ザ・キャブ (The Cab) とは、アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガス出身のロックバンドである。2004年に結成し、2008年にデビュー。メンバーはアレックス・デロン、ジョーイ・サンダー、チャントリー・ジョンソン、デイヴ・ブリッグスの4人。

ザ・キャブ
ウェストバレーシティ公演にて(2008年10月)
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ネバダ州ラスベガス
ジャンル
活動期間 2004年 -
レーベル
メンバー
旧メンバー

略歴

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2004年、当時高校生だったアレックス・デロン、キャッシュ・コリガンの2人を中心に結成[3]。それから3年後の2007年、パニック!アット・ザ・ディスコスペンサー・スミスに出会い、自分達のデモ音源を渡す。その後スミスを通じ、音源がフォール・アウト・ボーイピート・ウェンツの手に渡ると、デモ音源を気に入りウェンツの主宰するディケイダンス・レコード"と契約を結ぶことになった[5]

2008年4月29日、1stアルバム『ウイスパー・ウォー』をリリースし、Billboard 200で最高108位を記録。それから5か月後の9月に、"Decaydance Festival"にて初来日公演を行っている。

2009年に入ると、ニューアルバムの作成をアレックス・デロンのパソコン上で行っていた彼らだが、その後パソコンが突然故障し、それまでに作成していた新曲や歌詞のデータを全て失うというアクシデントが発生した。また同年6月には、ギタリストのイアン・クロフォードが音楽性の違いから脱退してしまう。この直後にツアーが控えていた彼らだが、急きょ友人だったブライアン・ドーソンをギタリストに起用し、ツアーを行う事となった。しかし、2か月後の8月にベーシストのキャッシュ・コリガンも脱退を発表した。キャッシュの脱退により、バンドはアレックス・デロン、アレックス・マーシャル、アレックス・ジョンソンの3人になってしまう。

2011年6月22日、ディケイダンス・レコードから離れることになり、ドラマーのアレックス・ジョンソンも1か月後の7月に脱退。それまでサポートメンバーだった、ベーシストのジョーイ・サンダーが正式にメンバーとなった。

紆余曲折を経て同年8月23日、2ndアルバム『シンフォニー・ソルジャー』をリリース。自主制作でのリリースとなったため、公式サイト、iTunes、もしくはライブ会場での購入しか入手方法は無かったが、前作を上回るビルボードアルバムチャート最高62位を記録した。今作では、プロデューサーにジョン・フェルドマンを起用し、作詞、楽曲制作にはブルーノ・マーズピート・ウェンツマルーン5アダム・レヴィーン、ジェシー・カーマイケル、ボーイズ・ライク・ガールズのマーティン・ジョンソンなど豪華メンバーが参加している。2009年に脱退したギタリストのイアン・クロフォードもレコーディングに参加しており、現在でも交流はあるとの事。

ディケイダンス・レコードを離れてから1年ほどレーベルとの契約は無かったが、2012年8月31日にユニバーサル・リパブリック・レコードとの契約を発表した。

2012年9月から行われたマルーン5による"オーヴァーエクスポーズド・アジアツアー"でオープニングアクトを務めた。10月の日本公演にはESPがオープニングアクトを務めたが、後に"TWILIGHT RECORDS TOUR 2012"にて3度目の来日を果たした。

2014年4月29日、EP『Lock Me Up』を発売[6]。その4日前の25日にマーシャルが脱退を発表[7]

2015年にアレックス・デロンがBohnes名義でソロ・デビュー[8]

メンバー

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現メンバー
旧メンバー
  • ポール・ガルシア / Paul Garcia – ギター (2004年 - 2007年)
  • キャッシュ・コリガン / Cash Colligan – ベース、バッキング・ボーカル(2004年 - 2009年)
  • アレックス・マーシャル / Alex Marshall – リズムギター、ピアノ、バッキング・ボーカル(2005年 - 2014年)
  • アレックス・ジョンソン / Alex Johnson – ドラムス、パーカッション、バッキング・ボーカル(2005年 - 2011年)
  • イアン・クロフォード / Ian Crawford – リードギター、バッキング・ボーカル (2007年 - 2009年)
  • ブライアン・ドーソン / Bryan Dawson – リードギター(2009年 - 2010年)
  • チャールズ・ヘンリー / Charles Henry – リードギター(2011年 - 2012年)

タイムライン

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ディスコグラフィ

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スタジオ・アルバム

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タイトル 備考 最高位
US
[9]
US
Rock

[10]
ウイスパー・ウォー 108
シンフォニー・ソルジャー
  • 原題: Symphony Soldier
  • 発売日: 2011年8月23日
  • 自主制作作品
  • 規格: 音楽配信、CD
62 9
タイトル 備考 最高位
US
[11]
Drunk Love
  • 発売日: 2006年
  • レーベル: インディーズ
  • 規格: CD、音楽配信
Glitz and Glamour
  • 発売日: 2006年
  • レーベル: インディーズ
  • 規格: CD、音楽配信
The Lady Luck EP
  • 発売日: 2009年6月20日
  • レーベル: ディケイダンス、フュエルド・バイ・ラーメン
  • 規格: CD、音楽配信
Lock Me Up 44

脚注

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出典

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  1. ^ a b Hall, Mackenzie (28 January 2020). "15 pop-punk bands everyone loves but refuses to admit it". Kerrang!. Wasted Talent Ltd. 2024年4月13日閲覧
  2. ^ Billboard Staff (2 May 2014). "The Cab 'Lock Me Up' Lyric Video: Exclusive Premiere". Billboard. 2024年4月13日閲覧
  3. ^ a b Fulton, Katherine. "The Cab". AllMusic. RhythmOne. 2024年4月13日閲覧Las Vegas teens nab attention of Panic At The Disco, quickly become emo-pop princes.
  4. ^ Richardson, Jake (22 January 2020). "15 MySpace bands you probably don't remember". Kerrang!. Wasted Talent Ltd. 2024年4月13日閲覧
  5. ^ Newman, Debbie (3 July 2008). "Buzzworthy Obsession: The Cab, 'One of Those Nights'". MTV News. Viacom International. 2024年4月9日閲覧
  6. ^ "The Cab release new EP, 'Lock Me Up'". Alternative Press. 29 April 2014. 2024年4月13日閲覧
  7. ^ Kraus, Brian (26 April 2014). "Alex Marshall parts ways with the Cab". Alternative Press. 2014年4月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月13日閲覧
  8. ^ Sharp, Tyler (31 October 2015). "The Cab frontman Alexander DeLeon launches solo project—listen". Alternative Press. 2015年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月13日閲覧
  9. ^ "Billboard 200™". Billboard. 2024年4月13日閲覧
  10. ^ "Top Rock Albums: The Week of September 10, 2011". Billboard. 2015年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月13日閲覧
  11. ^ "Billboard 200: Week of May 17, 2014". Billboard. 2015年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月13日閲覧

外部リンク

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