NBAシーズンリバウンド王
NBAシーズンリバウンド王は、NBAにおいて、レギュラーシーズンを通して1試合の平均リバウンド[1]数が最も多い選手におくられるタイトル賞である。1950-51シーズンに設定された。1973-74シーズン以前は、オフェンス・リバウンド、ディフェンス・リバウンド別の記録はなかった[2]。現在の受賞条件として、レギュラーシーズンの82試合のうち最低でも70試合以上に出場するか、レギュラーシーズン中の総リバウンドが最低でも800以上を記録するかのどちらかを満たさなければ、授賞対象者にはならない(ロックアウトによってシーズンが短縮された場合にはこの限りでは無い)。
概要
編集ウィルト・チェンバレンがNBA記録のシーズン通算2149リバウンド(平均27.2リバウンド)を1960-61シーズンに達成している[3]。
若齢記録はドワイト・ハワードの22歳130日[4](2008年)、最高齢記録はデニス・ロッドマンの36歳341日(1998年)である。
タイトル獲得回数はチェンバレンの11回が最高で、連続記録はロッドマンの7年連続である[5]。モーゼス・マローンが6回、ドワイト・ハワードが5回、ビル・ラッセル、ケビン・ガーネット、アンドレ・ドラモンドが4回、エルヴィン・ヘイズ、アキーム・オラジュワン、ディケンベ・ムトンボ、ベン・ウォレス、ディアンドレ・ジョーダンが2回タイトルを獲得している。
シーズン平均20リバウンド以上の記録は1968-69シーズンのチェンバレンを最後に出ていない。
身長2m未満での受賞者は、メル・ハッチンス、ハリー・ギャラティン、チャールズ・バークレーの3人である。
MVPとリバウンド王を同時受賞した選手は、ボブ・ペティット、ビル・ラッセル、ウィルト・チェンバレン、モーゼス・マローン、ケビン・ガーネットの5人である。
歴代受賞者
編集* | 殿堂入り |
^ | 現役選手 |
太字 | NBA記録 |
最多受賞者
編集# | Player | Times | Years |
---|---|---|---|
1 | ウィルト・チェンバレン* | 11 | 1960-1963, 1966-1969, 1971-1973 |
2 | デニス・ロッドマン* | 7 | 1992-1998 |
3 | モーゼス・マローン* | 6 | 1979, 1981-1985 |
4 | ドワイト・ハワード | 5 | 2008-2010, 2012, 2013 |
5 | ビル・ラッセル* | 4 | 1958, 1959, 1964, 1965 |
ケビン・ガーネット* | 2004-2007 | ||
アンドレ・ドラモンド^ | 2016, 2018-2020 |
関連項目
編集脚註
編集- ^ “Basketball glossary”. FIBA.com. March 4, 2010閲覧。
- ^ “Regular Season Records: Rebounds”. NBA.com. Turner Sports Interactive, Inc. February 22, 2010閲覧。
- ^ “Wilt Chamberlain”. NBA.com. Turner Sports Interactive, Inc. February 22, 2010閲覧。
- ^ “Magic rest starters, ride Redick, Gortat to blowout of Wizards”. espn.com (April 16, 2008). April 25, 2013閲覧。
- ^ “Dennis Rodman”. NBA.com. Turner Sports Interactive, Inc. February 22, 2010閲覧。