中部縦貫自動車道
中部縦貫自動車道(ちゅうぶじゅうかんじどうしゃどう、英語: CHUBU-JUKAN EXPWY[2])は、長野県松本市から福井県福井市までを結ぶ国土交通大臣指定に基づく高規格幹線道路(一般国道の自動車専用道路)(B路線)である[1]。国道158号に指定されている。略称は中部縦貫道(ちゅうぶじゅうかんどう)、または中縦道(ちゅうじゅうどう)[3]。
一般国道自動車専用道路(B) | |
---|---|
E67 中部縦貫自動車道 | |
路線延長 | 約160 km[1] (東海北陸自動車道との重複区間を除く) |
開通年 | 1987年(昭和62年) - |
起点 | 長野県松本市(松本JCT(仮称)) |
主な 経由都市 |
高山市、郡上市 大野市、勝山市 |
終点 | 福井県福井市(福井北JCT/IC) |
接続する 主な道路 (記法) |
E19 長野自動車道 E41 東海北陸自動車道 E8 北陸自動車道 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
高速道路ナンバリングによる路線番号は、「E67」が割り振られている[4]。
概要
編集長野県松本市を起点とし、岐阜県高山市の飛驒清見ICで東海北陸自動車道に接続、同道を経たのち白鳥ICで分岐し、福井県福井市に至る。東海北陸自動車道との重複区間は高速自動車国道、それ以外の区間は国道158号に指定されている[注釈 1]。
以前は県境区間の国道158号安房峠および油坂第三トンネルまでの郡上市側は冬季になると閉鎖されていたが、安房峠道路および油坂峠道路の完成により、年間を通して長野県や福井県と岐阜県飛騨地方との相互通行が可能になった。
全線開通した場合は北陸自動車道から当道を経て長野自動車道・中央自動車道へ至る、福井県と関東地方(特に東京都)を結ぶ高速自動車交通の最短ルートを成す。
日本列島の中心線に沿って延びているため道路名は「縦貫道」を名乗る[5]。
路線データ
編集インターチェンジなど
編集- IC(インターチェンジ)番号欄の背景色が■である部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色が■である部分は施設が供用されていない、完成していないことを示す。
- JCTはジャンクションを示す。
- 長野県・岐阜県の未開通区間および油坂出入口のIC/JCT名は仮称。
IC 番号 |
施設名 | 接続路線名 | 起点 から (km) |
備考 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|---|
- | 松本JCT | E19 長野自動車道 | 0.0 | 事業中[6] | 長野県 松本市 | |
- | 波田IC | 県道315号波田北大妻豊科線 | 5.3 | |||
波田 - 中ノ湯 (基本計画区間) | ||||||
中ノ湯IC | 国道158号(現道) | 0.0 | ||||
平湯IC | 国道158号(現道) 国道471号 |
5.6 | 岐阜県 | 高山市 | ||
- | 久手IC | 国道158号(現道) | 事業中 | |||
久手 - 日面 (計画段階評価完了[7]) | ||||||
日面 - 丹生川 (基本計画区間) | ||||||
- | 丹生川IC | 国道158号(現道) | 0.0 | 事業中[8] | ||
高山IC | 国道41号(高山国府バイパス) | 9.5 | ||||
高山西IC | 国道158号(現道) | 16.0 | 道の駅ななもり清見隣接 | |||
13 | 飛驒清見IC | 国道158号(現道) E41 東海北陸自動車道小矢部砺波方面 |
24.7 | |||
(重複区間 40.9 km)詳細は「東海北陸自動車道」を参照 | ||||||
郡上市 | ||||||
10 | 白鳥IC | E41 東海北陸自動車道一宮方面 県道82号白鳥明宝線 |
0.0 | 東海北陸道方面出入口 | ||
白鳥西IC | 国道158号(現道) | 3.2 | ||||
油坂出入口 | 国道158号(現道) | 11.3 | 白鳥方面出入口 無料開放により油坂峠料金所は廃止 |
福井県 | 大野市 | |
開通時期未定[9][10][11] | ||||||
九頭竜IC | 県道127号白山中居神社朝日線 | 26.8 | 道の駅九頭竜出口案内 | |||
下山IC | 国道158号(現道) | 30.7 | 福井方面出入口 | |||
勝原IC | 国道158号(現道) | 36.3 | 福井方面出入口 | |||
荒島IC | 国道158号(現道) | 40.8 | 道の駅越前おおの荒島の郷隣接 | |||
大野IC | 国道157号(大野バイパス) | 46.3 | ||||
勝山IC | 県道260号勝山インター線 | 54.1 | 道の駅恐竜渓谷かつやま出口案内 | 勝山市 | ||
上志比IC | 国道416号 | 62.0 | 道の駅禅の里出口案内 | 吉田郡 永平寺町 | ||
永平寺IC | 国道364号(旧道(谷口バイパス)) | 67.3 | ||||
永平寺参道IC | 国道364号(現道、旧道(谷口バイパス)) | 68.7 | 福井方面出入口 | |||
松岡IC | 国道416号(新道(吉野堺バイパス)) 県道165号京善原目線 |
70.5 | 白鳥方面出入口 | |||
9 | 福井北JCT/IC | 国道416号(新道(吉野堺バイパス)) E8 北陸自動車道 |
72.7 | ICは北陸道方面出入口 | 福井市 |
歴史
編集各道路ごとの沿革は、#事業区間ごとの概要にある各道路の沿革を参照。
- 1965年(昭和40年):安房トンネルの現地調査を開始する。
- 1980年(昭和55年):安房トンネルの調査坑が着工される。
- 1981年(昭和56年):油坂峠道路が、建設省により事業化される。
- 1983年(昭和58年):油坂峠道路が、建設省により着工される。
- 1985年(昭和60年)度:永平寺大野道路のうち国道416号吉野 - 谷口工区(現・永平寺参道IC - 松岡IC)が、福井県により着手される。
- 1987年(昭和62年)
- 6月30日:第四次全国総合開発計画にて、高規格幹線道路として閣議決定される。
- 11月18日:油坂峠道路・越美通洞関連区間(1.9 km)が、暫定的に無料道路として供用を開始する[12]。
- 1993年(平成5年)
- 年度:永平寺大野道路のうち、上志比IC - 永平寺参道IC間の事業を福井県から国へ移管。国が永平寺大野道路全区間を事業化する。
- 6月1日:永平寺大野道路のうち、越坂トンネル関連区間(現・永平寺参道IC - 松岡IC間、1.8 km)の供用を開始する。
- 1995年(平成7年)
- 1996年(平成8年)度:松本波田道路が事業化される。
- 1997年(平成9年)12月6日:安房峠道路(中ノ湯IC - 平湯IC間、5.6 km)の供用を開始する。
- 1999年(平成11年)
- 2004年(平成16年)11月27日:高山清見道路のうち、高山西IC - 飛驒清見IC間(8.7 km)の供用を開始する。
- 2005年(平成17年)9月30日:油坂峠道路無料化に伴い、油坂峠料金所を廃止。
- 2007年(平成19年)
- 2009年(平成21年)3月28日:永平寺大野道路のうち、勝山IC - 上志比IC間(7.9 km)の供用を開始する。
- 2011年(平成23年)8月1日:永平寺大野道路のうち、松岡IC - 福井北JCT/IC間着工。
- 2013年(平成25年)3月24日:永平寺大野道路のうち、大野IC - 勝山IC間(7.8 km)の供用を開始する[14]。
- 2015年(平成27年)3月1日:永平寺大野道路のうち、松岡IC - 福井北JCT/IC間(2.2 km)の供用を開始する[15][16][17]。また永平寺IC、永平寺参道ICの名称が正式決定。
- 2017年(平成29年)7月8日:永平寺大野道路のうち、上志比IC - 永平寺IC間(5.3 km)の供用を開始する[18]。永平寺大野道路全線開通[18]。
- 2019年(令和元年)9月4日:国土交通省が中部縦貫道の暫定2車線区間のうち、中ノ湯IC - 平湯ICを10 - 15年後を目処に4車線化する優先整備区間に選定する方針を発表[19][20][21]。
- 2023年(令和5年)
路線状況
編集車線・最高速度・料金
編集区間 | 車線 上下線=上り線+下り線 |
最高速度 | 料金 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
(松本JCT(仮称)- 中ノ湯IC間未開通) | |||||
中ノ湯IC - 平湯IC | 2=1+1 (暫定2車線) |
60 km/h | 有料 | ※1 | |
(平湯IC - 高山IC間未開通) | |||||
高山IC - 飛驒清見IC/JCT | 2=1+1 (暫定2車線) |
70 km/h | 無料 | ||
白鳥IC/JCT - 油坂出入口 | ※2 | ||||
(油坂出入口 - 九頭竜IC間未開通) | |||||
九頭竜IC - 大野IC | 2=1+1 |
60 km/h | 無料 | ||
大野IC - 松岡IC | 2=1+1 (暫定2車線) |
70 km/h | 無料 | ||
松岡IC - 福井北JCT/IC | 有料 |
- ※1:中ノ湯IC - 平湯IC間は4車線化優先整備区間[19][20][21]
- ※2:越美通洞付近では50 km/hに制限されている。
道路管理者
編集交通量
編集24時間交通量(台) 道路交通センサス
区間 | 平成17(2005)年度 | 平成22(2010)年度 | 平成27(2015)年度 | 令和3(2021)年度 |
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松本JCT(仮称)- 中ノ湯IC間 | 未開通 | |||
中ノ湯IC - 平湯IC | 3,171 | 1,880 | 3,821 | 1,691 |
平湯IC - 高山IC間 | 未開通 | |||
高山IC - 高山西IC | 調査当時未開通 | 5,504 | 5,631 | 5,356 |
高山西IC - 飛驒清見IC | 5,566 | 6,774 | 7,049 | 6,169 |
白鳥IC - 白鳥西IC | 1,071 | 594 | 2,035 | 479 |
白鳥西IC - 油坂出入口 | 1,706 | 946 | 1,128 | 1,574 |
油坂出入口 - 九頭竜IC間 | 未開通 | |||
九頭竜IC - 大野IC間 | 調査当時未開通 | |||
大野IC - 勝山IC | 調査当時未開通 | 6,406 | 6,904 | |
勝山IC - 上志比IC | 調査当時未開通 | 1,214 | 7,675 | 11,008 |
上志比IC - 永平寺IC | 調査当時未開通 | 9,252 | ||
永平寺IC - 永平寺参道IC | 調査当時未開通 | 8,218 | 11,088 | 13,037 |
永平寺参道IC - 松岡IC | 11,738 | 12,575 | 16,273 | 14,655 |
松岡IC - 福井北JCT/IC | 調査当時未開通 | 1,244 | 1,543 |
(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」・「令和3年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
- 平成22年度の調査期間中において中ノ湯IC - 平湯ICでは、高速道路無料化社会実験が行われていた。
事業区間ごとの概要
編集※各道路のICおよび接続道路の詳細については、#インターチェンジなどを参照。
長野県内区間は、波田IC(仮称)- 中ノ湯IC間はダム建設時に整備された道路を利用しており、道路幅の狭さから大型自動車などの離合に時間を要するなど改良の余地があるが、この区間は一般道路と併用して整備をする方針となっている。このうち、地元関係者の要望もあり先行整備される予定であった同区間の一部(奈川渡ダム周辺)については地元首長および国土交通相との会談の結果、2010年(平成22年)度の事業化を目指すこととなった[25]が、のちに調査・測量を除いた事業化は延期となった。その後最終的に、長野県から国土交通省長野国道事務所に権限代行のうえ、2011年(平成23年)度に「一般国道158号 奈川渡改良」として事業化された[26]。 また、松本波田道路は2008年(平成20年)度に事業再評価の対象となったが事業の継続が決定した。
岐阜県内区間は、高山清見道路の高山IC - 飛驒清見IC間の開通により整備が一段落したのちは、丹生川IC(仮称)- 高山IC間の調査・設計などが進んでいるほか、中間にインターチェンジを作る動きもある。また、現道の改良が進んでいる平湯IC - 丹生川IC(仮称)間は高山東道路として調査中である。
福井県内区間は、永平寺大野道路の松岡IC - 福井北JCT/IC間が2015年(平成27年)3月1日に開通し北陸自動車道との接続を果たし[17]、残る上志比IC - 永平寺IC間も2017年(平成29年)7月8日に開通した[18]。また、残る県内未供用区間は全線、大野油坂道路として事業化されている。
松本波田道路
編集松本波田道路(まつもとはたどうろ)は、長野県松本市島立と同市波田石原間で事業化されている、全長5.3 kmの自動車専用道路である[6]。1996年(平成8年)度に事業化され、1999年(平成11年)3月15日に都市計画決定された。松本ICの南側にあたる島立地区に設置される松本JCT(仮称)で長野自動車道から分岐し、波田地区で長野県道315号波田北大妻豊科線と接続する予定である。波田側ではアクセス道路として波田北大妻豊科線のバイパスが長野県によって整備中である。
この区間はアクセス道路の問題と地元住民の反対[27]により整備が遅れている。アクセス道路については2車線で整備することが決まっていたが、田中康夫知事が1.5車線に計画を変更したのち、村井仁知事により再び2車線で整備する計画に戻された[28]。
2013年12月、国土交通省関東地方整備局長野国道事務所が島立・新村・和田・波田の各地区で地元町会長などに対し説明会を開催した。2014年(平成26年)1月からは地権者ら地元住民対象の説明会を開き、理解を得られれば地質調査や測量を始める方針とされた[29][30]。この計画については、渋滞解消や観光資源の有機的な接続といったメリットの反面、優良な農地や景観を失うとする住民の反対意見[31]が併せて報道されている[29][32]。
2018年(平成30年)4月、松本市は松本JCT(仮称)と波田IC(仮称)の間に、新村IC(仮称)と和田IC(仮称)を、地元自治体が整備・維持管理をになう追加インターチェンジとして設置する方針を発表した。今後は設置に向け、国や県と協議を進めるとのことである[33][32][34]。
以後、用地測定が終了している波田・新村地区について国が本格的な用地交渉に着手し用地取得を進め[35][36]、境界に畦畔や仮用排水路・馬入れ等の設置作業を実施した[37][38]。また、和田・島立地区についても2020年(令和2年)度に用地取得、橋梁下部工事を開始するとの方針が示された[39]。
2021年(令和3年)には地元説明会での意見と要望等を踏まえ、1月中旬から本線工事に着手されており[40]、建設が進められている[41]。
松本波田道路の要目
編集- 起点:長野県松本市島立
- 終点:長野県松本市波田石原
- 全長:5.3 km
- 規格:第1種第3級
- 道路幅員:20.5 m
- 車線数:4車線
- 車線幅員:3.5 m
- 設計速度:80 km/h
- 対面通行の間は70 km/hで協議中[32]
波田IC - 中ノ湯IC
編集長野県松本市波田石原(波田IC(仮称))と同市安曇中ノ湯(中ノ湯IC)を結ぶ区間は基本計画区間となっている。事業化されておらず、事業名もない。
なお、当区間と並行する国道158号は防災上の問題があるほか隘路となっていることから、奈川渡ダム付近の約2.2 kmについて国道158号のバイパス道路を建設する道路改良事業「一般国道158号奈川渡改良」[42]が、中部縦貫自動車道とは別に権限代行事業として国土交通省により2011年度(平成23年度)に事業化された[43]。また、三本松トンネルから稲核ダムまでの1.5 kmの区間の改良工事である狸平工区が長野県により事業化されている[33]。
2022年(令和4年)6月には中部縦貫自動車道(波田〜中ノ湯間)整備検討会(第2回)が開催され、地域の課題と現状整理について意見交換が行われた[44]。
安房峠道路
編集安房峠道路(あぼうとうげどうろ)は、長野県松本市安曇中ノ湯(中ノ湯IC)と岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯(平湯IC)を結ぶ、全長5.6 kmの道路である。
長野・岐阜県境の安房峠直下で短絡しており、大半の区間を安房トンネルと湯ノ平トンネルが占めている。
高山東道路
編集岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯(平湯IC)と岐阜県高山市丹生川町坊方(丹生川IC(仮称))を結ぶ区間は長らく基本計画区間であり、全長約21 kmの道路で高山東道路として調査が行われていた[45]。飛騨山脈の麓に広がる急峻な地形という地域特有の事情から道路建設に当たって多くの課題が残り、長らく事業化されていなかった[45]。
こうした状況を打開すべく国土交通省・岐阜県・高山市・飛驒市の担当者で構成される「飛騨北部地域の幹線道路網機能強化検討会」が2019年(令和元年)から2020年(令和2年)にかけ高山市内で2度開催された際には[46][47]、国道現道が急カーブ・急勾配など多くの問題を抱え、かつ迂回路が無い為に積雪の多い冬季には安全性・定時制の面で大きな支障がある平湯ICから高山市丹生川町日面までの約13 kmを優先整備区間と定め、併せて高山市丹生川町久手付近に中間のインターチェンジを設置する方向性が確認された[47]。その後、事業化の前段階となる概略ルートや道路構造に関する検討を含む計画段階評価が進行中で[45][7]、2023年(令和5年)2月3日開催の「社会資本整備審議会 道路分科会 令和4年度第1回中部地方小委員会」において、アンケート結果を踏まえた全線高規格のバイパス道路とし、中間インターチェンジを設置する対応方針案について了承された[48]。このうち、平湯IC - 久手IC間(延長5.6 km)について「一般国道158号 高山東道路(平湯〜久手)」として2024年度(令和6年度)に事業化された[49]。令和6年度は測量・設計を行う予定である[50]。
高山東道路の要目
編集- 起点:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯
- 終点:岐阜県高山市清見町夏厩(事業区間終点岐阜県高山市丹生川町久手)
- 全長:約23 km(うち事業区間延長5.3 km)
- 規格:第1種第3級
- 標準道路幅員:13.5 m
- 車線数:2車線
- 設計速度:80 km/h
高山東道路の沿革
編集高山清見道路
編集高山清見道路(たかやまきよみどうろ)は、岐阜県高山市丹生川町坊方(丹生川IC(仮称))と同市清見町夏厩(飛驒清見IC)を結ぶ、全長24.7 kmの道路である[52]。
通行料金は無料。当道路のうち高山IC - 飛驒清見IC間のみ暫定2車線で供用中である。残りの丹生川IC(仮称)- 高山IC間(9.5 km)は2013年(平成25年)11月15日より工事着手している[53]。
高山清見道路の要目
編集- 起点:岐阜県高山市丹生川町坊方
- 終点:岐阜県高山市清見町夏厩
- 全長:24.7 km(供用延長 : 15.2 km)
- 規格:第1種第3級
- 標準道路幅員:22.0 m
- 車線数:4車線
- 高山西IC付近以外は暫定2車線で供用
- 設計速度:80 km/h
高山清見道路の沿革
編集- 1992年(平成4年)
- 2004年(平成16年)11月27日:高山西IC - 飛驒清見IC間(8.7 km)の供用を開始。
- 2007年(平成19年)9月29日:高山IC - 高山西IC間(6.5 km)の供用を開始[13]。
- 未定:丹生川IC(仮称)- 高山IC間(9.5 km)の供用を開始予定。
高山清見道路の主な構造物
編集- 見量山トンネル(みはかやまトンネル)
- 栗尾トンネル(くりおトンネル)
- 全長1,069 m、暫定2車線のトンネル。高山ICと高山西IC間の岐阜県高山市に所在し、見量山を貫く。2006年(平成18年)9月12日に貫通。なお、事業中の仮称を「前原2号トンネル」と称していた。
- 前原高架橋 - 全長290 m。
- 清見八日町トンネル(きよみようかまちトンネル)
- 小鳥トンネル(おどりトンネル)
-
見量山トンネル
-
栗尾トンネル
-
清見八日町トンネル
-
小鳥トンネル
東海北陸自動車道との重複区間
編集岐阜県高山市清見町夏厩(飛驒清見IC)と岐阜県郡上市白鳥町向小駄良(白鳥IC付近)は、東海北陸自動車道との重複区間である。高速道路ナンバリングにおいては、この区間は「E41」と「E67」の重複付番となっている。
油坂峠道路
編集油坂峠道路(あぶらさかとうげどうろ)は、岐阜県郡上市白鳥町向小駄良(白鳥IC付近)と福井県大野市東市布(油坂出入口)を結ぶ、全長11.3 kmの道路である[54][55][56][57]。 旧道は、7 %の急勾配や急カーブ、峠にあるトンネルの幅が狭いことから、高規格道路を建設する計画を立てた。
もとは有料道路として供用を開始したが、道路の管理主体が日本道路公団から国土交通省中部地方整備局へ承継されたことに伴い、2005年(平成17年)9月30日に無料化された。
福井県側から当道路を通行した場合、白鳥ICからは一般道に降りられないため、白鳥西ICで降りることになる。
油坂峠道路の要目
編集- 起点:福井県大野市東市布
- 終点:岐阜県郡上市白鳥町向小駄良
- 全長:11.3 km
- 規格
- 白鳥IC - 岐阜県郡上市白鳥町向小駄良(大藤路橋):第1種第3級
- 岐阜県郡上市白鳥町向小駄良(大藤路橋)- 油坂出入口:第1種第4級
- 設計速度:80 km/h
- 最急勾配:5 %
- 車線数:暫定2車線
- 総事業費:計画749億円、実績777億円
油坂峠道路の沿革
編集- 1977年(昭和52年)度 - 1980年(昭和55年)度:調査が実施される。
- 1981年(昭和56年)
- 1983年(昭和58年)8月:建設省により着工される[59]。
- 1984年(昭和59年)度 :越美通洞に着手する。
- 1987年(昭和62年)
- 1989年(平成元年)8月8日:都市計画決定される。
- 1998年(平成10年):日本道路公団により着工される。
- 1999年(平成11年)
- 2005年(平成17年)9月30日:油坂峠料金所が廃止され、無料化される。
油坂峠道路の主な構造物
編集岐阜県側にある油坂第1・第2・第3トンネルが大きくカーブしているのと対照的に、県境を貫く越美通洞は直線になっているので、坑口どうしの見通しが効く。
- 油坂第一トンネル (建設省近畿地方建設局福井工事事務所側の建設当時の名称「油坂第四トンネル」、全長847 m[61])
- 油坂第二トンネル (同「油坂第三トンネル」、全長1,600 m[62])
- 油坂第三トンネル (同「油坂第二トンネル」、全長914 m[63])
- 越美通洞 (同「油坂第一トンネル」、全長1,076 m[64])
- 当道路で唯一、トンネル名に「通洞」という呼称が命名されているが、これは当時の建設省近畿地方建設局福井工事事務所の所長が、部下にトンネル名を検討するよう指示し、部下は「油坂第一トンネル」、「越美トンネル」、「油坂峠トンネル」などの候補を挙げるも却下し、所長自らが現トンネル名を提案し、命名したものである[65]。
- 油坂大橋(全長1,076 m)
大野油坂道路
編集大野油坂道路(おおのあぶらさかどうろ)は、福井県大野市東市布(油坂出入口)と同市中津川(大野IC)を結ぶ道路[57]。道路規格が第1種第4級、車線幅員が3.25 mで計画されている[66]。日本の高速道路はそのほとんどが車線幅員3.5 mを基準としており、西九州自動車道や三遠南信自動車道で現道を活用する場合(暫定的なものを含む)に基準未満で供用する例が見られるが、新規に自動車専用道路を整備する場合に最初から車線幅員を3.25 mで計画するのは非常に特異である。
2009年(平成21年)3月9日、国土交通大臣の諮問機関である社会資本整備審議会の部会が開かれ、九頭竜IC(大野市貝皿、仮称時の名称:和泉IC)- 荒島IC(同市下唯野、仮称時の名称:大野東IC)間の14 kmが着工の見込みとなった。計画では完成2車線で設計速度60 km/h。事業費は約523億円、1日当たりの計画交通量は約7,400台。防災や救急医療などの面からも必要とされたほか、費用対効果は3.4と高い評価を得ている。同月13日、2010年度新規事業として採択されることが正式に決定した。 2014年(平成26年)3月末時点の用地取得率は54 %で、同年8月30日に着工。用地がまとまった箇所から順次工事を進める予定で、起工式に駆け付けた福井県選出の参議院議員山崎正昭は「7、8年で完成できるのでは」と全通に向けた意気込みを示した[67][注釈 3]。
油坂出入口 - 九頭竜IC間15.5 kmについては、計画交通量を1日当たり約4,500台と見込む[68]。同区間の整備を2011年(平成23年)12月24日に翌年度政府当初予算案の一部として閣議決定、2012年(平成24年)4月5日に同予算が国会で成立し翌日の予算配分によって正式に事業化された[69]。東日本大震災を教訓に国土交通省が全国で高速道路ネットワークの未整備区間の解消や代替ルート確保を重視する中で、中部縦貫道の南海トラフ巨大地震発生時の迂回路としての機能が改めて評価されたものとみられている[68][注釈 4]。また荒島IC - 大野IC間の5.5 kmについても2015年度(平成27年度) に新規事業化され、これにより福井県内の中部縦貫道は全線事業化された[70]。
当初、大野・荒島区間と荒島・九頭竜区間は2022年度(令和4年度)の開通を予定していたが[71]、荒島・九頭竜区間にある荒島第2トンネルの掘削が難航したため勝原IC - 九頭竜IC間の開通は2023年(令和5年)秋に延期された[72]。また、九頭竜・油坂区間は2026年(令和8年)春の開通を予定していたが[72]、新子馬巣谷橋(仮称)と大谷トンネル(仮称)で複数の工事課題が発生しているため工程精査中である[9]。
大野油坂道路の要目
編集- 起点:福井県大野市東市布
- 終点:福井県大野市中津川
- 全長:35.0 km(うち供用済区間19.5 km)
- 規格:第1種第4級
- 道路幅員:(土工部)13.0 m、(橋梁部)12.0 m、(トンネル部)12.0 m
- 車線数:完成2車線(中央分離帯あり)
- 車線幅員:3.25 m
- 設計速度:60 km/h
大野油坂道路の沿革
編集- 1997年(平成9年)2月:油坂峠料金所 - 大野IC間(約32 km)の基本計画が決定される。
- 2004年(平成16年)12月:ルート帯が発表される。
- 2006年(平成18年):猛禽類を除く環境調査を実施する。
- 2010年度(平成21年度):九頭竜IC - 荒島IC間(14.0 km)が事業化される。
- 2012年(平成24年)4月6日:油坂出入口 - 九頭竜IC間(15.5 km)が事業化される。
- 2013年度(平成25年度):九頭竜IC - 荒島IC間の用地買収に着手[73]。
- 2014年(平成26年)8月30日:九頭竜IC- 荒島IC間の工事に着手。
- 2015年(平成27年)4月9日:荒島IC - 大野IC間(5.5 km)が事業化される。これにより大野油坂道路の全線が事業化。
- 2023年(令和5年)
- 未定:油坂出入口 - 九頭竜IC間(15.5 km)が開通予定[9][10][11]。
大野油坂道路の主な構造物
編集- 荒島第一トンネル(荒島IC - 勝原IC):2,560 m
- 荒島第二トンネル(勝原IC - 下山IC):4,988 m
- 下山トンネル(下山IC - 九頭竜IC):416 m
- 九頭竜トンネル(下山IC - 九頭竜IC):2,388 m
- 川合トンネル(九頭竜IC - 油坂出入口):2,550 m
- 新長野トンネル(九頭竜IC - 油坂出入口):2,243 m
- 大谷トンネル(九頭竜IC - 油坂出入口):860 m
- 新下半原トンネル(九頭竜IC - 油坂出入口):227 m
- 上半原トンネル(九頭竜IC - 油坂出入口):1,146 m
- 東市布トンネル(九頭竜IC - 油坂出入口):1,167 m
永平寺大野道路
編集永平寺大野道路(えいへいじおおのどうろ)とは、福井県大野市中津川(大野IC)と同県福井市玄正島町(福井北JCT/IC)を結ぶ、全長26.4 kmの道路である[57][1][75]。
2017年(平成29年)7月8日に上志比IC - 永平寺IC間が開通したことにより、全線暫定2車線開通となった[18][76][77]。都市計画時は有料道路として整備した場合に石上PAを勝山IC - 上志比IC間に設置する計画があったが、道の駅禅の里が上志比ICの近くに開設されたため計画は中止となり、永平寺町や福井県、国土交通省の資料やパンフレットからも削除されている。
永平寺大野道路の要目
編集- 起点:福井県大野市中津川
- 終点:福井県福井市玄正島町
- 全長:26.4 km(全区間供用済)
- 幅員:22.0 m
- 車線数:4車線(全区間暫定2車線)
- 規格
- 大野IC - 永平寺参道IC・松岡IC - 福井北JCT/IC:第1種第3級
- 永平寺参道IC - 松岡IC:第3種第3級
- 設計速度:80 km/h
- 制限速度70 km/hにて供用している。
- 事業費:約1,290億円
永平寺大野道路の沿革
編集- 1985年(昭和60年)度:福井県が、越坂トンネル関連区間(現・永平寺参道IC - 松岡IC間)の事業に着手する。
- 1989年(平成元年)8月8日:都市計画決定され、大野IC - 永平寺参道IC間の基本計画が決定する。
- 1990年(平成2年)
- 年度:国が大野IC - 上志比IC間を、福井県が上志比IC - 永平寺参道IC間をそれぞれ事業化する。
- 11月1日:大野IC - 永平寺参道IC間の整備計画決定、永平寺参道IC - 福井北JCT/IC間の基本計画決定。
- 1992年(平成4年)
- 年度:用地買収に着手する。
- 8月21日:永平寺参道IC - 福井北JCT/IC間が都市計画決定される。
- 1993年(平成5年)
- 2001年(平成13年)12月:保田トンネル・吉峰トンネルが貫通する。
- 2007年(平成19年)3月17日:永平寺IC - 永平寺参道IC間の供用を開始する[注釈 5]。
- 2008年(平成20年)3月30日:維持管理業務を福井県から国へ移管[78]。
- 2009年(平成21年)3月28日:勝山IC - 上志比IC間の供用を開始する。
- 2011年(平成23年)8月1日:松岡IC - 福井北JCT/IC間着工。
- 2013年(平成25年)3月24日:大野IC - 勝山IC間(7.8 km)の供用を開始[14]。
- 2015年(平成27年)3月1日
- 2017年(平成29年)7月8日:上志比IC - 永平寺IC間(5.3 km)の供用を開始[18][75][79]。これにより、全線開通[18][75][79]。
永平寺大野道路の主な構造物
編集- 越坂トンネル(松岡IC - 永平寺参道IC):1,150 m
- 浅見トンネル(永平寺IC - 上志比IC):936 m
- 吉峰トンネル(上志比IC - 勝山IC):1,537 m
- 保田トンネル(上志比IC - 勝山IC):269 m
- 杉俣トンネル(勝山IC - 大野IC):290 m
- 大袋トンネル(勝山IC - 大野IC):1,155 m
- 小矢戸トンネル(勝山IC - 大野IC):1,428 m
地理
編集通過する自治体
編集接続する高速道路
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 当道と国道158号とは起点・終点が逆になる。
- ^ 越美通洞および越美通洞手前の大藤路橋は当初、第3種第2級で設計速度は60 km/hであったが、のちに第1種第4級に変更し設計速度も80 km/hに引き上げられた。その他の区間は第1種第3級である。
- ^ 起工式は閉校した大野市蕨生小学校の体育館で開催され、式典には西川一誠や山崎正昭ら関係者約130人が駆け付けた。西川は「日本にも県にも重要な道路」と述べ、山崎議員も式典の1月前に開通した福井県の西側の玄関口である舞鶴若狭道になぞらえ「福井の東の玄関口として大きな成果を期待」と挨拶し、関係者からも交流促進や地方振興効果、災害時の“命の道”としての機能に期待の声が上がった。
- ^ 中部縦貫道の未事業化区間として残っていた荒島IC - 大野ICと油坂峠 - 九頭竜ICとで、後者が先に事業化された点について国土交通省福井河川国道事務所は「地形上の制約から道路を通せる場所が限られたため、ルートの決定が迅速だった」としている。国交省の新規事業採択時評価資料によれば、ルートの選定においてはバイパス新設案(第1種第4級、標準道路幅員13.0 m、車線道路幅員3.25 m、設計速度60 km/h)と国道158号現道改良案(第3種第3級、標準道路幅員10.75 m、車線道路幅員3.0 m、設計速度50 km/h)との2案が検討され、走行性・定時制・速達性など高速道路としての機能や自然環境への負荷等を総合的に勘案し、バイパスを新設する案が採用された。
- ^ 当時、永平寺ICは、仮称・永平寺東ICのまま暫定供用扱い、また永平寺参道ICは、仮称・永平寺西ICのままで、松岡ICとともにIC名表記の標識は設置されていなかった。
出典
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