黒崎播磨
日本の会社
(黒崎窯業から転送)
黒崎播磨株式会社(くろさきはりま、英名:KROSAKI HARIMA CORPORATION)は、福岡県北九州市八幡西区に本社を置く、耐火物やファインセラミックスの製造などを行う企業である。主力の耐火物事業は日本国内大手。東京証券取引所プライム市場・福岡証券取引所上場。JPX日経中小型株指数の構成銘柄の一つ[2]。日本製鉄グループに属する。
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | |
略称 | KROSAKI |
本社所在地 |
日本 〒806-8586 福岡県北九州市八幡西区東浜町1番1号 |
設立 |
1918年(大正7年)10月14日 (黒崎窯業株式会社) |
業種 | ガラス・土石製品 |
法人番号 | 3290801009910 |
事業内容 | 耐火物などの製造販売 |
代表者 | 江川和宏(代表取締役社長) |
資本金 | 55億3796万円(2021年3月31日現在)[1] |
売上高 |
連結 1136億16百万円 単独 804億29百万円 (2021年3月期)[1] |
営業利益 |
連結 49億49百万円 単独 33億82百万円 (2021年3月期)[1] |
純利益 |
連結 65億39百万円 単独 59億94百万円 (2021年3月期)[1] |
純資産 |
連結 632億88百万円 単独 544億14百万円 (2021年3月31日現在)[1] |
総資産 |
連結 1303億54百万円 単独 1062億68百万円 (2021年3月31日現在)[1] |
従業員数 |
連結 4802人 単独 1526人 (2021年3月31日現在)[1] |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
日本製鉄 46.40% 日本カストディ銀行 13.37% 日本マスタートラスト信託銀行 3.85% RE FUND 107-CLIEnt AC 2.33% 福岡銀行 2.21% (2019年9月30日現在)[1] |
主要子会社 | #関連会社を参照 |
関係する人物 |
安川敬一郎(創業者) 伊倉信彦(元代表取締役社長、現取締役相談役) |
外部リンク | www.krosaki.co.jp/ |
主要事業所
編集沿革
編集黒崎窯業
編集- 1918年(大正7年)10月14日 - 耐火煉瓦の販売を目的として、黒崎窯業株式会社設立。社長に松本健次郎、取締役に高良淳、大山綱国(高良の義兄、木村駿吉の娘婿)、監査役に安川清三郎が就任[3]
- 1942年(昭和17年)7月 - 大星工場発足。
- 1949年(昭和24年)
- 1953年(昭和28年)6月 - 黒崎築炉株式会社(後の黒崎炉工業株式会社)を設立。
- 1956年(昭和31年)10月 - 八幡製鐵が資本参加。大星工場を分離し、黒崎炉材株式会社を設立。
- 1961年(昭和36年)8月 - 岸和田工場操業開始。
- 1964年(昭和39年)
- 4月 - 千葉工場操業開始。
- 9月 - 堺工場操業開始。
- 1967年(昭和42年)9月 - 泉佐野工場(現・イオンモール日根野)操業開始。
- 1969年(昭和44年)9月 - 木更津工場(現・木更津不定形工場)操業開始。
- 1977年(昭和52年)3月 - 岸和田工場閉鎖。
- 1985年(昭和60年)4月 - ファインセラミックス事業部門発足。
- 1986年(昭和61年)5月 - セラミックス開発センター開設。
- 1989年(平成元年)10月 - スペインのAMR Refractarios,S.A.(現・Krosaki Amr Refractarios,S.A.)を買収し、子会社化。
- 1991年(平成3年)4月 - 泉佐野工場閉鎖。
- 1992年(平成4年)9月 - 堺工場閉鎖。
- 1995年(平成7年)4月 - 中国に合弁会社無錫黒崎蘇嘉耐火材料有限公司を設立。
- 1999年(平成11年)4月 - 黒崎炉工業株式会社を合併、ファーネス事業部発足。
ハリマセラミック
編集この節の加筆が望まれています。 |
黒崎播磨発足後
編集- 2000年(平成12年)4月1日 - 黒崎窯業とハリマセラミック(旧・播磨耐火煉瓦)が合併、黒崎播磨株式会社に社名変更。
- 2002年(平成14年)5月 - 九州耐火煉瓦株式会社を子会社化。アメリカにkrosaki USA Inc.を設立。
- 2003年(平成15年)12月7日 - 大阪証券取引所上場廃止。
- 2004年(平成16年)1月 - 東芝セラミックス株式会社(現・クアーズテック)と共同で株式会社SNリフラテクチュア東海を設立。
- 2007年(平成19年)
- 3月 - SNリフラテクチュア東海を子会社化。
- 8月 - 九州耐火煉瓦を株式交換により完全子会社化。
- 2012年(平成24年)
- 2019年(平成31年)3月31日 - 新日鐵住金株式会社(4月1日付で日本製鉄株式会社に商号変更)が親会社に該当することとなった[5]。
その他
編集関連会社
編集- 黒崎播磨セラコーポ株式会社 - 2010年4月1日、株式会社K&Kを存続会社として黒崎産業、黒崎機工と合併し商号変更。2021年4月1日、黒崎播磨に吸収合併され消滅[1]。
- 株式会社SNリフラテクチュア東海
- 有明マテリアル株式会社
- 新日本サーマルセラミックス株式会社
- Krosaki Amr Refractarios,S.A. (スペイン)
- 無錫黒崎蘇嘉耐火材料有限公司 (中国)
- Krosaki USA Inc. (アメリカ)
脚注
編集- ^ a b c d e f g h i “第130期有価証券報告書”. 黒崎播磨. (2021年6月29日) 2021年8月18日閲覧。
- ^ JPX日経中小型株指数構成銘柄一覧 (2021年9月30日時点) jpx.co.jp 2021年10月4日公表 2021年10月8日閲覧。
- ^ 『近代化の国際比較』西川純子・高浦忠彦、1991年、p174
- ^ インサイダーで利益3千万?…自社株売買の疑い 読売新聞 2012年2月25日
- ^ “支配株主等に関する事項について”. 黒崎播磨. (2019年6月28日) 2019年8月22日閲覧。
- ^ “日本一小さな火山?工場の奥に潜む250万年前のロマン”. 西日本新聞 (2020年5月18日). 2020年5月14日閲覧。
- ^ 黒崎播磨陸上競技部