高砂 (福岡市)

福岡市中央区の町

高砂たかさごは、福岡県福岡市中央区町名。現行の行政地名は、高砂一丁目及び二丁目(住居表示実施済)[4][5]。面積は18.56ヘクタール[1]。2023年5月末現在の人口は6,115人[2]郵便番号は810-0011[3]

高砂一丁目及び二丁目
渡辺通1丁目交差点より南西の眺望
渡辺通1丁目交差点より南西の眺望
地図
高砂の地図
高砂一丁目及び二丁目の位置(福岡市内)
高砂一丁目及び二丁目
高砂一丁目及び二丁目
高砂の地図
高砂一丁目及び二丁目の位置(福岡県内)
高砂一丁目及び二丁目
高砂一丁目及び二丁目
高砂一丁目及び二丁目 (福岡県)
高砂一丁目及び二丁目の位置(日本内)
高砂一丁目及び二丁目
高砂一丁目及び二丁目
高砂一丁目及び二丁目 (日本)
北緯33度34分44.7秒 東経130度24分27.9秒 / 北緯33.579083度 東経130.407750度 / 33.579083; 130.407750
日本の旗 日本
都道府県 福岡県の旗 福岡県
市町村 福岡市
中央区
面積
 • 合計 18.56[1] ha
人口
(2023年(令和5年)5月末現在)[2]
 • 合計 6,115人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
810-0011[3]
市外局番 092
ナンバープレート 福岡

地理

編集
 
土地利用の状況(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)

福岡市の「都心部」とされる中央区天神等の南南東約1.8キロメートル、中央区の南東部、福岡県道602号後野福岡線日赤通り)の西側に位置する。北西で渡辺通わたなべどおりと、北東で清川と、南東で那の川と、南西で白金しろがねと隣接する。土地利用については、日赤通りなどの幹線道路の沿線に、業務施設、商業施設などが建ち並び、その背後には住宅や小規模な店舗が密集している。

都市計画等

編集

高砂を含む地区の都市計画における位置づけについては、2012年(平成24年)12月21日に策定された『第9次福岡市基本計画』[6][注釈 1]の「都市空間構想図」において、「都心部」[注釈 2]に含まれている。都心部のなかでも特に天神渡辺通地区、博多駅周辺地区、ウォーターフロント地区(博多ふ頭及び中央ふ頭)の3地区が都心部の核とされており、高砂を含む地区は天神・渡辺通地区の南に位置する。都市計画に関しては、「福岡市都市計画マスタープラン」[8]において定められた方針については次のとおりである。交通ネットワークに関しては、都市の骨格となる福岡県道602号後野福岡線日赤通り)及び福岡県道555号桧原比恵線百年橋通り)の沿道や幹線道路である福岡市道博多駅草ヶ江線城南線)の沿道は、商業、業務、サービス施設や中高層住宅などが連続した「都市軸」や「沿道軸」に位置付けられている。土地利用については、全域が住宅を中心に都心機能を支援する業務施設、商業施設が共存する「複合市街地ゾーン」に位置付けられ、職住が調和した複合市街地づくりと良好な街並みの形成などがまちづくりの視点とされている。今後の課題については、高砂の特に北部が太平洋戦争の後に進められた戦災復興都市計画による土地区画整理事業の施工地区から外れ、古くから市街地が形成されている地区であり、幅員4メートル未満の狭隘道路が多く、また建築後30年以上の木造住宅も多いため、災害時の安全性などがあげられる。用途地域については次のとおりである[9]。高砂の全域が商業地域に指定されている。

歴史

編集

町域の変遷

編集
住居表示実施後 実施年月日 住居表示実施前(各大字・町名ともその一部)
高砂一丁目及び二丁目 1962年昭和37年) 桜木町並びに昭和通、六月田町、高畑新町、高畑本町、高砂町、住ノ江町、渡辺通一丁目から五丁目まで及び春吉の各一部

人口

編集

高砂一丁目及び二丁目について人口の推移を福岡市の住民基本台帳(公称町別)[2]に基づき示す(単位:人)。集計時点は各年9月末現在である。

交通

編集

道路

編集

主な幹線道路は次の通り。

県道

編集

市道

編集

市道のうち主な幹線道路は次の通り。

鉄道

編集

鉄道については、町域の北側に福岡市交通局が運営する地下鉄福岡市地下鉄七隈線が通っており、町外ではあるが、最寄りの駅は次のとおりである。

  • 渡辺通駅(距離は道程で約0.2~1.2キロメートル)
  • 薬院駅(距離は道程で約0.3~1.3キロメートル)

また町域の西方に西日本鉄道西鉄天神大牟田線が通っており、町外ではあるが、最寄りの駅は次のとおりである。

  • 薬院駅(上記の薬院駅と一体で福岡市地下鉄七隈線も乗り入れる。)
  • 西鉄平尾駅(距離は道程で約0.5~1.7キロメートル)

バス

編集

バスについては、西日本鉄道株式会社が運営する西鉄バスが近くを運行しており、一部町外も含むが、次の停留所がある[10]

  • 日赤通り沿い:渡辺通一丁目、高砂、高砂二丁目
  • 城南線沿い:渡辺通一丁目、薬院駅前
  • 百年橋通り沿い:那の川、那の川二丁目

施設

編集

公共・公益施設

編集

学校

編集

公立の小中学校は町内にはないが、校区については、小学校区、中学校区についてそれぞれ次の学校の校区に属する[13]

公立の小学校

編集

公立の中学校

編集

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ 『第9次福岡市基本計画』が2012年(平成24年)12月21日に策定されたときは、目標年次が2022年度末(令和4年度末)とされていたが、令和5年2月20日の市議会の議決を得て、2年延期された[7]
  2. ^ 「都心部」は具体的には東は御笠川、南は百年橋通り、西は大正通りに囲まれた地域とされている[8]
  3. ^ 所在地:810-0011高砂一丁目16番、公園種別:街区公園、面積:,454m2、開園年度:1968[11]
  4. ^ 所在地:810-0011高砂一丁目12番4号北緯33度34分48.4秒 東経130度24分28.4秒 / 北緯33.580111度 東経130.407889度 / 33.580111; 130.407889、業務内容:郵便窓口、貯金窓口、ATM、保険窓口[12]

出典

編集
  1. ^ a b 福岡市総務企画局企画調整部統計調査課 (2020年10月1日). “令和2年(2020年)国勢調査”. 2023年7月5日閲覧。→1. 人口等基本集計結果→1-11参考→面積、人口密度、人口及び世帯数-公称町別(令和5年1月31日)
  2. ^ a b c 福岡市統計調査課. “登録人口(公称町別)- 住民基本台帳(日本人)男女別人口及び世帯数”. 福岡市. 2023年7月5日閲覧。
  3. ^ a b 日本郵便株式会社. “郵便局”. 2023年7月5日閲覧。→「郵便番号を調べる」→キーワード検索等
  4. ^ 「角川日本地名大辞典」編集委員会 竹内理三『角川日本地名大辞典』 40 福岡県(初版)、角川書店、1988年3月8日、612, 791, 1498頁。ISBN 4-04-001400-6 
  5. ^ 福岡市. “福岡市区の設置等に関する条例”. 2023年6月22日閲覧。→別表第1
  6. ^ 福岡市総務企画局企画調整部企画課. “福岡市基本構想・第9次福岡市基本計画”. 2023年7月5日閲覧。→『第9次福岡市基本計画』(PDF)の48、56ページ
  7. ^ 福岡市議会事務局議事課. “令和5年/総務財政委員会”. 2023年4月9日閲覧。→第1回定例会→議案第26号/第9次福岡市基本計画の変更について
  8. ^ a b 福岡市住宅都市局都市計画部都市計画課. “福岡市都市計画マスタープラン”. 2023年7月5日閲覧。→「第4章/区別構想/中央区」(PDF)
  9. ^ 福岡市. “福岡市WEBまっぷ”. 福岡市. 2023年6月29日閲覧。→「都市計画情報」
  10. ^ 西日本鉄道株式会社(NISHI-NIPPON RAILROAD CO., LTD.). “西鉄バス路線図”. 2023年7月5日閲覧。→「南区・中央区版」
  11. ^ 公益財団法人福岡市緑のまちづくり協会. “公園等検索”. 2023年7月6日閲覧。→キーワード検索等
  12. ^ 日本郵政グループ (Japan Post Group). “郵便局・ATMをさがす”. 2023年7月6日閲覧。→検索等
  13. ^ 福岡市教育委員会. “福岡市通学区域”. 福岡市. 2023年7月6日閲覧。

関連項目

編集