薬院駅

福岡県福岡市中央区にある西日本鉄道・福岡市交通局の駅

薬院駅(やくいんえき)は、福岡県福岡市中央区白金一丁目にある西日本鉄道(西鉄)・福岡市地下鉄。西鉄の天神大牟田線と地下鉄の七隈線の2路線が乗り入れるほか、天神大牟田線から博多駅六本松方面へのバス乗換え駅として機能するなど交通の結節点となっている。

薬院駅
やくいん
Yakuin
地図
所在地 福岡市中央区白金一丁目
所属事業者 西日本鉄道駅詳細
福岡市交通局駅詳細
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歴史

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駅構造

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西日本鉄道

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西日本鉄道 薬院駅
 
西日本鉄道 薬院駅の駅舎(2014年9月)
やくいん
Yakuin
T01 西鉄福岡(天神) (0.8 km)
(1.0 km) 西鉄平尾 T03
所在地
北緯33度34分54.93秒 東経130度24分6.06秒 / 北緯33.5819250度 東経130.4016833度 / 33.5819250; 130.4016833 (西鉄 薬院駅)座標: 北緯33度34分54.93秒 東経130度24分6.06秒 / 北緯33.5819250度 東経130.4016833度 / 33.5819250; 130.4016833 (西鉄 薬院駅)
駅番号  02 
所属事業者 西日本鉄道
所属路線 天神大牟田線
キロ程 0.8 km(西鉄福岡(天神)起点)
駅構造 高架駅[1]
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[西鉄 1]39,786人/日
-2023年-
開業年月日 1927年昭和2年)6月1日
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配線図[5]

相対式ホーム2面2線を有する高架駅である[1]。全列車が停車する[2]。駅番号はT02。ホーム有効長は10両分ある[1]

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1 天神大牟田線 下り 二日市久留米柳川大牟田方面
2 上り 福岡(天神)方面


福岡市地下鉄

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福岡市地下鉄 薬院駅
 
福岡市地下鉄 薬院駅1番出入口(2022年12月)
やくいん
Yakuin
N13 薬院大通 (0.6 km)
(0.5 km) 渡辺通 N15
所在地
駅番号 N14
所属事業者 福岡市交通局
所属路線 七隈線
キロ程 10.8 km(橋本起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
13,368人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 2005年平成17年)2月3日
備考 業務委託駅
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配線図[5]

島式ホーム1面2線を有する地下駅城南線の地下に位置する。エレベーターは七隈線の改札階から西鉄の改札階まで直通している。駅番号N14

駅のシンボルマークは空港線・箱崎線のシンボルマークをデザインした西島伊三雄が2001年に死去したため、それ以前に描かれていた原案を元に、息子で同じくグラフィックデザイナーの西島雅幸が完成させた。モチーフは「薬院」に因んだ乳鉢と乳棒。

天神南駅が管理し、日本通運福岡支店が駅業務を受託する業務委託駅である[6]

地階 出入口 出入口
地下1階 コンコース階 コンコース、案内所、自動券売機自動改札口
トイレ(改札内)
地下2階 1番ホーム ■七隈線 博多方面渡辺通駅)→
島式ホーム,右側のドアが開く
2番ホーム ←■七隈線 橋本方面薬院大通駅

利用状況

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  • 西日本鉄道 - 2023年度の1日平均乗降人員39,786 人であり[西鉄 1]、西鉄の駅では3番目に多い[7]。当駅は2012年度に西鉄久留米駅を抜いて2番目の乗降人員となったが、2020年度に入って大橋駅に抜かれ、順位を一つ落とした。2023年度現在、大橋駅を抜いて2番目に浮上した。
  • 福岡市交通局 - 2023年度の1日平均乗車人員13,368人であり、七隈線の駅では博多駅天神南駅に次いで3番目に多い[8]
年度 西日本鉄道[9] [10] 福岡市交通局[11]
1日平均
乗降人員
1日平均
乗車人員
1日平均
乗車人員
1996年(平成08年) 31,844 15,921 未開業
1997年(平成09年) 31,973 15,910
1998年(平成10年) 31,907 15,847
1999年(平成11年) 31,926 15,836
2000年(平成12年) 31,452 15,685
2001年(平成13年) 30,847 15,834
2002年(平成14年) 30,332 15,142
2003年(平成15年) 31,145 15,585
2004年(平成16年) 31,364 15,644 [注釈 1][12] 3,784
2005年(平成17年) 33,277 16,608 4,883
2006年(平成18年) 34,137 17,088 6,040
2007年(平成19年) 34,770 17,429 6,661
2008年(平成20年) 34,733 17,537 7,063
2009年(平成21年) 34,645 17,482 6,770
2010年(平成22年) 35,124 17,701 7,068
2011年(平成23年) 35,657 17,959 7,427
2012年(平成24年) 35,656 17,973 7,473
2013年(平成25年) 36,656 18,469 7,632
2014年(平成26年) 38,310 19,309 8,083
2015年(平成27年) 39,513 20,020 7,870
2016年(平成28年) 39,891 20,079 8,819
2017年(平成29年) 40,912 20,619 9,330
2018年(平成30年) 41,756 21,024 9,797
2019年(令和元年) [西鉄 2]42,239 21,306 10,189
2020年(令和02年) [西鉄 3]29,871 6,718
2021年(令和03年) [西鉄 4]32,366 8,239
2022年(令和04年) [西鉄 5]35,012 9,528
2023年(令和05年) [西鉄 1]39,786 13,368

連絡定期券の取り扱い

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西鉄天神大牟田線と地下鉄七隈線では連絡定期券が発売されており、両社の定期券を1枚として購入できる。当駅を乗換え駅とする経路のほか、天神〔西鉄福岡(天神)駅地下鉄天神南駅〕を乗換え駅とする経路の連絡定期券も購入できる。通勤定期券のみならず通学定期券についても同様の取扱いとなっている。

駅周辺

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天神の南側に位置する。駅名の「薬院」は駅周辺にある地区名であるが、駅そのものは白金地区に位置しており、駅前の道路(城南線)を約50m西側に進んで橋を渡った先が薬院地区となる。 駅自体が西鉄薬院駅ビルとして、書店や喫茶店などが入居している。

周辺は大規模な店舗は少なく、事業所、事務所、大手企業の支店などが比較的多い。

交通
ホテル
  • クインテッサホテル福岡天神南
  • グランドキャビン天神南
  • 福岡東映ホテル
  • ホテルニューガイア薬院
  • ホテルエルビー福岡
なお、福岡市初のシティホテルとして1968年(昭和43年)に開業したタカクラホテル福岡は、2020年以降、新型コロナウイルスの流行の影響により稼働率が低下し、2021年1月末で自主廃業となった[13]
企業等
商店

その他

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  • 当駅と平尾駅の間は直上高架化で対応した[1]が、当駅と西鉄福岡(天神)駅の間は、西鉄イン天神や天神バスセンター及びソラリアターミナルビル駐車場に繋がるスロープ部分が旧地平時代の線路跡である。
  • 西鉄福岡市内線廃止前は城南線と平面交差しており、デッドセクションがあった。この平面交差部分が、タモリ鉄道ファンの道へと引き込んだ契機(「線路に興味を持つきっかけ」)であったと、本人がタモリ倶楽部内で告白している(2007年4月13日放送「来てよし!見てよし!休んでよし!今夜決定!三ツ星ステーション」)。なお、最寄り電停は城東橋電停。
  • 西鉄天神大牟田線の上り線は、次の駅が終点でしかも距離が800mしか離れていないためか、乗車のために利用する人はあまり多くはない。上りホームには、電光掲示板は設置されていない。
  • 西鉄天神大牟田線の全列車が停車するようになったのは1995年のダイヤ改正時からであるが、これは、福岡(天神)駅の工事がきっかけで、混雑を緩和し乗客を分散させる狙いがあった(ただし、それ以前にも朝の上り列車は全停車していた)。天神の重心が南下した影響も加わり、工事が終わった今も従前同様に乗客を分散し、且つ地下鉄七隈線や博多駅方面行きバス利用客への利便を図るため[要出典]、引き続き全列車が停まる。
  • 吉田初三郎鳥瞰図ではやくゐんと表記している。

隣の駅

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西日本鉄道
天神大牟田線
特急・急行
西鉄福岡(天神)駅(T01) - 薬院駅(T02) - 大橋駅(T05)
急行(平日朝上り)
西鉄福岡(天神)駅(T01) ← 薬院駅(T02)西鉄平尾駅(T03)
普通
西鉄福岡(天神)駅(T01) - 薬院駅(T02) - 西鉄平尾駅(T03)
福岡市地下鉄
  七隈線
薬院大通駅(N13) - 薬院駅(N14) - 渡辺通駅(N15)

脚注

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注釈

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  1. ^ 2005年2月3日開業。開業日から同年3月31日までの計57日間を集計したデータ。

出典

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  1. ^ a b c d e “25日から使用開始 西鉄大牟田線 福岡-平尾の連続立交化”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1995年3月8日) 
  2. ^ a b “薬院駅に全電車停車 西鉄、大牟田線のダイヤ改正”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1995年3月22日) 
  3. ^ 福岡市地下鉄事業概要 令和2年度”. 福岡市交通局. p. 61. 2021年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月3日閲覧。
  4. ^ 西鉄電車の全駅に駅ナンバリングを導入します!』(PDF)(プレスリリース)西日本鉄道、2017年1月24日http://www.nishitetsu.co.jp/release/2017/16_097.pdf2017年3月20日閲覧 
  5. ^ a b 川島令三『【図説】日本の鉄道 四国・九州ライン 全線・全駅・全配線』講談社、2013年8月19日、10頁。
  6. ^ 入札結果表(天神南) (PDF) - 福岡市交通局公式ウェブサイト、2021年7月3日閲覧。
  7. ^ 順位は西日本鉄道#鉄道事業の項目を参照の事
  8. ^ 令和6年度 地下鉄概要パンフレット (PDF) - 福岡市交通局
  9. ^ 福岡市統計書 (運輸・通信) 私鉄各駅乗降人員
  10. ^ 5.鉄道・軌道及び索道の現況 - 令和元年度版 九州運輸要覧、2020年9月2日閲覧
  11. ^ 高速鉄道3号線の計画等について (PDF) - 福岡市交通局 p.7
  12. ^ 福岡市統計書 (運輸・通信) 市営地下鉄各駅乗降人員
  13. ^ 老舗「タカクラホテル福岡」廃業へ コロナ禍で売上高8割減、1月末まで」『西日本新聞』2021年1月12日。2023年6月15日閲覧。
西日本鉄道の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2023年度1日平均、単位:人)”. 2024年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月12日閲覧。
  2. ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2019年度1日平均、単位:人)”. 2021年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月21日閲覧。
  3. ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2020年度1日平均、単位:人)”. 2021年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月21日閲覧。
  4. ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2021年度1日平均、単位:人)”. 2022年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月20日閲覧。
  5. ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2022年度1日平均、単位:人)”. 2023年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月20日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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