2020年東京オリンピックのセーリング競技
2020年東京オリンピックのセーリング競技[1](2020ねんとうきょうオリンピックのセーリングきょうぎ)は、1964年大会同様、江の島ヨットハーバー[2](神奈川県藤沢市江の島)で開催された。大会主管はワールドセーリング。参加選手は前回大会と比較で30名減少し350名となった[3]。
2020年東京オリンピック セーリング | |
江の島ヨットハーバー | |
会場 | 江の島ヨットハーバー |
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開催日 | 2021年7月25日-8月4日 |
参加選手数 | 65か国 350人 |
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競技種目
編集1人乗りディンギーヨット
2人乗りディンギーヨット
カタマランヨット(2人乗り)
- Nacra 17(男女混合)
参加国
編集開催国の日本は自動的に全10種目(計15名)の出場枠を得る[4]。その他、主に2018年セーリング世界選手権(デンマーク・オーフス)と2019年に開催されたクラス別の世界選手権の結果などによりNOCに出場枠が与えられた[5]。日本代表(日の丸セーラーズ)には、日本セーリング連盟の選考基準により、2018年世界選手権女子470級銀メダルの吉田愛・吉岡美帆組[6]を始め、2021年5月までに全15名の選手が内定した[7][8][9]。本大会では男子 470級の岡田奎樹・外薗潤平組、女子 470級の吉田愛・吉岡美帆組が決勝(メダルレース)に進出し、いずれも最終順位は7位となった[10][11]。
- アルジェリア (2)
- アンゴラ (2)
- アンティグア・バーブーダ (1)
- アルゼンチン (11)
- アメリカ領サモア (2)
- オーストラリア (13)
- オーストリア (6)
- ベラルーシ (2)
- ベルギー (4)
- ブラジル (13)
- カナダ (9)
- チリ (1)
- 中国 (12)
- クロアチア (4)
- キプロス (4)
- チェコ (1)
- デンマーク (8)
- エルサルバドル (1)
- エジプト (2)
- エストニア (2)
- フィジー (1)
- フィンランド (5)
- フランス (14)
- ドイツ (10)
- イギリス (15)
- ギリシャ (8)
- グアテマラ (2)
- 香港 (3)
- ハンガリー (4)
- インド (4)
- アイルランド (3)
- イスラエル (5)
- イタリア (9)
- 日本 (15)
- リトアニア (2)
- マレーシア (4)
- メキシコ (4)
- モンテネグロ (1)
- モザンビーク (3)
- オランダ (10)
- ニュージーランド (10)
- ノルウェー (8)
- パプアニューギニア (2)
- ペルー (5)
- ポーランド (9)
- ポルトガル (5)
- プエルトリコ (2)
- ROC (6)
- セントルシア (2)
- サモア (1)
- セーシェル (1)
- シンガポール (4)
- スロベニア (3)
- 南アフリカ (3)
- 韓国 (4)
- スペイン (15)
- スウェーデン (9)
- スイス (6)
- タイ (3)
- トリニダード・トバゴ (1)
- チュニジア (4)
- トルコ (8)
- アメリカ合衆国 (13)
- ウルグアイ (3)
- ベネズエラ (1)
競技形式
編集種目ごとに10又は12の予選レースを行い、レースごとに順位に応じた得点(1位=1点、2位=2点…、失格の場合は参加チーム数+1点)が与えられる。最も成績が悪い1レースを除く合計が少ない順に10名(組)が決勝(メダルレース)に出場する。予選の得点とメダルレースの得点(1位=2点、2位=4点…)の合計が少ない順に最終順位を決定する。合計が並んだ場合は、メダルレースの順位により、上位を決定する。
競技日程
編集S | シリーズレース(予選) | MR | メダルレース |
悪天候により8月2日の競技は3日に順延された[12]。
種目/日付 | 7/25 | 7/26 | 7/27 | 7/28 | 7/29 | 7/30 | 7/31 | 8/ 1 | 8/ 2 | 8/ 3 | 8/ 4 |
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男子 RS:X | S | S | MR | ||||||||
男子 レーザー級 | S | S | MR | ||||||||
男子 フィン級 | S | S | MR | ||||||||
男子 470級 | S | S | S | MR | |||||||
男子 49er | S | MR | |||||||||
女子 RS:X | S | S | MR | ||||||||
女子 レーザーラジアル級 | S | S | MR | ||||||||
女子 470級 | S | S | S | MR | |||||||
女子 49erFX | S | S | MR | ||||||||
Nacra 17 | S | S | MR |
競技結果
編集男子種目
編集種目 | 金 | 銀 | 銅 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
RS:X[15] | キラン・バドルー オランダ (NED) |
37 | トマ・ゴヤール フランス (FRA) |
74 | 畢焜 中国 (CHN) |
75 |
レーザー級[16] | マシュー・ウィアン オーストラリア (AUS) |
53 | トンシ・スティパノビッチ クロアチア (CRO) |
82 | ヘルマン・トマスゴール ノルウェー (NOR) |
85 |
フィン級[17] | ジャイルズ・スコット イギリス (GBR) |
36 | ベレツ・ジョンボル ハンガリー (HUN) |
39 | ホアン・カルドナ・メンデス スペイン (ESP) |
51 |
470級[10] | オーストラリア (AUS) マシュー・ベルチャー ウィリアム・ライアン |
23 | スウェーデン (SWE) アントン・ダールベリ フレデリック・ベリストローム |
45 | スペイン (ESP) ホルディ・シャマル ニコラス・ロドリゲス・ガルシア=パス |
55 |
49er[18] | イギリス (GBR) ディラン・フレッチャー スチュアート・ビセル |
58(MR:2) | ニュージーランド (NZL) ピーター・バーリング ブレア・トゥーク |
58(MR:6) | ドイツ (GER) エリック・ハイル トーマス・プレセル |
70 |
女子種目
編集種目 | 金 | 銀 | 銅 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
RS:X[19] | 盧雲秀 中国 (CHN) |
36 | シャルリーヌ・ピコン フランス (FRA) |
38(MR:2) | エマ・ウィルソン イギリス (GBR) |
38(MR:4) |
レーザーラジアル級[20] | アンネ=マリー・リンドン デンマーク (DEN) |
78 | ヨセフィン・オルソン スウェーデン (SWE) |
81 | マリット・ボウメースター オランダ (NED) |
83 |
470級[11] | イギリス (GBR) ハンナ・ミルズ エイリー・マキンタイア |
38 | ポーランド (POL) アグニエシュカ・スクジプレッツ ヨランタ・オガル |
54(MR:8) | フランス (FRA) カミーユ・ルコワントル アロイズ・ルトルナズ |
54(MR:12) |
49erFX[21] | ブラジル (BRA) マルティネ・グラエル カエナ・クンゼ |
76 | ドイツ (GER) ティナ・ルッツ ズザン・ボイケ |
83 | オランダ (NED) アネミック・ベッカーリンク アネット・ドゥエツ |
88 |
混合種目
編集種目 | 金 | 銀 | 銅 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
Nacra 17[22] | イタリア (ITA) ルッジェーロ・ティタ カテリーナ・バンティ |
76 | イギリス (GBR) ジョン・ジムソン アンナ・バーネット |
83 | ドイツ (GER) パウル・コールホフ アリカ・シュトゥーレマー |
88 |
国・地域別のメダル獲得数
編集順 | 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | イギリス (GBR) | 3 | 1 | 1 | 5 |
2 | オーストラリア (AUS) | 2 | 0 | 0 | 2 |
3 | オランダ (NED) | 1 | 0 | 2 | 3 |
4 | 中国 (CHN) | 1 | 0 | 1 | 2 |
5 | ブラジル (BRA) | 1 | 0 | 0 | 1 |
デンマーク (DEN) | 1 | 0 | 0 | 1 | |
イタリア (ITA) | 1 | 0 | 0 | 1 | |
8 | フランス (FRA) | 0 | 2 | 1 | 3 |
9 | スウェーデン (SWE) | 0 | 2 | 0 | 2 |
10 | ドイツ (GER) | 0 | 1 | 2 | 3 |
11 | クロアチア (CRO) | 0 | 1 | 0 | 1 |
ハンガリー (HUN) | 0 | 1 | 0 | 1 | |
ニュージーランド (NZL) | 0 | 1 | 0 | 1 | |
ポーランド (POL) | 0 | 1 | 0 | 1 | |
15 | スペイン (ESP) | 0 | 0 | 2 | 2 |
16 | ノルウェー (NOR) | 0 | 0 | 1 | 1 |
合計 | 10 | 10 | 10 | 30 |
備考
編集脚注
編集- ^ “セーリング”. 東京2020. 2021年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月18日閲覧。
- ^ 『江の島ヨットハーバー』2021年。オリジナルの2021年7月9日時点におけるアーカイブ 。2021年8月1日閲覧。
- ^ “World Sailing respond to the IOC sports programme announcement for Tokyo 2020”. ワールドセーリング. (9 June 2017) 22 June 2018閲覧。
- ^ “Qualification System – Games of the XXXII Olympiad – Sailing”. ワールドセーリング (2021年5月21日). 2021年7月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月27日閲覧。
- ^ Palmer, Dan (8 April 2018). “World Sailing unveil Tokyo 2020 qualification system”. ワールドセーリング 22 June 2018閲覧。
- ^ “セーリング、吉田・吉岡組五輪へ 世界選手権2位、女子470級 - JOC”. 日本オリンピック委員会(JOC). 2020年11月21日閲覧。
- ^ “2020年東京オリンピック代表選考順位・選考得点 公示⑱ – オリンピック強化委員会”. jsaf-osc.jp. 2020年11月21日閲覧。
- ^ “2020年東京オリンピック代表選考順位・選考得点 公示⑲ – オリンピック強化委員会”. jsaf-osc.jp. 2021年5月15日閲覧。
- ^ “東京2020セーリング日本代表選手 – オリンピック強化委員会”. jsaf-osc.jp. 2021年5月15日閲覧。
- ^ a b “総合結果 男子470級”. 2021年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月20日閲覧。
- ^ a b “総合結果 女子470級”. 2021年9月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月20日閲覧。
- ^ “Men's and Women's Skiff - Medal Races”. 2021年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月22日閲覧。
- ^ “セーリング 競技スケジュール”. 東京2020. 2021年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月27日閲覧。
- ^ “Schedule - Sailing Tokyo 2020 Olympics”. Olympian Database. 8 March 2020閲覧。
- ^ “総合結果 男子RS:X級” (日本語). 2021年10月17日閲覧。
- ^ “総合結果 男子レーザー級” (日本語). 2021年10月17日閲覧。
- ^ “総合結果 男子フィン級” (日本語). 2021年10月17日閲覧。
- ^ “総合結果 男子49er級” (日本語). 2021年10月17日閲覧。
- ^ “総合結果 女子RS:X級” (日本語). 2021年10月17日閲覧。
- ^ “総合結果 女子レーザーラジアル級” (日本語). 2021年10月17日閲覧。
- ^ “総合結果 女子49erFX級” (日本語). 2021年10月17日閲覧。
- ^ “総合結果 混合フォイリングナクラ17級” (日本語). 2021年10月17日閲覧。
- ^ “瀬川和正、最後に最高の5着「今できることは精いっぱいやった」/セーリング”. サンケイスポーツ 2021年8月1日閲覧。
- ^ “セーリング470級男子 岡田・外薗組は総合7位 予選最終日の低迷響いた”. 日刊スポーツ 2021年8月4日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- セーリング 競技紹介 - 東京2020オリンピック競技大会
- セーリング スケジュール&結果 - 東京2020オリンピック競技大会
- リザルトブック