1948年の映画
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出来事
編集世界
編集→「1948年 § できごと」も参照
- 2月11日 - ソ連、セルゲイ・エイゼンシュテイン監督死去[1][2]。
- 3月 - 英国、英米映画協定(Anglo-American Film Agreement)調印[2][3]。アメリカ映画へのドル支払いの上限を年間425万ポンド(約1700万ドル)とし、それ以上の収益はイギリス映画産業に投資することを条件に、外国映画に課せられた関税(税率75%)を撤廃[4][3]。
- 5月3日 - 米国最高裁、MGM、 パラマウント、20世紀フォックス、RKO、ワーナーに対し、独禁法により製作・配給の分離を判決[2][5]。(パラマウント訴訟)
- 5月25日 - フランス、ジャック・フェデー監督死去[6][7]。
- 7月23日 - 米国、「アメリカ映画の父」D・W・グリフィス監督死去[6][8]。
- 月日不詳
日本
編集→「1948年の日本 § できごと」も参照
- 1月
- 2月
- 2月21日 - 大映、過度経済力集中排除法による指定を受ける[10]。
- 2月22日 - 東宝、過度経済力集中排除法の指定を受ける[12]。
- 3月
- 4月
- 5月
- 6月
- ウィリアム・ワイラー監督『我等の生涯の最良の年』が有楽町スバル座で公開[13][注 2]。17週ロングランの新記録達成[13]。飢餓で苦しむ日本人に感銘を与えてヒット[14]。
- 6月1日 - 東宝、砧撮影所をロックアウト[17]。
- 6月15日 - 大映、永田雅一社長就任[10]。
- 7月
- 8月
- 9月
- 10月
- 11月
- 12月
周年
編集- 創立25周年
日本の映画興行
編集日本公開作品
編集→詳細は「1948年の日本公開映画」を参照
受賞
編集- 第21回アカデミー賞
- 第6回ゴールデングローブ賞
- 作品賞 - 『ジョニー・ベリンダ』、『黄金』
- 主演男優賞 - ローレンス・オリヴィエ - 『ハムレット』
- 主演女優賞 - ジェーン・ワイマン - 『ジョニー・ベリンダ』
- 監督賞 - ジョン・ヒューストン - 『黄金』
- 第9回ヴェネツィア国際映画祭
- 最高賞 - 『ハムレット』 - ローレンス・オリヴィエ監督、 イギリス
- 第22回キネマ旬報ベスト・テン
- 第3回毎日映画コンクール
- 日本映画大賞 - 『醉いどれ天使』
生誕
編集- 1月3日 - 中村晃子、 日本、女優・歌手
- 1月10日 - あおい輝彦、 日本、男優・歌手
- 1月14日 - カール・ウェザース、 アメリカ合衆国、男優・フットボール選手
- 1月16日 - ジョン・カーペンター、 アメリカ合衆国、映画監督・プロデューサー・脚本家
- 1月29日 - マーク・シンガー、 カナダ、男優
- 2月5日 - バーバラ・ハーシー、 アメリカ合衆国、女優
- 2月20日 - ジェニファー・オニール、 ブラジル、女優
- 2月22日 - ジョン・アシュトン、 アメリカ合衆国、男優
- 2月28日 - マイク・フィギス、 イギリス、映画監督・脚本家
- 2月28日 - バーナデット・ピーターズ、 アメリカ合衆国、女優
- 2月28日 - マーセデス・ルール、 アメリカ合衆国、女優
- 3月11日 - ドミニク・サンダ、 フランス、女優
- 3月14日 - ビリー・クリスタル、 アメリカ合衆国、女優・コメディアン
- 3月25日 - ボニー・ベデリア、 アメリカ合衆国、女優
- 3月26日 - いしだあゆみ、 日本、女優・歌手
- 3月28日 - ダイアン・ウィースト、 アメリカ合衆国、女優
- 3月29日 - バッド・コート、 アメリカ合衆国、男優
- 5月20日 - 玄田哲章、 日本、声優
- 5月21日 - ジョナサン・ハイド、 オーストラリア、男優
- 6月22日 - 笹野高史、 日本、男優
- 6月28日 - キャシー・ベイツ、 アメリカ合衆国、女優
- 7月30日 - ジャン・レノ、 フランス、男優
- 8月8日 - 前田美波里、 日本、女優
- 8月10日 - 角野卓造、 日本、男優
- 9月7日 - スーザン・ブレイクリー、 アメリカ合衆国、女優
- 9月10日 - 大信田礼子、 日本、女優
- 9月19日 - ジェレミー・アイアンズ、 イギリス、男優
- 10月2日 - パーシス・カンバッタ、 インド、女優・モデル
- 10月17日 - マーゴット・キダー、 カナダ、女優
- 11月3日 - 柄本明、 日本、男優
- 11月10日 - ヴィンセント・スキャヴェリ、 アメリカ合衆国、女優
- 11月12日 - 銀河万丈、 日本、声優
- 11月28日 - アニエスカ・ホランド、 ポーランド、映画監督・脚本家
- 12月6日 - ジョベス・ウィリアムズ、 アメリカ合衆国、女優・映画監督
- 12月12日 - トム・ウィルキンソン、 イギリス、男優
- 12月14日 - ディー・ウォレス・ストーン、 アメリカ合衆国、女優
- 12月21日 - サミュエル・L・ジャクソン、 アメリカ合衆国、男優・プロデューサー
- 12月27日 - ジェラール・ドパルデュー、 フランス、男優
死去
編集日付 | 名前 | 出身国 | 年齢 | 職業 | |
2月 | 11日 | セルゲイ・エイゼンシュテイン | ロシア帝国 | 50 | 映画監督 |
7月 | 5日 | キャロル・ランディス | アメリカ合衆国 | 29 | 女優 |
15日 | ウィリアム・セリッグ | アメリカ合衆国 | 84 | 映画スタジオ設立者 | |
23日 | D・W・グリフィス | アメリカ合衆国 | 73 | 映画監督 | |
8月 | 13日 | エレン・ハンマーシュタイン | アメリカ合衆国 | 51 | 女優 |
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ 「エイゼンシュテイン」『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』 。コトバンクより2023年8月31日閲覧。
- ^ a b c d e 石原良太 1986, p. 66.
- ^ a b 市橋秀夫「映画と政府」『文化経済学』第3巻第2号、2002年、35–47頁、doi:10.11195/jace1998.3.2_35。
- ^ 楠田真「<文学×映画>の文化的連鎖反応 -「怒れる若者たち」から 「ブリティッシュ・ニューウェイヴ」へ-」(pdf)『日本大学大学院総合社会情報研究科紀要』、日本大学大学院総合社会情報研究科、2012年7月1日、18頁、2023年9月1日閲覧。
- ^ “United States v. Paramount Pictures, Inc., 334 U.S. 131 (1948)” (英語). Justia Law. 2023年9月1日閲覧。
- ^ a b c 筈見 1955b, p. 102.
- ^ “ジャック・フェーデ - 略歴・フィルモグラフィー”. キネノート. キネマ旬報社. 2023年9月19日閲覧。
- ^ “デイヴィッド・ウォーク・グリフィス - 略歴・フィルモグラフィー”. キネノート. キネマ旬報社. 2023年9月19日閲覧。
- ^ a b c d e f 松竹 1985, p. 676.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 大映 1951, §大映十年と社会・映画界の動き.
- ^ a b c d e f g h i j k l 東宝 2010b, p. 204.
- ^ a b 東宝 1982b, p. 50.
- ^ a b c d e f g h i j k l 谷川 1993, p. 112.
- ^ a b c d 石原良太 1986, p. 67.
- ^ “美空ひばり プロフィール”. 日本コロムビア. 2023年9月8日閲覧。
- ^ “映画 手をつなぐ子等 (1948)”. allcinema. スティングレー. 2024年5月18日閲覧。
- ^ a b c d 東宝 1982b, p. 51.
- ^ 吉村英夫『ハリウッド<赤狩り>との闘い』大月書店、2017年11月、74-76頁。ISBN 978-4-272-61235-2。
- ^ 「生フィルム」『デジタル大辞泉』 。コトバンクより2024年5月19日閲覧。
- ^ a b 山川 1987, p. 179.
- ^ a b c 松竹 1985, p. 259.
- ^ 「二番館」『精選版 日本国語大辞典』 。コトバンクより2024年5月10日閲覧。
- ^ “母(1948)”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2023年9月9日閲覧。
- ^ a b 東宝 1982b, p. 52.
- ^ 角川春樹、藤岡和賀夫、阿久悠『ザ・ブーム』角川書店、1982年1月25日、188頁。
- ^ 週刊朝日 編『戦後値段史年表』朝日新聞出版〈朝日文庫〉、1995年、23頁。ISBN 4-02-261108-1。
参考文献
編集- 石原良太 編『映画賞・映画祭日本・外国受賞作品大全集 : 栄光と虚栄・アカデミー賞からヨコハマ映画祭』芳賀書店、1986年6月。ISBN 4-8261-0520-7。
- 松竹『松竹九十年史』松竹、1985年12月。全国書誌番号:87001945。
- 大映 編『大映十年史』大映、1951年。doi:10.11501/2460993。全国書誌番号:52009699。
- 谷川義雄『年表・映画100年史』風濤社、1993年5月。ISBN 4-89219-113-2。
- 東宝『東宝五十年史』東宝、1982年11月。全国書誌番号:83041631。
- 渋沢社史データベース版(1982年11月刊行本が底本)
- 東宝 編『東宝75年のあゆみ ビジュアルで綴る3/4世紀 1932 - 2007』東宝、2010年4月。全国書誌番号:21785703。
- 東宝 編『東宝75年のあゆみ 1932 - 2007 資料編』(PDF)東宝、2010年4月。
- 筈見恒夫『写真映画百年史』 4巻、鱒書房、1955年10月。 NCID BA32272354。NDLJP:2466996。
- 山川浩二『昭和広告60年史』講談社、1987年。ISBN 4-06-202184-6。