 |
2013 | セリエA | 18位 | 44 | 38 | 11 | 11 | 16 | 50 | 61 |
2014 | セリエB | 3位 | 63 | 38 | 16 | 15 | 7 | 50 | 36 |
2015 | セリエA | 18位 | 41 | 38 | 10 | 11 | 17 | 28 | 54 |
2016 | セリエB | 3位 | 65 | 38 | 19 | 8 | 11 | 54 | 41 |
2017 | セリエA | 7位 | 56 | 38 | 15 | 11 | 12 | 40 | 47 |
2018 | セリエA | 16位 | 43 | 38 | 11 | 11 | 16 | 41 | 48 |
2019 | セリエA | 12位 | 49 | 38 | 12 | 13 | 13 | 39 | 45 |
2020 | セリエA | 17位 | 41 | 38 | 10 | 11 | 17 | 37 | 56 |
2021 | セリエB | 10位 | 49 | 38 | 13 | 10 | 15 | 43 | 52 |
2022 | セリエB | 4位 | 62 | 38 | 17 | 11 | 10 | 48 | 36 |
2023 | セリエA | 15位 | 45 | 38 | 12 | 9 | 17 | 41 | 51 |
現所属メンバー
編集- 2018年8月3日現在
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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歴代監督
編集- レナト・ガウショ 2005-2007, 2008
- エスピノーザ 2007
- ロマーリオ 2007-2008
- チッタ 2008
- マンシーニ 2010
- リカルド・ゴメス 2011
- クリストヴォン・ボルジェス 2011-2012, 2017
- パウロ・アウトゥオリ 2013
- ドリヴァウ・ジュニオール 2013
- アジウソン 2013-2014
- ジョルジーニョ 2015-2016
- ミルトン・メンデス 2017
- ゼ・リカルド 2017-2018
- ジョルジ・デ・アモリン・カンポス 2018-
歴代所属選手
編集GK
編集- アカシオ (1986-1988)
- カルロス・ジェルマーノ (1990-1999)
DF
編集MF
編集- ドゥンガ
- マジーニョ
- ビスマルク (1987-1993)
- ジュニーニョ・ペルナンブカーノ (1995-2001, 2011-2012, 2013)
- ラモン (1996-1999, 2002, 2006)
- ナザ (1997-2001)
- ジュニーニョ・パウリスタ
FW
編集関連項目
編集脚注
編集- ^ http://www.lanacion.com.ar/642142-flamengo-el-equipo-mas-popular-de-brasil
- ^ “サッカー=暴動発生のブラジル2チーム、合計20試合を他会場で”. ロイター (ロイター通信社). (2013年12月14日) 2013年12月14日閲覧。