2011年のFIFAバロンドール(2011ねんのフィファ バロンドール)の受賞者は、2012年1月9日にスイスチューリッヒで行われた授賞式で発表され、リオネル・メッシバルセロナアルゼンチン代表)が3年連続で受賞した[1][2]。授賞式に先立ち、2011年11月1日に23人の候補者が、12月5日に3人の最終候補者が発表されている。

3年連続で受賞したリオネル・メッシ

セレモニーはルート・フリット(1987年受賞者[3])が司会を務め、ゼップ・ブラッターFIFA会長、ペレローター・マテウス(1990年受賞者[3])、ロナウド(1997年・2002年受賞者[3])、歌手のシャキーラなどが出席した[4]

FIFA女子最優秀選手賞は澤穂希INAC神戸レオネッサ日本代表)、FIFA男子最優秀監督賞はジョゼップ・グアルディオラ(バルセロナ監督)、FIFA女子最優秀監督賞は佐々木則夫(日本代表監督)が受賞した。FIFAプスカシュ賞(年間最優秀ゴール)はネイマールサントスブラジル代表)、FIFA会長賞はアレックス・ファーガソンマンチェスター・ユナイテッド監督)、FIFAフェアプレー賞日本サッカー協会が受賞した。FIFA/FIFProワールドイレブンにはバルセロナから5人、レアル・マドリードから4人、マンチェスター・ユナイテッドから2人が選ばれた。

FIFAバロンドール

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23人の候補者にはバルセロナから最多の8選手が名を連ねた。ヨーロッパ以外のクラブに所属する選手としては唯一ネイマールがノミネートされた。

最終候補者

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順位 選手[2] 国籍 所属クラブ 得票率
1位 リオネル・メッシ   アルゼンチン   バルセロナ 47.88%
2位 クリスティアーノ・ロナウド   ポルトガル   レアル・マドリード 21.60%
3位 シャビ・エルナンデス   スペイン   バルセロナ 9.23%

その他の候補者

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順位 選手[5] 国籍 所属クラブ 得票率
4位 アンドレス・イニエスタ   スペイン   バルセロナ 6.01%
5位 ウェイン・ルーニー   イングランド   マンチェスター・ユナイテッド 2.31%
6位 ルイス・スアレス   ウルグアイ   アヤックス /   リヴァプール 1.48%
7位 ディエゴ・フォルラン   ウルグアイ   アトレティコ・マドリード /   インテル 1.43%
8位 サミュエル・エトオ   カメルーン   インテル /   アンジ・マハチカラ 1.34%
9位 イケル・カシージャス   スペイン   レアル・マドリード 1.29%
10位 ネイマール   ブラジル   サントス 1.12%
11位 メスト・エジル   ドイツ   レアル・マドリード 0.76%
12位 ウェズレイ・スナイデル   オランダ   インテル 0.72%
13位 トーマス・ミュラー   ドイツ   バイエルン・ミュンヘン 0.64%
14位 ダビド・ビジャ   スペイン   バルセロナ 0.53%
15位 バスティアン・シュバインシュタイガー   ドイツ   バイエルン・ミュンヘン 0.50%
16位 シャビ・アロンソ   スペイン   レアル・マドリード 0.48%
16位 セルヒオ・アグエロ   アルゼンチン   アトレティコ・マドリード /   マンチェスター・シティ 0.48%
18位 エリック・アビダル   フランス   バルセロナ 0.36%
19位 ダニエウ・アウヴェス   ブラジル   バルセロナ 0.34%
19位 カリム・ベンゼマ   フランス   レアル・マドリード 0.34%
21位 セスク・ファブレガス   スペイン   アーセナル /   バルセロナ 0.29%
22位 ナニ   ポルトガル   マンチェスター・ユナイテッド 0.26%
23位 ジェラール・ピケ   スペイン   バルセロナ 0.22%

FIFA女子最優秀選手賞

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最終候補者

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順位 選手[2] 国籍 所属クラブ 得票率
1位 澤穂希   日本   INAC神戸レオネッサ 28.51%
2位 マルタ   ブラジル   ウェスタン・ニューヨーク・フラッシュ 17.28%
3位 アビー・ワンバック   アメリカ合衆国   マジックジャック 13.26%

その他の候補者

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順位 選手[5] 国籍 所属クラブ 得票率
4位 宮間あや   日本   岡山湯郷Belle 12.18%
5位 ホープ・ソロ   アメリカ合衆国   マジックジャック 7.83%
6位 ロッタ・シェリン   スウェーデン   オリンピック・リヨン 4.85%
7位 ケルシュティン・ガーレフレケス   ドイツ   フランクフルト 4.73%
8位 アレックス・モーガン   アメリカ合衆国   ウェスタン・ニューヨーク・フラッシュ 4.34%
9位 ルイザ・ネシブ   フランス   オリンピック・リヨン 3.21%
10位 ソニア・ボンパストル   フランス   オリンピック・リヨン 2.99%

FIFA男子最優秀監督賞

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受賞したジョゼップ・グアルディオラ

最終候補者

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順位 監督[2] 国籍 指導チーム 得票率
1位 ジョゼップ・グアルディオラ   スペイン   バルセロナ 41.92%
2位 アレックス・ファーガソン   スコットランド   マンチェスター・ユナイテッド 15.61%
3位 ジョゼ・モウリーニョ   ポルトガル   レアル・マドリード 12.43%

その他の候補者

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順位 監督[2] 国籍 指導チーム 得票率
4位 ビセンテ・デル・ボスケ   スペイン   スペイン代表 9.12%
5位 オスカル・タバレス   ウルグアイ   ウルグアイ代表 7.47%
6位 ヨアヒム・レーヴ   ドイツ   ドイツ代表 4.40%
7位 アンドレ・ヴィラス=ボアス   ポルトガル   ポルト /   チェルシー 4.16%
8位 アーセン・ベンゲル   フランス   アーセナル 1.91%
9位 ユルゲン・クロップ   ドイツ   ボルシア・ドルトムント 1.54%
10位 リュディ・ガルシア   フランス   リール 0.89%

FIFA女子最優秀監督賞

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最終候補者

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順位 監督[2] 国籍 指導チーム 得票率
1位 佐々木則夫   日本   日本代表 45.57%
2位 ピア・スンドハーゲ   スウェーデン   アメリカ合衆国代表 15.83%
3位 ブルーノ・ビニ   フランス   フランス代表 10.28%

その他の候補者

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順位 監督[2] 国籍 指導チーム 得票率
4位 マレン・マイナート   ドイツ   U-20ドイツ代表 7.42%
5位 パトリス・レア   フランス   オリンピック・リヨン 5.80%
6位 トーマス・デンネルビー   スウェーデン   スウェーデン代表 4.31%
7位 ホープ・パウエル   イングランド   イングランド代表 3.01%
8位 ホルヘ・ビルダ   スペイン   U-17スペイン代表 2.85%
9位 レオナルド・クエジャール   メキシコ   メキシコ代表 2.38%
10位 トム・サーマニ   オーストラリア   オーストラリア代表 2.02%

FIFA/FIFProワールドイレブン

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ポジション 選手[2] 国籍 所属クラブ
GK イケル・カシージャス   スペイン   レアル・マドリード
DF ダニエウ・アウヴェス   ブラジル   バルセロナ
DF ジェラール・ピケ   スペイン   バルセロナ
DF ネマニャ・ヴィディッチ   セルビア   マンチェスター・ユナイテッド
DF セルヒオ・ラモス   スペイン   レアル・マドリード
MF シャビ・エルナンデス   スペイン   バルセロナ
MF シャビ・アロンソ   スペイン   レアル・マドリード
MF アンドレス・イニエスタ   スペイン   バルセロナ
FW リオネル・メッシ   アルゼンチン   バルセロナ
FW ウェイン・ルーニー   イングランド   マンチェスター・ユナイテッド
FW クリスティアーノ・ロナウド   ポルトガル   レアル・マドリード

FIFAプスカシュ賞

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順位 選手[2] 国籍 所属クラブ
1位 ネイマール   ブラジル   サントス
リオネル・メッシ   アルゼンチン   バルセロナ
ウェイン・ルーニー   イングランド   マンチェスター・ユナイテッド

FIFAフェアプレー賞

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FIFA会長賞

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脚注

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  1. ^ Messi crowned world's best”. ESPN (9 January 2012). 9 January 2012閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k Messi, Sawa, Guardiola and Sasaki triumph at FIFA Ballon d’Or 2011”. FIFA.com (2012年1月9日). 2012年1月9日閲覧。
  3. ^ a b c 前身のバロンドールの受賞年を記載している
  4. ^ Wayne Rooney looks starstruck as he meets Shakira dressed in dazzling red at the Fifa Ballon d'Or gala”. Daily Mail (2012年1月9日). 2012年1月10日閲覧。
  5. ^ a b FIFA Ballon d'Or 2011 - voting results”. FIFA.com. 2012年1月10日閲覧。

外部リンク

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