Tp 43 (魚雷)
Tp 43は、スウェーデンで開発された短魚雷[1]。Tp 42の後継となる対潜誘導魚雷であり、ボフォースなどにより開発された。1984年に発注が行われ、1987年より部隊配備が開始されている[2]。
Tp 42の発展型であり、スウェーデンの地政学的環境を考慮し、特に浅海域での性能向上を中心に誘導・航法・推進機の改良が行なわれた。Tp42との互換性を考慮し、胴体直径は同じとなっている。モジュール構造を有し、構成モジュールの差異による複数の型が開発されている[2]。誘導方式は、魚雷のパッシブソナーを用い、母機から有線誘導を行うものであるが、自立誘導も可能である[2]。スウェーデン軍の航空機・艦船に配備されているほか、1994年にはパキスタンへの輸出にも成功している[2]。改良型としてTp 45も開発されている。
各型
編集要目
編集運用国
編集現用
編集脚注
編集- ^ a b c 軍用機ウエポン・ハンドブック 航空機搭載型ミサイル・爆弾450種解説(青木謙知 イカロス出版)ISBN 4-87149-749-6
- ^ a b c d e f g h The Naval Institute Guide to World Naval Weapons Systems, 1997-1998 ,Norman Friedman .Naval Institute Press P685 ISBN 9781557502681
- ^ a b Compendium of Armaments and Military Hardware,Christopher Chant,P578,Routledge,2014
- ^ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語). The Military Balance 2023. Routledge. p. 287. ISBN 978-1-032-50895-5