Tp 45は、スウェーデンで開発された短魚雷[1]Tp 42Tp 43の改良型の対潜/対水上誘導魚雷であり[2]、1990年[3]ボフォースなどにより開発された。2015年時点ではSAABが販売を行なっている[2]

胴体直径はTp43と同じとなっており、センサー及び誘導装置を中心に改良が行なわれている[3]。誘導方式はパッシブ・アクティブソナーを用いた有線誘導方式であり、艦船のみならずホバリング中のヘリコプターからも有線誘導を行なえる[2]。航空機・水上艦船・潜水艦から発射できる[2]。スウェーデン海軍ではTp 43から更新されてきており、パキスタン海軍も採用している[4]。後継としてTp 46が開発されていたが、これはキャンセルされ[5]、改めて2014年より後継魚雷の開発が始められている[6]。政府からは、2016年に開発発注が行われ、Tp 47として、2020年代に実用化される予定である[7]

各型

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  • Tp 45
  • Tp 43X2:輸出型の名称[1]

要目

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  • 胴体直径:400mm[1]
  • 全長:2.8m[1]
  • 機関:電気モーター推進
  • バッテリー:銀亜鉛電池[3]

脚注

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  1. ^ a b c d 軍用機ウエポン・ハンドブック 航空機搭載型ミサイル・爆弾450種解説(青木謙知 イカロス出版)ISBN 4-87149-749-6
  2. ^ a b c d サーブ Torpedo_45 > Features
  3. ^ a b c The Naval Institute Guide to World Naval Weapons Systems, 1997-1998 ,Norman Friedman .Naval Institute Press P685 ISBN 9781557502681
  4. ^ サーブ Torpedo_45 > In-use
  5. ^ 世界の最新対潜兵器ラインナップ,多田智彦,世界の艦船,2012年5月号,P104,海人社
  6. ^ Richard Scott (2014年7月2日). “Saab to start work on Tp 45 torpedo replacement”. IHS Jane's Navy International. 2015年2月8日閲覧。
  7. ^ FMV (2019年3月19日). “Nytt lätt torpedsystem”. 2019年5月22日閲覧。

外部リンク

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