Tp 42は、スウェーデンで運用された短魚雷[1]ボフォースなどにより1970年代に開発された。Tp 41の後継となる対潜/対水上誘導魚雷であり、1976年より配備されている[2]。魚雷本体はパッシブ・ソナーを有し、有線通信により発射母機から目標への誘導を行う[2]。発射プラットホームは複数種類に対応しており、潜水艦、水上艦、ヘリコプターに搭載される。また、目標潜水艦に対し、強制浮上を促すため、致命的な打撃を与えないように、弾頭炸薬量を調整することも考慮されている[2][3]

各型

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  • Tp 421
  • Tp 422:ヘリコプター搭載用、1983年配備開始[2]
  • TP 427:1982年配備開始[2]

要目

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  • 胴体直径:400mm[1][4]
  • 機関:電気モーター推進 二重反転プロペラ
  • バッテリー:銀亜鉛電池[2]
  • 速度:25ktまたは33kt[2]

脚注

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  1. ^ a b 軍用機ウエポン・ハンドブック 航空機搭載型ミサイル・爆弾450種解説(青木謙知 イカロス出版)ISBN 4-87149-749-6
  2. ^ a b c d e f g The Naval Institute Guide to World Naval Weapons Systems, 1997-1998 ,Norman Friedman .Naval Institute Press P685 ISBN 9781557502681
  3. ^ Soviet Submarine Operations in Swedish Waters,Gordon H. McCormick,AIR FORCE report,1990年
  4. ^ Compendium of Armaments and Military Hardware,Christopher Chant,P578,Routledge,2014