アズマサンダース

日本の競走馬

アズマサンダース(欧字名:Azuma Sanders2001年2月8日 - 不明)は、日本競走馬繁殖牝馬。主な勝ち鞍は2005年の京都牝馬ステークス

アズマサンダース
欧字表記 Azuma Sanders[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2001年2月8日[1]
死没 不明(2017年11月27日用途変更[2]
サンデーサイレンス[1]
オースミシャイン[1]
母の父 シンボリルドルフ[1]
生国 日本の旗 日本北海道門別町[1]
生産者 日高大洋牧場[1]
馬主 東哲次[1]
調教師 藤岡健一栗東[1]
競走成績
生涯成績 25戦2勝[1]
獲得賞金 1億5764万8000円[1]
勝ち鞍
GIII 京都牝馬ステークス 2005年
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馬名の由来は、冠名+人名。

経歴

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競走馬時代

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2003年9月6日札幌競馬場5レースの2歳新馬戦でデビューし勝利。次走は格上挑戦で札幌2歳ステークスに出走。番手でレースを進め、重賞初挑戦ながらモエレエスポワールの2着に好走した。年末には初のGI挑戦で阪神ジュベナイルフィリーズに出走し、ヤマニンシュクルの6着に入った。

2004年は3月の桜花賞トライアル・チューリップ賞より始動。中団でレースを進め直線で先頭に立つも、ゴール直前でスイープトウショウに差され1/2馬身差の2着に惜敗した。桜花賞本番も中団待機から直線で前に並びかけるも、先に抜け出したダンスインザムードをとらえきれず、またしても2着に惜敗した。優駿牝馬は直線で失速し8着、秋華賞は14着の惨敗に終わった。

2005年は1月の京都金杯より始動し、ハットトリックの3着。次走は京都牝馬ステークスに出走。中団でレースを進め、直線で先に抜け出したウイングレットを上り最速の脚で差し切り挑戦10戦目での重賞初優勝を果たした。騎手の藤岡佑介も、これが重賞初勝利である。

京都牝馬ステークス以降は調子を崩し、10月の府中牝馬ステークスで9か月ぶりに復帰するも、12着の惨敗。11月のマイルチャンピオンシップも見せ場なく14着に敗れた。

2006年以降は馬券に絡むこともなくなり、2007年11月のオーロカップを最後に競走馬を引退した。結局、京都牝馬ステークス以降は1勝も挙げることはできなかった。

繁殖牝馬時代

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競走馬引退後、生まれ故郷の日高大洋牧場で繁殖入り。

2012年10月8日、2番仔のダノンビーナス(父・キングカメハメハ)が2歳新馬戦を勝ち、産駒初勝利を挙げた。

2017年11月27日付で用途変更[2]功労馬繋養展示事業の対象にはなっておらず、その後の行方は不明。

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[1]およびnetkeiba.com[3]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2003.09.06 札幌 2歳新馬 芝1200m(良) 6 3 3 001.70(1人) 01着 R1:11.0(36.9) -0.3 0蛯名正義 54 (セイウンヴェルク) 462
0000.10.04 札幌 札幌2歳S GIII 芝1800m(稍) 14 2 2 037.60(2人) 02着 R1:54.2(35.4) -0.1 0上村洋行 54 モエレエスポワール 472
0000.12.07 阪神 阪神JF GI 芝1600m(良) 18 7 13 013.00(5人) 05着 R1:36.2(35.2) -0.3 0蛯名正義 54 ヤマニンシュクル 466
2004.03.06 阪神 チューリップ賞 GIII 芝1600m(良) 15 2 2 004.80(3人) 02着 R1:35.6(35.0) -0.1 0蛯名正義 54 スイープトウショウ 476
0000.04.11 阪神 桜花賞 GI 芝1600m(良) 18 7 13 020.40(7人) 02着 R1:33.9(34.5) -0.3 0蛯名正義 55 ダンスインザムード 472
0000.05.23 東京 優駿牝馬 GI 芝2400m(稍) 18 4 8 013.40(3人) 08着 02:28.4(35.7) -1.2 0蛯名正義 55 ダイワエルシエーロ 462
0000.09.19 阪神 ローズS GII 芝2000m(良) 12 3 3 005.10(3人) 05着 01:59.4(36.2) -0.4 0蛯名正義 54 レクレドール 478
0000.10.17 京都 秋華賞 GI 芝2000m(良) 18 8 17 019.90(6人) 14着 02:00.5(36.8) -2.1 0蛯名正義 55 スイープトウショウ 476
0000.12.19 阪神 阪神牝馬S GII 芝1600m(良) 16 7 13 011.30(7人) 05着 R1:34.4(35.1) -0.4 0藤岡佑介 54 ヘヴンリーロマンス 472
2005.01.05 京都 京都金杯 GIII 芝1600m(良) 16 7 14 019.20(6人) 03着 01:34.1(34.7) -0.1 0四位洋文 53 ハットトリック 476
0000.01.30 京都 京都牝馬S GIII 芝1600m(良) 15 4 6 007.10(4人) 01着 01:35.0(32.8) -0.1 0藤岡佑介 54 ウイングレット 474
0000.10.16 東京 府中牝馬S GIII 芝1800m(稍) 17 7 14 011.50(6人) 12着 01:47.7(33.8) -1.0 0藤岡佑介 55 ヤマニンアラバスタ 486
0000.11.20 京都 マイルCS GI 芝1600m(良) 17 4 7 101.4(12人) 14着 R1:33.1(34.2) -1.0 0藤岡佑介 55 ハットトリック 476
2006.01.29 京都 京都牝馬S GIII 芝1600m(良) 16 4 8 011.80(7人) 13着 R1:34.7(34.9) -1.2 0秋山真一郎 56 マイネサマンサ 468
0000.04.08 阪神 阪神牝馬S GII 芝1400m(良) 12 7 9 028.20(6人) 04着 R1:22.3(36.3) -1.1 0藤岡佑介 55 ラインクラフト 474
0000.04.22 福島 福島牝馬S GIII 芝1800m(良) 16 2 3 006.40(3人) 08着 01:48.9(36.4) -0.4 0藤岡佑介 55 ロフティーエイム 476
0000.05.14 東京 ヴィクトリアM GI 芝1600m(稍) 18 8 17 148.5(13人) 16着 R1:35.5(34.5) -1.5 0藤岡佑介 55 ダンスインザムード 480
0000.08.13 札幌 クイーンS GIII 芝1800m(良) 14 4 6 018.60(9人) 14着 R1:52.0(41.6) -5.3 0藤岡佑介 55 デアリングハート 488
0000.11.12 東京 オーロC OP 芝1400m(良) 18 5 9 022.40(9人) 17着 R1:23.2(35.8) -1.3 0藤岡佑介 53 ダイワバンディット 476
0000.12.24 中京 尾張S OP 芝1200m(良) 16 6 11 051.0(12人) 04着 R1:08.1(34.2) -0.1 0津村明秀 52 スピニングノアール 486
2007.01.13 京都 淀短距離S OP 芝1200m(良) 15 5 10 取消 0藤岡佑介 54 タマモホットプレイ 計不
0000.05.19 中京 テレビ愛知OP 芝1200m(良) 18 7 13 019.90(6人) 06着 R1:07.5(34.6) -0.2 0藤岡佑介 54 ペールギュント 496
0000.07.01 函館 函館スプリントS GIII 芝1200m(良) 16 6 12 027.4(10人) 13着 R1:09.5(35.0) -0.6 0藤岡佑介 54 アグネスラズベリ 502
0000.07.29 函館 UHB杯 OP 芝1200m(稍) 9 8 8 007.90(5人) 04着 01:12.0(36.2) -0.6 0藤岡佑介 52 タニノマティーニ 500
0000.08.26 札幌 キーンランドC GIII 芝1200m(良) 15 3 5 029.3(11人) 06着 R1:09.0(34.5) -0.4 0藤岡佑介 54 クーヴェルチュール 488
0000.11.11 東京 オーロC OP 芝1400m(稍) 17 3 6 048.9(11人) 06着 R1:22.3(35.2) -0.6 0小野次郎 52 ブルーメンブラット 486

繁殖成績

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生年 馬名 毛色 馬主 管理調教師 戦績 出典
初仔 2009年 アズマセブンガール 黒鹿毛 ファンタスティックライト 東哲次 栗東藤岡健一 3戦0勝(抹消、繁殖) [4]
2番仔 2010年 ダノンビーナス 鹿毛 キングカメハメハ (株)ダノックス 美浦国枝栄 20戦1勝(抹消、繁殖) [5]
3番仔 2011年 アズマムーン 鹿毛 東哲次 栗東・河内洋 6戦0勝(抹消) [6]
4番仔 2012年 アドマイヤサクセス 栗毛 近藤利一
→(有)大野商事
→臼田繁浩
→川根幸晴
→生部初男
→木村益生
栗東・橋田満
北海道原孝明
→北海道・米川昇
→北海道・桑原義光
笠松大橋敬永
佐賀・山田徹
園田尾林幸二
→佐賀・川田孝好
高知・田中伸一
103戦9勝(抹消) [7]
5番仔 2014年 モリトシラギク 芦毛 クロフネ 石橋忠之 美浦・水野貴広
大井鷹見浩
10戦0勝(抹消、繁殖) [8]
6番仔 2015年 グリエルマ 鹿毛 ロードカナロア 小川眞査雄 栗東・矢作芳人 13戦1勝(抹消、繁殖) [9]
7番仔 2016年 エミークイーン 鹿毛 キングズベスト 小関昭次
→前田敏文
美浦・尾形和幸
水沢・伊藤和忍
2戦0勝(抹消) [10]
8番仔 2017年 アズマサンダースの2017 鹿毛 ハービンジャー 不出走 [11]

血統表

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アズマサンダース血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系

*サンデーサイレンス
青鹿毛 1986
父の父
Halo
黒鹿毛 1969
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
父の母
Wishing Well
鹿毛 1975
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss

オースミシャイン
栗毛 1990
シンボリルドルフ
鹿毛 1981
*パーソロン Milesian
Paleo
スイートルナ スピードシンボリ
*ダンスタイム
母の母
コランデアガール
栃栗毛 1980
*ネヴァービート Never Say Die
Bride Elect
ヤヨイカマダ *チャイナロック
コランディア
母系(F-No.) コランディア(GB)系(FN:9-e) [§ 2]
5代内の近親交配 アウトブリード [§ 3]
出典
  1. ^ [12], [13]
  2. ^ [12], [13]
  3. ^ [12], [13]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o アズマサンダース”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年8月17日閲覧。
  2. ^ a b アズマサンダース(JPN)”. 血統書サービス. ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2022年8月17日閲覧。
  3. ^ "アズマサンダースの競走成績". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2022年8月17日閲覧
  4. ^ アズマセブンガール”. netkeiba.com. 2022年8月17日閲覧。
  5. ^ ダノンビーナス”. netkeiba.com. 2022年8月17日閲覧。
  6. ^ アズマムーン”. netkeiba.com. 2022年8月17日閲覧。
  7. ^ アドマイヤサクセス”. JBISサーチ. 2022年8月26日閲覧。
  8. ^ モリトシラギク”. netkeiba.com. 2022年8月17日閲覧。
  9. ^ グリエルマ”. netkeiba.com. 2022年8月17日閲覧。
  10. ^ エミークイーン”. JBISサーチ. 2022年8月26日閲覧。
  11. ^ アズマサンダースの2017”. netkeiba.com. 2022年8月17日閲覧。
  12. ^ a b c 血統情報:5代血統表|アズマサンダース”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年8月16日閲覧。
  13. ^ a b c アズマサンダースの血統表”. netkeiba.com. 2022年8月16日閲覧。

外部リンク

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