吉岡美帆
日本の女子セーリング選手
吉岡 美帆(よしおか みほ、1990年8月27日 - )は、広島県広島市出身[1]の女子セーリング選手(クルー)。立命館大学経済学部卒業。ベネッセセーリングチーム所属。身長は177cm。
獲得メダル | ||
---|---|---|
日本 | ||
女子セーリング | ||
オリンピック | ||
銀 | 2024 パリ | 混合470級 |
世界選手権 | ||
金 | 2018 オーフス | 女子470級 |
銀 | 2019 北京 | 女子470級 |
金 | 2023 ハーグ | 混合470級 |
銅 | 2024 マジョルカ島 | 混合470級 |
アジア大会 | ||
金 | 2018 ジャカルタ | 女子470級 |
金 | 2023 杭州 | 混合470級 |
人物
- 中学まではバレーボール部に所属。兵庫県立芦屋高等学校に入学してから、セーリングを始める[1]。大学4年生の時、琵琶湖全日本インカレに出場するも、不完全燃焼に終わり、卒業を機に引退するつもりだった[2]。しかし、ロンドンオリンピックに出場した吉田愛から声ががかり[3]、卒業後にはベネッセに入社、ペアを組むことになる。
- 2013年に世界選手権に初出場で10位[3]。2016年にはリオデジャネイロオリンピックも初出場で5位入賞。2019年8月に神奈川県江の島で行われたセーリング470級世界選手権で銀メダルを獲得、2020年東京オリンピック代表内定となった[1]。
- 2021年に江の島で開催された東京オリンピックでは7位入賞だった[4]。
- 11月には、男子470級で東京オリンピックにも出場した岡田奎樹とペアを組み[注釈 1]、全日本470級選手権で優勝を果たした[5]。2022年2月には、9月に中国・杭州市で開催予定のアジア競技大会代表(混合470級)に選ばれた[6]。
- 2023年4月、第52回プリンセスソフィア杯混合470級にて1位となった[7]。吉田愛と組んだ2018年[8]以来5年ぶりの優勝となった。
- 8月、オランダ・ハーグで開催されたセーリング世界選手権混合470級で金メダルを獲得した[9]。
- 9月には、杭州アジア競技大会に出場し、優勝した[10]。
- パリオリンピック混合470級で銀メダルを獲得[11]。在住する神奈川県藤沢市からは市民栄誉賞が贈られた[12]。
脚注
注釈
- ^ 男子と女子で別々に実施されていた470級は2024年パリオリンピックでは男女混合種目に変更となるため、男子スキッパーである岡田とペアを組み出場した。
出典
- ^ a b c スポーツニッポン(2019年8月10日)
- ^ バルクヘッドマガジン
- ^ a b 日刊スポーツ(2019年8月3日)
- ^ “セーリング“よしよし”吉田愛は愛息の励ましに涙「毎日頑張れた」総合7位”. 日刊スポーツ 2021年8月4日閲覧。
- ^ “東京五輪代表の岡田奎樹、吉岡美帆組が新種目でV 「パリで金メダル」合言葉に好発進”. スポーツ報知 (2021年11月23日). 2022年3月27日閲覧。
- ^ “セーリング東京五輪代表の岡田奎樹、女子は吉岡美帆ら選出/アジア競技大会代表選手一覧”. 日刊スポーツ. (2022年2月27日) 2022年3月1日閲覧。
- ^ “日本470が金メダルを獲得!プリンセスソフィア杯最終日”. BULKHEAD Magazine (2023年4月9日). 2023年4月11日閲覧。
- ^ “【速報】プリンセスソフィア杯、吉田・吉岡組が金メダル、磯崎・高柳組が銅メダル獲得!”. BULKHEAD Magazine (2018年4月7日). 2023年4月11日閲覧。
- ^ “岡田奎樹・吉岡美帆組、世界セーリング混合470級V…パリ五輪枠獲得”. 読売新聞オンライン. (2023年8月17日) 2023年12月10日閲覧。
- ^ “セーリング岡田奎樹、吉岡美帆組が優勝 アジア大会”. 産経ニュース. (2023年9月26日) 2023年12月10日閲覧。
- ^ “セーリング混合470級 岡田奎樹・吉岡美帆ペアが銀メダル 五輪”. NHK. (2024年8月8日) 2024年8月8日閲覧。
- ^ 「五輪銀の吉岡、岡田選手に藤沢、鎌倉市が市民栄誉賞 江の島で合同贈呈式」『カナロコ by 神奈川新聞』2024年9月11日。2024年9月12日閲覧。