2021年のNBAドラフトは、2021年7月29日 (現地時間) にニューヨーク市ブルックリン区にあるバークレイズ・センターにおいて開催されたNBAのドラフトであり、ESPNABC(1巡目のみ)によって放送された[1]1947年のNBAドラフト英語版から開催以来、初の7月に開催となる。

2021年のNBAドラフト
基本情報
スポーツ バスケットボール
開催日 2021年7月29日
会場 バークレイズ・センター
ニューヨーク市ブルックリン区
中継 ESPN
ABC (1巡目のみ放送)
概要
2巡で合計60名が指名
リーグ NBA
全体1位指名 ケイド・カニングハム (デトロイト・ピストンズ)
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ドラフト指名

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ケイド・カニングハムは全体1位でピストンズに指名された。
 
ジェイレン・グリーンは全体2位でロケッツに指名された。
 
エバン・モーブリーは全体3位でキャバリアーズに指名された。
 
スコッティ・バーンズは全体4位でラプターズに指名された。
 
オーストラリア出身のジョシュ・ギディーは全体6位でサンダーに指名された。
 
Gリーグ・イグナイト出身のジョナサン・クミンガは全体7位でウォリアーズに指名された。
 
フランツ・バグナーは全体8位でマジックに指名された。
 
デイビオン・ミッチェルは全体9位でキングスに指名された
PG ポイントガード SG シューティングガード SF スモールフォワード PF パワーフォワード C センター
S NBAオールスター
A オールNBAチーム
R NBAオールルーキーチーム
D NBAオールディフェンシブチーム
C NBAチャンピオン
F ファイナルMVP
# NBAでのプレー経験なし
M シーズンMVP

指名順位

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指名順 選手名 Pos. 経歴 国籍 指名チーム 出身校など
1 1 ケイド・カニングハム PG  R    アメリカ合衆国 デトロイト・ピストンズ オクラホマ州立大学
1 2 ジェイレン・グリーン SG  R    アメリカ合衆国 ヒューストン・ロケッツ NBAGリーグ・イグナイト
1 3 エバン・モーブリー C  R  D    アメリカ合衆国 クリーブランド・キャバリアーズ USC
1 4 スコッティ・バーンズ ROY PF  S  R    アメリカ合衆国 トロント・ラプターズ フロリダ州立大学
1 5 ジェイレン・サッグス PG  D    アメリカ合衆国 オーランド・マジック ゴンザガ大学
1 6 ジョシュ・ギディー PG  R    オーストラリア オクラホマシティ・サンダー アデレード・36ers (オーストラリア)
1 7 ジョナサン・クミンガ SF  C    コンゴ民主共和国 ゴールデンステート・ウォリアーズ (ミネソタから)[A] NBAGリーグ・イグナイト
1 8 フランツ・ワグナー SF  R    ドイツ オーランド・マジック (シカゴから)[B] ミシガン大学
1 9 デイビオン・ミッチェル PG   アメリカ合衆国 サクラメント・キングス ベイラー大学
1 10 ザイア・ウィリアムズ SF   アメリカ合衆国 ニューオーリンズ・ペリカンズ →メンフィスへトレード スタンフォード大学
1 11 ジェームズ・ブックナイト SG   アメリカ合衆国 シャーロット・ホーネッツ コネチカット大学
1 12 ジョシュア・プリモ SG   カナダ サンアントニオ・スパーズ アラバマ大学
1 13 クリス・ドゥアルテ SG  R    ドミニカ共和国 インディアナ・ペイサーズ オレゴン大学
1 14 モーゼス・ムーディー SG  C    アメリカ合衆国 ゴールデンステート・ウォリアーズ アーカンソー大学
1 15 コーリー・キスパート SF   アメリカ合衆国 ワシントン・ウィザーズ ゴンザガ大学
1 16 アルペラン・シェングン C   トルコ オクラホマシティ・サンダー (ボストンから) →ヒューストンへトレード ベシクタシュJK (トルコ)
1 17 トレイ・マーフィー3世 SF   アメリカ合衆国 メンフィス・グリズリーズ →ニューオーリンズへトレード バージニア大学
1 18 トレ・マン PG   アメリカ合衆国 オクラホマシティ・サンダー (マイアミから) フロリダ大学
1 19 カイ・ジョーンズ C   バハマ ニューヨーク・ニックス →シャーロットへトレード テキサス大学
1 20 ジェイレン・ジョンソン SF   アメリカ合衆国 アトランタ・ホークス デューク大学
1 21 キーオン・ジョンソン SG   アメリカ合衆国 ニューヨーク・ニックス (ダラスから) →ロサンゼルス・クリッパーズへトレード テネシー大学
1 22 アイザイア・ジャクソン PF   アメリカ合衆国 ロサンゼルス・レイカーズ →ワシントンを経由してインディアナへトレード ケンタッキー大学
1 23 ウスマン・ガルバ PF   スペイン ヒューストン・ロケッツ (ポートランドから) レアル・マドリード (スペイン)
1 24 ジョシュ・クリストファー SG   アメリカ合衆国 ヒューストン・ロケッツ (ミルウォーキーから) アリゾナ州立大学
1 25 クエンティン・グライムズ SG   アメリカ合衆国 ロサンゼルス・クリッパーズ →ニューヨークへトレード ヒューストン大学
1 26 ボーンズ・ハイランド PG  R    アメリカ合衆国 デンバー・ナゲッツ バージニア・コモンウェルス大学
1 27 キャメロン・トーマス SG   アメリカ合衆国 ブルックリン・ネッツ LSU
1 28 ジェイデン・スプリンガー SG   アメリカ合衆国 フィラデルフィア・セブンティシクサーズ テネシー大学
1 29 デイロン・シャープ C   アメリカ合衆国 フェニックス・サンズ →ブルックリンへトレード ノースカロライナ大学
1 30 サンティ・アルダマ PF   スペイン ユタ・ジャズ →メンフィスへトレード ロヨラ大学
2 31 アイザイア・トッド PF   アメリカ合衆国 ミルウォーキー・バックス (ヒューストンから) →インディアナを経由してワシントンへトレード NBAGリーグ・イグナイト
2 32 ジェレマイア・ロビンソン=アール PF   アメリカ合衆国 ニューヨーク・ニックス (デトロイトからフィラデルフィア、ロサンゼルス・クリッパーズを経由して) →オクラホマシティへトレード ビラノバ大学
2 33 ジェイソン・プレストン英語版 PG   アメリカ合衆国 オーランド・マジック →ロサンゼルス・クリッパーズへトレード オハイオ大学
2 34 ロカス・ヨクバイティス PG  #    リトアニア オクラホマシティ・サンダー →ニューヨークへトレード BCジャルギリス (リトアニア)
2 35 ハーバート・ジョーンズ SF  R  D    アメリカ合衆国 ニューオーリンズ・ペリカンズ (クリーブランドからアトランタを経由して) アラバマ大学
2 36 マイルズ・マクブライド PG   アメリカ合衆国 オクラホマシティ・サンダー (ミネソタからゴールデンステートを経由して) →ニューヨークへトレード ウェストバージニア大学
2 37 JT・ソー PF   南スーダン デトロイト・ピストンズ (トロントからブルックリンを経由して) →シャーロットへトレード オーバーン大学
2 38 アヨ・ドスンム PG  R    アメリカ合衆国 シカゴ・ブルズ[a] イリノイ大学
2 39 ニーミアス・クエタ C   ポルトガル サクラメント・キングス ユタ州立大学
2 40 ジャレッド・バトラー SG   アメリカ合衆国 ニューオーリンズ・ペリカンズ →メンフィスを経由してユタへトレード[a] ベイラー大学
2 41 ジョー・ウィースキャンプ SG   アメリカ合衆国 サンアントニオ・スパーズ アイオワ大学
2 42 アイザイア・リバース SF   アメリカ合衆国 デトロイト・ピストンズ (シャーロットからニューヨークを経由して) ミシガン大学
2 43 グレッグ・ブラウン PF   アメリカ合衆国 ニューオーリンズ・ペリカンズ (ワシントンからユタ、クリーブランド、ミルウォーキーを経由して) →ポートランドへトレード テキサス大学
2 44 ケスラー・エドワーズ SF   アメリカ合衆国 ブルックリン・ネッツ (インディアナから) ペパーダイン大学
2 45 ジュハン・ベガリン SG  #    フランス ボストン・セルティックス パリ・バスケット (フランス)
2 46 ダラーノ・バントン PG   カナダ トロント・ラプターズ (メンフィスからサクラメントを経由して) ネブラスカ大学
2 47 デビッド・ジョンソン PG   アメリカ合衆国 トロント・ラプターズ (ゴールデンステートからニューオーリンズ、ユタを経由して) ルイビル大学
2 48 シャリーフ・クーパー PG   アメリカ合衆国 アトランタ・ホークス (マイアミからポートランド、サクラメントを経由して) オーバーン大学
2 49 マーカス・ゼガロウスキー PG  #    アメリカ合衆国 ブルックリン・ネッツ (アトランタから) クレイトン大学
2 50 フィリップ・ペトルシェフ C   セルビア フィラデルフィア・セブンティシクサーズ (ニューヨークから) メガ・バスケット (セルビア)
2 51 ブランドン・ボストン・ジュニア SG   アメリカ合衆国 メンフィス・グリズリーズ (ポートランドからクリーブランド、デトロイト、ダラスを経由して) ケンタッキー大学
2 52 ルカ・ガーザ C   ボスニア・ヘルツェゴビナ デトロイト・ピストンズ (ロサンゼルス・レイカーズからデトロイト、ヒューストン、サクラメントを経由して) アイオワ大学
2 53 チャールズ・バッシー C   ナイジェリア ニューオーリンズ・ペリカンズ (ダラスから) ウェスタンケンタッキー大学
2 54 サンドロ・マムケラシュビリ C   ジョージア インディアナ・ペイサーズ (ミルウォーキーからクリーブランド、ヒューストンを経由して) →ミルウォーキーへトレード シートン・ホール大学
2 55 アーロン・ウィギンズ SG   アメリカ合衆国 オクラホマシティ・サンダー (デンバーからフィラデルフィア、ゴールデンステートを経由して) メリーランド大学
2 56 スコッティ・ルイス SG   アメリカ合衆国 シャーロット・ホーネッツ (ロサンゼルス・クリッパーズから) フロリダ大学
2 57 バルサ・コプリビカ C  #    セルビア シャーロット・ホーネッツ (ブルックリンから) →デトロイトへトレード フロリダ州立大学
2 58 ジェリコ・シムズ PF   アメリカ合衆国 ニューヨーク・ニックス (フィラデルフィアから) テキサス大学
2 59 ライクアン・グレイ PF   アメリカ合衆国 ブルックリン・ネッツ (フェニックスから) フロリダ州立大学
2 60 ヨルゴス・カレイツァキス SF   ギリシャ インディアナ・ペイサーズ (ユタから) →ミルウォーキーへトレード パナシナイコス (ギリシャ)


ドラフト抽選

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NBAドラフトロッタリーは、ESPNによって6月22日に全国放映された。

実際の結果
チーム 2020–21
記録
ロッタリー
チャンス
確率
1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th
ヒューストン・ロケッツ 17–55 140 14.0% 13.4% 12.7% 11.9% 47.9% - - - - - - - - -
デトロイト・ピストンズ 20–52 140 14.0% 13.4% 12.7% 11.9% 27.8% 20.1% - - - - - - - -
オーランド・マジック 21–51 140 14.0% 13.4% 12.7% 11.9% 14.8% 26.0% 7.1% - - - - - - -
オクラホマシティ・サンダー 22–50 115 11.5% 11.4% 11.2% 11.0% 7.4% 27.1% 18.0% 2.4% - - - - - -
クリーブランド・キャバリアーズ 22–50 115 11.5% 11.4% 11.2% 11.0% 2.0% 18.2% 25.5% 8.6% 0.6% - - - - -
ミネソタ・ティンバーウルブズ[b] 23–49 90 9.0% 9.2% 9.4% 9.6% - 8.6% 29.7% 20.6% 3.4% 0.2% - - - -
トロント・ラプターズ 27–45 75 7.5% 7.8% 8.1% 8.5% - - 19.8% 33.9% 13.0% 1.4% <0.1% - - -
シカゴ・ブルズ[c] 31–41 45 4.5% 4.8% 5.2% 5.7% - - - 34.5% 36.2% 8.5% 0.5% <0.1% - -
サクラメント・キングス 31–41 45 4.5% 4.8% 5.2% 5.7% - - - - 46.4% 29.4% 3.9% 0.1% <0.1% -
ニューオーリンズ・ペリカンズ 31–41 45 4.5% 4.8% 5.2% 5.7% - - - - - 60.6% 17.9% 1.2% <0.1% <0.1%
シャーロット・ホーネッツ 33–39 17 1.7% 1.9% 2.1% 2.4% - - - - - - 77.6% 13.9% 0.5% <0.1%
サンアントニオ・スパーズ 33–39 16 1.6% 1.8% 2.0% 2.2% - - - - - - - 84.8% 7.5% 0.1%
インディアナ・ペイサーズ 34–38 12 1.2% 1.3% 1.5% 1.7% - - - - - - - - 92.0% 2.3%
ゴールデンステート・ウォリアーズ 39–33 5 0.5% 0.6% 0.6% 0.7% - - - - - - - - - 97.6%

主なドラフト外選手

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その他

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この年のドラフトにエントリーしながらも、ドラフト前に交通事故で他界したテレンス・クラークの家族が会場に招待され、1巡目指名の途中に追悼セレモニーが行われた[4]

脚注

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  1. ^ NBA Draft Presented By State Farm To Take Place On July 29”. NBA.com (March 29, 2021). March 29, 2021閲覧。
  2. ^ Warriors trade D'Angelo Russell to Timberwolves for Andrew Wiggins, picks”. NBA.com (February 7, 2020). June 22, 2021閲覧。
  3. ^ Orlando Magic trade Nikola Vucevic to Chicago Bulls in four-player deal, get two first-round picks”. ESPN (March 25, 2021). June 22, 2021閲覧。
  4. ^ NBA honors late Draft prospect Terrence Clarke” (英語). NBA.com. 2021年7月30日閲覧。
  1. ^ 2020年2月6日: ミネソタ・ティンバーウルブズからゴールデンステート・ウォリアーズ[2]
  2. ^ 2021年3月25日: シカゴ・ブルズからオーランド・マジック[3]
  1. ^ a b シカゴは38位と40位を交換できる権利あり
  2. ^ プロテクトを外れたためゴールデンステートの指名権となる
  3. ^ プロテクトを外れたためオーランドの指名権となる

関連項目

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外部リンク

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