駒野 昇(こまの のぼる、1921年(大正10年)4月10日[1] - 2011年(平成23年)1月11日[1])は、日本政治家埼玉県日高市長(初代)。陸軍大尉

駒野 昇
こまの のぼる
生年月日 1921年4月10日
出生地 日本の旗 日本 埼玉県入間郡高麗村
没年月日 (2011-01-11) 2011年1月11日(89歳没)
死没地 埼玉県日高市
出身校 陸軍士官学校
所属政党 無所属(保守系)
称号 正五位
勲四等旭日小綬章

初代 埼玉県日高市長
当選回数 1回
在任期間 1991年10月1日(日高町市制施行による) - 1999年4月25日

第3代 埼玉県入間郡日高町長
当選回数 4回
在任期間 1979年4月23日 - 1991年9月30日(日高町市制施行による)
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経歴

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  • 大正10年(1921年)4月10日、埼玉県入間郡高麗村に生まれる。
  • 昭和15年(1940年)、陸軍士官学校卒業(54期)。陸軍少尉に任官。同年11月、正八位に叙される。昭和16年(1941年)11月、従七位に昇叙。昭和19年(1944年)3月、正七位。昭和20年(1945年)、陸軍第11方面軍直轄独立速射砲第21大隊・陸軍大尉の任にあり、宮城県仙台市にて終戦を迎える。終戦により除隊。帰郷し家業の農業に従事した。
  • 昭和34年(1959年)、日高町議会議員に初当選(1期目)。昭和44年(1969年)、日高町農業委員会委員(昭和54年(1979年)まで)。昭和50年(1975年)、再び日高町議会議員に当選(2期目)。昭和52年(1977年)、日高町議会副議長(昭和54年(1979年)まで)。昭和54年(1979年)、日高町長に初当選。昭和58年(1983年)、再選。昭和62年(1987年)、3選。平成3年(1991年)、4選。同年10月1日、日高町市制施行により初代日高市長に就任。平成7年(1995年)、日高市長に再選。平成11年(1999年)、高齢のため引退。
  • 引退後、平成12年(2000年)4月、勲四等旭日小綬章受章。平成19年(2007年)3月、日高市初の名誉市民となる。平成23年(2011年)1月11日、老衰のため死去(89歳没)。贈正五位

栄典

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  • 昭和15年(1940年)11月 正八位
  • 昭和16年(1941年)11月 従七位
  • 昭和19年(1944年)3月 正七位
  • 昭和53年(1978年)2月 日高町表彰(自治功労)
  • 平成4年(1992年)11月 埼玉県知事表彰(地方自治功労)
  • 平成12年(2000年)4月 勲四等旭日小綬章
  • 平成19年(2007年)3月 日高市名誉市民
  • 平成23年(2011年)1月 正五位

人物

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旧日本陸軍将校から自治体首長に転じた異色の人物。ベッドタウン化が進展していた日高町の市制施行を実現し、近隣市町と足並みを揃えつつ都市基盤の充実に取り組んだほか、巾着田等市内の観光・ハイキングコースの整備を行った。

脚注

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  1. ^ a b 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、111頁。