国際プロサッカー選手会

プロサッカー選手の国際労働組合

国際プロサッカー選手会(こくさいプロサッカーせんしゅかい、英語: Fédération Internationale des Associations de Footballeurs Professionnels、略称:FIFPRO)は、1965年パリで設立されたプロサッカー選手の国際的な労働組合または選手会である。

国際プロサッカー選手会
FIFPRO World Players' Union
略称 FIFPRO
設立 1965年
設立地 パリ
種類 サッカー選手の労働組合選手会
目的 サッカー選手が団結するための国内および国際的なプラットフォームの提供
選手組合の代表者
サッカー界における選手の人権と労働権の確保
多様性・平等・公平・包摂の原則が組み込まれたより包括的なサッカー業界の提唱
不平等な給与や契約内容・虐待などからの選手の保護
サッカー界の持続可能な発展
本部 オランダの旗 オランダホーフトドルプ
貢献地域 全世界
会員数
66の国と地域
公用語 英語フランス語スペイン語
会長 デビッド・アガンゾ英語版
関連組織 国際サッカー連盟
欧州サッカー連盟
ウェブサイト http://www.fifpro.org
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歴史

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1965年12月にオランダイングランドスコットランドフランスイタリアの選手組合の代表者によって、世界初となる複数の選手組合を傘下に収めた組織として設立した。その後、数十年に渡って規模と活動内容を拡大させ、現在はおよそ66,000人のプロサッカー選手を代表する組織になった[1]。かつては『FIFPro』の略称を用いていたが現在では全て大文字表記の『FIFPRO』を用いており、後述する各国の加盟組合らと連携して選手の労働環境(給与、契約内容、自己啓発、健康と安全、司法と仲裁など)や選手のキャリアにおけるウェルビーイング全般の改善と向上のために活動している[2]

プロサッカー選手の権利の普及と保護を念頭に置いていたFIFPROは、1995年にジャン=マルク・ボスマンが起こしたボスマン判決で知られるサッカー選手の移籍に関する裁判をサポートした[3]

2005年からはワールドイレブンを発表し、2008年からは慈善活動に多大な貢献をしたサッカー選手を表彰するためにFIFPROメリットアワードを設立した。

近年では選手の脳震盪[4]メンタルヘルス[5]、ネット上での誹謗中傷[6]セクシャルハラスメント[7]に対する取り組みも行っており、2020年以降は現役選手の立場からサッカー界全般の問題などについて議論を行うための国際選手評議会が新設され、計14名(男子選手8名、女子選手6名)のうち川島永嗣ストラスブール)と熊谷紗希リヨン)が委員に選出された[8]

2022年のロシアによるウクライナ侵攻の際にFIFAはロシアのクラブチームに所属する外国人選手は契約を2022年6月30日まで一時的に停止することを認めたが、FIFPROはこの決定に対して「シーズン終了までの残り僅かな時間で選手が一時的に在籍できるクラブを見つけるのは難しい」として無条件での契約解除を認めるようにに求めた[9]。 さらにこの年の夏には「7カ国への移籍における警告」と題して声明を発表。選手らにアルジェリア中国ギリシャ(2部)リビア英語版ルーマニアサウジアラビアトルコのクラブは広範囲に渡って契約違反(主に給与の未払いやクラブの破産)が確認されることを理由に、これらのクラブチームに加入することへの注意を促す異例の声明を出した[10]

移籍システムに対する見解

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FIFPROはボスマン判決から25年以上経った現在も選手の移籍システムについてさらなる改善が必要であるとの見解を示している[11]。 現在のFIFAのルールでは、契約中の選手が他クラブに移籍できるのは移籍先クラブか選手本人が契約解除金を支払った場合のみであり、大抵の場合その金額は残りの契約金額よりもはるかに高い。FIFAはこの原則によって選手が職場を自由に選べる権利を制限する代わりに、多額の移籍金が所属元のクラブに支払われることでクラブ規模や商業的価値の大きなクラブから小さなクラブに収入の再配分が行われるとしているが、実際に恩恵を受けることができるのは限られた中規模クラブ(アヤックスアスレティック・ビルバオセビージャリヨンASモナコなど)に限られる。そのため、市場規模が100億€を超えた2018年以降でも規模の小さいクラブの純利益は数百万€に満たず、移籍金の約3割がスポーツエージェントに支払われるのに対して選手への給与は予定より遅れて支払われるか未払いである[12][13][14]。 さらに中規模クラブも、有能な選手を擁してビッククラブとピッチ上で競争するという本来のスポーツの在り方ではなく、移籍金という莫大な収入を得るための「育成クラブ」に固定化されているとして、よりオープンで公平な移籍ルールに改善する必要性を指摘している[15]

加盟組合

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2023年3月現在、66の国と地域の労働組合選手会が正会員として登録され、カナダアイスランドキルギスウズベキスタンの4カ国の組合が正会員の候補になっている[1][16]

正会員

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組合・選手会 設立年 加入年 公式サイト
  アルゼンチン 1944年 2019年 FAA
  オーストラリア 1993年 1999年 PFa
  オーストリア 1988年 2019年 VdF
  ベルギー 1955年 1992年 ACV
  ブルガリア 1998年 2008年 ABF
  ボスニア・ヘルツェゴビナ 2017年 2020年 SPF BiH
  ボリビア 1994年 2007年 FABOL
  ボツワナ 2010年 2016年 FUB
  チリ 1965年 2005年 Sifup
  カメルーン 1995年 2001年 SYNAFOC
  コンゴ民主共和国 2004年 2010年 UFC
  コロンビア 2004年 2007年 ACOLFUTPRO
  コスタリカ 2007年 2011年 ASOJUPRO
  クロアチア 2010年 2012年 HUNS
  キプロス 1987年 2005年 ΠΑ.Σ.Π.
  チェコ 2011年 2012年 ČAFH
  デンマーク 1977年 1993年 SPFO
  エジプト 2002年 2002年 EPFA
  イングランド 1907年 1965年 PFA
  スペイン 1978年 1978年 AFE
  フィンランド 1992年 2001年 JPY
  フランス 1961年 1965年 UNFP
  ガボン 2014年 2017年 anfpg
  ガーナ 2009年 2013年 PFAG
  ギリシャ 1976年 1977年 ΠΣΑΠΠ
  グアテマラ 2011年 2014年 SIFUPGUA
  ホンジュラス 2017年 2019年 AFHO
  ハンガリー 1990年 1996年 HLSZ
  インドネシア 2008年 2009年 APPI
  インド 2006年 2009年 FPAI
  アイルランド 1960年 1996年 PFAI
  イスラエル 2014年 2016年 IFPO
  イタリア 1968年 1968年 AIC
  日本 1996年 2000年 JPFA
  ケニア 2011年 2018年 KEFWA
  韓国 2017年 2019年 KPFA
  モロッコ 2007年 2019年 UNFP
  メキシコ 2017年 2018年 AMFPRO
  北マケドニア 2017年 2019年 SFM
  マルタ 2011年 2019年 MFPA
  モンテネグロ 2009年 2012年 SPFCG
  マレーシア 2014年 2019年 PFAM
  オランダ 1961年 1965年 VVCS
  ノルウェー 1995年 2019年 NISO
  ニュージーランド 2003年 2004年 NZPFA
  パナマ 2014年 2018年 AFUTPA
  ペルー 2001年 2002年 SAFAP
  ポーランド 1997年 1998年 PZP
  ポルトガル 1972年 1985年 SJPF
  パラグアイ 2013年 2019年 FAP
  カタール 2015年 2018年 QPA
  ルーマニア 1991年 1998年 AFAN
  スコットランド 1955年 1965年 PFA SCOTLAND
  セルビア 2009年 2011年 SPFN
  スロバキア 2016年 2021年 UFP
  スロベニア 2003年 2005年 SPINS
  スウェーデン 1975年 1990年 SFS
  スイス 2001年 2002年 SAFP
  トルコ 2019年 2019年 TPFD
  ウクライナ 2010年 2012年 APFU
  ウルグアイ 1946年 2019年 MUFP
  アメリカ合衆国 2003年 2006年 MLSPA
  ベネズエラ 2010年 2014年 AUFPV
  南アフリカ共和国 1997年 2002年 SAFPU
  ザンビア 2019年 2019年 FAWUZ
  ジンバブエ 2003年 2010年 FUZ

候補組合

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国際選手評議会

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2020年からは国際選手評議会(英語: Global Player Council : GPC)と呼ばれる国際的な経験を持つ現役の選手ら(FIFPRO未加盟国の選手を含む)が試合間隔やクラブと代表チームの間を行き来する負担やサッカー界の発展などについて年に2回会合を開いて議論する。

2023年現在の評議会のメンバーは以下の通り[17]

ワールドイレブン

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2005年度に同選手会が創設した賞で、世界中のプロフットボール選手の投票により選ばれる。2008年度までは年間最優秀選手賞も存在したが、2009年度以降はFIFA最優秀選手賞(後にFIFAバロンドール)となり、現在はFIFAとFIFProが共同で世界のベストイレブンを発表している。2015年度には女子部門が設立された。

男子

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太字は当該年度のFIFA最優秀選手賞/FIFAバロンドール/ザ・ベストFIFA男子選手受賞者

年度 Pos. 選手 所属クラブ
2005[18] GK   ジーダ   ACミラン
DF   カフー   ACミラン
  ジョン・テリー   チェルシー
  アレッサンドロ・ネスタ   ACミラン
  パオロ・マルディーニ   ACミラン
MF   ジネディーヌ・ジダン   レアル・マドリード
  クロード・マケレレ   チェルシー
  フランク・ランパード   チェルシー
FW   ロナウジーニョ   バルセロナ
  サミュエル・エトオ   バルセロナ
  アンドリー・シェフチェンコ   ACミラン
2006[19] GK   ジャンルイジ・ブッフォン   ユヴェントス
DF   リリアン・テュラム   ユヴェントス /   バルセロナ
  ジョン・テリー   チェルシー
  ファビオ・カンナヴァーロ   ユヴェントス /   レアル・マドリード
  ジャンルカ・ザンブロッタ   ユヴェントス /   バルセロナ
MF   ジネディーヌ・ジダン   レアル・マドリード
  カカ   ミラン
  アンドレア・ピルロ   ミラン
FW   ロナウジーニョ   バルセロナ
  サミュエル・エトオ   バルセロナ
  ティエリ・アンリ   アーセナル
2007[20] GK   ジャンルイジ・ブッフォン   ユヴェントス
DF   アレッサンドロ・ネスタ   ミラン
  ファビオ・カンナヴァーロ   レアル・マドリード
  ジョン・テリー   チェルシー
  カルレス・プジョル   バルセロナ
MF   カカ   ACミラン
  クリスティアーノ・ロナウド   マンチェスター・U
  スティーヴン・ジェラード   リヴァプール
FW   ロナウジーニョ   バルセロナ
  リオネル・メッシ   バルセロナ
  ディディエ・ドログバ   チェルシー
2008[21] GK   イケル・カシージャス   レアル・マドリード
DF   セルヒオ・ラモス   レアル・マドリード
  カルレス・プジョル   バルセロナ
  ジョン・テリー   チェルシー
  リオ・ファーディナンド   マンチェスター・U
MF   カカ   ミラン
  シャビ・エルナンデス   バルセロナ
  スティーヴン・ジェラード   リヴァプール
FW   フェルナンド・トーレス   リヴァプール
  クリスティアーノ・ロナウド   マンチェスター・U
  リオネル・メッシ   バルセロナ
2009[22] GK   イケル・カシージャス   レアル・マドリード
DF   ダニエウ・アウヴェス   バルセロナ
  ジョン・テリー   チェルシー
  ネマニャ・ヴィディッチ   マンチェスター・U
  パトリス・エヴラ   マンチェスター・U
MF   アンドレス・イニエスタ   バルセロナ
  シャビ・エルナンデス   バルセロナ
  スティーヴン・ジェラード   リヴァプール
FW   フェルナンド・トーレス   リヴァプール
  クリスティアーノ・ロナウド   マンチェスター・U /   レアル・マドリード
  リオネル・メッシ   バルセロナ
2010[23] GK   イケル・カシージャス   レアル・マドリード
DF   マイコン   インテル
  ルシオ   インテル
  ジェラール・ピケ   バルセロナ
  カルレス・プジョル   バルセロナ
MF   アンドレス・イニエスタ   バルセロナ
  シャビ・エルナンデス   バルセロナ
  ヴェスレイ・スナイデル   インテル
FW   クリスティアーノ・ロナウド   レアル・マドリード
  ダビド・ビジャ   バレンシア
  バルセロナ
  リオネル・メッシ   バルセロナ
2011[24] GK   イケル・カシージャス   レアル・マドリード
DF   セルヒオ・ラモス   レアル・マドリード
  ネマニャ・ヴィディッチ   マンチェスター・U
  ジェラール・ピケ   バルセロナ
  ダニエウ・アウヴェス   バルセロナ
MF   アンドレス・イニエスタ   バルセロナ
  シャビ・エルナンデス   バルセロナ
  シャビ・アロンソ   レアル・マドリード
FW   クリスティアーノ・ロナウド   レアル・マドリード
  ウェイン・ルーニー   マンチェスター・U
  リオネル・メッシ   バルセロナ
2012[25] GK   イケル・カシージャス   レアル・マドリード
DF   ダニエウ・アウヴェス   バルセロナ
  ジェラール・ピケ   バルセロナ
  セルヒオ・ラモス   レアル・マドリード
  マルセロ   レアル・マドリード
MF   シャビ・アロンソ   レアル・マドリード
  アンドレス・イニエスタ   バルセロナ
  シャビ・エルナンデス   バルセロナ
FW   リオネル・メッシ   バルセロナ
  ラダメル・ファルカオ   アトレティコ・マドリード
  クリスティアーノ・ロナウド   レアル・マドリード
2013[26] GK   マヌエル・ノイアー   バイエルン
DF   フィリップ・ラーム   バイエルン
  セルヒオ・ラモス   レアル・マドリード
  チアゴ・シウバ   パリ・サンジェルマン
  ダニエウ・アウヴェス   バルセロナ
MF   アンドレス・イニエスタ   バルセロナ
  シャビ・エルナンデス   バルセロナ
  フランク・リベリー   バイエルン
FW   クリスティアーノ・ロナウド   レアル・マドリード
  ズラタン・イブラヒモビッチ   パリ・サンジェルマン
  リオネル・メッシ   バルセロナ
2014[27] GK   マヌエル・ノイアー   バイエルン
DF   フィリップ・ラーム   バイエルン
  セルヒオ・ラモス   レアル・マドリード
  チアゴ・シウバ   パリ・サンジェルマン
  ダヴィド・ルイス   チェルシー /   パリ・サンジェルマン
MF   アンドレス・イニエスタ   バルセロナ
  トニ・クロース   バイエルン /   レアル・マドリード
  アンヘル・ディ・マリア   レアル・マドリード /   マンチェスター・U
FW   クリスティアーノ・ロナウド   レアル・マドリード
  アリエン・ロッベン   バイエルン
  リオネル・メッシ   バルセロナ
2015 GK   マヌエル・ノイアー   バイエルン
DF   ダニエウ・アウヴェス   バルセロナ
  チアゴ・シウバ   パリ・サンジェルマン
  セルヒオ・ラモス   レアル・マドリード
  マルセロ   レアル・マドリード
MF   ルカ・モドリッチ   レアル・マドリード
  アンドレス・イニエスタ   バルセロナ
  ポール・ポグバ   ユヴェントス
FW   クリスティアーノ・ロナウド   レアル・マドリード
  ネイマール   バルセロナ
  リオネル・メッシ   バルセロナ
2016 GK   マヌエル・ノイアー   バイエルン
DF   ダニエウ・アウヴェス   バルセロナ /   ユヴェントス
  ジェラール・ピケ   バルセロナ
  セルヒオ・ラモス   レアル・マドリード
  マルセロ   レアル・マドリード
MF   ルカ・モドリッチ   レアル・マドリード
  トニ・クロース   レアル・マドリード
  アンドレス・イニエスタ   バルセロナ
FW   ルイス・スアレス   バルセロナ
  リオネル・メッシ   バルセロナ
  クリスティアーノ・ロナウド   レアル・マドリード
2017 GK   ジャンルイジ・ブッフォン   ユヴェントス
DF   ダニエウ・アウヴェス   ユヴェントス /   パリ・サンジェルマン
  レオナルド・ボヌッチ   ユヴェントス /   ACミラン
  セルヒオ・ラモス   レアル・マドリード
  マルセロ   レアル・マドリード
MF   ルカ・モドリッチ   レアル・マドリード
  トニ・クロース   レアル・マドリード
  アンドレス・イニエスタ   バルセロナ
FW   クリスティアーノ・ロナウド   レアル・マドリード
  ネイマール   バルセロナ /   パリ・サンジェルマン
  リオネル・メッシ   バルセロナ
2018 GK   ダビド・デ・ヘア   マンチェスター・U
DF   ダニエウ・アウヴェス   パリ・サンジェルマン
  セルヒオ・ラモス   レアル・マドリード
  ラファエル・ヴァラン   レアル・マドリード
  マルセロ   レアル・マドリード
MF   ルカ・モドリッチ   レアル・マドリード
  エンゴロ・カンテ   チェルシー
  エデン・アザール   チェルシー
FW   クリスティアーノ・ロナウド   レアル・マドリード /   ユヴェントス
  キリアン・エムバペ   パリ・サンジェルマン
  リオネル・メッシ   バルセロナ
2019 GK   アリソン   リヴァプール
DF   セルヒオ・ラモス   レアル・マドリード
  フィルジル・ファン・ダイク   リヴァプール
  マタイス・デ・リフト   アヤックス /   ユヴェントス
  マルセロ   レアル・マドリード
MF   ルカ・モドリッチ   レアル・マドリード
  フレンキー・デ・ヨング   アヤックス /   バルセロナ
  エデン・アザール   チェルシー /   レアル・マドリード
FW   クリスティアーノ・ロナウド   ユヴェントス
  キリアン・エムバペ   パリ・サンジェルマン
  リオネル・メッシ   バルセロナ
2020 GK   アリソン   リヴァプール
DF   トレント・アレクサンダー=アーノルド   リヴァプール
  フィルジル・ファン・ダイク   リヴァプール
  セルヒオ・ラモス   レアル・マドリード
  アルフォンソ・デイヴィス   バイエルン
MF   ヨシュア・キミッヒ   バイエルン
  ケヴィン・デ・ブライネ   マンチェスター・C
  ティアゴ・アルカンタラ   バイエルン /   リヴァプール
FW   クリスティアーノ・ロナウド   ユヴェントス
  ロベルト・レヴァンドフスキ   バイエルン
  リオネル・メッシ   バルセロナ
2021[28] GK   ジャンルイジ・ドンナルンマ   ACミラン /   パリ・サンジェルマン
DF   ダヴィド・アラバ   バイエルン /   レアル・マドリード
  レオナルド・ボヌッチ   ユヴェントス
  ルベン・ディアス   マンチェスター・C
MF  ケヴィン・デ・ブライネ   マンチェスター・C
  ジョルジーニョ   チェルシー
  エンゴロ・カンテ   チェルシー
FW   ロベルト・レヴァンドフスキ   バイエルン
  アーリング・ハーランド   ドルトムント
  クリスティアーノ・ロナウド   ユヴェントス /   マンチェスター・U
  リオネル・メッシ   バルセロナ /   パリ・サンジェルマン
2022[29] GK   ティボ・クルトゥワ   レアル・マドリード
DF   アクラフ・ハキミ   パリ・サンジェルマン
  フィルジル・ファン・ダイク   リヴァプール
  ジョアン・カンセロ   マンチェスター・C /   バイエルン
MF   カゼミーロ   レアル・マドリード /   マンチェスター・U
  ケヴィン・デ・ブライネ   マンチェスター・C
  ルカ・モドリッチ   レアル・マドリード
FW   カリム・ベンゼマ   レアル・マドリード
  アーリング・ハーランド   ドルトムント /   マンチェスター・C
  キリアン・エムバペ   パリ・サンジェルマン
  リオネル・メッシ   パリ・サンジェルマン
2023[30] GK   ティボ・クルトゥワ   レアル・マドリード
DF   ルベン・ディアス   マンチェスター・C
  ジョン・ストーンズ   マンチェスター・C
  カイル・ウォーカー   マンチェスター・C
MF   ジュード・ベリンガム   ドルトムント /   レアル・マドリード
  ケヴィン・デ・ブライネ   マンチェスター・C
  ベルナルド・シウバ   マンチェスター・C
FW   アーリング・ハーランド   マンチェスター・C
  キリアン・エムバペ   パリ・サンジェルマン
  リオネル・メッシ   パリ・サンジェルマン /   インテル・マイアミ
  ヴィニシウス・ジュニオール   レアル・マドリード

女子

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太字は当該年度のFIFA女子最優秀選手賞/ザ・ベストFIFA女子選手受賞者

年度 Pos. 選手 所属クラブ
2015 GK   ホープ・ソロ   レイン
DF   ワンディ・ルナール   リヨン
  ジュリー・ジョンストン   シカゴ・レッドスターズ
  カデイシャ・ブキャナン   WVM
  ミーガン・クリンゲンバーグ   ヒューストン・ダッシュ
MF   カーリー・ロイド   ヒューストン・ダッシュ
  宮間あや   岡山湯郷Belle
  アマンディーヌ・アンリ   リヨン
FW   ウジェニー・ル・ソンメ   リヨン
  セリア・シャシッチ   フランクフルト
  アーニャ・ミッターク   ローゼンゴード /   パリ・サンジェルマン
2016 GK   ホープ・ソロ 無所属
DF   ワンディ・ルナール   リヨン
  アリ・クリーガー   オーランド・プライド
  ニッラ・フィッシェル   ヴォルフスブルク
  レオニー・マイヤー   バイエルン
MF   マルタ   ローゼンゴード
  カーリー・ロイド   ヒューストン・ダッシュ
  ジェニファー・マロジャン   リヨン
FW   ウジェニー・ル・ソンメ   リヨン
  アーダ・ヘーゲルベルグ   リヨン
  アレックス・モーガン   オーランド・プライド
2017 GK   ヘドヴィグ・リンダール   チェルシー
DF   ワンディ・ルナール   リヨン
  ルーシー・ブロンズ   リヨン
  ニッラ・フィッシェル   ヴォルフスブルク
  イレーネ・パレデス   パリ・サンジェルマン
MF   カミーユ・アビリー   リヨン
  ジェニファー・マロジャン   リヨン
  マルタ   オーランド・プライド
FW   アレックス・モーガン   オーランド・プライド
  ペルニレ・ハルダー   ヴォルフスブルク
  リーケ・マルテンス   バルセロナ
2018 受賞者無し
2019 GK   サリ・ファン・フェーネンダール   アーセナル /   アトレティコ・マドリード
DF   ワンディ・ルナール   リヨン
  ルーシー・ブロンズ   リヨン
  ニッラ・フィッシェル   ヴォルフスブルク /   リンシェーピング
  ケリー・オハラ   ユタ・ロイヤルズ
MF   アマンディーヌ・アンリ   リヨン
  ローズ・ラヴェル   ワシントン・スピリット
  ジュリー・アーツ   シカゴ・レッドスターズ
FW   ミーガン・ラピノー   レイン
  アレックス・モーガン   オーランド・プライド
  マルタ   オーランド・プライド
2020 GK   クリスティアネ・エンドレル   パリ・サンジェルマン
DF   ルーシー・ブロンズ   リヨン /   マンチェスター・C
  ワンディ・ルナール   リヨン
  ミリー・ブライト   チェルシー
MF   デルフィーヌ・カスカリーノ   リヨン
  バルバラ・ボナンセーア   ユヴェントス
  ベロニカ・ボケーテ   ユタ・ロイヤルズ /   ACミラン
FW   ミーガン・ラピノー   レイン
  ペルニレ・ハルダー   ヴォルフスブルク /   チェルシー
  フィフィアネ・ミデマー   アーセナル
  トビン・ヒース   ポートランド・ソーンズ /   マンチェスター・U
2021[31] GK   クリスティアネ・エンドレル   パリ・サンジェルマン /   リヨン
DF   ミリー・ブライト   チェルシー
  マグダレーナ・エリクソン   チェルシー
  ルーシー・ブロンズ   マンチェスター・C
  ワンディ・ルナール   リヨン
MF   エステファニア・バニーニ   レバンテ /   アトレティコ・マドリード
  バルバラ・ボナンセーア   ユヴェントス
  カーリー・ロイド   NJ/NY ゴッサム
FW   マルタ   オーランド・プライド
  フィフィアネ・ミデマー   アーセナル
  アレックス・モーガン   トッテナム /   オーランド・プライド /   サンディエゴ・ウェーブ
2022[32] GK   クリスティアネ・エンドレル   リヨン
DF   ワンディ・ルナール   リヨン
  ルーシー・ブロンズ   マンチェスター・C /   バルセロナ
  マピ・レオン   バルセロナ
  リア・ウィリアムソン   アーセナル
MF   レナ・オーバードルフ   ヴォルフスブルク
  アレクシア・プテジャス   バルセロナ
  キーラ・ウォルシュ   マンチェスター・C /   バルセロナ
FW   サム・カー   チェルシー
  ベス・ミード   アーセナル
  アレックス・モーガン   オーランド・プライド /   サンディエゴ・ウェーブ
2023[33] GK   メアリー・アープス   マンチェスター・U
DF   ルーシー・ブロンズ   バルセロナ
  オルガ・カルモナ   レアル・マドリード
 アレックス・グリーンウッド   マンチェスター・C
MF   アイタナ・ボンマティ   バルセロナ
  エラ・トゥーン   マンチェスター・U
  キーラ・ウォルシュ   バルセロナ
FW   ローレン・ジェームズ   チェルシー
  アレッシア・ルッソ   アーセナル
  アレックス・モーガン   サンディエゴ・ウェーブ
  サム・カー   チェルシー

FIFPRO年間最優秀選手

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FIFPROは2005年から2008年までこの賞を授与し2010年にFIFAバロンドール、2016年にザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズとなった。

年度 受賞者 所属クラブ
2005   ロナウジーニョ   バルセロナ
2006   ファビオ・カンナヴァーロ   ユヴェントス /   レアル・マドリード
2007   カカ   ACミラン
2008   クリスティアーノ・ロナウド   マンチェスター・U

FIFPRO最優秀若手選手

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FIFPROは1985年以降生まれの選手を対象に、2005年から2008年までこの賞を授与していた。

年度 受賞者 所属クラブ
2005   ウェイン・ルーニー   マンチェスター・U
2006   リオネル・メッシ   バルセロナ
2007   リオネル・メッシ   バルセロナ
2008   リオネル・メッシ   バルセロナ

FIFPROメリットアワードの受賞者一覧

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年度 受賞者 受賞理由
2008   イブラヒム・カルグボ英語版 シエラレオネの人々の生活向上、特に少女と女性のウェルビーイングを支援する団体のアンバサダーとしての役割りに取り組んだ
2009   シャバニ・ノンダ 毎年キンシャサの貧しい子どもたちに学用品や学費を寄付し、サッカーのチャリティー大会を企画した
2010   スティーブン・ブライス英語版
  レイナルド・パークス英語版
恵まれない地域の子どもらにサッカーを通じて、教育や人生の価値観の重要性、犯罪や薬物乱用の危険性などを伝え、子どもたちが健全な社会の一員となることを支援するプロジェクトを立ち上げた
2011   ペレス平和センター英語版 イスラエルパレスチナの双方から毎年1,500~2,000人の子どもたちが参加するスポーツイベントを開催して双方の平和構築を推進した
2012   日本プロサッカー選手会 2011年に発生した東日本大震災の津波被害者のためにオークション、学校訪問、チャリティーマッチを開催して被災者を支援するための資金を集めた
2013   スティリアン・ペトロフ ペトロフ自身も白血病を患ったことをきっかけに、白血病やその他の深刻な病気に関する研究を支援する財団を立ち上げた
2014   エクトル・サンティバネス ダウン症の子どもたちに向けたサッカースクールを開校した
2015   ケイ・カマラ
  マイケル・ラフード英語版
元難民のカマラとラフードはシエラレオネに小学校を建設するチャリティー団体に参加し、25,000$を寄付して学校を建てた
2016   ヘイリー・カーター英語版 アフガニスタン女子代表チームのアシスタントコーチを勤めていたカーターは、チームの認知度向上と活動資金の支援を行った。このプロジェクトによってアフガニスタンにおける女性の社会参加を促進することを目指した
2017   ミハイ・ネシュ 練習中の事故で半身不随となったネシュは、自身と同じ境遇にいる子どもたちのための回復センターを建設した
2018   アワー・メイビル ケニアカクマにある難民キャンプに住む子供たちにブーツとサッカー用品を供給し、教育と医療で彼らをサポートする慈善団体を運営した
2019   ヨハンナ・オモロ ケニアの貧しい子どもたちに向けて学費や学用品を援助し、生理用品を配布するなどして月経中でも学校に通い続けられるようにした
2020[34]   ハビエラ・モレノ 女子サッカー界でのセクシャルハラスメント、差別などの根絶を目指して被害者の保護と支援をするフレームワークの開発と実施を主導した
  マーカス・ラッシュフォード イギリスの恵まれない子供たちのために無料の学校給食を企画した
  キプロス女子代表 SNSでトレーニング施設、日当、設備などを男子の代表チームと同じ労働条件になるように要求し、キプロスでのスポーツにおける男女平等に関する法律の制定に向けた抗議運動を行った
  アイダナ・オトルバエヴァ COVID-19パンデミックの際に医療スタッフを支えるボランティア団体を立ち上げた
2021   モアテン・トルスビー[35] 環境問題について積極的に取り組んだ
  ティム・スパルフ[36] サッカーフィンランド女子代表の不平等な賃金問題と2022年 FIFAワールドカップにおける移民労働者の労働環境に対して取り組んだ
  パトリック・ル・ジャング 英語版 [37] 選手のユニフォームやグローブをオークションにかけ、社会的ハンディキャップを抱える子どもたちの教育や健康を支援した
2022[38]   エル・ヤクービ英語版 厳しい環境で育つ子どもたちが社会的に、精神的に成長できるようになるための特別なプログラムを実施した
  キ・ソンヨン 15年近くにわたってアジアとアフリカに学校や医療センターを建設し、貧しい人たちの医療費を負担した
  アイサット・ユセフ英語版 サッカーを通じてアフリカの女性たちの平等と健康、女性がスポーツをする権利を拡大するプロジェクトを行った
  チリ選手会スペイン語版 サッカー選手の学校中退率(8%)が国民全体の平均値(5.1%)より高いチリにおいて、サッカー選手とその家族が学校を卒業できるような制度を作った

脚注

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  1. ^ a b History A multinational voice for football players since 1965”. 2023年3月3日閲覧。
  2. ^ Who we are”. FIFPRO. 2023年3月3日閲覧。
  3. ^ FIFPRO Gallery:Jean-Marc Bosman”. FIFPRO (27 June 2022). 27 June 2022閲覧。
  4. ^ Concussions can pose a serious risk to players”. FIFPRO (2022年7月5日). 2023年3月4日閲覧。
  5. ^ Mental health issues have reached worrying levels amongst players”. FIFPRO (2022年7月5日). 2023年3月4日閲覧。
  6. ^ DECODING ONLINE ABUSE OF PLAYERS” (pdf). FIFPRO (2022年7月5日). 2023年3月4日閲覧。
  7. ^ A safe and reliable framework is needed to protect players from sexual abuse”. FIFPRO (2022年7月5日). 2023年3月4日閲覧。
  8. ^ Unveiling football's Global Player Council”. FIFPRO (2020年1月9日). 2023年3月3日閲覧。
  9. ^ “‘Too timid’: Fifa deal for foreign players to leave Russian clubs is criticised”. ガーディアン. (2022年3月8日). https://www.theguardian.com/football/2022/mar/08/fifa-deal-foreign-players-leave-russian-clubs-criticised-fifpro-too-timid 2023年3月3日閲覧。 
  10. ^ Transfer warning to players about seven countries”. FIFPRO (2022年7月5日). 2023年3月4日閲覧。
  11. ^ The transfer system does not sufficiently protect players’ rights”. FIFPRO. 2023年3月4日閲覧。
  12. ^ Fifpro to launch legal challenge against transfer system because it 'shackles' players”. The Telegraph (17 December 2013). 17 December 2013閲覧。
  13. ^ Players' union Fifpro to take transfer system to European courts”. The Guardian (17 December 2013). 17 December 2013閲覧。
  14. ^ Men's Football: Global Report, 2016”. The Guardian (2019年11月19日). 2023年3月3日閲覧。
  15. ^ The transfer system breaks its promise of redistribution”. FIFPRO. 2023年3月3日閲覧。
  16. ^ FIFPRO Members”. FIFPRO. 2023年3月3日閲覧。
  17. ^ The voice of the players”. FIFPRO. 2023年3月3日閲覧。
  18. ^ FIFPro World XI 2005”. 2011年5月15日閲覧。
  19. ^ FIFPro World XI 2006”. 2012年1月9日閲覧。
  20. ^ FIFPro World XI 2007”. 2012年1月9日閲覧。
  21. ^ FIFPro World XI 2008”. 2012年1月9日閲覧。
  22. ^ FIFPro World XI 2009”. 2012年1月9日閲覧。
  23. ^ FIFPro World XI 2010”. 2012年1月9日閲覧。
  24. ^ FIFPro World XI 2011”. 2013年6月2日閲覧。
  25. ^ FIFPro World XI 2012”. 2013年6月2日閲覧。
  26. ^ FIFPro World XI 2013”. 2013年12月13日閲覧。
  27. ^ FIFPro presents the 2014 FIFA FIFPro World XI”. 2015年1月12日閲覧。
  28. ^ 2021 FIFA FIFPRO Men's World 11”. FIFPRO (2022年1月17日). 2023年3月1日閲覧。
  29. ^ Messi makes World 11 history as Benzema earns maiden inclusion”. FIFA.com. 2023年2月28日閲覧。
  30. ^ Who made the 2023 FIFA FIFPRO Men’s World 11?”. FIFPRO (2024年1月15日). 2024年1月16日閲覧。
  31. ^ 2021 FIFA FIFPRO Women's World 11”. FIFPRO (2022年1月17日). 2023年3月2日閲覧。
  32. ^ Who made the 2022 FIFA FIFPRO Women’s World 11?”. FIFPRO (2023年2月27日). 2023年3月2日閲覧。
  33. ^ 2023 FIFA FIFPRO World 11 winners revealed”. FIFPRO (2024年1月15日). 2024年1月16日閲覧。
  34. ^ 2021 Player Activism award winner: Morten Thorsby”. FIFPRO (2021年2月18日). 2023年3月5日閲覧。
  35. ^ 2021 Player Activism award winner: Morten Thorsby”. FIFPRO (2021年11月17日). 2023年3月5日閲覧。
  36. ^ 2021 Player Voice award winner: Tim Sparv”. FIFPRO (2021年11月17日). 2023年3月5日閲覧。
  37. ^ 2021 Player Impact award winner: Patrik Le Giang”. FIFPRO (2021年11月17日). 2023年3月5日閲覧。
  38. ^ 2022 Merit Awards: Players and unions recognised for inspiring work”. FIFPRO (2022年10月27日). 2023年3月5日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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