2020年のJリーグカップ

2020年に開催された第28回Jリーグカップ
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2020年のJリーグカップは、2020年2月16日より開催され、2021年1月4日に決勝が行われた、第28回Jリーグカップである。

2020 Jリーグカップ
JリーグYBCルヴァンカップ
開催国 日本の旗 日本
開催期間 2020年2月16日 - 2021年1月4日
参加チーム数 19
優勝 FC東京
準優勝 柏レイソル
試合総数 28
ゴール数 83 (1試合平均 2.96点)
観客動員数 169,483 (1試合平均 6,053人)
得点王 日本の旗 小林悠 (川崎)
(4得点)
最優秀選手 ブラジルの旗 レアンドロ (FC東京)
2019
2021
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概要

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ヤマザキビスケットを冠スポンサーとして、「2020JリーグYBCルヴァンカップ」(: 2020 J.LEAGUE YBC Levain CUP)の名称で行う。

前年までの大会方式を踏襲して開幕したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けてリーグ戦を含め長期中断となったことから、大会レギュレーションや日程が変更となっている。開幕後のレギュレーション変更は大会史上初めて。

大会レギュレーション

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大会の基本レギュレーションと準決勝までの開催日については2019年12月16日[1]、グループ分けと試合日程は2020年1月16日にJリーグから発表された[2]。前年のレギュレーションを踏襲しているが、この年はリーグ戦の開幕が2月21日となり、それよりも早い開幕となった。

  • 2020明治安田生命J1リーグに参加する18クラブは全クラブ参加。加えて、AFCチャンピオンズリーグ2020 (ACL) プレーオフラウンド (1月28日)の結果次第で、2019明治安田生命J1リーグ17位の松本山雅FC及び同18位のジュビロ磐田も参加する。昇格組では横浜FC2007年大会以来13年ぶりの出場(柏レイソルは前年も出場しており、連続出場)。
    • 18クラブのうち、横浜F・マリノス (リーグ戦優勝)・ヴィッセル神戸 (天皇杯優勝)は ACLグループステージに出場するため、グループステージ・プレーオフステージは免除され、プライムステージからの出場。
    • FC東京鹿島アントラーズはACLプレーオフラウンドに出場するため、ACLプレーオフラウンドに勝利してACLグループステージに進出した場合にグループステージ・プレーオフステージを免除となり、ACLプレーオフラウンドに敗退した場合はグループステージからの出場となる。この2チームのうち、1クラブがACLプレーオフに勝利した場合は松本が、2クラブともACLプレーオフに勝利した場合は松本と磐田がグループステージに参加する。その後、2020年1月28日に開催されたACLプレーオフでFC東京のみACLグループステージ出場を決めたため、ACLプレーオフを敗退した鹿島と松本の出場 (グループステージ参加)が決定した[3]
  • グループステージはACLグループステージ出場クラブを除いた16クラブを2019シーズンのJ1リーグ戦順位をもとに4組に分けて、各組2回総当たり (ホーム・アンド・アウェー)でリーグ戦を行う。
  • 各グループステージの上位クラブがプレーオフステージ進出。ACLグループステージ進出クラブ数によりプレーオフ出場クラブ数が変動する。
    • ACLグループステージ進出が4クラブ:各グループステージの上位2クラブ (計8クラブ)
    • ACLグループステージ進出が3クラブ:各グループステージの上位2クラブ+3位クラブの内上位2クラブ (計10クラブ)
    • ACLグループステージ進出が2クラブ:各グループステージの上位3クラブ (計12クラブ)
  • プレーオフステージはグループステージを勝ち上がったクラブ同士の対戦により、ホーム・アンド・アウェーでの2試合制で実施される。
    • 組み合わせ:Aグループ1位 - Dグループ2位 / Bグループ1位 - Cグループ2位 / Cグループ1位 - Bグループ2位 / Dグループ1位 - Aグループ2位 (第1戦は各グループ2位クラブのホームで開催予定)
    • 勝者 (勝利数の多いクラブ。同勝利数の場合は下記により決定) がプライムステージに進出。
    1. 2試合における合計得点数 (=得失点差)
    2. アウェーでの得点数 (アウェーゴールルール)
    3. 15分ハーフの延長戦 (第2戦の後半終了後に引き続き実施、アウェーゴールルールは採用せず)
    4. PK戦 (グループステージと同様)

新型コロナウイルス感染拡大に伴うレギュレーション変更

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第1節が行われた後の2月24日に示された新型コロナウイルス感染拡大についての国の専門家会議の見解[4] を受け、チェアマン権限により2月26日開催予定だったグループステージ第2節7試合の延期を決定[5]。2月25日午後に行われた理事会で3月15日まで開催予定のJリーグ全公式戦(ルヴァンカップはグループステージ第2節・第3節の全試合)が開催延期となった[6]。3月25日、グループステージ第4節-第6節の開催延期が決定[7]。さらに4月8日、ルヴァンカッププレーオフステージ第1戦の開催延期が決定した[8]

このようにリーグ戦を含めた大会日程が大幅にずれ込んだことを踏まえ、2020年6月5日に開催された臨時理事会において、大会方式を以下の通り変更することが決定された[9]

  • すべての試合でU-21先発ルール(2020年12月31日において満年齢21歳以下の日本国籍選手を1人以上先発に含める)を適用しない。
  • グループステージは、組み合わせを当初通りとした上で、今までの「2回戦総当たり」(各クラブ6試合)から「1回戦総当たり」(各クラブ3試合)に変更する。
    • グループステージ第1節の結果はそのまま有効とする。
    • J2から参加していた松本山雅FCは第2節以降試合を行なわず(得失点差0の不戦敗扱い)、グループBで松本と第2節以降対戦予定だったベガルタ仙台浦和レッズには全日程終了後に勝ち点3を加算してグループ内およびグループ間の順位を決定する。
  • プレーオフステージを取りやめ、各グループステージの最上位クラブ+2位クラブの内最上位クラブ (計5クラブ) がプライムステージに進出。
  • プライムステージはグループステージを勝ち上がった5クラブと、ACL参加の3クラブを加えた8クラブで1回戦制のノックアウトトーナメントを戦う。またプライムステージでは決勝戦を除き延長戦は実施しない(90分で同点の場合はPK戦により決着をつける)。
    • 組み合わせ抽選は2020年8月13日に開催された。プライムステージ進出クラブ代表によるオープンドロー(公開抽選)により行われるのは例年と同様だが、この年は各チームの代表がWeb会議システムで参加した上で、Jリーグ公式YouTubeチャンネル「JリーグTV」で生配信された。参加選手は、大島僚太(川崎)、都倉賢(C大阪)、進藤亮佑(札幌)、呉屋大翔(柏)、米本拓司(名古屋)、松田詠太郎(横浜FM)、古橋亨梧(神戸)、内田宅哉(FC東京)[10]

大会日程

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各日程については2019年12月16日に発表された[2]。日曜日開催のグループステージ第1節を除き、グループステージとプレーオフステージは全てミッドウィーク(水曜日)開催となる。また、東京オリンピック期間中はリーグ戦同様に開催されないものとしていた。

その後、新型コロナウイルス感染拡大の影響でグループステージ第2節以降が延期となり、レギュレーション変更に合わせて日程の見直しが行われた(前述)。変更後の日程は2020年6月15日に発表された[11]。日付は特記無き限り2020年。

ステージ ラウンド 試合 当初予定 変更後 備考
グループステージ 第1節 2月16日 (日)
第2節 2月26日 (水)
3月11日 (水)
8月5日 (水)
第3節 3月4日 (水) 8月12日 (水)
第4節 4月8日 (水) 取り止め
第5節 4月22日 (水)
第6節 5月6日 (水)
プレーオフステージ 第1試合 5月27日(水) 取り止め
第2試合 6月26日(水)
プライムステージ 準々決勝 第1試合 9月2日(水) 9月2日(水) ACL2020グループステージ出場チームの出場
1回戦制に変更
第2試合 9月6日(日)
準決勝 第1試合 10月7日(水) 10月7日(水) 1回戦制に変更
第2試合 10月11日(日)
決勝 10月24日(土) 11月7日(土) 後に2021年1月4日(月)に再延期

グループステージ

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Aグループ

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チーム FRO GRA ANT SSP
1 川崎フロンターレ 3 2 1 0 10 5 +5 7 5–1
2 名古屋グランパス 3 2 1 0 6 2 +4 7 2–2 1–0
3 鹿島アントラーズ 3 1 0 2 5 6 −1 3 2–3
4 清水エスパルス 3 0 0 3 3 11 −8 0 0–3 2–3
出典: 順位表, 対戦結果
順位の決定基準: 1.勝点 2.当該チーム間の対戦成績 3.得失点差 4.総得点数 5.反則ポイント 6.抽選




当初予定されていた第2節 - 第6節の日程






Bグループ

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チーム CER RED VEG YAM
1 セレッソ大阪 3 3 0 0 8 1 +7 9 1–0 4–1
2 浦和レッズ 2 1 0 1 5 3 +2 6[注 1] 5–2 [注 2]
3 ベガルタ仙台 2 0 0 2 2 8 −6 3[注 1] 0–3 [注 3]
4 松本山雅FC 1 0 0 1 1 4 −3 0[注 1]
出典: 順位表, 対戦結果
順位の決定基準: 1.勝点 2.当該チーム間の対戦成績 3.得失点差 4.総得点数 5.反則ポイント 6.抽選
注釈:
  1. ^ a b c 松本山雅FCはレギュレーション変更のため第2節以降は参加せず、当該試合(第2節:ベガルタ仙台戦、第3節:浦和レッズ戦)は得失点差0で相手チームの勝利扱いとなる。
  2. ^ 試合は行わず、浦和に勝ち点3を追加する。
  3. ^ 試合は行わず、仙台に勝ち点3を追加する。

2020年2月16日 第1節 浦和レッズ 5 - 2 ベガルタ仙台 さいたま市
14:03
公式記録
試合経過
競技場: 埼玉スタジアム2002
観客数: 19,589人
主審: 高山啓義



当初予定されていた第2節 - 第6節の日程






Cグループ

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チーム CON SFR YFC SAG
1 北海道コンサドーレ札幌 3 2 1 0 6 2 +4 7 2–1 1–1
2 サンフレッチェ広島 2 1 0 1 3 2 +1 4[注 1] [注 2]
3 横浜FC 3 1 1 1 2 3 −1 4 0–2
4 サガン鳥栖 2 0 0 2 0 4 −4 1[注 1] 0–3 0–1
出典: 順位表, 対戦結果
順位の決定基準: 1.勝点 2.当該チーム間の対戦成績 3.得失点差 4.総得点数 5.反則ポイント 6.抽選
注釈:
  1. ^ a b 第3節の広島vs鳥栖が中止(代替試合なし)となり、大会規定に基づき両チームに勝ち点1を加算して順位を確定させた[12]
  2. ^ 試合は中止となり、両者に勝ち点1を追加する。


2020年8月5日 第2節 サガン鳥栖 0 - 1 横浜FC 鳥栖市
19:03 公式記録
試合経過
競技場: 駅前不動産スタジアム
観客数: 3,340人
主審: 山本雄大


当初予定されていた第2節 - 第6節の日程






Dグループ

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チーム REY GAM BEL TRI
1 柏レイソル 3 3 0 0 5 1 +4 9 1–0 3–1
2 ガンバ大阪 3 1 1 1 3 3 0 4 0–1
3 湘南ベルマーレ 3 1 0 2 2 3 −1 3 1–2 1–0
4 大分トリニータ 3 0 1 2 2 5 −3 1 1–1
出典: 順位表, 対戦結果
順位の決定基準: 1.勝点 2.当該チーム間の対戦成績 3.得失点差 4.総得点数 5.反則ポイント 6.抽選



2020年8月12日 第3節 柏レイソル 3 - 1 大分トリニータ 柏市
19:03
公式記録
試合経過
競技場: 三協フロンテア柏スタジアム
観客数: 1,969人
主審: 家本政明

当初予定されていた第2節 - 第6節の日程






各グループ2位

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チーム
1 A 名古屋グランパス 3 2 1 0 6 2 +4 7 プライムステージ進出
2 B 浦和レッズ 2 1 0 1 5 3 +2 6
3 C サンフレッチェ広島 2 1 0 1 3 2 +1 4
4 D ガンバ大阪 3 1 1 1 3 3 0 4
出典:

プライムステージ

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抽選に当たっては、全1回戦制になったことを踏まえ、ワイルドカード(グループステージ2位の最上位)の名古屋が全試合アウェーになるポジションに入り、それ以外の7チームで7つのポジションを抽選した[16]

以下のトーナメント表では、上のチームのホームゲームとして開催される。

準々決勝
(9月2日)
準決勝
(10月7日)
決勝
(2021年1月4日)
         
北海道コンサドーレ札幌 1 (4)
横浜F・マリノス (p) 1 (5)
横浜F・マリノス 0
柏レイソル 1
セレッソ大阪 0
柏レイソル 3
柏レイソル 1
FC東京 2
ヴィッセル神戸 0
川崎フロンターレ 6
川崎フロンターレ 0
FC東京 2
FC東京 3
名古屋グランパス 0

準々決勝

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セレッソ大阪
(Bグループ1位)
0 - 3柏レイソル
(Dグループ1位)
公式記録
試合経過

ヴィッセル神戸
(プライムステージより出場)
0 - 6川崎フロンターレ
(Aグループ1位)
公式記録
試合経過

FC東京
(プライムステージより出場)
3 - 0名古屋グランパス
(Aグループ2位)
公式記録
試合経過
観客数: 3,558人
主審: 東城穣

準決勝

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川崎フロンターレ0 - 2FC東京
公式記録
試合経過

決勝

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決勝戦前の記念撮影の様子
 

決勝に駒を進めたのは、準決勝で前年のJ1王者である横浜FM相手に、試合序盤のコーナーキックから挙げたDF山下達也のゴールを守り切った柏と、準決勝でJ1で首位を独走する前回大会王者の川崎を相手に、少ないチャンスからFWレアンドロの2ゴールで勝ち上がったFC東京の2チーム[17]国立競技場での決勝開催は、旧・国立競技場で開催され、柏が14年ぶりの優勝を果たした2013年大会以来7年ぶり[18] で、こちらも旧国立で優勝した2009年大会以来11年ぶりの優勝を目指すFC東京共々、3回目の優勝を目指す戦いとなった[19]。当初は、試合当日が新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) による影響により収容人員の50%で行われ、産業技術総合研究所との連携の下、場内にカメラ、レーダー、二酸化炭素計測器を設置し、入場者間の平均距離、マスクの有無、応援方法などの行動、二酸化炭素濃度の変化などを推定・測定し、大規模イベントを開催するための指針づくりに向けたデータ収集が行われる予定とされていた[20][注釈 3]

しかし、試合前週の11月2日、柏の選手1名にCOVID-19検査の陽性反応が、さらに翌3日には監督のネルシーニョを含むチームスタッフ2名に同じく陽性反応が、さらに翌4日には選手2名とスタッフ8名に同じく陽性反応が示されたことを受け、Jリーグと両クラブが協議した結果、11月7日に予定されていた決勝の開催を一旦取りやめることとなった[22]。代替日程について改めて協議され、11月下旬からFC東京はACLが集中開催されるカタールに渡航するため、2021年元日に行われる天皇杯決勝より後も含めて検討された[23] 結果、FC東京のACLから帰国後の隔離期間や両チームの天皇杯決勝進出の可能性を勘案した場合に「確実に試合が行える日」がこの日しかないという理由で、2021年1月4日に開催されることが発表され、異例の越年開催・平日の決勝となることが決定した[24][25]。なお、同日の開催が何らかの事情で不可能となった場合は「再延期無し(中止)」「両チーム優勝扱い」「優勝賞金は準優勝賞金との合算額を折半」「MVP選出無し」とすることが決定[26]

紆余曲折を経て迎えた決勝は、柏はMFヒシャルジソンなどJ1最終節から2人を入れ替え、J1得点王のFWオルンガを1トップに据えた4-2-3-1の布陣。一方FC東京はDF森重真人をアンカーに起用し、レアンドロ・永井謙佑原大智の3枚のFWを前線に置いた4-1-2-3の布陣で臨んだ[27]

序盤から攻守の切り替えの速い展開となった一戦は、16分、カウンターからセンターライン付近でボールを拾ったレアンドロが左サイドを駆け上がり、そのままペナルティエリアに侵入し、右に流れながらシュート。これが決まってFC東京が先制する。一方の柏はオルンガやMF江坂任になかなかボールが収まらず苦しい展開となるが、前半終了間際に得たコーナーキックのチャンスから、MFクリスティアーノのボールをオルンガが頭で合わせ高く浮いたボールがFC東京GK波多野豪がはじき出し損ない、そのこぼれ球を柏MF瀬川祐輔が押し込んで同点に追いつく[27]

後半に入っても一進一退の攻防が続き両チームとも決め手を欠く中、FC東京は67分にFWアダイウトンとMF三田啓貴を同時投入。すると74分、前線へのロングボールのこぼれ球をFW永井が頭でボックス内に落とすと、駆け込んだアダイウトンがつま先でゴール右へ蹴り込み、FC東京が勝ち越しに成功する。追う展開となった柏はFW呉屋大翔・MF神谷優太・MF三原雅俊・MF仲間隼斗と次々に投入して攻勢を強めるが、FC東京の粘り強い守備にゴールを割ることが出来ず、そのままタイムアップ。FC東京が柏を2-1で破り、11年ぶり3度目の優勝を成し遂げた[27]


柏レイソル1 - 2FC東京
公式記録
試合経過
観客数: 24,219人
柏レイソル
GK 17   キム・スンギュ
DF 24   川口尚紀
DF 25   大南拓磨
DF 50   山下達也
DF 04   古賀太陽
MF 07   大谷秀和     78分
MF 08   ヒシャルジソン   86分
MF 09   クリスティアーノ
MF 18   瀬川祐輔   78分
FW 10   江坂任   78分
FW 14   オルンガ
控えメンバー
GK 16   滝本晴彦
DF 15   染谷悠太
DF 20   三丸拡
MF 27   三原雅俊   78分
MF 33   仲間隼斗   86分
MF 39   神谷優太   78分
FW 19   呉屋大翔   78分
   
監督
  ネルシーニョ
FC東京
GK 13   波多野豪
DF 37   中村帆高
DF 04   渡辺剛
DF 32    ジョアン・オマリ
DF 06   小川諒也
MF 10   東慶悟     67分
MF 03   森重真人
MF 31   安部柊斗
FW 24   原大智   67分
FW 11   永井謙佑   90分
FW 20   レアンドロ
控えメンバー
GK 01   児玉剛
DF 05   丹羽大輝
MF 28   内田宅哉   90分
MF 44   品田愛斗
MF 07   三田啓貴   67分
FW 15   アダイウトン   67分
FW 38   紺野和也
   
監督
  長谷川健太
2020 Jリーグカップ 優勝
FC東京
11年ぶり 3回目

表彰

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表彰名 選手名 所属クラブ
大会MVP   レアンドロ FC東京
ニューヒーロー賞   瀬古歩夢 セレッソ大阪

得点ランキング

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順位 選手 所属 得点
1   小林悠 川崎フロンターレ 4
T2   レアンドロ FC東京 3
  三笘薫 川崎フロンターレ
  ブルーノ・メンデス セレッソ大阪
T5
13名
2

最終更新は2021年1月4日の試合終了時
出典: J.League Data Site

脚注

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注釈

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  1. ^ 試合前日に鳥栖の選手・関係者に行われたPCR検査の結果、複数名の新型コロナウイルス感染症陽性者・陽性の可能性の高い者が見つかったことから、試合が中止された[13]。この対戦結果次第で広島がグループ2位になる可能性があったが、同日行われた他会場の結果によりグループA・2位の名古屋の勝ち点を上回ることが出来ないことが確定したため、この時点で広島のグループステージ敗退が確定[14]、その後8月13日に代替試合を行わないことを決定の上、試合実施要項に基づき両チームに勝ち点1を加えて順位を確定させることが発表された[12]
  2. ^ 当初は19:03キックオフの予定であったものの、雷の影響により19:33キックオフに変更された[15]
  3. ^ その後、同様の調査は、11月22日のJ3第29節・FC今治vs福島ユナイテッドFC、11月25日のJ2第36節・モンテディオ山形vsツエーゲン金沢、12月5日のJ1第31節・北海道コンサドーレ札幌vsセレッソ大阪の3試合で実施される[21]

出典

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  1. ^ 2020JリーグYBCルヴァンカップ 大会方式および試合方式について』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2019年12月16日https://www.jleague.jp/release/post-62309/2019年12月16日閲覧 
  2. ^ a b 2020シーズンの日程が発表!【ルヴァンカップ】”. J.LEAGUE.jp (2020年1月16日). 2020年1月27日閲覧。
  3. ^ 2020JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ Aグループ/Bグループ日程について』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2020年1月28日https://www.jleague.jp/release/post-62787/2020年1月29日閲覧 
  4. ^ 新型コロナウイルス感染症対策の基本方針の具体化に向けた見解”. 厚生労働省 (2020年2月24日). 2020年2月25日閲覧。
  5. ^ 2020JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第2節 開催延期のお知らせ』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2020年2月25日https://www.jleague.jp/release/post-63054/2020年2月25日閲覧 
  6. ^ 2020Jリーグ 明治安田生命J1リーグ 第2節~第4節 明治安田生命J2リーグ 第2節~第4節 明治安田生命J3リーグ 第1節~第2節 JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第2節~第3節 開催延期のお知らせ』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2020年2月25日https://www.jleague.jp/release/post-63079/2020年2月25日閲覧 
  7. ^ 2020Jリーグ 明治安田生命J1リーグ 第7節~第12節 明治安田生命J2リーグ 第8節~第12節 明治安田生命J3リーグ 第5節~第6節 JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第4節~第6節 開催延期のお知らせ』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2020年3月25日https://www.jleague.jp/release/post-63207/2020年4月8日閲覧 
  8. ^ 2020Jリーグ 明治安田生命J1リーグ 第13節~第15節 明治安田生命J2リーグ 第13節~第17節 明治安田生命J3リーグ 第7節~第10節 JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージ第1戦 開催延期のお知らせ』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2020年4月8日https://www.jleague.jp/release/post-63266/2020年4月10日閲覧 
  9. ^ 2020JリーグYBCルヴァンカップ 大会方式の変更について』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2020年6月5日https://www.jleague.jp/release/post-63477/2020年6月6日閲覧 
  10. ^ プライムステージ組み合わせ決定オープンドロー(抽選会)実施のお知らせ ~8/13(木)17時より「JリーグTV」にてライブ配信決定!~【ルヴァンカップ】』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2020年8月7日https://www.jleague.jp/news/article/17563/2020年8月8日閲覧 
  11. ^ Jリーグ 日程発表!”. 日本プロサッカーリーグ (2020年6月15日). 2020年6月15日閲覧。
  12. ^ a b 2020JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第3節 サンフレッチェ広島 vs サガン鳥栖 開催中止 およびCグループ最終順位決定のお知らせ』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2020年8月13日https://www.jleague.jp/release/post-64141/2020年8月13日閲覧 
  13. ^ 2020JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第3節 サンフレッチェ広島 vs サガン鳥栖 開催中止のお知らせ』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2020年8月12日https://www.jleague.jp/release/post-64117/2020年8月12日閲覧 
  14. ^ 2020JリーグYBCルヴァンカップ 川崎フロンターレ、セレッソ大阪、北海道コンサドーレ札幌、名古屋グランパス プライムステージ進出決定!』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2020年8月12日https://www.jleague.jp/release/post-64121/2020年8月13日閲覧 
  15. ^ 8/12(水)開催試合のキックオフ時刻変更について』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2020年8月12日https://www.jleague.jp/news/article/17607/2020年8月12日閲覧 
  16. ^ プライムステージの組み合わせが決まります!Jリーグをもっと好きになる情報番組「JリーグTV」2020年8月13日 - YouTube - Jリーグ公式チャンネル
  17. ^ “ルヴァン杯決勝はFC東京と柏で ともに3度目の頂点目指す”. 共同通信. (2020年10月7日). https://this.kiji.is/686549488091825249?c=39546741839462401 2020年11月2日閲覧。 
  18. ^ 2020JリーグYBCルヴァンカップ 決勝 国立競技場での開催が決定』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2020年8月13日https://www.jleague.jp/release/post-64130/2020年11月2日閲覧 
  19. ^ ルヴァン杯決勝は柏レイソルvsFC東京に決定!会場は国立競技場、試合日程やKO時刻、TV放送は?”. GOAL.com (2020年10月7日). 2020年11月2日閲覧。
  20. ^ 2020 Jリーグ YBC ルヴァンカップ決勝における感染予防のための調査について』(プレスリリース)産業技術総合研究所、2020年11月2日https://www.aist.go.jp/aist_j/news/au20201102.html2020年11月2日閲覧 
  21. ^ Jリーグのクラブハウス・スタジアムなどにおける感染予防のための調査について』(プレスリリース)産業技術総合研究所、2020年12月4日https://www.aist.go.jp/aist_j/news/announce/au20201120.html2020年12月8日閲覧 
  22. ^ 2020JリーグYBCルヴァンカップ決勝 11月7日(土)開催中止のお知らせ』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2020年11月4日https://www.jleague.jp/release/post-64987/2020年11月4日閲覧 
  23. ^ “ルヴァン杯決勝は延期 柏で新型コロナ集団感染―Jリーグ”. 時事通信. (2020年11月4日). https://www.jiji.com/jc/article?k=2020110401389&g=scr 2020年11月7日閲覧。 
  24. ^ 2020JリーグYBCルヴァンカップ決勝 開催日・試合会場・テレビ放送決定のお知らせ 2021年1月4日(月)/国立競技場で開催 フジテレビ系列にて全国生中継(予定)』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2020年11月12日https://www.jleague.jp/release/post-65064/2020年11月12日閲覧 
  25. ^ “ルヴァン杯決勝は1月4日 異例の年明け開催―Jリーグ”. 時事通信. (2020年11月12日). https://web.archive.org/web/20201116133449/https://www.jiji.com/jc/article?k=2020111200970&g=spo 2020年11月12日閲覧。 
  26. ^ 2020JリーグYBCルヴァンカップ決勝の取り扱いについて』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2020年12月15日https://www.jleague.jp/release/post-65443/2020年12月15日閲覧 
  27. ^ a b c 越年延期となった柏とのファイナルを制したFC東京、11年ぶり3度目のルヴァン杯制覇!!!”. ゲキサカ (2021年1月4日). 2021年1月4日閲覧。

関連項目

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